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シネマの記憶装置 単行本 – 1997/3/8
蓮實 重彦
(著)
- 本の長さ339ページ
- 言語日本語
- 出版社フィルムアート社
- 発売日1997/3/8
- ISBN-104845979268
- ISBN-13978-4845979264
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登録情報
- 出版社 : フィルムアート社 (1997/3/8)
- 発売日 : 1997/3/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 339ページ
- ISBN-10 : 4845979268
- ISBN-13 : 978-4845979264
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,326,190位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月25日に日本でレビュー済み
とにかく第一章、45ページに及ぶ「シネマの記憶装置」が圧巻。無論、表層面をなぞっただけの連想ゲームのようであるが黒澤明の批判にはじまり淀川長治賛歌に終わる刺激的な言辞は『ロープ』或いは『エルミタージュ幻想』の如く言わばワンショットで構築された実験テクストであって「お経」の一言で片付けるには勿体なさすぎる、過激な思想も含め我々は今一度本書と「映画はいかにして死ぬか」まで遡り、改めて蓮實と向き合わねばならない。
2007年3月2日に日本でレビュー済み
東大総長になるなどとは思いもよらなかった頃の蓮實重彦の初期映画評論集。
本書の第一部を占める「シネマの記憶装置」は、今はなき「話の特集」に連載されていたそれ自体一回分がワン・センテンスという文章をつないで、最初から最後までワン・センテンスという形式でフィルムが無限に流れるかのように文章を綴るもので、のち「シネマの煽動装置」では単行本全体がワン・センテンスというところまで行く。
今だと割とお馴染みになっているからそんなに読んでもびっくりしなくなっているけれど、当時は「お経みたい」と淀川長治にからかわれたくらい。
文体に限らず「最も危険な遊戯」の誉め方など、当時としては戦略的。
ただそれが現在の成果につながっているかとなると、疑問。
本書の第一部を占める「シネマの記憶装置」は、今はなき「話の特集」に連載されていたそれ自体一回分がワン・センテンスという文章をつないで、最初から最後までワン・センテンスという形式でフィルムが無限に流れるかのように文章を綴るもので、のち「シネマの煽動装置」では単行本全体がワン・センテンスというところまで行く。
今だと割とお馴染みになっているからそんなに読んでもびっくりしなくなっているけれど、当時は「お経みたい」と淀川長治にからかわれたくらい。
文体に限らず「最も危険な遊戯」の誉め方など、当時としては戦略的。
ただそれが現在の成果につながっているかとなると、疑問。