「
白井弓子初期短篇集
」の次に読んだ、白井弓子の本です。絵のクオリティは非常に高く、ストーリーも面白かったです。ズッシリときました。あとがきによると、同人誌で本編を4 冊、番外編を1冊描いたものを1冊の本としてまとめ上げたモノなのですが、とても同人誌とは思えないレベルの高いものでした。
原稿がどう描かれているのか分からないのですが、「白井弓子初期短篇集」同様、水彩画のような絵柄で、それでいながらシッカリと力強いタッチで描かれていて、他のマンガ家さんにはない独特の雰囲気があります。この辺は好みが分かれるかもしれませんが、私は好きです。
「白井弓子初期短篇集」が淡い詩を読んでいるような感じだったのに対して、こちらはグワシッと胸をえぐられるような感じの作品でした。
帯にある「二人の淡く激しい恋」というのはちょっと違ってて、相手を守りたい気持ち、信頼といった方が適切なように思いました(それを恋っていうのかもしれませんが)。
他にも埋もれている作品があるのではないかと思いますので、それらも単行本化されることを期待します。
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天顕祭 (New COMICS) 単行本 – 2008/7/26
白井 弓子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
2015年の本屋大賞に選ばれた上橋菜穂子さん絶賛!
『久々に熱く濃いもので胸を貫くような漫画に出会った。傑作です。』
2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門で初の同人誌受賞作品です。
ヤマタノオロチ伝説の息づく未来。50年に1度の秘祭<天顕祭>の日が近づいていた。
咲(さき)は身を隠し、声を潜めてオロチの魔手から必死に逃れようとしていた。
鳶の若頭・真中はそうとは知らず咲を雇い入れる。身の廻りで起こる異変…。
そしてある日、忽然と消える咲…。運命にひきずられるように真中は、やがて天顕祭の
おぞましい秘密に触れる。
圧倒的独創力と心揺さぶる画筆で描ききった冒険ロマンファンタジー。
運命から逃れる女、運命に立ち向かう男。ふたりの淡く激しい恋が<天顕祭>の宿命を変える!
『久々に熱く濃いもので胸を貫くような漫画に出会った。傑作です。』
2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門で初の同人誌受賞作品です。
ヤマタノオロチ伝説の息づく未来。50年に1度の秘祭<天顕祭>の日が近づいていた。
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そしてある日、忽然と消える咲…。運命にひきずられるように真中は、やがて天顕祭の
おぞましい秘密に触れる。
圧倒的独創力と心揺さぶる画筆で描ききった冒険ロマンファンタジー。
運命から逃れる女、運命に立ち向かう男。ふたりの淡く激しい恋が<天顕祭>の宿命を変える!
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社サンクチュアリ出版
- 発売日2008/7/26
- ISBN-10486113921X
- ISBN-13978-4861139215
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登録情報
- 出版社 : サンクチュアリ出版 (2008/7/26)
- 発売日 : 2008/7/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 352ページ
- ISBN-10 : 486113921X
- ISBN-13 : 978-4861139215
- Amazon 売れ筋ランキング: - 6,229位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 16,193位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年10月3日に日本でレビュー済み
分厚さを意識させないストーリー展開に一気に読み切り、
その後、設定確認のために再度読み直した。上手い。
「恋物語」と銘打たれているが、緻密に構築された世界観が秀逸。
古代神話に汚い戦争、浄化竹、「天顕」のダブルミーニング。
『ナウシカ』や『シルクロードシリーズ』にも通じる「大戦後の世界」を描いた
圧倒的なストーリーは商業誌レベル(それも上位)。
随分前に買ったが、時折読み返したくなる本。
その後、設定確認のために再度読み直した。上手い。
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古代神話に汚い戦争、浄化竹、「天顕」のダブルミーニング。
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随分前に買ったが、時折読み返したくなる本。
2011年10月28日に日本でレビュー済み
3・11、フクシマの後にこそ、この作品を読むべき意味があります。
基本的なストーリーは、ありふれたボーイ・ミーツ・ガール(ボーイは少し歳が行ってますが・・・)。
SFに片足を置きつつ神話をモチーフにしたプロットも、二昔前の少女漫画におけるSFブームをなぞったもので、一周回って的な目新しさはあるものの、本質的な新しさはありません。
従って、発表当時にこの作品を読んでいたら、私はこの作品を大して評価しなかったと思います。
しかし、フクシマの後にこれを読んだからこそ、他作品にないパワーを感じると同時に、この作品に込められている真の意味を理解することができました。
この物語の舞台は未来の日本。
『汚い戦争』によって汚染された大地は、植物(竹)によって汚染物質を固定することによって回復に向かっています。
汚染物質は『フカシ(不可視だから)』と呼ばれ、マスクをつけた労働者たちが、「マスクなんかでふせげるわけがない」と認識しながら除染作業を続けています。
『フカシ』の程度を測るための『フカシキ(ガイガーカウンターに酷似)』が一般に多く流通し、その物質が本当に安全かどうかを市民が測ることが日常化しているような描写もあります。
上記の設定は明らかに放射能汚染をモチーフにしており、同時に、この物語全体が、原子力発電所についての物語であることを示しています。
そして『天顕祭(てんけんさい』という言葉の真の意味を知る時、私たちは、作者の恐るべき先見の明に、底のしれない恐怖すら覚えるのです。
基本的なストーリーは、ありふれたボーイ・ミーツ・ガール(ボーイは少し歳が行ってますが・・・)。
SFに片足を置きつつ神話をモチーフにしたプロットも、二昔前の少女漫画におけるSFブームをなぞったもので、一周回って的な目新しさはあるものの、本質的な新しさはありません。
従って、発表当時にこの作品を読んでいたら、私はこの作品を大して評価しなかったと思います。
しかし、フクシマの後にこれを読んだからこそ、他作品にないパワーを感じると同時に、この作品に込められている真の意味を理解することができました。
この物語の舞台は未来の日本。
『汚い戦争』によって汚染された大地は、植物(竹)によって汚染物質を固定することによって回復に向かっています。
汚染物質は『フカシ(不可視だから)』と呼ばれ、マスクをつけた労働者たちが、「マスクなんかでふせげるわけがない」と認識しながら除染作業を続けています。
『フカシ』の程度を測るための『フカシキ(ガイガーカウンターに酷似)』が一般に多く流通し、その物質が本当に安全かどうかを市民が測ることが日常化しているような描写もあります。
上記の設定は明らかに放射能汚染をモチーフにしており、同時に、この物語全体が、原子力発電所についての物語であることを示しています。
そして『天顕祭(てんけんさい』という言葉の真の意味を知る時、私たちは、作者の恐るべき先見の明に、底のしれない恐怖すら覚えるのです。
2011年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙の絵を見て期待して買ったのですが、物語とキャラクターに感情移入できず途中で読むのを辞めました。
神話のストーリーが好きな人や「天顕祭」に興味を持った人であれば最後まで楽しく読めると思う。
絵柄や大工というキャラクターの設定がなんとなく地味な感じがしたので好き嫌いが分かれる気がする。
神話のストーリーが好きな人や「天顕祭」に興味を持った人であれば最後まで楽しく読めると思う。
絵柄や大工というキャラクターの設定がなんとなく地味な感じがしたので好き嫌いが分かれる気がする。
2020年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は作者の出身地、愛媛県の東温市に有る「浮島神社」で大晦日の夜から新年にかけて行われる神楽を見て発想されたようです。
絵は上手ですが、中盤の闘いの所が少し判りにくかったように思います。応援しているので頑張って下さい。
絵は上手ですが、中盤の闘いの所が少し判りにくかったように思います。応援しているので頑張って下さい。
2013年7月24日に日本でレビュー済み
気に入って何度も読み返している作品の一つです。
全体的に荒々しくずっしりしているからか
真中がサキに対して「待ってるぞ」と声を掛けるシーンがとても心に残っています。
キャラクター萌えが主旨の作品ではないため、恋愛描写は割愛されていますが
だからこそ、こういった小さなやり取りが響きます。
お祭り特有の空気感、鳶のかっこよさ、日本神話の生々しさ…
私が好きなものがてんこ盛りです。
真中のかっこよさは、多分中学生の頃の自分ではあまり理解できなかったと思います。
倍以上生きた今だから、「ハンパない男っぷりがかっこいい」と思えるのかも。
全体的に荒々しくずっしりしているからか
真中がサキに対して「待ってるぞ」と声を掛けるシーンがとても心に残っています。
キャラクター萌えが主旨の作品ではないため、恋愛描写は割愛されていますが
だからこそ、こういった小さなやり取りが響きます。
お祭り特有の空気感、鳶のかっこよさ、日本神話の生々しさ…
私が好きなものがてんこ盛りです。
真中のかっこよさは、多分中学生の頃の自分ではあまり理解できなかったと思います。
倍以上生きた今だから、「ハンパない男っぷりがかっこいい」と思えるのかも。
2011年9月13日に日本でレビュー済み
何年か前に書店に平置きされていたときから、気になってました。 表紙が・・妙に頭にこびりついて離れない「絵」で。
先日、偶然見かけて、買い求め、結構厚めなのに一気に読了しました・・「しまった、もっと早く読んでいれば。」が素直な読後感です。
やれ、絵柄がどうの、同人誌がどうの、と書いていた人たちも、多分、今となっては、この作品の凄味を思い知っていると思います。
全ては2011年3月15日から変わってしまったのだから・・それこそが、この作品の「凄味」をいやでも知らしめてしまったのだから。
作品自体も、とても同人誌が初出と思えないほどの完成度の高さです、よくぞ、文化庁も見いだしたものよ、と誉めてやりたいです。
私は、「虚構」で有りながらも、「虚構」を忘れさせる魅力に満ちた作品を「『物語の力』がある」と表現していますが、正しく、この「天顕際」も
「物語の力」に満ちた作品です!
何気ない日常の世界を描きながら、「日本の風土」ともいうべき光景である、記紀の神楽や祭りを描きながら、ストーリーは、文字通り
「『核』心」に迫っていきます。 その筋立ての自然な流れは、見事なものです。
この作品が2007年に完成していたなんて・・・本当、能天気でしたよ、我々は。
そうそう、「COPPELION」も2008年には連載開始されてたんですよ、いやあ、つくづく能天気もいいところ。
でも、今度からはこんなテーマ扱ったのは、出版さえ難しくなるでしょうね。
だからこそ、声を大にして云いましょう、「我等嘆きつつ、刮目せん。 過ちを繰り返さぬために!」
先日、偶然見かけて、買い求め、結構厚めなのに一気に読了しました・・「しまった、もっと早く読んでいれば。」が素直な読後感です。
やれ、絵柄がどうの、同人誌がどうの、と書いていた人たちも、多分、今となっては、この作品の凄味を思い知っていると思います。
全ては2011年3月15日から変わってしまったのだから・・それこそが、この作品の「凄味」をいやでも知らしめてしまったのだから。
作品自体も、とても同人誌が初出と思えないほどの完成度の高さです、よくぞ、文化庁も見いだしたものよ、と誉めてやりたいです。
私は、「虚構」で有りながらも、「虚構」を忘れさせる魅力に満ちた作品を「『物語の力』がある」と表現していますが、正しく、この「天顕際」も
「物語の力」に満ちた作品です!
何気ない日常の世界を描きながら、「日本の風土」ともいうべき光景である、記紀の神楽や祭りを描きながら、ストーリーは、文字通り
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この作品が2007年に完成していたなんて・・・本当、能天気でしたよ、我々は。
そうそう、「COPPELION」も2008年には連載開始されてたんですよ、いやあ、つくづく能天気もいいところ。
でも、今度からはこんなテーマ扱ったのは、出版さえ難しくなるでしょうね。
だからこそ、声を大にして云いましょう、「我等嘆きつつ、刮目せん。 過ちを繰り返さぬために!」
2009年3月18日に日本でレビュー済み
帯に惹かれて購入したのだけど、まず絵が受け付けず苦労しました。
そしてキャラクターに感情移入が出来ない!!ヒロインが可愛くないっ(>_<)
ただオロチの君でしたっけ。彼は意外に素敵でした(笑)
皆さん評価が高いようなのですが、何度も読みたいと思える作品ではなかったので、私はこの評価です。
そしてキャラクターに感情移入が出来ない!!ヒロインが可愛くないっ(>_<)
ただオロチの君でしたっけ。彼は意外に素敵でした(笑)
皆さん評価が高いようなのですが、何度も読みたいと思える作品ではなかったので、私はこの評価です。