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読むのが怖い!―帰ってきた書評漫才 激闘編 単行本 – 2008/4/1
○単行本特別企画
北上次郎が大森望に/大森望が北上次郎に読ませたい オールタイムベスト3
- 本の長さ331ページ
- 言語日本語
- 出版社ロッキング・オン
- 発売日2008/4/1
- ISBN-104860520742
- ISBN-13978-4860520748
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商品の説明
著者について
1946年東京生まれ。文芸評論家。1976年に椎名誠氏らと「本の雑誌」を創刊、現在は同誌顧問。『冒険小説論』(早川書房)で日本推理作家協会賞受賞。主な著者に『一人が三人』(晶文社)、『情痴小説の研究』(ちくま文庫)、『エンターテインメント作家ファイル108 国内編』(本の雑誌社)など多数。編著に『14歳の本棚 青春小説傑作選』全3巻(「部活学園編」「初恋友情編」「家族兄弟編」新潮文庫)。そのほか、目黒考二名義で『笹塚日記』シリーズ、競馬評論家・藤代三郎名義で『外れ馬券』シリーズなどがある。
大森望(おおもり・のぞみ)
1961年高知県生まれ。翻訳家・書評家。SFを中心に純文学からサブカルまで幅広くカバーする。編訳書にシオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』、 コニー・ウィリス 『最後のウィネベーゴ』(以上、河出書房新社)、訳書にウィリス『犬は勘定に入れません』『ドゥームズデイ・ブック』(早川書房)、『航路』(ヴィレッジブックス)など多数。著書に『特盛! SF翻訳講座』(研究社)、『現代SF1500冊 乱闘編』『同・回天編』(太田出版)、『文学賞メッタ斬り!』シリーズ(豊崎由美と共著/PARCO出版)など。
登録情報
- 出版社 : ロッキング・オン (2008/4/1)
- 発売日 : 2008/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 331ページ
- ISBN-10 : 4860520742
- ISBN-13 : 978-4860520748
- Amazon 売れ筋ランキング: - 197,406位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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書評界の両雄が意見をぶつけ合う、書評対談の第2弾!
北上次郎が感動した箇所を大森望は「笑っちゃいますよ」と言ったり
大森望お薦めの作品を北上次郎は「うまいし面白いんだけど、とくに
何の感想もないよね」と言ったり。
「ゆずれない二人」の書評漫才、もとい書評対談を堪能せよ!
待ちに待った第2弾です。前作も良かったですが今回も
期待して待っていた甲斐がある面白さでした。
対談中に、自分の書いた解説を読んで、「ああ、なるほど」と
話しの内容を思い出したり、大森さんに説明されて
「ああ、そうだったの?」と言ったりする北上さんが
相変わらずで、面白かったです。
単行本特別企画として、二人の選ぶ「オールタイムベスト3対決」も
収録されています。
エンタメ系の小説が好きで、積読本に悩まされている人は
この本で紹介されている面白そうな本を読みたくなり
積読本が増える恐れがあるので、ご注意を。
そういう意味で、“読むのが怖い!”本です。
現代翻訳SFなどには、鼻も引っかけない北上次郎氏。
今回、北上氏は、これまでの対談で取り上げられた自分がピンとこなかった作品や、
自分の読書嗜好を説明するものとして、高橋源一郎が語った「小説と物語の違い」を
引用し、物語派の自分に“小説”は理解できないので、今後“小説”に関しては、
ノー・コメントにすると宣言しますw
まあ、すべてのテキストを、“小説”と“物語”のどちらか一方に
カテゴライズすることはできないと思いますが、北上氏のように、
自分の好みを把握しておくことは、より良い読書生活のため、
必要なことだといえます。
そして、個々の作品を読む以前に、ミステリならミステリ、SFならSFといった
ジャンルに特有な「文法」や「約束事」についての知識を持っておいたほうが、
より深く、豊かにその作品を味わうことができると思います。