5 年金問題
20歳からコツコツ保険料を掛けてきて、もうじき年金がもらえるんだというときに、バーンと減ってしまう。こんなバカな気の毒なことはないですよ。 6 少子高齢化と年金問題
少子化社会を想定して、いまからいろいろと考えておいたらいい。たとえば、日本はお金があるから、それを有効に使うことを考えたらええんです。
7 グローバリゼーションと構造改革
アメリカ式改革を行えば、日本の金融機関はバタバタと潰れていた。じっと耐えて改革を行ってきているのが「日本式改革」なんです。
8 ODA問題
日本は一生懸命にODAを使っているのに、オリンピックの開催地はあっさり北京にさらわれた。これが何を意味するのか真剣に考えなければいかんです。
9 地域開発と国際貢献
日本は地域開発を通じて国際貢献を行っていくことをはっきり主張すべきです。将来の国際問題をきちっとしておかないと、日本の繁栄もないことを肝に銘じる必要がある。
17 戦争の禍根
戦争という禍根と、その後の苦難を乗り越えて日本人の血が東南アジア各地に根づき、新しい芽を育んでいる事実があることを決して忘れてはならんのです。
18 余生をいきる上での諸問題
入居したケアハウスが貸付金の取り立てにあって「死ぬ場所もない」という悲惨な現実がある。債務超過のケアハウスを救済するため、特別な政治措置が必要です。
19 古い世代と新しい世代
親が子どもをしつけるときに、何を基準にしたらいいのかわからなくなってきた。そんなときこそ、年寄りの出番があるのです。
20 日本人のアイデンティティ1
「教育が間違っていた」「政治が悪い」とスローガンでわめいても世の中は良くならない。世直しの基準と方向を示し、それに現世の実態を投影した上で改善すべきです。
21 日本人のアイデンティティ2
日本人は経済的な発展、物資の豊かさを求めることに汲々とするあまり、心の豊かさやほんとうの個性を忘れてしまった。いまこそアイデンティティーを構築し直すべきです。
22 日本人の心
すべてのことは「金」で解決される、「金」さえあればなんでも希望がかなえられるという錯覚が、倫理観を希薄にし、日本人の美徳さえ失わせることになったんです。
23 教育と労働組合
子どもの数は減っておるのに、教員の数は増えている。それで教育の密度が上がったかというと、むしろその逆じゃないでしょうか。
24 教育の本質
日本人は偏差値という幽霊の呪術を信頼しすぎてきた。教育でもっとも大事なことは、本人に発憤と感動の機会を与えることなんです。
