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フランサフリック 単行本 – 2003/3/1
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- 本の長さ544ページ
- 言語日本語
- 出版社緑風出版
- 発売日2003/3/1
- ISBN-104846102114
- ISBN-13978-4846102111
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
著者について
1956年東京生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科仏文学専攻満期退学。パリ第7大学テクスト・資料学科、言語・文学・文明系大学院修了。文学博士。専門は19世紀末フランス文学、現代思想。
現在、早稲田大学文学部非常勤講師。
主要論文に「J.-K.ユイスマンスの作品における否定性の機能」(博士論文)がある。
1935年東京生まれ。東京大学と同大学院でフランス文学を学ぶ。
現在翻訳家、兼リュブリャナ大学文学部客員教授。
主要訳書にアンドレ・ ゴルツ『エコロジスト宣言』(緑風出版)、クロード・ランズマン『ショアー』(作品社)など多数。
編著に『群論・ゆきゆきて神軍』(倒語社)ほか。
登録情報
- 出版社 : 緑風出版 (2003/3/1)
- 発売日 : 2003/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 544ページ
- ISBN-10 : 4846102114
- ISBN-13 : 978-4846102111
- Amazon 売れ筋ランキング: - 606,683位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 109位ヨーロッパのエリアスタディ
- - 2,538位国際政治情勢
- - 3,692位政治入門
- カスタマーレビュー:
著者について
1956年生まれ。東京都品川区出身。東京大学仏文科卒。早稲田大学文学研究科フランス文学専攻満期退学。2000年、パリ第7大学テクスト・資料学科、 言語・文学・文明系大学院より文学博士号(ドクトル・エス・レットル)取得。指導教授はジュリア・クリステヴァ。専門はフランス文学、特にユイスマンスを中心としたフランス19世紀末文学・美学。現代思想。現在、早稲田大学、駒澤大学、昭和女子大学非常勤講師。指揮者大野和士は実弟にあたる。
2006年、埼玉大学紛争を契機に白石嘉治と『ネオリベ現代生活批判序説』共編著(新評論)を出版。日本の中では比較的早い時期に新自由主義(ネオリベ)批判を展開した著として注目を集める。
2010年、パリ第7大学に提出した博士論文をもとに、一般向けに書き改めた主著『ユイスマンスとオカルティズム』(新評論)を執筆。「ユイスマンスを介して最も現代的な課題に肉薄する勇気ある一冊」(鹿島茂)と評される。
2018年、『オカルティズムー非理性のヨーロッパ』は、発売直後から話題を集め、「神なき時代をも貫く歴史的考察」(柄谷行人・朝日新聞読書欄)と高く評価されている。
翻訳の分野ではフランソワ・グザヴィエ・ヴェルシャヴ『フランサフリックーアフリカを食い物にするフランス』(緑風出版、高橋武智との共訳)は、アフリカ学、社会学の基本図書として、様々な著書・論文・教科書等に引用され「フランサフリック」という語はフランスの植民地主義を語る必須の用語として定着している。
2000年代、フランスから帰国後の日本の変化に驚きサブカル誌『TH(トーキングヘッズ)叢書』の定期的寄稿者となり一連のサブカル論を執筆。また奥本大三郎著『完訳ファーブル昆虫記』(集英社)にはフランス語校閲者として参加している。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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数々の問題を抱えたフランスもまた大きな転換点を迎えたのだと思います。
フランスと日本は多くの国民の見えないところで深い関係を築いていたのかもしれません。
フランスはずっと日本の憧れでありました。
しかし、フランスはずっと戦争の当事者であり続けたようです。
その中で少なからずの日本の優秀な若者がフランスで何らかのレジスタンスというものに身を投じていた可能性もあると思います。
だからこそ、この本が日本で出版されたのではないでしょうか。
ぜひともフランスには表裏のない真の文化的リーダーになってほしいと思います。
この本の結論として
何人かが告発の声を上げるだけというなら、それはいかにも貧しいフィナーレ、つまらない復讐になってしまう。
・・・・・
自分の立身出世より正義を選んだ裁判官、自分に差し出された無数の誘惑を無視したジャーナリスト、
汚職の誘いをはねつけた役人や男女の政治家、発言してくれた証人(まだまだ多くの本質的なことが、封印されたままだ)、
自分の前に現れた自由な男・女に支持を与えた有権者が、虚偽を一歩退かせる。こうした状況にあっては、何事にも無駄ではない。
という文章があります。こうして厚い本の活字として読むことができ、勇気をもらえるのは、まさにフランスのおかげだと思います。
ニュースで読むアフリカには民族紛争が多い。しかし本当にその全てが「民族紛争」なのか。政治的対立でも民族間対立に仕立て上げてしまえば「またか」という話になり外国のマスコミは興味を失う。本文ではルワンダ虐殺におけるフランス傭兵部隊の関与や、ODAを利用した賄賂循環システムについても触れている。
この本自体、多分にプロパガンダ的なのだがそこに描かれる、より高度なプロパガンダはさらに衝撃的だ。注記が多く論文のようで読みづらいが、ヨーロッパで話題になったことも含め一読以上の価値は必ずあると思う。
紛争を繰り返し、自ら平和を築けない暗黒大陸アフリカというステレオタイプの報道の影で、レアメタル、ギニアの石油、ウランを巡り先進工業国のギャング、政府系機関がクーデタを仕掛け、軍隊を侵入させ市民を殺して来たと言う暗黒の真の理由が理解できる。アフリカ紛争は先進工業国に原因があるとぼんやりとわかっていたが、ここまでズうずうしくもアカラサマに犯罪行為を繰り返していたとは驚きだ。
第2次大戦後植民地帝国が解体した後、先進国は資源埋蔵国に傀儡政権や不正なボス政治家をサポートして、資源コントロールを図った。これが大戦後のマフィア政策で、その一つがフランサフリックであって、ただの一例に過ぎない。マフィア政策はアフリカ中米や中東で、多くの紛争や軍事独裁政権の要因となっている。そして不安定化する地域から安く供給される資源を、回りまわって利用して豊かに暮らしている我々は、やはりフランサフリック的な行為を見過ごすことはできない。
2005年に本書を読み最近フォーサイスのビアフラ物語を読んだが、フランスギャングのビアフラ支援は掛け声は大きくとも非常に物量少なかったため、英米、ソ連などの支援を受けたラゴス政府がビアフラを武力でねじ伏せたという現実。イギリス植民地体勢下、無理やりくっつけたナイジェリア国家というものが、分裂することは不自然ではなかったことが、理解できた。この点についても認識を新たにした。本書は名著だが、全てを説明し尽くしているわけではない。