この本は滝本さんが様々な媒体に書いた映画批評をまとめたもの。
内容もユニーク。スパイクリー、ジムトンプソン、チャールズロートン、スコセッシ等。
文体がこれまたおもろい。批評自体は、私が映画を観ていて気がつかなかったところなどやはり面白く書いている。
これを読んで観たい映画が増えた。韓国映画オールドボーイなど。そう我々に意識を喚起させるほど優れた本です。
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渋く、薄汚れ。: ノワール・ジャンルの快楽 単行本 – 2006/5/1
滝本 誠
(著)
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社フィルムアート社
- 発売日2006/5/1
- ISBN-104845906880
- ISBN-13978-4845906888
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登録情報
- 出版社 : フィルムアート社 (2006/5/1)
- 発売日 : 2006/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 286ページ
- ISBN-10 : 4845906880
- ISBN-13 : 978-4845906888
- Amazon 売れ筋ランキング: - 926,979位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年6月28日に日本でレビュー済み
2013年7月15日に日本でレビュー済み
限定されたページ数の中で沢山の映画を取り上げると中身が薄くなるという道理。
そしてその結果表題だおれになってしまう。例えば二例ほど。
・「死の国(ファントム・エンパイア)にて」−「マルホランド・ドライブ」
「マルホランド・ドライブ」と「死の国(ファントム・エンパイア)」がどう関係するのかが全く理解できない。解説の中には死の国という一言さえない。言っていることの中心は癒しとノスタルジーらしいのだが。
・「ネオ・ノアールアートの凱歌」−「バーバー」
もう少し、独善的にでも解釈を深めてほしかった。つまらない人生を生きるつまらない男のつまらない話なのではないだろうか。そしてそれは、彼だけではなく、彼女も私も、そしてこれを見ているあなたの人生だって、同じなんだよ、ということなのではないのだろうか?いてもいなくてもどちらでもよかった人、それが“The Man Who Wasn't There”の伝えたかったことであり、途中まで触りかけた実存の問題である。それなのに、なぜ一言で逃げてしまったのか理解できない。
表題に取り上げた映画があまり深く語られず、それ以外の映画がむしろ表題に関係しているような説明が多く、頭を抱えてしまう。そしてそれが意図したものだとすればちょっと悪質である(笑)。また、編集者が気付いてしかるべき程度の明らかな勘違いもある。
フィルム・ノワールに分類される沢山の映画を知るには良い一冊。でも深く知りたい人には不向きだと思う。
そしてその結果表題だおれになってしまう。例えば二例ほど。
・「死の国(ファントム・エンパイア)にて」−「マルホランド・ドライブ」
「マルホランド・ドライブ」と「死の国(ファントム・エンパイア)」がどう関係するのかが全く理解できない。解説の中には死の国という一言さえない。言っていることの中心は癒しとノスタルジーらしいのだが。
・「ネオ・ノアールアートの凱歌」−「バーバー」
もう少し、独善的にでも解釈を深めてほしかった。つまらない人生を生きるつまらない男のつまらない話なのではないだろうか。そしてそれは、彼だけではなく、彼女も私も、そしてこれを見ているあなたの人生だって、同じなんだよ、ということなのではないのだろうか?いてもいなくてもどちらでもよかった人、それが“The Man Who Wasn't There”の伝えたかったことであり、途中まで触りかけた実存の問題である。それなのに、なぜ一言で逃げてしまったのか理解できない。
表題に取り上げた映画があまり深く語られず、それ以外の映画がむしろ表題に関係しているような説明が多く、頭を抱えてしまう。そしてそれが意図したものだとすればちょっと悪質である(笑)。また、編集者が気付いてしかるべき程度の明らかな勘違いもある。
フィルム・ノワールに分類される沢山の映画を知るには良い一冊。でも深く知りたい人には不向きだと思う。