核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)の現議長、丸尾直美氏による著作である。
ウィキペディアによれば核禁会議は、「民社党などに由来し、今でも連合内の旧同盟系組合の全面的な影響下にある」そうだ。
道理で、巨匠といいつつも、フリードリヒ・ハイエクは扱わず、学派の系統図(P12)のなかにオーストリア学派は抹殺。
フリードマンに至っては、「マネタリストの影響は一時的であった」と断じるが、80年代以降、主要国の殆んどの中央銀行が「物価目標(インフレターゲット)」を設定していることからも、世界の経済学者が学派を越えてこの「物価目標」の設定を肯定していることからも、事実に反する記述である。
全国の自由と責任を重んじる青少年は、スティグリッツの「入門経済学」やハイエクの「隷従への道」などをまず読んで、こうした毒素への免疫を付けることが必要。
読むな、とまでは云わないが、解毒できる自信の無い方には勧めない。(イデオロギー的にどうこうでは無く、内容の問題)

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経済学の巨匠: 26人の華麗なる学説入門 単行本 – 2005/6/1
丸尾 直美
(著)
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社生活情報センター
- 発売日2005/6/1
- ISBN-10486126202X
- ISBN-13978-4861262029
登録情報
- 出版社 : 生活情報センター (2005/6/1)
- 発売日 : 2005/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 271ページ
- ISBN-10 : 486126202X
- ISBN-13 : 978-4861262029
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,160,022位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 526位経済学入門
- - 885位経済思想・経済学説 (本)
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2005年7月25日に日本でレビュー済み
学生時代、経済学を学ばないで社会人生活をスタートした者にとっては、断片的に学ぶことはあっても、経済学を体系的に、沿革的に学ぶ機会はなかなか無い。でありながら、会社生活の中では経済学の知識は必要不可欠である。
本書は、かかる人達にとって大変に有益で、理解を深めやすい内容となっている。かく云う小生も、法学部に籍があったため、社会人生活がスタートしてから必要に迫られ経済学を勉強した。この手の本を数冊読んでみたが、なかなか全貌がつかみにくく、断片的知識の集積に終わっていた。
その点、本書は、経済学説の歴史はらせん階段上に繰り返し発展するとの視点に立ち、①市場重視か政府介入重視か?②供給重視か需要重視か?③効率重視か分配重視か?④ミクロ重視かマクロ重視か?の4つを軸に、アダム・スミスに始まって現在まで26名の経済学鞘の功績を簡明に書き込んでいる。さらに、その周辺の学者の意見も解りやすく取り込んでいる。冒頭に出てくるチャート「経済学説とその系譜」も変遷の理解を深めるのに効果的だ。
今日的に云えば、サッチャー、レーガン以降、なぜ需要重視ではなく供給サイド重視なのか、マネタリストの主張がなぜもてはやされるのか、規制緩和・小さな政府がなぜ必要か?本書を一読すると、これらが体系的に理解され、スーッと胸のつかえが取れたような気がする。サラリーマンは勿論、現在大学で経済学あるいはその周辺の学問を勉強している学生諸君にも、その理解のため必須の一冊である。
本書は、かかる人達にとって大変に有益で、理解を深めやすい内容となっている。かく云う小生も、法学部に籍があったため、社会人生活がスタートしてから必要に迫られ経済学を勉強した。この手の本を数冊読んでみたが、なかなか全貌がつかみにくく、断片的知識の集積に終わっていた。
その点、本書は、経済学説の歴史はらせん階段上に繰り返し発展するとの視点に立ち、①市場重視か政府介入重視か?②供給重視か需要重視か?③効率重視か分配重視か?④ミクロ重視かマクロ重視か?の4つを軸に、アダム・スミスに始まって現在まで26名の経済学鞘の功績を簡明に書き込んでいる。さらに、その周辺の学者の意見も解りやすく取り込んでいる。冒頭に出てくるチャート「経済学説とその系譜」も変遷の理解を深めるのに効果的だ。
今日的に云えば、サッチャー、レーガン以降、なぜ需要重視ではなく供給サイド重視なのか、マネタリストの主張がなぜもてはやされるのか、規制緩和・小さな政府がなぜ必要か?本書を一読すると、これらが体系的に理解され、スーッと胸のつかえが取れたような気がする。サラリーマンは勿論、現在大学で経済学あるいはその周辺の学問を勉強している学生諸君にも、その理解のため必須の一冊である。