届いてすぐに順番にページを繰って読むうちに、次第にイライラして来た。
これは本というより安い週刊誌のような、グラビア雑誌みたいな、とにかく読みづらいことこの上ない編集。
たとえば、「BasicWork」という章には「そもそも落語とは?」「表現・仕種のいろは」「しゃべりの芸」「落語を聴く・見る」「話題の落語会事情」という項目がある。
でも別に章立てなんて気にしてないから順番に読んで行くんだけど、途中で文章の調子が変わってくる。あれ?と思っていると最後に署名がある。さっきの項目の人とは違う。
そう。よくよく確かめるとこの章は、岸川明広、春風亭一之輔(これは写真があるからわかるけど)、石井徹也、金丸裕子という人々が書いているのだ。何で冒頭に著者名を掲げない。それだけで心の準備が出来るのに。これじゃ、まるで安い写真週刊誌の署名記事じゃん。
たとえば、雲田はるこのインタビューがある。P22~35が前半。後半がいきなり、何の断りもなくP136~ 146に挿入されている。何なの?この分断は。何か意味あるの?
というイライラが募って、落ち着いて文章を読んでいられない。
後半には現在活躍中のさまざまな落語家についての解説もあるようだが、そこまで辿り着かないうちに腹を立ててしまった。
多分、それぞれの文章の内容はとてもいいものだと思う。思うけれど、とてもそうは思えないこの編集。あまりと言えばあんまりです。
追記
ふと気がつくと「Vine先取りプログラムメンバー」という方々のレビューが増えている。レビューを書かれた方に恨みはないけど、誰かがどこかで何かを操作している気がして気に入らない。
次巻が発行されるみたいだし、その宣伝?
その姿勢も含めて、更に星一つマイナスします。
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落語の入り口ーー想像と創造のコミュニケーション (Next Creator Book) 単行本(ソフトカバー) – 2017/6/26
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雲田はるこ(『昭和元禄落語心中』著者)[インタビュー・カバーイラスト]
春風亭一之輔[表現・仕草のいろは]
広瀬和生(落語評論家)[先端の落語家スタイル10]
ポップカルチャー、認知科学、AI、社会学まで、
多角的視点から落語を紐解く!
「どこが面白いの」「?刺激的なの」 br> 漫画家、作家、映画監督、ミュージシャン、認知科学者たちの心をとらえる!
魅力的な落語の世界を、一から解きほぐす。
基本や疑問、噺のはなし。制作の裏側や、「落語ブーム」の解明まで。
2005 年以降ずっと続く"落語ブーム"。長寿番組「笑点」は視聴率ランキングの常連で、「赤めだか」「タイガー&ドラゴン」「どうらく息子」といった落語を題材とした作品が数多く制作され、寄席には若い女性ファン「らくこ」が連日押し寄せる。
本書では、江戸時代からの伝統・大衆芸能である落語について、一から知り、実際に足を運んで楽しむための入門書。何が面白い要素なのか、今聴いておくべき落語家は誰なのか、知っておくと“ 通"な専門用語などを、現役の落語家や漫画家、作家、認知科学者、社会学者などが多角的に紹介、分析する。
【インタビュー】
雲田はるこ(漫画家『昭和元禄落語心中』)
春風亭一之輔(落語家)
【執筆陣】
東京かわら版(寄席演芸専門情報誌)
壱岐紀仁(映画「ねぼけ」監督)
田丸雅智(ショートショート作家)
石井徹也(放送作家)
九龍ジョー(ライター・編集者)
太田省一(社会学者)
野村亮太(認知科学者)
伊藤毅志(認知科学者)
渡邉寧久(演芸コラムニスト)
広瀬和生(落語評論家・「BURRN!」編集長)…etc
春風亭一之輔[表現・仕草のいろは]
広瀬和生(落語評論家)[先端の落語家スタイル10]
ポップカルチャー、認知科学、AI、社会学まで、
多角的視点から落語を紐解く!
「どこが面白いの」「?刺激的なの」 br> 漫画家、作家、映画監督、ミュージシャン、認知科学者たちの心をとらえる!
魅力的な落語の世界を、一から解きほぐす。
基本や疑問、噺のはなし。制作の裏側や、「落語ブーム」の解明まで。
2005 年以降ずっと続く"落語ブーム"。長寿番組「笑点」は視聴率ランキングの常連で、「赤めだか」「タイガー&ドラゴン」「どうらく息子」といった落語を題材とした作品が数多く制作され、寄席には若い女性ファン「らくこ」が連日押し寄せる。
本書では、江戸時代からの伝統・大衆芸能である落語について、一から知り、実際に足を運んで楽しむための入門書。何が面白い要素なのか、今聴いておくべき落語家は誰なのか、知っておくと“ 通"な専門用語などを、現役の落語家や漫画家、作家、認知科学者、社会学者などが多角的に紹介、分析する。
【インタビュー】
雲田はるこ(漫画家『昭和元禄落語心中』)
春風亭一之輔(落語家)
【執筆陣】
東京かわら版(寄席演芸専門情報誌)
壱岐紀仁(映画「ねぼけ」監督)
田丸雅智(ショートショート作家)
石井徹也(放送作家)
九龍ジョー(ライター・編集者)
太田省一(社会学者)
野村亮太(認知科学者)
伊藤毅志(認知科学者)
渡邉寧久(演芸コラムニスト)
広瀬和生(落語評論家・「BURRN!」編集長)…etc
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社フィルムアート社
- 発売日2017/6/26
- 寸法13 x 1.6 x 18.9 cm
- ISBN-104845916428
- ISBN-13978-4845916429
商品の説明
出版社からのコメント
表紙は大ヒット漫画『昭和元禄落語心中』の雲田はるこ先生による描き下ろしです!
インタビューでは、制作秘話や、ご自身と落語との深いつながりについて語って頂いております。
また、人気落語家の春風亭一之輔さんには、[表現・仕草のいろは]と題し、落語における所作を写真で解説して頂きました。
インタビューでは、制作秘話や、ご自身と落語との深いつながりについて語って頂いております。
また、人気落語家の春風亭一之輔さんには、[表現・仕草のいろは]と題し、落語における所作を写真で解説して頂きました。
著者について
雲田はるこ(くもた・はるこ)
漫画家。2008年、短編『窓辺の君』でデビュー。2010年より初の長期連載『昭和元禄落語心中』を「ITAN」(講談社)にて執筆開始。2014年第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞・一般部門を受賞。2017年手塚治虫文化賞の新生賞を受賞。同作完結後は三浦しをん原作の『舟を編む』をコミカライズ連載中。そのほかBL作品を多数発表。
春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)
噺家。2001年春風亭一朝に入門。2004年11月二ツ目に昇進、2012年3月、21人抜きで真打昇進。得意ネタは『初天神』『鈴ヶ森』『青菜』など。国立演芸場花形演芸大賞など受賞多数。著書・共著に『一之輔、高座に粗忽の釘を打つ』『春風亭一之輔落語のたくり帖』『春風亭一之輔のおもしろ落語入門』(絵・山口晃)『春風亭一之輔のいちのいちのいち』(写真・キッチンミノル)など。
矢内裕子(やない・ゆうこ)
ライター、編集者。東京生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。古典芸能、日本の伝統文化を中心に執筆・編集を手がける。企画編集した本/蜷川幸雄『蜷川幸雄の稽古場から』、柳家喬太郎『落語こてんコテン』、三浦しをん『あやつられ文楽鑑賞』、萩尾望都『夢見るビーズ物語』など多数。
石井徹也(いしい・てつや)
放送作家。1956年東京生まれ。麻布学園高校在学中の17歳から落語を聞き始める。早稲田大学落語研究会中退。81年から放送作家となり、『笑っていいとも』『知ってるつもり!?』などの構成に関わる。編著書に『十代目金原亭馬生 噺と酒と江戸の粋』『楽屋』『五代目小さん芸語録』など。
田丸雅智(たまる・まさとも)
ショートショート作家。1987年愛媛県生まれ。東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒業。2011年、光文社文庫『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。著書代表作『海色の壜』など多数。
壱岐紀仁(いき・のりひと)
映画監督、写真家。1980年宮崎県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業、多摩美術大学修士課程修了。東北新社のCMディレクターを経て、写真家として神話伝承を現代に再構築した幻想世界を多数発表。映画では、初の監督作となる映画『ねぼけ』はモントリオール世界映画祭に正式出品された。現在、長編第2作を企画中。
九龍ジョー(くーろん・じょー)
ライター・編集者。1976年東京生まれ。ポップカルチャーから伝統芸能まで幅広く執筆。文芸誌『文學界』で「若き藝能者たち」連載。著書に『メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方』など。編集を手がけた書籍も多数。
太田省一(おおた・しょういち)
社会学者、著述家。1960年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士過程単位取得満期退学。テレビと戦後日本、お笑い、アイドル、ネット動画など、メディアと社会・文化の関係をテーマに執筆活動を続ける。著書に『中居正広という生き方』『芸人最強社会ニッポン』『ジャニーズの正体 エンターテインメントの戦後史』など。
野村亮太(のむら・りょうた)
認知科学者。東京大学大学院教育学研究科・特任助教。1981年鹿児島県生まれ。九州大学教育学部卒業後、同大学院人間環境学府修士課程に進学。同博士後期課程を学位取得。専門は、落語の間、コミュニケーションとユーモア生成、個人の認識論。International Society for Humor Studies Graduate Student Award 2007受賞。監訳にロッド・A・マーティン著『ユーモア心理学ハンドブック』など。
伊藤毅志(いとうたけし)
電気通信大学情報理工学研究科助教。工学博士。1964年愛知県生まれ。北海道大学文学部行動科学科卒業、名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士課程修了。専門は認知科学、ゲーム情報学。共著に『認知心理学4 思考』『先を読む頭脳』など。コンピュータ囲碁フォーラム副会長。
広瀬和生(ひろせ・かずお)
落語評論家。1960年生まれ。レコード会社勤務を経て、1993年よりヘヴィ・メタル月刊音楽誌「BURRN!」編集長。著書に『この落語家を聴け!』『なぜ「小三治」は面白いのか?』『落語家という生き方』『談志は「これ」を聴け!』『噺家のはなし』『僕らの落語』など。
渡邉寧久(わたなべねいきゅう)
演芸コラムニスト、演芸評論家。1962年生まれ。夕刊紙文化部記者・次長、雑誌記者などを経て現職。東京新聞に「笑う神拾う神」、演芸情報誌「東京かわら版」に「演芸ノ時間」などを連載。監修著書に『落語入門』(成美堂)など。文化庁芸術選奨の選考委員、文化庁芸術祭の審査委員などを歴任。
金丸裕子(かなまるゆうこ)
ライター・編集者。得意分野は、落語・浪曲、作家もの、酒、街歩き。構成や編集を手がけた本に『黒田泰蔵 白磁へ』『お茶をどうぞ 対談 向田邦子と16人』『銅版画家 南桂子 メルヘンの小さな王国へ』『カコちゃんが語る植田正治の写真と生活』『作家の珈琲』などがある。
佐藤友美(さとうともみ)
演芸専門情報誌「東京かわら版」編集人。幼少の頃より古典芸能に親しむ。大学卒業後、演芸好きが高じて愛読していた「東京かわら版」編集部に入社、2004年より現職。新聞・雑誌・WEBでの執筆や、落語会の補助や審査も行う。国立演芸場専門委員。
岸川明広(きしかわあきひろ)
演芸専門雑誌「東京かわら版」編集部員。1977年生まれ。大学卒業後、「東京かわら版」編集部に入社。執筆、落語会企画・相談はじめ、落語に関連する多方面に従事している。
漫画家。2008年、短編『窓辺の君』でデビュー。2010年より初の長期連載『昭和元禄落語心中』を「ITAN」(講談社)にて執筆開始。2014年第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞・一般部門を受賞。2017年手塚治虫文化賞の新生賞を受賞。同作完結後は三浦しをん原作の『舟を編む』をコミカライズ連載中。そのほかBL作品を多数発表。
春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)
噺家。2001年春風亭一朝に入門。2004年11月二ツ目に昇進、2012年3月、21人抜きで真打昇進。得意ネタは『初天神』『鈴ヶ森』『青菜』など。国立演芸場花形演芸大賞など受賞多数。著書・共著に『一之輔、高座に粗忽の釘を打つ』『春風亭一之輔落語のたくり帖』『春風亭一之輔のおもしろ落語入門』(絵・山口晃)『春風亭一之輔のいちのいちのいち』(写真・キッチンミノル)など。
矢内裕子(やない・ゆうこ)
ライター、編集者。東京生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。古典芸能、日本の伝統文化を中心に執筆・編集を手がける。企画編集した本/蜷川幸雄『蜷川幸雄の稽古場から』、柳家喬太郎『落語こてんコテン』、三浦しをん『あやつられ文楽鑑賞』、萩尾望都『夢見るビーズ物語』など多数。
石井徹也(いしい・てつや)
放送作家。1956年東京生まれ。麻布学園高校在学中の17歳から落語を聞き始める。早稲田大学落語研究会中退。81年から放送作家となり、『笑っていいとも』『知ってるつもり!?』などの構成に関わる。編著書に『十代目金原亭馬生 噺と酒と江戸の粋』『楽屋』『五代目小さん芸語録』など。
田丸雅智(たまる・まさとも)
ショートショート作家。1987年愛媛県生まれ。東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒業。2011年、光文社文庫『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。著書代表作『海色の壜』など多数。
壱岐紀仁(いき・のりひと)
映画監督、写真家。1980年宮崎県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業、多摩美術大学修士課程修了。東北新社のCMディレクターを経て、写真家として神話伝承を現代に再構築した幻想世界を多数発表。映画では、初の監督作となる映画『ねぼけ』はモントリオール世界映画祭に正式出品された。現在、長編第2作を企画中。
九龍ジョー(くーろん・じょー)
ライター・編集者。1976年東京生まれ。ポップカルチャーから伝統芸能まで幅広く執筆。文芸誌『文學界』で「若き藝能者たち」連載。著書に『メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方』など。編集を手がけた書籍も多数。
太田省一(おおた・しょういち)
社会学者、著述家。1960年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士過程単位取得満期退学。テレビと戦後日本、お笑い、アイドル、ネット動画など、メディアと社会・文化の関係をテーマに執筆活動を続ける。著書に『中居正広という生き方』『芸人最強社会ニッポン』『ジャニーズの正体 エンターテインメントの戦後史』など。
野村亮太(のむら・りょうた)
認知科学者。東京大学大学院教育学研究科・特任助教。1981年鹿児島県生まれ。九州大学教育学部卒業後、同大学院人間環境学府修士課程に進学。同博士後期課程を学位取得。専門は、落語の間、コミュニケーションとユーモア生成、個人の認識論。International Society for Humor Studies Graduate Student Award 2007受賞。監訳にロッド・A・マーティン著『ユーモア心理学ハンドブック』など。
伊藤毅志(いとうたけし)
電気通信大学情報理工学研究科助教。工学博士。1964年愛知県生まれ。北海道大学文学部行動科学科卒業、名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士課程修了。専門は認知科学、ゲーム情報学。共著に『認知心理学4 思考』『先を読む頭脳』など。コンピュータ囲碁フォーラム副会長。
広瀬和生(ひろせ・かずお)
落語評論家。1960年生まれ。レコード会社勤務を経て、1993年よりヘヴィ・メタル月刊音楽誌「BURRN!」編集長。著書に『この落語家を聴け!』『なぜ「小三治」は面白いのか?』『落語家という生き方』『談志は「これ」を聴け!』『噺家のはなし』『僕らの落語』など。
渡邉寧久(わたなべねいきゅう)
演芸コラムニスト、演芸評論家。1962年生まれ。夕刊紙文化部記者・次長、雑誌記者などを経て現職。東京新聞に「笑う神拾う神」、演芸情報誌「東京かわら版」に「演芸ノ時間」などを連載。監修著書に『落語入門』(成美堂)など。文化庁芸術選奨の選考委員、文化庁芸術祭の審査委員などを歴任。
金丸裕子(かなまるゆうこ)
ライター・編集者。得意分野は、落語・浪曲、作家もの、酒、街歩き。構成や編集を手がけた本に『黒田泰蔵 白磁へ』『お茶をどうぞ 対談 向田邦子と16人』『銅版画家 南桂子 メルヘンの小さな王国へ』『カコちゃんが語る植田正治の写真と生活』『作家の珈琲』などがある。
佐藤友美(さとうともみ)
演芸専門情報誌「東京かわら版」編集人。幼少の頃より古典芸能に親しむ。大学卒業後、演芸好きが高じて愛読していた「東京かわら版」編集部に入社、2004年より現職。新聞・雑誌・WEBでの執筆や、落語会の補助や審査も行う。国立演芸場専門委員。
岸川明広(きしかわあきひろ)
演芸専門雑誌「東京かわら版」編集部員。1977年生まれ。大学卒業後、「東京かわら版」編集部に入社。執筆、落語会企画・相談はじめ、落語に関連する多方面に従事している。
登録情報
- 出版社 : フィルムアート社 (2017/6/26)
- 発売日 : 2017/6/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 192ページ
- ISBN-10 : 4845916428
- ISBN-13 : 978-4845916429
- 寸法 : 13 x 1.6 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,276,281位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,175位落語・寄席・演芸 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年8月8日に日本でレビュー済み
落語は寿限無とあと幾つかくらいしか知らないので、教養を積めるかと思い、期待して読んでみました。
まず冒頭で、「落語というものは元ネタを知っていればこそより楽しめる噺が多い」という文があります。
その元ネタとは、現代人なら誰でも知ってる時事ネタとかならばいいですが、落語の場合は「別のお噺」です。
例えば私の場合なら、寿限無を元ネタにした別の噺ならばより楽しめるだろうというわけですね。なので、
落語の噺を数知っていれば知っているだけ、笑いどころも面白さも分かるし、その噺の価値も分かるように
なるという事でしょう。元ネタを知らないで噺を聞くのもまた一興なのでしょうが、落語を本当の意味で
楽しめるようになるには、落語についての、それこそ「教養」が必要なんだなぁと感じました。
私はそれを和歌の本歌取りに似ていると思いました。私は和歌が好きで、元ネタに気付いた和歌などは
思わずニヤリとしてしまう方だし、それを醍醐味と思っているので、落語にハマる人というのはそういう
流れなのかなと想像。この本には噺家がキャラクターを演じる時の「作法」なども含めて、知らなかった事が
いくつかありましたが、そこも含めてつくづく感じたのは、なるほど落語というものは古典に相違ないのだな…
という事です。昔からあるのは知ってましたが、なるほど古典です。為になる内容だと思いましたが、
落語漫画を描いてらっしゃる漫画家さんの対談が始まったり、その漫画のイラストやネームが掲載されていたりと、
全くの初心者には戸惑う構成になってるなぁとも思いました。どちらかというと、もとから落語に興味を
持っている方々が、改めて落語に関する色々な側面から落語への理解を深める為の本という印象を受けました。
まず冒頭で、「落語というものは元ネタを知っていればこそより楽しめる噺が多い」という文があります。
その元ネタとは、現代人なら誰でも知ってる時事ネタとかならばいいですが、落語の場合は「別のお噺」です。
例えば私の場合なら、寿限無を元ネタにした別の噺ならばより楽しめるだろうというわけですね。なので、
落語の噺を数知っていれば知っているだけ、笑いどころも面白さも分かるし、その噺の価値も分かるように
なるという事でしょう。元ネタを知らないで噺を聞くのもまた一興なのでしょうが、落語を本当の意味で
楽しめるようになるには、落語についての、それこそ「教養」が必要なんだなぁと感じました。
私はそれを和歌の本歌取りに似ていると思いました。私は和歌が好きで、元ネタに気付いた和歌などは
思わずニヤリとしてしまう方だし、それを醍醐味と思っているので、落語にハマる人というのはそういう
流れなのかなと想像。この本には噺家がキャラクターを演じる時の「作法」なども含めて、知らなかった事が
いくつかありましたが、そこも含めてつくづく感じたのは、なるほど落語というものは古典に相違ないのだな…
という事です。昔からあるのは知ってましたが、なるほど古典です。為になる内容だと思いましたが、
落語漫画を描いてらっしゃる漫画家さんの対談が始まったり、その漫画のイラストやネームが掲載されていたりと、
全くの初心者には戸惑う構成になってるなぁとも思いました。どちらかというと、もとから落語に興味を
持っている方々が、改めて落語に関する色々な側面から落語への理解を深める為の本という印象を受けました。
2017年8月7日に日本でレビュー済み
表紙に描かれている通りに、落語をテーマにしたコミック
【昭和元禄落語心中】
の延長線上にある様な書籍と言え、俄か落語愛好家が表紙買いしても全く問題無く、寧ろその様な買い方が推奨される内容です。
概ね、上述漫画作者【雲田はるこ】を始めとする、漫画&アニメに携わった方々の回顧録と、メディア展開に積極的な若手真打【春風亭一之輔】等の業界関係者が、落語の疑問に答えると言う感じの内容です。
書面には、実際の漫画制作に用いられた資料の展示や、落語の基礎動作や小道具を写真解説していたりと、ビジュアル面からも訴え掛けているので、比較的敷居は低いです。
著者が10名以上と大人数ですが、大筋にあるテーマはメディアミックス展開に置かれており、現代落語への転化を知る上では、玄人さんが読んでも身になる部分はあるかと思います。
上述漫画&アニメの話題に、昨今のニュースでも取り上げられた各種 【落語ロボット】 や、落語界における 【笑点】 の位置付けと言う様な、庶民的な話題が多く取り扱われているので、かなり軽いノリで読み切れました。
一方で書面構成は、表紙の通りに強引とも言える【雲田はるこ】推しが行われており、 週刊誌 の頭と末尾にグラビアが掲載されているのと同様趣向で、本書も前半部と後半部に分けて同氏関連頁が配されており、掲載著者が多い事も相まって少し読み難くなってはいました。
総じて、同出版社らしくアートやメディア展開寄りなテーマの書籍と言え、落語の現状を知って貰う為のエッセイ集と言う感じに、漫画&アニメから落語に興味を持った方に特段お勧めです。
描き下ろしと思われる表紙も、単なる客寄せとは言えない趣向で、中身も濃密に詰められており、満足度自体は低くないのですが、複数筆者共同著書としては、少し読み難さが鼻に付きましたので、☆×4とします。
概ね、上述漫画作者【雲田はるこ】を始めとする、漫画&アニメに携わった方々の回顧録と、メディア展開に積極的な若手真打【春風亭一之輔】等の業界関係者が、落語の疑問に答えると言う感じの内容です。
書面には、実際の漫画制作に用いられた資料の展示や、落語の基礎動作や小道具を写真解説していたりと、ビジュアル面からも訴え掛けているので、比較的敷居は低いです。
著者が10名以上と大人数ですが、大筋にあるテーマはメディアミックス展開に置かれており、現代落語への転化を知る上では、玄人さんが読んでも身になる部分はあるかと思います。
上述漫画&アニメの話題に、昨今のニュースでも取り上げられた各種 【落語ロボット】 や、落語界における 【笑点】 の位置付けと言う様な、庶民的な話題が多く取り扱われているので、かなり軽いノリで読み切れました。
一方で書面構成は、表紙の通りに強引とも言える【雲田はるこ】推しが行われており、 週刊誌 の頭と末尾にグラビアが掲載されているのと同様趣向で、本書も前半部と後半部に分けて同氏関連頁が配されており、掲載著者が多い事も相まって少し読み難くなってはいました。
総じて、同出版社らしくアートやメディア展開寄りなテーマの書籍と言え、落語の現状を知って貰う為のエッセイ集と言う感じに、漫画&アニメから落語に興味を持った方に特段お勧めです。
描き下ろしと思われる表紙も、単なる客寄せとは言えない趣向で、中身も濃密に詰められており、満足度自体は低くないのですが、複数筆者共同著書としては、少し読み難さが鼻に付きましたので、☆×4とします。
2017年8月5日に日本でレビュー済み
年に100回くらいは高座に足を運び、噺でいえば300以上は生で聴いてます。
それでも、この本には耳を傾け唸らされっぱなし。
落語という聴くだけの芸術の多様な可能性を説く斬新さもいいし、
噺家の聴きどころ、噺の楽しみ方を的確に伝えてくれるのもうれしい。
なんとなく楽しいからという落語ビギナーは、キチンと聴いたり、誰か聴き上手のガイドがないと、そこらのお笑いおっかけと変わらないつまらない状態になりがちなので、こういう入口を活かして、趣味としてレベルアップを図ると、落語好きが長続きすると思う。
それでも、この本には耳を傾け唸らされっぱなし。
落語という聴くだけの芸術の多様な可能性を説く斬新さもいいし、
噺家の聴きどころ、噺の楽しみ方を的確に伝えてくれるのもうれしい。
なんとなく楽しいからという落語ビギナーは、キチンと聴いたり、誰か聴き上手のガイドがないと、そこらのお笑いおっかけと変わらないつまらない状態になりがちなので、こういう入口を活かして、趣味としてレベルアップを図ると、落語好きが長続きすると思う。
2017年8月3日に日本でレビュー済み
タイトルからして「落語って何?」という人のための入門書かと思うとそうでもない。
内容は基礎知識、歴史、雑学、対談、落語家紹介・・・と多いのだが、
一冊の本としての一貫性もページの流れもバラバラで、とにかく読みづらいのです。
落語を研究対象とした〇〇論的な文章も中途半端で、
「例えば『替り目』に見られるような・・・」などと言われても噺を知らない人には全く解らないでしょう。
誰に読んでもらいたいのかわからず、レイアウトも含めて編集が乱暴です。
少なくとも永年落語ファンでそれなりの知識もある人には向いていないと思いました。
内容は基礎知識、歴史、雑学、対談、落語家紹介・・・と多いのだが、
一冊の本としての一貫性もページの流れもバラバラで、とにかく読みづらいのです。
落語を研究対象とした〇〇論的な文章も中途半端で、
「例えば『替り目』に見られるような・・・」などと言われても噺を知らない人には全く解らないでしょう。
誰に読んでもらいたいのかわからず、レイアウトも含めて編集が乱暴です。
少なくとも永年落語ファンでそれなりの知識もある人には向いていないと思いました。
2017年7月23日に日本でレビュー済み
最近、落語に興味を持ち、さらに「落語The movie」を見て以来、気になっている春風亭一之輔師匠のしぐさのページがあると知り、注文。
内容はおもしろく、特に雲田はる子さんのインタビューは落語愛とそれを漫画で伝える表現の力をひしひしと感じましたが、反面、レイアウトのいまいちさと、変なページ割のせいでせっかくのインタビュー記事が台無しなのが大幅な減点です。
企画は良かったのに……。
内容はおもしろく、特に雲田はる子さんのインタビューは落語愛とそれを漫画で伝える表現の力をひしひしと感じましたが、反面、レイアウトのいまいちさと、変なページ割のせいでせっかくのインタビュー記事が台無しなのが大幅な減点です。
企画は良かったのに……。