業界関係者を含め、活字表現にこだわる多くの人々に影響を与え続けた編集者が、
末期癌を宣告され闘う最期の日々の中で、何を読み、または何を読もうとし、
何を書こうとしたか。 誰と会い、何を感じ、何を残そうとしたか。
読書を格闘技としてこよなく愛した人が、自らの人生の最後を疑視する中で、
最後まで読もうとし、書こうとした本やテーマのリストも大変参考になるが、
「格闘技としての読書」とはどういうものか、
「読む」という行為が「格闘技」になるときとは・・・?
ブレのない文章から滲み出すエネルギーにもインスパイアされる。
「海辺のカフカ」評、「スイング・ジャーナル誌」評・・・全く仰せの通り。
バッサバッサと本当のことを無駄なくプライドと勇気をもって書いてくれた、
プロ中のプロの死が惜しまれます。
この本を残してくださって、本当にありがとうございました。
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ファイナル・カウントダウン: ヤスケンの編集長日記 単行本 – 2003/1/1
安原 顯
(著)
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社清流出版
- 発売日2003/1/1
- ISBN-104860290305
- ISBN-13978-4860290306
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
オンライン書店bk1の「文芸サイト編集長日記」2002年8月から11月までをまとめて刊行。日記の他に、日々贈られる新聞雑誌、単行本、「これから読む本の一覧」、買ったり贈呈されたCDなども列記する。
登録情報
- 出版社 : 清流出版 (2003/1/1)
- 発売日 : 2003/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 250ページ
- ISBN-10 : 4860290305
- ISBN-13 : 978-4860290306
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,244,421位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 34,235位エッセー・随筆 (本)
- - 85,897位歴史・地理 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年8月28日に日本でレビュー済み
安原顯はこの日記を書いているとき、癌の末期の症状で、レントゲンでは肺は真っ白、余命一カ月の診断、癌からくる両肩の激痛、両手の腫れに悩まされる。そんなときだからこそ、クソ本をけなすためにだけ読まなくてもいいのにと思ってしまうのだが、これがこの人の生きる糧になっているのだから、どうしようもない。
読書を格闘技とした人の、その最後の打ち上げ花火のような日々。
唯一、癌になってよかったことは、安原顯自身が、生前に、自分の目で、友人知人たちの励ましや、感謝の言葉を知ることができたことだ。そんなもの、死んでしまってからもらったって、なんの役にも立たねえ、などと彼ならいったかもしれない。
村上春樹の『海辺のカフカ』についてはコテンパン。それを誉めている批評家にまでやつあたりしている。でも、なんとなく愛する人なんだよなあ、というカンジだけは伝わってくる。
読書を格闘技とした人の、その最後の打ち上げ花火のような日々。
唯一、癌になってよかったことは、安原顯自身が、生前に、自分の目で、友人知人たちの励ましや、感謝の言葉を知ることができたことだ。そんなもの、死んでしまってからもらったって、なんの役にも立たねえ、などと彼ならいったかもしれない。
村上春樹の『海辺のカフカ』についてはコテンパン。それを誉めている批評家にまでやつあたりしている。でも、なんとなく愛する人なんだよなあ、というカンジだけは伝わってくる。