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START INNOVATION ! with this visual toolkit.〔スタート・イノベーション! 〕―ビジネスイノベーションをはじめるための 実践ビジュアルガイド&思考ツールキット 単行本(ソフトカバー) – 2015/2/20
ダブルポイント 詳細
『どうやってイノベーションを起こすのか! ?』
この疑問に、本書は明解な手順で答えてくれます。
本書は実践からほど遠いむずかしい学術的な理論書ではありません。
ビジネスの現場で実践できる内容が本書の大きな特長であり、
イノベーションを探検になぞらえた、著者のメソトロジーには、
読者を鼓舞するイノベーターとしてのマインドセットや、
ビジネスのフレームワーク、確認すべきチェックリストが満載です。
テクノロジーの進化、ライフスタイルの変化のスピードは目覚ましく、
今やどんな分野、業態でも大きな変革が求められています。
しかし、変革のための準備は一部の才能に託してはいけません。
なぜならそれ故にそのほとんどが途中で失敗しているからです。
本書はチームでの創案、合意形成、検証、実施の重要性を説きながら、
チームでの検討作業をどのようにファシリテート(司会進行)し、
どのように課題を見極め、一緒に乗り越えていくかを指南しています。
イノベーションの達成までには、非常に多くの困難をともないますが、
準備していくべきこと、フェーズごとに検討していくべきこと自体は、
ロジカルシンキングであり、学んでしまえば特別むずかしいことではありません。
本書のメソッドや思考ツールを、自分が手がけるイノベーションのために、
環境や条件に応じて、自分なりにアレンジして実践してみてください。
著者のハイス・ファン・ウルフェンは、欧州で活躍している
イノベーションコンサルティング、スタートアップのスペシャリストです
(LinkedInではトップソートリーダーの150人に選出)。
デザイン思考や最新マーケティング手法を組み込んだメソッドを用いて、
欧州40社以上のイノベーションプロジェクトを成功に導いてきました。
●ビジネスモデルイノベーション協会推薦図書
●序文:小山龍介(BLOOM CONCEPT/著書に『IDEA HACKS!』に始まるハックシリーズ、訳書に『ビジネスモデル・ジェネレーション』)
●解説:山口博志(DNP Service Design Lab)、上原哲郎(CONCENT)、田川欣哉(takram design engineering)
この疑問に、本書は明解な手順で答えてくれます。
本書は実践からほど遠いむずかしい学術的な理論書ではありません。
ビジネスの現場で実践できる内容が本書の大きな特長であり、
イノベーションを探検になぞらえた、著者のメソトロジーには、
読者を鼓舞するイノベーターとしてのマインドセットや、
ビジネスのフレームワーク、確認すべきチェックリストが満載です。
テクノロジーの進化、ライフスタイルの変化のスピードは目覚ましく、
今やどんな分野、業態でも大きな変革が求められています。
しかし、変革のための準備は一部の才能に託してはいけません。
なぜならそれ故にそのほとんどが途中で失敗しているからです。
本書はチームでの創案、合意形成、検証、実施の重要性を説きながら、
チームでの検討作業をどのようにファシリテート(司会進行)し、
どのように課題を見極め、一緒に乗り越えていくかを指南しています。
イノベーションの達成までには、非常に多くの困難をともないますが、
準備していくべきこと、フェーズごとに検討していくべきこと自体は、
ロジカルシンキングであり、学んでしまえば特別むずかしいことではありません。
本書のメソッドや思考ツールを、自分が手がけるイノベーションのために、
環境や条件に応じて、自分なりにアレンジして実践してみてください。
著者のハイス・ファン・ウルフェンは、欧州で活躍している
イノベーションコンサルティング、スタートアップのスペシャリストです
(LinkedInではトップソートリーダーの150人に選出)。
デザイン思考や最新マーケティング手法を組み込んだメソッドを用いて、
欧州40社以上のイノベーションプロジェクトを成功に導いてきました。
●ビジネスモデルイノベーション協会推薦図書
●序文:小山龍介(BLOOM CONCEPT/著書に『IDEA HACKS!』に始まるハックシリーズ、訳書に『ビジネスモデル・ジェネレーション』)
●解説:山口博志(DNP Service Design Lab)、上原哲郎(CONCENT)、田川欣哉(takram design engineering)
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日2015/2/20
- 寸法18.5 x 1.7 x 21 cm
- ISBN-104861009642
- ISBN-13978-4861009648
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商品の説明
著者について
ハイス・ファン・ウルフェン(GIJS VAN WULFEN)
著者のハイス・ファン・ウルフェンは、イノベーションコンサルティング、スタートアップのスペシャリスト(LinkedInでは、トップソートリーダーの150人に選出。Innovation Excellenceでは、インターナショナルトップブロガーとして2位を記録)。世界中のさまざまな製造・サービス企業、NPO組織で、講演・研修、ワークショップのファシリテーターを担当、数々のイノベーションを成功に導いている。その経験のなかで生み出され改良されてきたのが、本書で紹介している、新製品・サービス、ビジネスモデルのアイデアを創出し、プランを実現していくためのイノベーションメソッド「FORTH」だ。デザイン思考や最新マーケティング手法を組み込んだ著者独自のイノベーションメソッドは、クリエイティブなビジネス思考のベストプラクティスになっている。また「FORTH」は、マゼランの危機感、アムンセンの綿密な準備、アポロ計画の目標への専念、コロンブスの勇気、そしてエベレストを制覇したヒラリーのチームワークなど、偉大な探検家たちの成功体験をなぞらえており、探検家としてのマインドセットを教示してくれる。
著者のハイス・ファン・ウルフェンは、イノベーションコンサルティング、スタートアップのスペシャリスト(LinkedInでは、トップソートリーダーの150人に選出。Innovation Excellenceでは、インターナショナルトップブロガーとして2位を記録)。世界中のさまざまな製造・サービス企業、NPO組織で、講演・研修、ワークショップのファシリテーターを担当、数々のイノベーションを成功に導いている。その経験のなかで生み出され改良されてきたのが、本書で紹介している、新製品・サービス、ビジネスモデルのアイデアを創出し、プランを実現していくためのイノベーションメソッド「FORTH」だ。デザイン思考や最新マーケティング手法を組み込んだ著者独自のイノベーションメソッドは、クリエイティブなビジネス思考のベストプラクティスになっている。また「FORTH」は、マゼランの危機感、アムンセンの綿密な準備、アポロ計画の目標への専念、コロンブスの勇気、そしてエベレストを制覇したヒラリーのチームワークなど、偉大な探検家たちの成功体験をなぞらえており、探検家としてのマインドセットを教示してくれる。
登録情報
- 出版社 : ビー・エヌ・エヌ新社 (2015/2/20)
- 発売日 : 2015/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 264ページ
- ISBN-10 : 4861009642
- ISBN-13 : 978-4861009648
- 寸法 : 18.5 x 1.7 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 416,992位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 269位商品開発
- - 28,272位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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株式会社ブルームコンセプト 代表取締役
名古屋商科大学大学院 ビジネススクール准教授
一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会 代表理事
1975年福岡県生まれ.京都大学文学部哲学科美術史卒業。大手広告代理店勤務を経て,サンダーバード国際経営大学院でMBAを取得。松竹株式会社プロデューサーとして歌舞伎をテーマにした新規事業立ち上げに携わったあと、株式会社ブルームコンセプトを設立。
HACKS!ノートをはじめとした新商品開発や新規事業プロデュースを手がける一方、ライフハックに基づく講演・セミナー・企業研修を多数行っている。
主な著書に『IDEA HACKS!』『TIME HACKS!』『整理HACKS!』(いずれも東洋経済新報社)『iPhone HACKS!』(宝島社)『STATIONERY HACKS!』(マガジンハウス)などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月4日に日本でレビュー済み
冒頭にアムンゼンやコロンブスの話が出て来て、コジツケ臭い本ではないかと一瞬訝しんだが、内容はとにかく実践的な「手順」(FORTH Inovation Method; Full Steam Ahead, Observe & Learn, Raise Ideas, Test Ideas and Homecoming)を丁寧にまとめた本。
著者の他の本と同様、企業内イノベーションを前提とした内容だが、この手順は企業の上司や幹部、他部署の管理職などから、例えば投資家や潜在顧客、クライアント等を相手にすることを想定を換えても成立するであろう、現実的で堅固なものだ。どのような立場の方であっても、新規事業を検討する際には参照して損はしない一冊。
著者の他の本と同様、企業内イノベーションを前提とした内容だが、この手順は企業の上司や幹部、他部署の管理職などから、例えば投資家や潜在顧客、クライアント等を相手にすることを想定を換えても成立するであろう、現実的で堅固なものだ。どのような立場の方であっても、新規事業を検討する際には参照して損はしない一冊。
2015年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イノベーションのあり方や進め方に関して、とても思い切りのよい指摘が続く本です。導入部にある史実からの学びやイノベーションの失敗事例を含め、読後には一種の爽快感も味わえます。この種の本を読む目的はヒト様々ですが、考える時間やそのきっかけを持つために読むとすれば最適ではないかと思います。
チェックリストが多く出てくるので、イノベーションの各フェーズでモノを考える際の実用書にもなります。例えば、「イノベーションのスタートで起こる10の問題」「あなたのイノベーションの使命は?」などは自分自身が過去に取り組んだいくつかのプロジェクトを振り返ると何が盲点だったかよく分かりました。
各所でコツを丁寧に披露している点も役立ちます。個人的には「ブレーンストーミングの効果を高めるコツ」には強く共感しました。チームワークの重要性や、所謂「社内マーケティング」あたりまでもしっかりカバーされています。
ただ、オランダ人の著者にしては(故か)少々アメリカンな感じがして日本の組織や社会にそのまま適用させるには「文化の翻訳」が必要に思いました。また、出てくるツールが混合玉石で、長時間を要するものも多く、実用的に思えないのは私だけでしょうか?写真を見る限りややカリスマっぽい感じで、本の内容と同じく情熱的な方なんでしょう。この方のファシリテーションなら嵌る技法なのかもしれません。解説で上原哲郎さんが述べられていますが、私もエッセンスは活用してみたいと思っています。
ほぼ同時期に翻訳が出た「101デザインメソッド」と本のサイズは全く同じで価格は100円しか違いませんが、合わせて読むと、背景にある思想や方法論は大きく違い、イノベーションやデザイン思考の各流派の多様性を再認識しました。
チェックリストが多く出てくるので、イノベーションの各フェーズでモノを考える際の実用書にもなります。例えば、「イノベーションのスタートで起こる10の問題」「あなたのイノベーションの使命は?」などは自分自身が過去に取り組んだいくつかのプロジェクトを振り返ると何が盲点だったかよく分かりました。
各所でコツを丁寧に披露している点も役立ちます。個人的には「ブレーンストーミングの効果を高めるコツ」には強く共感しました。チームワークの重要性や、所謂「社内マーケティング」あたりまでもしっかりカバーされています。
ただ、オランダ人の著者にしては(故か)少々アメリカンな感じがして日本の組織や社会にそのまま適用させるには「文化の翻訳」が必要に思いました。また、出てくるツールが混合玉石で、長時間を要するものも多く、実用的に思えないのは私だけでしょうか?写真を見る限りややカリスマっぽい感じで、本の内容と同じく情熱的な方なんでしょう。この方のファシリテーションなら嵌る技法なのかもしれません。解説で上原哲郎さんが述べられていますが、私もエッセンスは活用してみたいと思っています。
ほぼ同時期に翻訳が出た「101デザインメソッド」と本のサイズは全く同じで価格は100円しか違いませんが、合わせて読むと、背景にある思想や方法論は大きく違い、イノベーションやデザイン思考の各流派の多様性を再認識しました。
2015年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここに来て、
ファシリテーションという言葉が
実際のビジネスの現場や交渉の場面でも
広まってきています。
先日も、イノベーション関係のイベントに参加された方の
実に8割以上が社内でファシリテーションという
言葉を日常的に使われているとのことで
本当に広まってきたという印象を受けます。
これまで、日本では
「ファシリテーション」といえば、
会議の進行という役割でしたが
海外では、すでに製品の開発から事業のコンセプト
次のビジネス・イノベーションを行う場面で
取り入れられています。
その流れは、
世界的大ベストセラー、
ビジネス書の変革書というべき
『ビジネスモデルジェネレーション』が
2010年発売されて以降、さらに加速しています。
しかし、日本では、
実際にファシリテーションを通じ、
イノベーションを起こす本がほとんどないのが
残念でした。
中小企業や大企業の研修や地域の活性で
「BMキャンバス」や「フューチャーセッション」を用いて
ファシリテーションを行ってみて感じるのが、
現場の一番の悩みは、
どうやって「イノベーション」を起こすのか?
ということです。
本書はまさに、そうした悩みを持ち、
ビジネスの現場からイノベーションを
起こしたい人に必見の一冊となっています。
まず驚かされるのが、オールカラーで良質な紙。
そして、何より「イノベーション」や「デザイン思考」
最新の「テストマーケティング」など
ありとあらゆることが網羅されていることでしょう。
著者のハイス・ファン・ウルフェン氏は、
イノベーションコンサルティング、
スタートアップのスペシャリスト。
これまでに世界中のさまざまな製造、サービス企業、
NPO組織で、講演・研修、
ワークショップのファシリテーションを通じ、
数々のイノベーショを成功に導いています。
本書はその「成功と失敗」の実体験と
デザイン思考や最新のマーケティング手法を
組み合わせたFORTHメソッドを通じ、
15週間にかけてイノベーションを起こしていくのに
最良の一冊です。
まさに
これからイノベーションを起こしていきたい
ファシリテーターや
クリエイティブなビジネス思考を持ちたい
ビジネスパーソンのための
一冊なのではないでしょうか?
本書のテーマ、
「FORTHメソッド」とは、
FULL STEAMAHEAD 全速前進でスタート
OBSERVE&LEARN 観察と学び
RAISE IDEAS アイデアを出す
TEST IDEAS アイデアをテストする
HOMECOMING 帰還
から取っています。
イノベーションのプロセスを
「探検(EXPEDITION)」に見立て、
マゼランや、アポロ計画、コロンブスなど
探検家たちからの教訓、
探検のシチュエーション、チームワーク、
「イノベーション」を起こすなど
必須のマインドについて語っており、
一つ一つのページに目を向けたいところです
・偉大な探検家が残したイノベーション10の教訓
・イノベーションの10の教訓
・探検に乗り出すべきでない21のシチュエーション
・イノベーションをふいにする6つのパターン
・イノベーションがうまくいかない40の理由
など、
端的に必須事項が
まとまっていることはもちろん。
この著者ハイス氏自身の
はじめてのイノベーションの仕事の実体験をはじめ、
スーパーマリオとWii Fit誕生の事例や
ベン&ジェリーズのアイス誕生、
ツイッターの誕生から
フォード・エドセル、
ソニーベーター、
マイクロソフトのズーン
など失敗の事例まで
豊富な事例が載っているのが特徴です。
また、ところどころに引用される言葉は
おもわず目をとめてしまう。
誰がなんと言おうと
言葉とアイデアは
世界を変えられるんだ
―映画『いまを生きる』
いったん旅へ出れば、
航海は決して終わらない。
どこよりも静かな部屋の中で、
何度も何度も繰り広げられる。
心は旅することを
決してやめられないのだ。
―アメリカの作家、パット・コンロイ
顧客のほしいものを訊いて、
それを与えるだけではいけない。
できあがるころには、
顧客の目はもっと新しいものへ
移っているからだ
―スティーブ・ジョブズ
さらに本書の価値を高めているのが、
世界各国のトレンドサイト トップ18(p120-121)だ。
TEDやスプリングワイズなど多くの人に
知られているものもあるが、
クールハンティングや、PSFKなど
日本では
あまり非常に役立つ
知られていないサイトが載っています。
また、最終章では
イノベーションツールキットが載っており
約35の優れたワークを学ぶことができます。
なおかつ、
本書の優れているところは
その解説陣です。
ビジネスモデルジェネレーションの翻訳者小山龍介氏をはじめ、
DNPの山口氏、コンセントの上原氏、takramの田川氏と
気鋭のthinkerかつ実践者たちが、この本を解説しているのは
さらに、この本を面白く、深い一冊にしています。
素晴らしい一冊です。
ファシリテーションという言葉が
実際のビジネスの現場や交渉の場面でも
広まってきています。
先日も、イノベーション関係のイベントに参加された方の
実に8割以上が社内でファシリテーションという
言葉を日常的に使われているとのことで
本当に広まってきたという印象を受けます。
これまで、日本では
「ファシリテーション」といえば、
会議の進行という役割でしたが
海外では、すでに製品の開発から事業のコンセプト
次のビジネス・イノベーションを行う場面で
取り入れられています。
その流れは、
世界的大ベストセラー、
ビジネス書の変革書というべき
『ビジネスモデルジェネレーション』が
2010年発売されて以降、さらに加速しています。
しかし、日本では、
実際にファシリテーションを通じ、
イノベーションを起こす本がほとんどないのが
残念でした。
中小企業や大企業の研修や地域の活性で
「BMキャンバス」や「フューチャーセッション」を用いて
ファシリテーションを行ってみて感じるのが、
現場の一番の悩みは、
どうやって「イノベーション」を起こすのか?
ということです。
本書はまさに、そうした悩みを持ち、
ビジネスの現場からイノベーションを
起こしたい人に必見の一冊となっています。
まず驚かされるのが、オールカラーで良質な紙。
そして、何より「イノベーション」や「デザイン思考」
最新の「テストマーケティング」など
ありとあらゆることが網羅されていることでしょう。
著者のハイス・ファン・ウルフェン氏は、
イノベーションコンサルティング、
スタートアップのスペシャリスト。
これまでに世界中のさまざまな製造、サービス企業、
NPO組織で、講演・研修、
ワークショップのファシリテーションを通じ、
数々のイノベーショを成功に導いています。
本書はその「成功と失敗」の実体験と
デザイン思考や最新のマーケティング手法を
組み合わせたFORTHメソッドを通じ、
15週間にかけてイノベーションを起こしていくのに
最良の一冊です。
まさに
これからイノベーションを起こしていきたい
ファシリテーターや
クリエイティブなビジネス思考を持ちたい
ビジネスパーソンのための
一冊なのではないでしょうか?
本書のテーマ、
「FORTHメソッド」とは、
FULL STEAMAHEAD 全速前進でスタート
OBSERVE&LEARN 観察と学び
RAISE IDEAS アイデアを出す
TEST IDEAS アイデアをテストする
HOMECOMING 帰還
から取っています。
イノベーションのプロセスを
「探検(EXPEDITION)」に見立て、
マゼランや、アポロ計画、コロンブスなど
探検家たちからの教訓、
探検のシチュエーション、チームワーク、
「イノベーション」を起こすなど
必須のマインドについて語っており、
一つ一つのページに目を向けたいところです
・偉大な探検家が残したイノベーション10の教訓
・イノベーションの10の教訓
・探検に乗り出すべきでない21のシチュエーション
・イノベーションをふいにする6つのパターン
・イノベーションがうまくいかない40の理由
など、
端的に必須事項が
まとまっていることはもちろん。
この著者ハイス氏自身の
はじめてのイノベーションの仕事の実体験をはじめ、
スーパーマリオとWii Fit誕生の事例や
ベン&ジェリーズのアイス誕生、
ツイッターの誕生から
フォード・エドセル、
ソニーベーター、
マイクロソフトのズーン
など失敗の事例まで
豊富な事例が載っているのが特徴です。
また、ところどころに引用される言葉は
おもわず目をとめてしまう。
誰がなんと言おうと
言葉とアイデアは
世界を変えられるんだ
―映画『いまを生きる』
いったん旅へ出れば、
航海は決して終わらない。
どこよりも静かな部屋の中で、
何度も何度も繰り広げられる。
心は旅することを
決してやめられないのだ。
―アメリカの作家、パット・コンロイ
顧客のほしいものを訊いて、
それを与えるだけではいけない。
できあがるころには、
顧客の目はもっと新しいものへ
移っているからだ
―スティーブ・ジョブズ
さらに本書の価値を高めているのが、
世界各国のトレンドサイト トップ18(p120-121)だ。
TEDやスプリングワイズなど多くの人に
知られているものもあるが、
クールハンティングや、PSFKなど
日本では
あまり非常に役立つ
知られていないサイトが載っています。
また、最終章では
イノベーションツールキットが載っており
約35の優れたワークを学ぶことができます。
なおかつ、
本書の優れているところは
その解説陣です。
ビジネスモデルジェネレーションの翻訳者小山龍介氏をはじめ、
DNPの山口氏、コンセントの上原氏、takramの田川氏と
気鋭のthinkerかつ実践者たちが、この本を解説しているのは
さらに、この本を面白く、深い一冊にしています。
素晴らしい一冊です。
2015年2月20日に日本でレビュー済み
今の時代に一番不足しているのはイノベーションかも知れません、というと言い過ぎでしょうか。イノベーションの意味を技術革新だと考えると言い過ぎかも知れませんね。今ほど新しい技術が生まれ、特許が申請されている時代はないでしょう。でも「みんなが困っていることを解決すること、必要としていることを満たすこと」と表現すると、言い過ぎではないと思います。ビジネスパーソンのほとんどは、売れる製品を開発したり、ぴったりのマーケットに投入することができなくて困っています。普段の生活に目をやると、一寸したことに時間がかかりすぎて家族と過ごす大切な時間が失われることをはじめとして、事故や犯罪に巻き込まれるかもしれないこと、そして将来に不安があることなどなど、困っていることや満たされていないことが沢山あります。もっともっとイノベーションが起きて、イノベーションが当たり前になって、明るい世の中になってもらいたいと思いますよね。
「イノベーションを当たり前にする?それは頭のいい人、地位の高い人の仕事だろう」という声が聞こえそうですね。でも、それは正しい認識でしょうか?発明王エジソンは、今でこそ「偉い人」だというのが常識だという歌を毎週聞くことができますが、その当時は社会に適合できない人だと思われていました。百歩譲って、普通の人でしょうか。MacパソコンやiPod、iPadそしてiPhoneなど世の中を変える製品を生み出したアップル社を創立し、世界的な企業に成長させたスティブー・ジョブスも、最初から頭角を現していた訳ではありません。働きもせず、さりとて大学に正規に在学もできない時期に習ったカリグラフィーが全ての出発点だと回顧しているほどです。彼も最初は、普通の人だったといえそうです。
では、普通の人がどうしたらイノベーションできるのでしょうか。「スタート・イノベーション!ビジネスイノベーションをはじめるための実践ビジュアルガイド&思考ツールキット」の著者であるハイス・ファン・ウルフェンは、旅に出ることだと思っているようです。コロンブスやマゼランのような探検家になるのです。「探検家だって?」そうです。イノベーションに必要なのは、頭の良さや、地位の高さなどではありません。好奇心やあくまでロマンを追い求める熱い心だと言っているのです。高潔な理想の持ち主である必要もなさそうです。今はロマンの権化のように思われているコロンブスだって、旅に出た動機はお金儲けだったようですから。
でも想像力を働かせると、というか働かせるまでもなく、好奇心や情熱、ロマンを抱いて航海に出た人は沢山いたはずです。では、そんな人たちとコロンブスやマゼランは、どこが違ったのでしょうか?「運?」それもあるかも知れませんね。でも、それだけではないと思います。良いガイドを持ち、役に立つツールを揃え、それをうまく使いこなしたから上手くいったという側面もあると思います。一言でいうと、上手いプロセスを作り上げ、それをきちんとこなしていったということです。
「スタート・イノベーション」では、このプロセスを”FORTH”というモデルで解説しています。それは、こんな5つのステップから構成されています。
・ FULL STEAMAHEAD 全速前進でスタート!
・ OBSERVE&LEARN 観察と学び
・ RAISE IDEAS アイデアを出す
・ TEST IDEAS アイデアをテストする
・ HOMECOMING 帰還
「全速前進でスタート!」なんて、いかにも探検家のようですね。「イノベーションは、最初は小さな、壊れやすいものだから大切に、ソフトに、ゆっくりとスタートしなくちゃ、いけない」そう思っていた人は多いのではないでしょうか(筆者も、その一人でした)。でも、ここでいう全速前進スタートは、無謀に海に漕ぎ出すという意味ではありません。「今まで通りじゃ、いけないんじゃないだろうか」という熱い想いをエネルギーにして、イノベーションをぐいぐい推し進めていくという意味のようです。
「そんなエネルギー、下手をしたら暴発しちゃうよ」という声が聞こえそうですね。大丈夫です。FORTHは、たぎった情熱をイノベーションに向けて花開かせるモデルです。そしてこの本ではFORTHモデルに乗せて、37のツール(テクニック)、21のチャート、12の実用チェックリスト&フォーマットが紹介されています。これまでイノベーションという航海を成功させた偉大な先人たちのガイドとツールですね。
「スタート・イノベーション」のもう一つの魅力は、これらが創造力を刺激する美しいデザインで提供されていることです。ページを開く度に、美しい写真やカラフルなイラスト、魅力的なフォントで表現された珠玉の言葉が目に飛び込んできます。読んで楽しく、学んで役に立つ本ですね。家で静かに読んで思いを馳せるのも良し、読書会などで仲間と意見を戦わせるのもまた楽しだと思います。いい本に出会うことができました。
「イノベーションを当たり前にする?それは頭のいい人、地位の高い人の仕事だろう」という声が聞こえそうですね。でも、それは正しい認識でしょうか?発明王エジソンは、今でこそ「偉い人」だというのが常識だという歌を毎週聞くことができますが、その当時は社会に適合できない人だと思われていました。百歩譲って、普通の人でしょうか。MacパソコンやiPod、iPadそしてiPhoneなど世の中を変える製品を生み出したアップル社を創立し、世界的な企業に成長させたスティブー・ジョブスも、最初から頭角を現していた訳ではありません。働きもせず、さりとて大学に正規に在学もできない時期に習ったカリグラフィーが全ての出発点だと回顧しているほどです。彼も最初は、普通の人だったといえそうです。
では、普通の人がどうしたらイノベーションできるのでしょうか。「スタート・イノベーション!ビジネスイノベーションをはじめるための実践ビジュアルガイド&思考ツールキット」の著者であるハイス・ファン・ウルフェンは、旅に出ることだと思っているようです。コロンブスやマゼランのような探検家になるのです。「探検家だって?」そうです。イノベーションに必要なのは、頭の良さや、地位の高さなどではありません。好奇心やあくまでロマンを追い求める熱い心だと言っているのです。高潔な理想の持ち主である必要もなさそうです。今はロマンの権化のように思われているコロンブスだって、旅に出た動機はお金儲けだったようですから。
でも想像力を働かせると、というか働かせるまでもなく、好奇心や情熱、ロマンを抱いて航海に出た人は沢山いたはずです。では、そんな人たちとコロンブスやマゼランは、どこが違ったのでしょうか?「運?」それもあるかも知れませんね。でも、それだけではないと思います。良いガイドを持ち、役に立つツールを揃え、それをうまく使いこなしたから上手くいったという側面もあると思います。一言でいうと、上手いプロセスを作り上げ、それをきちんとこなしていったということです。
「スタート・イノベーション」では、このプロセスを”FORTH”というモデルで解説しています。それは、こんな5つのステップから構成されています。
・ FULL STEAMAHEAD 全速前進でスタート!
・ OBSERVE&LEARN 観察と学び
・ RAISE IDEAS アイデアを出す
・ TEST IDEAS アイデアをテストする
・ HOMECOMING 帰還
「全速前進でスタート!」なんて、いかにも探検家のようですね。「イノベーションは、最初は小さな、壊れやすいものだから大切に、ソフトに、ゆっくりとスタートしなくちゃ、いけない」そう思っていた人は多いのではないでしょうか(筆者も、その一人でした)。でも、ここでいう全速前進スタートは、無謀に海に漕ぎ出すという意味ではありません。「今まで通りじゃ、いけないんじゃないだろうか」という熱い想いをエネルギーにして、イノベーションをぐいぐい推し進めていくという意味のようです。
「そんなエネルギー、下手をしたら暴発しちゃうよ」という声が聞こえそうですね。大丈夫です。FORTHは、たぎった情熱をイノベーションに向けて花開かせるモデルです。そしてこの本ではFORTHモデルに乗せて、37のツール(テクニック)、21のチャート、12の実用チェックリスト&フォーマットが紹介されています。これまでイノベーションという航海を成功させた偉大な先人たちのガイドとツールですね。
「スタート・イノベーション」のもう一つの魅力は、これらが創造力を刺激する美しいデザインで提供されていることです。ページを開く度に、美しい写真やカラフルなイラスト、魅力的なフォントで表現された珠玉の言葉が目に飛び込んできます。読んで楽しく、学んで役に立つ本ですね。家で静かに読んで思いを馳せるのも良し、読書会などで仲間と意見を戦わせるのもまた楽しだと思います。いい本に出会うことができました。
2015年6月10日に日本でレビュー済み
外国人の本だが通訳が良いのか
すーっと入ってきます
わかりやすいです
すーっと入ってきます
わかりやすいです