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コメント: 2015.12 第1刷。カバーに多少スレ・焼け等の使用感あり。本文は概ね良好です。
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日本が好きでなぜ悪い! - 拝啓、『日之丸街宣女子』から思いを込めて - (ワニブックスPLUS新書) 新書 – 2015/12/9

4.5 5つ星のうち4.5 61個の評価

「日本、ヤバイんじゃね? そう思った時に、何ができるかと考えたら、漫画で周知だった。
日本が好きで、ちっぽけなイチ日本人として何かしたくて、漫画を描いている。
これからも書いていくだろう」(本文より)
--2015年5月15日、富田安紀子が世に送り出した漫画『日之丸街宣女子』は発売前から大きな話題となり、
ベストセラーへの階段を一気に駆け上がる。
しかしその裏では、著書とその周辺への過剰なまでの〝弾圧〟が行われていた!
……それでも「日本が好きでなぜ悪い?」。
初の新書で著者が当たり前のことを当たり前に綴る!!


第1章…『日之丸街宣女子』にまつわるエトセトラ
第2章…『日之丸街宣女子』発売周辺一カ月記
第3章…漫画家という職業
第4章…私と「新保守」のヒストリー
第5章…私が漫画家としてできること
第6章…拝啓、『日之丸街宣女子』から思いを込めて
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ワニブックス (2015/12/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/12/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 271ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4847065670
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4847065675
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 61個の評価

カスタマーレビュー

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「漫画という刀」で戦うサムライ、富田安紀子!
5 星
「漫画という刀」で戦うサムライ、富田安紀子!
富田先生のベストセラー作「日之丸街宣女子(ひのまるがいせんおとめ)」のファンなので、この本の発売を楽しみにしていました。発売当日に届き、わくわくしながらさっそく本を開きました。ざっと目次を見るだけでも胸が一杯になり、数日に分けて読もうと思いましたが、読み始めるとページをめくる手が止まらず一気に読破してしまいました。まさか「日之丸街宣女子」の裏側でこんなにも苦労されていたとは夢にも思いませんでした。もし私が富田先生の立場だったらと考えると、胸が痛くなりました。内容はここでは書ききれないほど盛りだくさんで分かりやすく、この一冊を読めば、今日本が置かれている危機的状況と、日本を貶め破壊しようとする反日勢力の正体を知ることができます。どこの団体にも属さず、誰かを盲信するわけでもなく、賛同できるものには賛同し、違うと思うものにははっきりとNO!と言える富田先生の正直で真っ直ぐな人間性。損得ではなく、自分の描きたい物を描くんだ!という漫画家としての信念。そして何より、日本が好きだという純粋な気持ちが心から伝わってきました。谷山雄二朗氏がこう言いました。「かつて『サムライ』は日本刀で戦いました。21世紀は日本刀に代わって『言葉という刀』で戦う。それぞ新しい日本人のカタチだと考えます。」富田先生は『漫画という刀』で戦うサムライだと感じました。日本が好きだと言えば叩かれるこの世界で、恐れず日本が好きだと伝えてくださってありがとうございます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。最後に、日本が好きでなぜ悪い!
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
富田先生のベストセラー作「 日之丸街宣女子(ひのまるがいせんおとめ)
のファンなので、この本の発売を楽しみにしていました。

発売当日に届き、わくわくしながらさっそく本を開きました。
ざっと目次を見るだけでも胸が一杯になり、数日に分けて読もうと思いましたが、
読み始めるとページをめくる手が止まらず一気に読破してしまいました。

まさか「日之丸街宣女子」の裏側でこんなにも苦労されていたとは夢にも思いませんでした。
もし私が富田先生の立場だったらと考えると、胸が痛くなりました。

内容はここでは書ききれないほど盛りだくさんで分かりやすく、
この一冊を読めば、今日本が置かれている危機的状況と、
日本を貶め破壊しようとする反日勢力の正体を知ることができます。

どこの団体にも属さず、誰かを盲信するわけでもなく、賛同できるものには賛同し、
違うと思うものにははっきりとNO!と言える富田先生の正直で真っ直ぐな人間性。
損得ではなく、自分の描きたい物を描くんだ!という漫画家としての信念。
そして何より、日本が好きだという純粋な気持ちが心から伝わってきました。

谷山雄二朗氏がこう言いました。

「かつて『サムライ』は日本刀で戦いました。
21世紀は日本刀に代わって『言葉という刀』で戦う。
それぞ新しい日本人のカタチだと考えます。」

富田先生は『漫画という刀』で戦うサムライだと感じました。

日本が好きだと言えば叩かれるこの世界で、恐れず日本が好きだと伝えてくださってありがとうございます。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に、日本が好きでなぜ悪い!
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5つ星のうち5.0 「漫画という刀」で戦うサムライ、富田安紀子!
2015年12月11日に日本でレビュー済み
富田先生のベストセラー作「[[ASIN:4792605210 日之丸街宣女子(ひのまるがいせんおとめ)]]」
のファンなので、この本の発売を楽しみにしていました。

発売当日に届き、わくわくしながらさっそく本を開きました。
ざっと目次を見るだけでも胸が一杯になり、数日に分けて読もうと思いましたが、
読み始めるとページをめくる手が止まらず一気に読破してしまいました。

まさか「日之丸街宣女子」の裏側でこんなにも苦労されていたとは夢にも思いませんでした。
もし私が富田先生の立場だったらと考えると、胸が痛くなりました。

内容はここでは書ききれないほど盛りだくさんで分かりやすく、
この一冊を読めば、今日本が置かれている危機的状況と、
日本を貶め破壊しようとする反日勢力の正体を知ることができます。

どこの団体にも属さず、誰かを盲信するわけでもなく、賛同できるものには賛同し、
違うと思うものにははっきりとNO!と言える富田先生の正直で真っ直ぐな人間性。
損得ではなく、自分の描きたい物を描くんだ!という漫画家としての信念。
そして何より、日本が好きだという純粋な気持ちが心から伝わってきました。

谷山雄二朗氏がこう言いました。

「かつて『サムライ』は日本刀で戦いました。
21世紀は日本刀に代わって『言葉という刀』で戦う。
それぞ新しい日本人のカタチだと考えます。」

富田先生は『漫画という刀』で戦うサムライだと感じました。

日本が好きだと言えば叩かれるこの世界で、恐れず日本が好きだと伝えてくださってありがとうございます。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に、日本が好きでなぜ悪い!
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190人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は本書で紹介されている「在特会」等新保守の団体に入っている訳でもなく、共に活動したこともありませんが、本書や「日之丸街宣女子」、「余命三年時事日記」に書かれていることに大変共感しています。
これらの良書はアンチからヘイト本などと批判・揶揄されていますが、いずれも、日本を食い物にしている反日・在日勢力やそれらに加担し偏向報道を繰り返すテレビ・新聞等マスメディアを痛烈に批判し、メディアで報道されない真実を伝えているとともに、日本の現在・将来について真剣に考え、私が正しいと思える確固たる見解を持っていると感じたからです。

本書は「日之丸街宣女子」の著者である富田安紀子氏がその発売にあたって起きた出来事や漫画家としての姿勢・考え方だけでなく、マスコミが報道しない、日本人が知るべき、日本国民にとってとても大切なことがたくさん書かれています。
民主党を初めとする中国や韓国に擦り寄る反日政党、左翼化した弁護士、「差別をなくせ」等の美辞麗句のもと日本人を貶める反日・在日勢力の横暴、それらを庇い自分たちの都合の良い偏向報道をするメディアの実態を明らかにしています。

本書や類書を批判したり、在特会等の活動を妨げる反日・在日勢力はレッテル貼りによる印象操作を常としており、レイシストやヘイトスピーチというレッテルを貼って攻撃しますが、日本人が「韓国人出ていけ」と言うのがヘイトスピーチで、韓国人が「日本人を殺す」と言うのは問題ないというのは、どう考えてもおかしいでしょう。

富田氏は「在特会」等「新保守」(または「行動する保守」)の団体の活動に好意的ですが、アンチが揶揄するような特定団体のお抱え漫画家ではありません。所謂「日本」問題をテーマにした作品は「日之丸街宣女子」とその叩き台となった「街宣! 街宣!」と未発表作含めて3作のみで、他の作品は全く関係のないテーマの作品であり、面白いと思えば何でも描くとして、「在特おかかえ漫画家」などとの揶揄に対してはっきり反論しています。
なお、富田氏は夫の高岩氏の受賞から4年後に同じ手塚賞を受賞しています。
富田氏は十数年前まではノンポリで、今は「中道右派」だと自分で思っているそうです。麻生政権末期、新保守が訴えたのは特定の政党の指示ではなく不支持、民主党にだけは入れるなだったと述べています。

2005年のマンガ「嫌韓流」がこの類の作品のパイオニアだったとし、朝日新聞がその本のランキング発表を拒み、朝日による捏造がばれて同書がランキングを戻して注目を浴びたことも紹介しています。
「日之丸街宣女子」の叩き台となった「街宣! 街宣!」については、全く出版社に相手にされず、民主党政権時の「外国人参政権」法案を阻止することを目的としてネット上で無償で見られるように発表したと書いています。
在日外国人に参政権を与えないのは差別じゃないかと言う人もいますが、それは誤りです。
まず明らかに憲法違反ですし、在日外国人の多くは在日韓国朝鮮人と在日中国人だということを忘れてはなりません。この悪法の法案通過を許せば、在日外国人は自分たちの同胞に投票し、選ばれた在日あるいは帰化人は日本でなく母国優先の政策を進めることになり、ひいてはいずれ日本の安全保障を危うくし、日本人の生活がないがしろにされ、日本がいずれ彼らに乗っ取られてしまうことになるからです。
富田氏が当時最低の外国人与党と呼んだように、在日韓国・朝鮮・中国人、帰化人の比率が高いのが民主党です。中国は何年も前から日本を属国化する計画を持っています。
民主党は自分たちの政権発足直後、山積みの難題をほったらかして、いの一番に大勢の議員で中国に行き媚びを売る外交を始め湯水のように国民の税金を無駄遣いしておきながら、ありもしない隠し財源探しに血まなこになり、事業仕分けと称して、国の発展や国民生活、公共の福祉に必要な事業予算を削り、国民の人気取りのために子ども手当のばらまきをし、消えた年金問題を途中でぶん投げ、沖縄の基地問題をこじらせ、東日本大震災、福島原発事故では極めて無責任な対応をしたのです。
民主党政権発足当時、当時副主席でしかなかった習近平に、陛下の引見を許したなんて、全くもって憤慨極まりない暴挙です。民主党が唯一ブレなかったこととして、中国にすり寄りたい心は政権末期までブレなかった。中国と韓国に対するべったりだけはブレなかったと本書に書いてあるとおりです。

民主党の有田芳生や共産党の小池晃が賛同する「レイシストをしばき隊」(略称「しばき隊」)による「レイシズムとの闘い」の名での悪業も糾弾しています。
彼らはデモを囲んで怒号を浴びせ追いかけて妨害する許可を取っていない「カウンターデモ」を行い、正式な許可を取ったデモへの妨害、参加者への威嚇、デモの妨害と破壊が目的で、罵詈雑言をまき散らし、デモが終わった後、各自がバラバラになる帰途を狙いひとりを数人で囲んで暴力をふるう事件を複数起こしているとし、「移民受け入れ断固反対デモ」に向かう参加者を取り囲み親指を目に突っ込み右目の眼底骨折の重傷を負わせた事件等を紹介しています。
なお、はすみとしこ氏のイラストをFacebookで称賛した人々のリストをネットに晒したエフセキュア (F-Secure)の職員(現在は退職)が、この「しばき隊」のメンバーです。

「日之丸街宣女子」の発行にまつわる騒動として、1.某漫画関係グループによる非難、2.集英社に対する言論弾圧攻撃、3.紫雲荘ワークショップへの言論弾圧攻撃の3段階の事件を紹介しています。
1.では夫のFacebookやTwitterにも脅迫、思い込みによる汚い文言の非難があったこと、3.では紫雲荘HP及びFacebookの広告にアンチがツイートで反応し、「協議会はレイシストに荷担するのか」等の抗議に動揺したスタッフがワークショップを中止し、今後の開催自体も中止となったこと。そして、主催者側が出した謝罪文に対し、ひとことの断りもなくイベントを取りやめ、謝罪文を載せた無神経さは許せない、抗議団体を正義と認め著者と夫高岩が犯人扱いされたと、富田氏は怒りをあらわにしています。

日本のメディアが中国や韓国に配慮し、自国を貶めていることや、都合の悪いことは報道しないことを指摘しており、全く同感です。朝日新聞、毎日新聞及びそれらの系列のテレビ報道は特に酷いと感じています。
2008年9月にリーマンショックが起き、自民党が福田から麻生政権に代わって、日本の外貨準備金からIMFに巨額の1000億ドルを融資すると宣言し、G7で調印。IMF専務理事ストロスカーンに「人類史上、最大の貢献だ」と言われたこの2009年2月の麻生プランで世界経済の危機を持ちこたえた功績を一切報道せず、自国の財務大臣の痴態(泥酔でなく薬・病気だった)だけを報道し、ありもしない証言を捏造し、自国の大臣の恥を世界に宣伝したがるメディアは狂っていると指摘しており、まさにそのとおりだと思います。
メディアが「在特会」等新保守への攻撃を先鋭化させた3つの事件として、
1.朝鮮大学校フレンドシップツアー
2.不法入国を人権問題にすり替えたカルデロン事件
3.毎日新聞WaiWai事件
を揚げています。
特に、3.について本書とネット検索を併用すると良いでしょう。売国奴とは正にこのことです。

「日之丸街宣女子」の発売に対して反日・在日勢力等から様々な嫌がらせがあったことは周知のとおりですが、彼らから漫画家として不本意なレッテルを貼られた著者の富田安紀子氏自身が、有田芳生のツイッターでの攻撃等罵詈雑言や呪詛の言葉が(彼らにとって)皮肉にもPRとなり、作品を続けるに至ったことは素直に感謝したいと述べているところが余裕ですね。
50人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これをシリーズ通して読み終わって日本を貶めようとする強い力が外圧と共に日本のマスコミも全て日本の内なる敵と知らされました
2015年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は本書でこう語っている。

「私はノンフィクション漫画を描いている。
漫画とは本来、万人が読めて『楽しめる』ものと信じている。

私は描かれる現実がつらかろうが、汚濁されていようが、
向かう未来に希望を持てぬ主人公と、
ジャンプ出身者らしく
『夢』『努力』『友情』『勝利』が描きたいのだ。

勝敗は究極の問題ではない。
闘い、目指す未来があるということが重要なのだ」

「日本、ヤバイんじゃね?
そう思った時に、なにができるかと考えたら、漫画で周知だった。
漫画を描いていた。

いま、その周知が仕事でできるようになった。

漫画を描いている。
日本が好きな、ちっぽけなイチ日本人が何かしたくて、
漫画を描いている。
これからも描いていくだろう。

―――それだけが私にできることだから」

ひたすら漫画が好きで
夢・努力・友情・勝利を描きたい。

大好きな日本が
ヤバイ、と広く伝えたい。

富田さんの
まっすぐな志は、岩をも穿つだろう。
75人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『日之丸街宣女子』で知られる著者の、同作出版にまつわる多くのトラブルや、「行動する保守」としての活動略歴、保守活動のあり方についての私見などが中心的な内容になっています。
指摘としては重要なものが多く含まれる一方、その主張には少々首を傾げずにいられない部分、あるいは説明の行き届いていない部分が見られました。

出発業界には、様々な、それも極端に偏った不文律が存在する。それに抗おうとするや、不条理な迫害を受ける。そうした業界の歪んだ実態を鮮明に描き出している点において、貴重な記録であることは間違いありません。
著者を非難していた某作家氏が周囲に喧伝していたように、「自分が冨田氏の一作品を差別的だと判断するから」という恣意的な理由によって、「堅気の企業は暴力団との付き合いを避けるのと同様、排除しなければいけない」などという飛躍したロジックにより(そもそも法的な根拠もなく)、著者から出版その他の活動の場を奪おうとした、あるいは実際に奪った行為は、明確に一表現者の権利を侵害するものです。ましてイデオロギー的要素の絡まない創作活動にまでこうした外圧が及ぶのは、人権侵害と呼ぶほかありません。これらの理不尽と戦い、またそうした理不尽が日本を蝕んでいる現状に警鐘を鳴らす本書の指摘には、大きな価値があると思います。
しかしながら、本書を離れた場まで含めて著者の言行が一致しているか(すなわち、自身も含めた万人に等しく「表現の自由」を認める、フラットな出版のあり方を志向しているか)というと、疑問符を付けざるを得ません。
たとえば、著者はしばしば「慰安婦捏造記者」と揶揄される植村隆氏の自己正当化発言に対し、過去にTwitterで「万死に値する」などと述べています。批判に対する反証、それによって自分の尊厳を保とうとする権利は、表現の自由によって誰しもが与えられて然るべきですが、著者は植村氏にはそれを認めていないことになります。要は、自分には正当な権利として表現の自由を認めよと主張しつつ、相対するイデオロギーの持ち主にはそれを許すまいとするダブルスタンダードが垣間見られます(私も常々、植村氏の言動には違和感を覚えていますが、その点については措きます)。
加えて、桜井誠・元「在日特権を許さない会」代表との関係も、著者による主張の説得性を揺らがせる一因になっていると感じます。
すでに広く知られているように、桜井氏は「朝鮮人を皆殺しにしろ」などという、いかなる理由があろうとも許されようのない差別的発言を行う(少なくとも過去には行っていた)差別主義者であり、左派はおろか真っ当な右派にとっても鼻つまみ者です。言うまでもなく、表現の自由とはそうして他者の人権を蹂躙する行為をも許容するものではありません。本書では桜井氏以下、在特会との関わりについて語られるくだりもありますが、とどのつまり著者のスタンスは「是々非々」というものだという曖昧な記述に終始しています。これだけ読んだ上で、在特会デモへの参加や同会へのイラスト提供、都知事選に出馬した桜井氏への支持表明、さらには著者の帯に桜井氏を起用するといった著者の行動に目を向けると、それらは全体的に種々の差別的言説を暗に肯定するものではないか、と思えてしまいます。
結局のところ、「愛国無罪・売国有罪」という著者の(見方によっては)偏った思想によって、本書の重大なテーマの一つである「表現の自由」を著者自らが歪めてしまってはいないか、という疑念が拭えないのです。
この問題はまた、それこそ書名にもあるように「日本が好きでなぜ悪い!」という著者の主張にも、「ただ『日本が好き』なだけじゃないのでは……?」と思わせる余地を生んでいます。

総評として、本書は貴重な労作ではあるものの、大きなテーマの一つについて首尾一貫した姿勢を示せていない点が残念に感じました。
影響力の強い『日之丸〜』であるからこそ、また個人的にも同作に同感できる要素はあるからこそ、本レビューで指摘したような問題についても一考がなされ、より多くの人にとって価値ある作品に昇華されることを願います。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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