こんなに中身の濃いインタビュー集って、滅多にない。面白かった。さすがロッキング・オン。
どのインタビューを読んでも、マンガ家の志(こころざし)の高さに驚く。
彼らの創作への熱意はものすごい。(ただし江口御大だけは、ちょっと印象が・・・違うかも。)
面白かったのは、すべての作家に共通している、商業主義への同意。
マンガ家は読者に支持される作品を描かなければならない。読者に支持されなくなったら表舞台から退場しなければならないと言っている。11人の作家全員が同じ意見。すごい人たちだ。自己満足はあり得ないのだ。
だからマンガ家にとっては、週刊誌の連載は神聖なことなのだ。
またマンガ家は自分が誰から影響を受けたかを饒舌に語る。そして先達への敬意を隠そうとしない。
更に商業誌で勝負するかぎり、ベテランも若手もなく競争し、そこでの勝利の喜び、焦り、新たな才能への嫉妬等、隠そうとしない。こういう業界って他にあるだろうか。
いやあ、独特の世界ですね。
マンガ家が棲んでいるのは、純粋で残酷な世界だ。
日本のマンガ産業が強い理由がよくわかります。
子どものころ好きだったマンガを思い出しました。
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マンガの道: 私はなぜマンガ家になったのか 単行本 – 2005/3/1
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購入オプションとあわせ買い
・「コミックH」のロング・インタヴューを一人語り形式で自叙伝として再録。
・人気マンガ家11人が、知られざるプライベートと、創作の秘密や、「どのようにしてマンガを描き始めたのか」「なぜマンガという道を選んだのか」「デビュー当時の苦労」などを語る決定版!
収録作家:
安野モヨコ、山本直樹、江口寿史、古屋兎丸、小池田マヤ、山田芳裕、
吉田戦車、矢沢あい、しりあがり寿、内田春菊、ハロルド作石
・人気マンガ家11人が、知られざるプライベートと、創作の秘密や、「どのようにしてマンガを描き始めたのか」「なぜマンガという道を選んだのか」「デビュー当時の苦労」などを語る決定版!
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安野モヨコ、山本直樹、江口寿史、古屋兎丸、小池田マヤ、山田芳裕、
吉田戦車、矢沢あい、しりあがり寿、内田春菊、ハロルド作石
- 本の長さ316ページ
- 言語日本語
- 出版社ロッキング・オン
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104860520475
- ISBN-13978-4860520472
登録情報
- 出版社 : ロッキング・オン (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 316ページ
- ISBN-10 : 4860520475
- ISBN-13 : 978-4860520472
- Amazon 売れ筋ランキング: - 601,977位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 284,404位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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5つのうち2.1つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年11月3日に日本でレビュー済み
単行本の発売は05年だが、インタビュー自体は00年から02年にかけてのものなので、現在進行形ではない。ただし、タイトルの通りマンガに向き合う姿勢みたいなことを中心に語っているので、今でも充分通用する内容だ。マンガ家が自作を解説しているインタビューや本は興ざめだが、こういったものならOKだ。どのインタビューも読み応えがある。共感したり、笑ったり。充実した読書の時間を過ごすことができた。
例えば、江口寿史の「マンガって、子供のやわらかい頭をかき回すもんだっていうのがあって―」という発言。わたしは彼のデビューから作品を読み続けていたのだが、確かにそうかもしれない、と頷くと同時に、なんでもいいからマンガを描いてよというツッコミのひとつもいれたくなった。本当にこのままじゃ幻のマンガ家になってしまうぞ。
「ハロルド作石」マンガ家としての実力に見合うだけの商業的成功を収めているマンガ家だと思っていたのだが、その志の高さにうたれた。彼は青年誌ではなくヤンマガを中心に活躍、現在は月間少年マガジンで連載しているマンガ家だが、題材自体は学園モノ、プロ野球、格闘技、音楽と王道(音楽はちょっと違うが)だが、新しいオモシロさを持つ作品を描け、しかも誰が読んでも楽しめる(はずの)ものに仕上げることができる、本当に実力のあるマンガ家だと思う。
「吉田戦車」柳の枝のような受答えだけど、この人は凄い。ただでさえ才能を削り取るように描かなければならないため作家寿命の短いギャグマンガ家なのに、もう20年近くもやっている。しかも不条理ギャグと呼ばれるジャンルだ。ここ最近はさすがに発表する量は減ったものの健在だ。インタビューでの発言からも感じるが、きっと頭が柔軟な人なんだろうと思う。頭の中を覗いてみたいマンガ家の一人だ。
例えば、江口寿史の「マンガって、子供のやわらかい頭をかき回すもんだっていうのがあって―」という発言。わたしは彼のデビューから作品を読み続けていたのだが、確かにそうかもしれない、と頷くと同時に、なんでもいいからマンガを描いてよというツッコミのひとつもいれたくなった。本当にこのままじゃ幻のマンガ家になってしまうぞ。
「ハロルド作石」マンガ家としての実力に見合うだけの商業的成功を収めているマンガ家だと思っていたのだが、その志の高さにうたれた。彼は青年誌ではなくヤンマガを中心に活躍、現在は月間少年マガジンで連載しているマンガ家だが、題材自体は学園モノ、プロ野球、格闘技、音楽と王道(音楽はちょっと違うが)だが、新しいオモシロさを持つ作品を描け、しかも誰が読んでも楽しめる(はずの)ものに仕上げることができる、本当に実力のあるマンガ家だと思う。
「吉田戦車」柳の枝のような受答えだけど、この人は凄い。ただでさえ才能を削り取るように描かなければならないため作家寿命の短いギャグマンガ家なのに、もう20年近くもやっている。しかも不条理ギャグと呼ばれるジャンルだ。ここ最近はさすがに発表する量は減ったものの健在だ。インタビューでの発言からも感じるが、きっと頭が柔軟な人なんだろうと思う。頭の中を覗いてみたいマンガ家の一人だ。
2005年12月8日に日本でレビュー済み
本書は、人気マンガ家11人の知られざる生い立ち、デビュー時の苦労、創作の秘密から今後までをインタビューとしてまとめた一冊。収録されているマンガ家は、安野モヨコ、山本直樹、江口寿史、古屋兎丸、小池田マヤ、山田芳裕、吉田戦車、矢沢あい、しりあがり寿、内田春菊、ハロルド作石と、マンガ好きなら誰もが知っているマンガ家ばかりで、作品についてもそれぞれに触れられていることもあり、マンガ好きとしても非常に興味深い内容でした。特に個人的には連載途中で打ち切りとなった山田芳裕の「度胸星」についての経緯は読む価値ある内容でした。