芸術家の写真集。
音楽と映像の2つの領域で活躍された方だけに、説得力のある写真が多い。
年表できちんと整理するのではなく、鍵となる言葉の説明で展開している。
作品解説が別にあるとよいかも。
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セルジュ・ゲンスブール写真集 馬鹿者のためのレクイエム (P-Vine Books) 単行本 – 2010/12/17
アルノー・ヴィヴィアン
(著),
プジョー友子
(翻訳)
没後20年メモリアル。
映画 『ゲンスブールと女たち(仮題)』 2011年春、Bunkamuraル・シネマ、新宿バルト9 他にてロードショー!
2011年、セルジュ・ゲンスブールは没後20年を迎える。
「先に行くぜ! 誰もついてくるなよ」と後世の人々に言い放っていた男なのに、回顧展、映画上映、再版が行われ、手厚くフォローされている。ランボーの信条に従って「絶対的にモダン」でありたかったこの作曲家は、新しい世代をインスパイアし続けているのだ。
芸術もどきの拒否を自らに課し、そして大っぴらにしただけで、セルジュ・ゲンスブールは20世紀後半における最も重要なフランス人アーチストの一人となった。彼は芸術そのものをやりたかったのだが、明らかにもっとすごいことをした。時代に風を通したのだ…。
著者アルノー・ヴィヴィアンは本書において、できるだけ正確なゲンスブール・スタイルで、『キャベツ野郎』の肖像を描く。ダンディなダダイスト、夜遊び好きなロシアの王子、逆説的な女嫌いの女たらし、煙草を吸って不明瞭につぶやくフランスの有名人物、シャンソン界の上品な巨匠、詩人、映画監督…。
そのどれもが、世界中で膨大な作品が絶えず注目されている過激でポピュラーな作曲家の、側面でありイメージである。
本書はセルジュ・ゲンスブールがどのようにして20世紀に刻印を残してきたのかを語る、批評的で真に迫ったアプローチだ。
ジェーン・バーキン、ブリジッド・バルドー、バンブー、そして娘のシャルロット・ゲンスブールへの愛と調教、テレビスタジオで本物の500フラン札2枚を燃やした瞬間…。
知れば知るほどわからなくなる、ゲンスブールとは一体何者だったのか?
貴重な写真と本人の発言を織り交ぜながら、その奔放かつ破滅的人生を凝縮した一冊。
映画 『ゲンスブールと女たち(仮題)』 2011年春、Bunkamuraル・シネマ、新宿バルト9 他にてロードショー!
2011年、セルジュ・ゲンスブールは没後20年を迎える。
「先に行くぜ! 誰もついてくるなよ」と後世の人々に言い放っていた男なのに、回顧展、映画上映、再版が行われ、手厚くフォローされている。ランボーの信条に従って「絶対的にモダン」でありたかったこの作曲家は、新しい世代をインスパイアし続けているのだ。
芸術もどきの拒否を自らに課し、そして大っぴらにしただけで、セルジュ・ゲンスブールは20世紀後半における最も重要なフランス人アーチストの一人となった。彼は芸術そのものをやりたかったのだが、明らかにもっとすごいことをした。時代に風を通したのだ…。
著者アルノー・ヴィヴィアンは本書において、できるだけ正確なゲンスブール・スタイルで、『キャベツ野郎』の肖像を描く。ダンディなダダイスト、夜遊び好きなロシアの王子、逆説的な女嫌いの女たらし、煙草を吸って不明瞭につぶやくフランスの有名人物、シャンソン界の上品な巨匠、詩人、映画監督…。
そのどれもが、世界中で膨大な作品が絶えず注目されている過激でポピュラーな作曲家の、側面でありイメージである。
本書はセルジュ・ゲンスブールがどのようにして20世紀に刻印を残してきたのかを語る、批評的で真に迫ったアプローチだ。
ジェーン・バーキン、ブリジッド・バルドー、バンブー、そして娘のシャルロット・ゲンスブールへの愛と調教、テレビスタジオで本物の500フラン札2枚を燃やした瞬間…。
知れば知るほどわからなくなる、ゲンスブールとは一体何者だったのか?
貴重な写真と本人の発言を織り交ぜながら、その奔放かつ破滅的人生を凝縮した一冊。
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社スペースシャワーネットワーク
- 発売日2010/12/17
- ISBN-104860203968
- ISBN-13978-4860203962
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商品の説明
著者について
【著者プロフィール】
アルノー・ヴィヴィアン:ジャーナリスト、文学評論家 (ラジオ番組≪Le Masque et la Plume(仮面とマスク)》に出演)、 ラジオパーソナリティ(フランス・アンテール局)、小説家である。 主著に『La ville des grincements de dents(歯ぎしりの街)』 (カルマン‐レヴィ社刊)、ジェラール・マルティとの共著 『Encore vivant deja mort(まだ生きていて、もう死んだ)』 (ヴェルティカル社刊)、『Le Genie du communisme(共産主義精髄)』 (ガリマール社刊)がある。
【訳者プロフィール】
プジョー友子:1964年、神奈川県に生まれる。 武蔵野女子大学短期大学部文科国文専攻卒業。 ソルボンヌ大学文明講座上級コース修了。 フランス系企業勤務の後、雑誌や書籍の翻訳に携わる。 訳書にフランツ‐オリヴィエ・ジズベール 『神なき死―ミッテラン、最後の日々』(春秋社)などがある。
アルノー・ヴィヴィアン:ジャーナリスト、文学評論家 (ラジオ番組≪Le Masque et la Plume(仮面とマスク)》に出演)、 ラジオパーソナリティ(フランス・アンテール局)、小説家である。 主著に『La ville des grincements de dents(歯ぎしりの街)』 (カルマン‐レヴィ社刊)、ジェラール・マルティとの共著 『Encore vivant deja mort(まだ生きていて、もう死んだ)』 (ヴェルティカル社刊)、『Le Genie du communisme(共産主義精髄)』 (ガリマール社刊)がある。
【訳者プロフィール】
プジョー友子:1964年、神奈川県に生まれる。 武蔵野女子大学短期大学部文科国文専攻卒業。 ソルボンヌ大学文明講座上級コース修了。 フランス系企業勤務の後、雑誌や書籍の翻訳に携わる。 訳書にフランツ‐オリヴィエ・ジズベール 『神なき死―ミッテラン、最後の日々』(春秋社)などがある。
登録情報
- 出版社 : スペースシャワーネットワーク (2010/12/17)
- 発売日 : 2010/12/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 296ページ
- ISBN-10 : 4860203968
- ISBN-13 : 978-4860203962
- Amazon 売れ筋ランキング: - 915,995位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 83,498位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
90年代に渋谷系を支持する若者のあいだで、もてはやされていたゲンスブール。しかしここ数年、一部のゲンスブール・マニアを除けば、我が国ではすっかりその名も色褪せてしまっていた印象は否めない...
が、なんと今年、ゲンスブール没後20年を記念してこの写真集が発売されたのである!文章は2008年に書かれたもののようだが(著者はジャーナリストで小説家)こうして翻訳され、20世紀最後のデカダンなオヤジに、ここ、日本で再びスポットがあてられるとはファンとして嬉しい限りである。伝記映画も公開され、2011年は日本におけるゲンスブール・イヤーといえるかもしれない。
本書の構成は「酒」「煙草」「創作」「映画」「文学」「政治」「バーキン」「バルドー」「バンブー」「醜さ」など...60のテーマで語られたゲンスブールの肖像(その大半が武勇伝)に関連写真が網羅され、300ページ近くある。年代順ではなく、テーマごとにあらゆる年代のゲンスブールが入り乱れている感じだ。当然だが写真集と銘打っているだけあって文章の比率は少ない。柔らかい文章とは言えないが、かといって難解でお堅い文章というわけでもない。フランス語特有のニュアンスや単語の発音など、括弧書きで説明されている箇所も多い。それでも2時間あれば読み終わる量である。
写真は晩年の(すっかり小汚いオヤジといった風貌の)ものが若干多いような印象だ。女性絡みではやはりバーキンとのツーショットが多く、B.Bとのエピソードが華やかに書かれている割にはパパラッチが撮ったような写真しか載っていない。おまけに圧倒的に量も少ない(ま、関係があれだっただけに少ないのは仕方がないとは思うけれど)あと少し残念だったのはテレビ出演時のときの映像を引き延ばしたのか、ひどく画質が粗い写真もあった。ほぼすべての写真に年月日の記載があるのは大変親切である。
ファンとしてゲンスブールの写真集が出版されたことだけでも喜ばしい出来事なのだが、この本に真新しい情報を期待して読むとやや肩を落としてしまう人もおられるかもしれない。映画を観て新たにゲンスブールに興味を持った人、とりあえずゲンスブールのことを知りたいという人は、やはり、フレンチ狂 永瀧達治さんによる『ゲンスブール、かく語りき』をお勧めする。この写真集に書かれてある内容は、写真があるかないかの違いだけで永瀧さんの著書とさほど大差はないように感じられる。永瀧さんの挑発的な文章は面白く、日本語で読むなら尚更だ。
さきほど書いたようにきれいな写真ばかりではないので写真集としての価値を問われると疑問だが、ファンであれば没後20年メモリアルとして持っておいてもよい本だろう。
が、なんと今年、ゲンスブール没後20年を記念してこの写真集が発売されたのである!文章は2008年に書かれたもののようだが(著者はジャーナリストで小説家)こうして翻訳され、20世紀最後のデカダンなオヤジに、ここ、日本で再びスポットがあてられるとはファンとして嬉しい限りである。伝記映画も公開され、2011年は日本におけるゲンスブール・イヤーといえるかもしれない。
本書の構成は「酒」「煙草」「創作」「映画」「文学」「政治」「バーキン」「バルドー」「バンブー」「醜さ」など...60のテーマで語られたゲンスブールの肖像(その大半が武勇伝)に関連写真が網羅され、300ページ近くある。年代順ではなく、テーマごとにあらゆる年代のゲンスブールが入り乱れている感じだ。当然だが写真集と銘打っているだけあって文章の比率は少ない。柔らかい文章とは言えないが、かといって難解でお堅い文章というわけでもない。フランス語特有のニュアンスや単語の発音など、括弧書きで説明されている箇所も多い。それでも2時間あれば読み終わる量である。
写真は晩年の(すっかり小汚いオヤジといった風貌の)ものが若干多いような印象だ。女性絡みではやはりバーキンとのツーショットが多く、B.Bとのエピソードが華やかに書かれている割にはパパラッチが撮ったような写真しか載っていない。おまけに圧倒的に量も少ない(ま、関係があれだっただけに少ないのは仕方がないとは思うけれど)あと少し残念だったのはテレビ出演時のときの映像を引き延ばしたのか、ひどく画質が粗い写真もあった。ほぼすべての写真に年月日の記載があるのは大変親切である。
ファンとしてゲンスブールの写真集が出版されたことだけでも喜ばしい出来事なのだが、この本に真新しい情報を期待して読むとやや肩を落としてしまう人もおられるかもしれない。映画を観て新たにゲンスブールに興味を持った人、とりあえずゲンスブールのことを知りたいという人は、やはり、フレンチ狂 永瀧達治さんによる『ゲンスブール、かく語りき』をお勧めする。この写真集に書かれてある内容は、写真があるかないかの違いだけで永瀧さんの著書とさほど大差はないように感じられる。永瀧さんの挑発的な文章は面白く、日本語で読むなら尚更だ。
さきほど書いたようにきれいな写真ばかりではないので写真集としての価値を問われると疑問だが、ファンであれば没後20年メモリアルとして持っておいてもよい本だろう。