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ヴードゥー大全: アフロ民俗の世界 単行本 – 2006/4/1
- 本の長さ484ページ
- 言語日本語
- 出版社夏目書房
- 発売日2006/4/1
- ISBN-104860620070
- ISBN-13978-4860620073
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登録情報
- 出版社 : 夏目書房 (2006/4/1)
- 発売日 : 2006/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 484ページ
- ISBN-10 : 4860620070
- ISBN-13 : 978-4860620073
- Amazon 売れ筋ランキング: - 834,463位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
檀原 照和(だんばら てるかず)Dambala Tell-kaz
1970年東京生まれ。
「土地にまつわる習俗」をテーマにしたノンフィクション作家。作品の根底には「在来文化と外来文化の衝突による悲劇と新たな文化・風習の誕生」という共通項がある。
2006年、夏目書房より『ヴードゥー大全』を刊行(2008年、NIKE JAPAN"TRUE DUNK"キャンペーンの壁面広告で同書が取り上げられる)。ハイチ太鼓歌舞グループの来日デモンストレーション(東京・アサヒビール本社一階)の司会、パンフレット作成、第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)の関連イベント(横浜市金沢区主催)での講演活動などを行う。
2009年、2冊目の著作である『消えた横浜娼婦たち』(データハウス)を発表。半ば都市伝説化した老娼婦「白いメリーさん」や戦前の名物娼婦「メリケンお浜」をはじめ、都市横浜の語られなかった歴史をつぶさに調査し、街にしずかな衝撃をもたらした。
2020年、3冊目の著作『白い孤影 ヨコハマメリー』(ちくま文庫)を発表。前作につづきヨコハマメリーと彼女にまつわることがらを深掘りし、決定版と言える作品をものにした。
共著に『太平洋戦争 封印された闇の史実』(ミリオン出版 2015年)。
2020年11月より公益社団法人 日本文藝家協会会員。
ブログ:https://www.yanvalou.yokohama/
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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オビアとかミャルとかカンドンブレとかサンテリーアとか、さういふのが一ぱい出てくる。
ヴードゥーと言ったらゾンビであるが、そのヴードゥーのゾンビに関するややこしい問題が分かりやすく書かれる。
あとアフリカへ一桁世紀頃、キリスト教が来てたといふのと、精霊信仰やってた黒人の皆さんがそれを受け入れてて、てふのと、ラテンアメリカでのキリスト教(カトリックだけでない上に、サンテリアとかではさういふ訳でマイルドな接触とやらが)との関係を説く。
北米の南部での黒人文化の浸透とか、けっこう面白い。
「オベアマンとはなんだろう?」という疑問に駆られ、この本を読みました。
オベアマン(オービアマン)がジャマイカ版陰陽師とでも言うような存在である
ことがわかり、他にも黒人宗教の面白さに知識欲を刺激されました。あたかも、
熱気を帯びた泥臭いリズムが心臓に迫ってくるような彼らの世界観、久々に本を
読む楽しみを感ぜられました。
特に自分が面白いと思ったエピソード。
これを読む前に大泉実成『説得』というドキュメンタリーを読んでいました。
交通事故に遭った児童への輸血を、"エホバの証人(聖書原理主義の宗教団体)"である
両親が拒否し、児童は死んでしまう。かつてエホバであった著者が、事件を探るべく
児童の運ばれた病院、エホバの集会、そして児童の両親へ全身でぶつかっていく。
読後、親子とは、いのちとは、そして宗教とは何かを深く考えさせるもので、
しばらく胃の重い気持ちになっていました。
そのときに読んだこのヴードゥー大全におけるエピソードがなんとも妙味。
ラスタマンは菜食主義者であり、豚肉、貝類、イカ、タコなども食べない。しかし
彼らはどうしても腹が減って、豚肉しか周囲にないときは、自分の名前をラスタマンで
ない知人のものに変えて、一時的にラスタマンをやめ、豚肉を食べてしまうのだ。
食べたらケロッとまたラスタマンに戻る。ジャマイカという国民性もあるだろうが、
と著者は添えているが、なんというフレキシブルさ!同じ聖書を起源としつつも
(やや事情は異なるが)ラスタファリズムとエホバのこの差はなんだろうか。
「説得」読後の胃の重みはすっきり吹き飛び、「もしキリシタンにならざるを
得なかったら、ジャマイカ系のキリストだな」などとわけのわからぬことを
ぼんやり思った。