普段コミックは読まなくなりましたが、本書は内容があまりに変わっていたのと歴史の本にあまり登場しないようなエピソードが詰まっていることもあり、満足して読み終えました。
巻末に主な参考文献が紹介してありますが、黒鉄 ヒロシさんは本当によく調べて書いています。歴史嫌いの人も本書なら何の抵抗もないでしょうから。サッさと読めますが、内容は実に深く、新説、珍説などがふんだんに盛り込まれており、通説とは違った戦国の世の武将の姿を知ることができます。
信長の傍若無人ぶりは多くの歴史書に書かれていますが、その残虐非道さがクロガネ歴画では絵をともなって提示されるわけでよりインパクトの強い本となっています。信長の野望は光秀によって葬られましたが、それまでの行いもまた本書で詳しく描かれていました。知っているようで知らない戦国の世のエピソードを知るには好都合の1冊でしょう。
「信長と狩野永徳」の章は美術史好きの当方には実に面白く読ませてもらいました。しっかりとした調査が本書の魅力の裏付けでしょう。
「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」まさしく信長が駆け抜けた生涯が見事にクロガネ歴画として描かれていました。
本書の項目をご参考までに記します。
義元の首、信長と茶道具、信長と利休、蘭奢待、信長とルイス・フロル、信長と狩野永徳、信長と荒木村重、薄濃、お市の心、信長と宗教、信長と光秀、本能寺の変、信長と三人の息子
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
信長遊び コミック – 2009/1/1
黒鉄 ヒロシ
(著)
- 本の長さ282ページ
- 言語日本語
- 出版社リイド社
- 発売日2009/1/1
- ISBN-104845838001
- ISBN-13978-4845838004
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : リイド社 (2009/1/1)
- 発売日 : 2009/1/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 282ページ
- ISBN-10 : 4845838001
- ISBN-13 : 978-4845838004
- Amazon 売れ筋ランキング: - 370,476位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.1つ
5つのうち3.1つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
3グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年2月20日に日本でレビュー済み
2009年1月28日に日本でレビュー済み
隔週刊マンガ(?)戦国武将列伝に連載の「黒鉄流 戦国武将列伝」の信長の回全13話を一冊にまとめたもの。
黒鉄さんの過去のまんがでは、単行本化にあたり加筆されるパターンは多いですが今回もその例に漏れる事無くちょこちょこと・・・。
ハードカバーです。また、帯が洒落効いててイイです。
信長関連のあまり知られていないエピソードの盛り込みや、定説の信憑性に一石を投じたり、読んでいてなかなかスリリング。
戦国に詳しい人にはより深い話に触れる事ができ、また初めての人にも面白エピソードと真の信長の人物像に触れられて、リアルな信長にきっと興味が持てると思います。
ちょいちょい挟み込まれる駄洒落、奇想天外な描写がシュールでもあります。
黒鉄さんの歴史モノは、顔を肖像画ベースで描いてくれるので、ギャク満載なんだけどリアル感があって凄く好きです。
信長だけじゃなく、「黒鉄流 戦国武将列伝」の単行本化も是非やって欲しいです。
黒鉄さんの過去のまんがでは、単行本化にあたり加筆されるパターンは多いですが今回もその例に漏れる事無くちょこちょこと・・・。
ハードカバーです。また、帯が洒落効いててイイです。
信長関連のあまり知られていないエピソードの盛り込みや、定説の信憑性に一石を投じたり、読んでいてなかなかスリリング。
戦国に詳しい人にはより深い話に触れる事ができ、また初めての人にも面白エピソードと真の信長の人物像に触れられて、リアルな信長にきっと興味が持てると思います。
ちょいちょい挟み込まれる駄洒落、奇想天外な描写がシュールでもあります。
黒鉄さんの歴史モノは、顔を肖像画ベースで描いてくれるので、ギャク満載なんだけどリアル感があって凄く好きです。
信長だけじゃなく、「黒鉄流 戦国武将列伝」の単行本化も是非やって欲しいです。