まったく知らないマンガ家でしたが、アマゾンの「おすすめ窓」に出現したので、何となく
電子版を購入。
海外コミックのような左開きの本で、レディスコミックでもなく少女漫画でもなく、コマ割や、
吹き出しの感じ、おしゃれな雰囲気、装丁はフランスのマンガそのものといった感じです。
女の不幸を時系列で淡々と描き、夢と現実が入れ子になった幻想的な作品「SADGiRL」、
亡くなった父親の日記が偶然見つかり、残された子供達がおそるおそる開く日記の中の
お話「崖の上の別荘」は輸入物の海外コミックのような雰囲気で、他のお話も面白かった。
やさしい雰囲気のイラストで気づいたのですが作者の高浜寬って女の人だったんですね。
(男性だと思っていました。)
バタ臭い雰囲気なのは、海外で発表された作品だからというだけではないみたいです。
余談ながら、本書は右開き作品と左開き作品が両側から始まる面倒くさい装丁となっており
電子版(Kindleアプリ)では、ものすごく読みにくかった。 このような左右開き混在型の本の
電子化対応は遅れているというしかなく、冊子媒体での購入をお勧めします。
あとで冊子媒体を再購入させるレベルの秀作です。
(今日、近所のちいさい本屋に行ったら平台に積み上げてあったので、自分が知らないだけで
有名な方だったんですね。有名大手商業誌に掲載されるだけがマンガではないと思い知らされ
る一冊。アマゾンのおすすめ機能恐るべし。)
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SADGiRL (torch comics) コミック – 2016/1/29
高浜寛
(著)
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生きていこう、まるで挫折したことがないかのようにーー
主婦・村上詩織は睡眠薬の過剰摂取により救急搬送され、
翌日、失踪。二度と戻ることはなかった……
時に滑稽なほど墮ちて、墮ちて、墮ち切った先に
意外すぎる結末が……
人生の奈落でそっと輝く珠玉の中短編集。
真っ当な社会生活から脱落した女の果てしない転落を透徹した眼差しで描く表題作の他、
若くして他界した“仲間"に捧げる『ロング・グッド・バイ』、
揺れる家族のひと時を切り取った『My Mellow Christmas』、など、初邦訳2作を含む傑作5編を収録。
収録作:「SAD GiRL」「崖の上の別荘」「My Mellow Christmas」「ロング・グッド・バイ」「山の方」
主婦・村上詩織は睡眠薬の過剰摂取により救急搬送され、
翌日、失踪。二度と戻ることはなかった……
時に滑稽なほど墮ちて、墮ちて、墮ち切った先に
意外すぎる結末が……
人生の奈落でそっと輝く珠玉の中短編集。
真っ当な社会生活から脱落した女の果てしない転落を透徹した眼差しで描く表題作の他、
若くして他界した“仲間"に捧げる『ロング・グッド・バイ』、
揺れる家族のひと時を切り取った『My Mellow Christmas』、など、初邦訳2作を含む傑作5編を収録。
収録作:「SAD GiRL」「崖の上の別荘」「My Mellow Christmas」「ロング・グッド・バイ」「山の方」
- 本の長さ147ページ
- 言語日本語
- 出版社リイド社
- 発売日2016/1/29
- 寸法14.8 x 1.5 x 21 cm
- ISBN-104845844222
- ISBN-13978-4845844227
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上位レビュー、対象国: 日本
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2016年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
分かりやすい漫画ではないが、馴染んでくれば、心がほどけるし、笑える作品もある作品集です。お勧め。
2016年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地獄から地獄への連鎖。
沼から抜き出すことのかなわない足。
わずかな光明の先にまた待ち受ける絶望。
よくもまぁここまで描き切ってくれたものだ、と思います。
アウトロとの接続が自分の中でうまく消化できてないのが
ちょっともやっとしますけど、それもまたよし。
短編三作のうち二作はトーチで読まさせていただいてましたけど、
なんというか、読後感がうまくおさまんなくて。
「何かを外されている」感覚はあるのだけど、その何か、がわからない。
たぶん、読み込んだ先にまたきっと何かが見つかるんだろうな、って思ってます。
沼から抜き出すことのかなわない足。
わずかな光明の先にまた待ち受ける絶望。
よくもまぁここまで描き切ってくれたものだ、と思います。
アウトロとの接続が自分の中でうまく消化できてないのが
ちょっともやっとしますけど、それもまたよし。
短編三作のうち二作はトーチで読まさせていただいてましたけど、
なんというか、読後感がうまくおさまんなくて。
「何かを外されている」感覚はあるのだけど、その何か、がわからない。
たぶん、読み込んだ先にまたきっと何かが見つかるんだろうな、って思ってます。
2018年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここにいるのはかつてのわたしとわたしの家族、友達だ。そのように思いました。暗い展開、救いのない話の連続。けれど、その中にあるうまく説明できない、何かとても美しいものに心を揺さぶられました。名作です。
2019年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
SAD GiRL は悪夢の中をただよっているような、絶望の海にゆっくりと沈んでいくような。
それぞれのエピソードが積み重なって深い穴に落ちていきますが
ひとつひとつのエピソードは私たちの日常の中にありふれていそうで、そこが怖いと思いました。
ページ逆向き進行はそれほど読みにくくはありませんでした。
それぞれのエピソードが積み重なって深い穴に落ちていきますが
ひとつひとつのエピソードは私たちの日常の中にありふれていそうで、そこが怖いと思いました。
ページ逆向き進行はそれほど読みにくくはありませんでした。
2016年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の立場だと辛く不遇なお話だけど、あまりグサッとはこなかった。
2016年2月16日に日本でレビュー済み
[SAD GiRL]
地獄めぐりであると同時に、自らを浄化させていく過程でもある旅を描く。
萩尾望都の[A-A']ではクローン人間である主人公のオリジナルにオリジナルの証である傷がついているが、この作品では旅の途中で一時的に留まる場所で出会う女性たちの顔にしるしがついている。
ダッシュ記号のように。
つまり、彼女たちはみな主人公の分身で、それぞれのエピソードは主人公の内面的な葛藤を示唆する。
彼女の終わらない旅が悪夢的なのは、彼女自身が自分の暗い部分からいつまでも逃れられないからだ。
[蝶のみちゆき]と同じく、この作品では蝶に主人公の心が仮託される。
[みちゆき]の蝶が速水御舟の[炎舞]であるのに対し、この作品では莊子の胡蝶夢のモチーフが援用されている。
自分が蝶になった夢を見ているのか、蝶が人間である自分の夢を見ているのか。
冒頭から81ページまでは、循環した悪夢になっている。
81ページを読み終えたところから読み直しても話はつながるし、左上に日付が記されたどのページから読んでも同じだ。
82ページのコマのひとつに描かれる小さな死を起点に、そこから別の物語が進行する。
だが、果たしてそれが現実なのか、夢の続きでしかないのかは判然としない。
しかし、最後の主人公のセリフは、彼女と同じように地獄巡りの生を生きているわたしたちを勇気づける。
自分もそう生きていきたいと思わせる。
これは、絶望的な状況から立ち直るために自分の悪夢を直視してこの作品を描いた高浜寛が、ある瞬間に手にした啓示なのだろう。
[崖の上の別荘]
自分の人生にぽんと投げ出された謎を解いていき、最後に幸福が訪れるという点で、トゥー・エスプレッソと似た構造の物語になっている。
崖の上にある半壊した別荘を何かの写真で見たといったことから作品が発想されたのだろう。
(もうひとつのモチーフはたぶん[ロッタちゃん]シリーズ。)
高浜寛の描く人物の顔は、白人がちゃんと白人の骨格をしていることにいつも感心する。
[My Mellow Christmas]
時間の経過とともに、いつまでも続くと信じていた家族関係は解体していく。
その過程で、何でも知っていると思い込んでいた家族の未知の一面に気づくこともあるし、解体に見えることが実際には新しい認識に基づいた新しい関係の形成であることに気づくこともある。
短髪で鼻の下に髭を蓄えたタートルネックの中年男は高浜作品のあちこちに出てくる。
手塚治虫のロック等に近いキャラクターなのかもしれない。
[ロング・グッド・バイ]
[SAD GiRL]は高浜寛が自分で経験した地獄巡りを微分し、作品として昇華させようとした試みなのだとすれば、この作品は積分だ。
併せて読むべきだろう。
自分と同じように苦しみと戦う他人の姿と、彼がいなくなってしまった喪失感をざっくりと、しかし丁寧に抽象化して描いている。
わたしたちはポケットからこぼれ落ちた小銭を必死に探す。
主人公だけの振る舞いではない。
本来は小銭で何をするのかが重要だが、わたしたちは小銭を探すことに執着してしまう愚かさから逃れられない。
いつかそうでない精神の場にたどりつくことができるのだろうか。
この作品は、悲しみの先にあるかもしれない、ぽっかりと明るい希望のような何かを描いている。
作中の歌手は実に有名な人物。
主人公のモデルが彼女に憧れていたという最終ページの高浜寛の言葉が刺さる。
[山の方]
馬鹿馬鹿しくてエロで実によろしい。
沢村愛子を主人公とした連作があってもいいかも知れない。
地獄めぐりであると同時に、自らを浄化させていく過程でもある旅を描く。
萩尾望都の[A-A']ではクローン人間である主人公のオリジナルにオリジナルの証である傷がついているが、この作品では旅の途中で一時的に留まる場所で出会う女性たちの顔にしるしがついている。
ダッシュ記号のように。
つまり、彼女たちはみな主人公の分身で、それぞれのエピソードは主人公の内面的な葛藤を示唆する。
彼女の終わらない旅が悪夢的なのは、彼女自身が自分の暗い部分からいつまでも逃れられないからだ。
[蝶のみちゆき]と同じく、この作品では蝶に主人公の心が仮託される。
[みちゆき]の蝶が速水御舟の[炎舞]であるのに対し、この作品では莊子の胡蝶夢のモチーフが援用されている。
自分が蝶になった夢を見ているのか、蝶が人間である自分の夢を見ているのか。
冒頭から81ページまでは、循環した悪夢になっている。
81ページを読み終えたところから読み直しても話はつながるし、左上に日付が記されたどのページから読んでも同じだ。
82ページのコマのひとつに描かれる小さな死を起点に、そこから別の物語が進行する。
だが、果たしてそれが現実なのか、夢の続きでしかないのかは判然としない。
しかし、最後の主人公のセリフは、彼女と同じように地獄巡りの生を生きているわたしたちを勇気づける。
自分もそう生きていきたいと思わせる。
これは、絶望的な状況から立ち直るために自分の悪夢を直視してこの作品を描いた高浜寛が、ある瞬間に手にした啓示なのだろう。
[崖の上の別荘]
自分の人生にぽんと投げ出された謎を解いていき、最後に幸福が訪れるという点で、トゥー・エスプレッソと似た構造の物語になっている。
崖の上にある半壊した別荘を何かの写真で見たといったことから作品が発想されたのだろう。
(もうひとつのモチーフはたぶん[ロッタちゃん]シリーズ。)
高浜寛の描く人物の顔は、白人がちゃんと白人の骨格をしていることにいつも感心する。
[My Mellow Christmas]
時間の経過とともに、いつまでも続くと信じていた家族関係は解体していく。
その過程で、何でも知っていると思い込んでいた家族の未知の一面に気づくこともあるし、解体に見えることが実際には新しい認識に基づいた新しい関係の形成であることに気づくこともある。
短髪で鼻の下に髭を蓄えたタートルネックの中年男は高浜作品のあちこちに出てくる。
手塚治虫のロック等に近いキャラクターなのかもしれない。
[ロング・グッド・バイ]
[SAD GiRL]は高浜寛が自分で経験した地獄巡りを微分し、作品として昇華させようとした試みなのだとすれば、この作品は積分だ。
併せて読むべきだろう。
自分と同じように苦しみと戦う他人の姿と、彼がいなくなってしまった喪失感をざっくりと、しかし丁寧に抽象化して描いている。
わたしたちはポケットからこぼれ落ちた小銭を必死に探す。
主人公だけの振る舞いではない。
本来は小銭で何をするのかが重要だが、わたしたちは小銭を探すことに執着してしまう愚かさから逃れられない。
いつかそうでない精神の場にたどりつくことができるのだろうか。
この作品は、悲しみの先にあるかもしれない、ぽっかりと明るい希望のような何かを描いている。
作中の歌手は実に有名な人物。
主人公のモデルが彼女に憧れていたという最終ページの高浜寛の言葉が刺さる。
[山の方]
馬鹿馬鹿しくてエロで実によろしい。
沢村愛子を主人公とした連作があってもいいかも知れない。
2016年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全ての依存症の方たちにと描かれた漫画のようですが、知らずに読みました。
私には依存症がないので何故?という心情もありましたが、そうゆうことか、と少しは理解できたと思います。
私には依存症がないので何故?という心情もありましたが、そうゆうことか、と少しは理解できたと思います。