「大菩薩峠を都新聞で読む」現行の大菩薩峠との違いを読みながら、やっと筋が通った気がしました。
なにせ 未完のままで完結がどうなっているのか、おそらく作者にもわからないのでわないかと、思いたくなるような
大作ですから・・・・・・・。
ただ 世界に冠たる作品であることは間違いはないと思っております。
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「大菩薩峠」を都新聞で読む 単行本 – 2013/5/1
伊東 祐吏
(著)
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- 本の長さ289ページ
- 言語日本語
- 出版社論創社
- 発売日2013/5/1
- ISBN-104846012115
- ISBN-13978-4846012113
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登録情報
- 出版社 : 論創社 (2013/5/1)
- 発売日 : 2013/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 289ページ
- ISBN-10 : 4846012115
- ISBN-13 : 978-4846012113
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,210,439位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 297,278位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月3日に日本でレビュー済み
自分はこの本で取り上げられている「大菩薩峠」のファンなのですが、序文で「この本つまらない」「面白がっている人の気がしれない」という趣旨のことが書かれていて、ややカチンときました。
たしかに読みやすい本であるとはファンの自分でも思いませんし、自分も全編を愛するとは言えません。
ですが、この本のテーマである「単行本化作業で削除された新聞連載時の記述」は、時間をかけてじっくり熟読玩味すれば「そういうことがあったんだろうな」と推測・見当がつく類のもの。
その序文では1ヵ月後に迫ったシンポジウムのために突貫で読もうとして躓いた……というようなことも書かれているので、たぶん著者は全編読めていないと思います(その代わりに既刊の大菩薩峠論と中里介山論には一通り目を通してあるようです)。
で、内容を理解できないのを著者である介山の所為にして「ずさんな添削、編集」と中傷しているのです。
(今後「都新聞版・大菩薩峠」が刊行されるようですが、この本の著者が解説で繰り返し中傷めいたことを書くのかと思うと少々ウンザリします。)
たしかに兵馬とお松・七兵衛の馴れ初めのシーンのカットは以降の巻に不備が訂正されず残っていて原作ファンの自分でもどうかと思いますが、他の多くの箇所は「読者の想像に任せる」という介山の意図があったことは明白で、それをずさんな添削とは……ちょっと手放しで首肯することはできません。
何というか、テーマへのアプローチの仕方がネガティブなもののように思います。
この本はつまらないという前提から始まって、何故つまらないのか → 連載当時の文を読んでみたら面白かった → よって単行本がつまらないのは介山の編集がまずいからだ……という結論に達しているわけですが、これは狭量に過ぎるように思います。
(一応は結論部でフォローをしてるように読めないこともありませんが、全て序文で台無しです。)
「この本、もともと面白いけど初出版はもっと面白いよ」という内容を期待していただけにガッカリです。もっと書き様があったでしょうに……。
そもそも新聞小説が単行本化で改変(改善・改悪)を試みられた例は他にもあると思うんですが、他の作家の例はひとつも取り上げられていません。これはちょっと片手落ちと言わざるを得ません。
序文を通して目につくのは、分からない箇所を推測して補完する(=行間を読む)ことをせず、またその推測に至るために読み返してみようという行為を時間の無駄として排斥した、頭でっかちな読み方をしているな……という点。
分からないものを分からないままにして一気呵成に読み通して再読・再々読する自分には相容れない読み方のように思いました。
一読して分からないから著者のテキストに解答を求める。それはそれで悪いことではないのでしょうが、自分にはかえって作品の面白さを損なう、また想像力を膨らませる機会を逸する危険な読み方のように思えます。
そういうわけで熱心な原作ファンにはオススメできません。が、序文で著者が迎合を試みているように、アンチの方には自信を持ってオススメできます。
このように低い評価を付けざるを得ないのは、ひとえに自分が原作ファンであるからです。
が、それは偏った見方であって、学術的には決して無意義ではありません。
新聞連載から単行本化作業への過程を追う書誌学的アプローチと考えれば、この本は割に意義があります。比較対象がないのが返す返すも残念ですが。
また、従来の評論への批判的態度も見逃せません。
この本のテーマである単行本化でカットされた箇所には連載当時の介山の思想や興味が色濃く反映されていて、互いに対立し中傷合戦さえ行われている笹本寅・柞木田龍善の両介山伝の記述以上に伝記文学的有用性が高いと言えます。
過去の評論で尾崎秀樹氏が(介山本人の来歴には深く迫りつつも)大菩薩峠初出時のテキストにほぼノータッチであった点が、この本では暴露されています。
よって、今までの中里介山論のいくつかは書き直しを迫られる可能性があります。
ただし注意したいのは、社会学その他の学問アプローチから書かれた大菩薩峠論は何の影響も受けないであろうということ。
なぜなら、単行本化作業での改変は新聞社や出版社が介在したものでなく介山本人の意向によるものであり、その著作精神は単行本の方に抽出されてあり、あえて初出テキストを参照する必要性は少ないからです。数行の加筆訂正がせいぜいでしょう。
なので、この本を参考に「新たな介山論」が編まれることがあっても、「新たな大菩薩峠論」が編まれることはおそらくないと思います。
……と、このように重要な意義を含みつつも、序文で公平・中立的な立場で書き始めなかったばかりに低俗な啓蒙本に堕してしまったようで、それを非常に残念に思います。
この本と同テーマを扱った論考として大村治代「中里介山『大菩薩峠』序説」(博士論文、2006年)があるので、この本に飽き足らない、より深い論考を読みたいという方はそちらをどうぞ。
原作を偏愛するあまり雑多に乱文を書き連ねてしまいましたが、最後にもう少しだけ。
単行本化作業での改変は東京日日新聞/大阪毎日新聞での連載時でも(割合:多)、また国民新聞での連載時でも(割合:少)あったことを自分は確認しています。
(隣人之友での連載分は改変はわずかで加筆増補、読売新聞連載分はほぼそのまま。)
なので、この本で都新聞だけを取り上げているのはやはり片手落ちであると言わざるを得ません。
そうすると同種の異同指摘本が何冊か出て「東京日日新聞/大阪毎日新聞版・大菩薩峠」「国民新聞版・大菩薩峠」他も刊行されると思いますが、それによって著者・中里介山の著作精神への尊敬の念が損なわれないよう願うばかりです。
たしかに読みやすい本であるとはファンの自分でも思いませんし、自分も全編を愛するとは言えません。
ですが、この本のテーマである「単行本化作業で削除された新聞連載時の記述」は、時間をかけてじっくり熟読玩味すれば「そういうことがあったんだろうな」と推測・見当がつく類のもの。
その序文では1ヵ月後に迫ったシンポジウムのために突貫で読もうとして躓いた……というようなことも書かれているので、たぶん著者は全編読めていないと思います(その代わりに既刊の大菩薩峠論と中里介山論には一通り目を通してあるようです)。
で、内容を理解できないのを著者である介山の所為にして「ずさんな添削、編集」と中傷しているのです。
(今後「都新聞版・大菩薩峠」が刊行されるようですが、この本の著者が解説で繰り返し中傷めいたことを書くのかと思うと少々ウンザリします。)
たしかに兵馬とお松・七兵衛の馴れ初めのシーンのカットは以降の巻に不備が訂正されず残っていて原作ファンの自分でもどうかと思いますが、他の多くの箇所は「読者の想像に任せる」という介山の意図があったことは明白で、それをずさんな添削とは……ちょっと手放しで首肯することはできません。
何というか、テーマへのアプローチの仕方がネガティブなもののように思います。
この本はつまらないという前提から始まって、何故つまらないのか → 連載当時の文を読んでみたら面白かった → よって単行本がつまらないのは介山の編集がまずいからだ……という結論に達しているわけですが、これは狭量に過ぎるように思います。
(一応は結論部でフォローをしてるように読めないこともありませんが、全て序文で台無しです。)
「この本、もともと面白いけど初出版はもっと面白いよ」という内容を期待していただけにガッカリです。もっと書き様があったでしょうに……。
そもそも新聞小説が単行本化で改変(改善・改悪)を試みられた例は他にもあると思うんですが、他の作家の例はひとつも取り上げられていません。これはちょっと片手落ちと言わざるを得ません。
序文を通して目につくのは、分からない箇所を推測して補完する(=行間を読む)ことをせず、またその推測に至るために読み返してみようという行為を時間の無駄として排斥した、頭でっかちな読み方をしているな……という点。
分からないものを分からないままにして一気呵成に読み通して再読・再々読する自分には相容れない読み方のように思いました。
一読して分からないから著者のテキストに解答を求める。それはそれで悪いことではないのでしょうが、自分にはかえって作品の面白さを損なう、また想像力を膨らませる機会を逸する危険な読み方のように思えます。
そういうわけで熱心な原作ファンにはオススメできません。が、序文で著者が迎合を試みているように、アンチの方には自信を持ってオススメできます。
このように低い評価を付けざるを得ないのは、ひとえに自分が原作ファンであるからです。
が、それは偏った見方であって、学術的には決して無意義ではありません。
新聞連載から単行本化作業への過程を追う書誌学的アプローチと考えれば、この本は割に意義があります。比較対象がないのが返す返すも残念ですが。
また、従来の評論への批判的態度も見逃せません。
この本のテーマである単行本化でカットされた箇所には連載当時の介山の思想や興味が色濃く反映されていて、互いに対立し中傷合戦さえ行われている笹本寅・柞木田龍善の両介山伝の記述以上に伝記文学的有用性が高いと言えます。
過去の評論で尾崎秀樹氏が(介山本人の来歴には深く迫りつつも)大菩薩峠初出時のテキストにほぼノータッチであった点が、この本では暴露されています。
よって、今までの中里介山論のいくつかは書き直しを迫られる可能性があります。
ただし注意したいのは、社会学その他の学問アプローチから書かれた大菩薩峠論は何の影響も受けないであろうということ。
なぜなら、単行本化作業での改変は新聞社や出版社が介在したものでなく介山本人の意向によるものであり、その著作精神は単行本の方に抽出されてあり、あえて初出テキストを参照する必要性は少ないからです。数行の加筆訂正がせいぜいでしょう。
なので、この本を参考に「新たな介山論」が編まれることがあっても、「新たな大菩薩峠論」が編まれることはおそらくないと思います。
……と、このように重要な意義を含みつつも、序文で公平・中立的な立場で書き始めなかったばかりに低俗な啓蒙本に堕してしまったようで、それを非常に残念に思います。
この本と同テーマを扱った論考として大村治代「中里介山『大菩薩峠』序説」(博士論文、2006年)があるので、この本に飽き足らない、より深い論考を読みたいという方はそちらをどうぞ。
原作を偏愛するあまり雑多に乱文を書き連ねてしまいましたが、最後にもう少しだけ。
単行本化作業での改変は東京日日新聞/大阪毎日新聞での連載時でも(割合:多)、また国民新聞での連載時でも(割合:少)あったことを自分は確認しています。
(隣人之友での連載分は改変はわずかで加筆増補、読売新聞連載分はほぼそのまま。)
なので、この本で都新聞だけを取り上げているのはやはり片手落ちであると言わざるを得ません。
そうすると同種の異同指摘本が何冊か出て「東京日日新聞/大阪毎日新聞版・大菩薩峠」「国民新聞版・大菩薩峠」他も刊行されると思いますが、それによって著者・中里介山の著作精神への尊敬の念が損なわれないよう願うばかりです。
2014年5月6日に日本でレビュー済み
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まったく余計な本を出してくれたものだ。かつて私が全巻読破した苦労が空しくなってくるではありませんか。こんな情報(多分に削除されてる)は、今まで出版された、どの関連文献にも書いてはいないと思います。いわば、大菩薩峠の暴露本ですね。
一回目の読破は”大菩薩峠は江戸を西に距る”でスタートしましたが、今回は”大菩薩峠は上り三里”のスタートで再読破をするつもりです。
一回目の読破は”大菩薩峠は江戸を西に距る”でスタートしましたが、今回は”大菩薩峠は上り三里”のスタートで再読破をするつもりです。