このお話を初めて知ったのは「切ない画像下さい」という2ちゃんねるのスレッドでした。
そこに出ていたニシムラさんの切ない想いは、この巻で読めます。
どうして
いつも
僕のいない世界は
こんなにも
キレイなんだろう
話は一気に核心に向かいます。
ニシムラさんの想いはどこへ向かうのか。
ページを開いて確かめてみてください。
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タビと道づれ 4 (BLADEコミックス) コミック – 2008/10/10
たな かのか
(著)
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社マッグガーデン
- 発売日2008/10/10
- ISBN-104861275377
- ISBN-13978-4861275371
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登録情報
- 出版社 : マッグガーデン (2008/10/10)
- 発売日 : 2008/10/10
- 言語 : 日本語
- コミック : 176ページ
- ISBN-10 : 4861275377
- ISBN-13 : 978-4861275371
- Amazon 売れ筋ランキング: - 331,038位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年9月11日に日本でレビュー済み
この本を読んだキッカケは、ある電子書籍サイトの立ち読みである。
表紙一杯に描かれているタビ(主人公)のセーラ服姿でロリコン風味を
かぎつけた自分のスケベ心からであるが、大抵はそういう趣味の漫画でも
チラッと読んで見て仲間内でギャーギャ騒ぐ系の内容ならばそのままスルーする。
ところがこの作品はそういった趣旨のものではない。
自分としては『ヨコハマ買出し紀行』や『もっけ』を読んだ時と同じくらい
久々に作中の世界観にドップリ飲み込まれたよい作品だった。
最初読んで作品に抱いた印象は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』っぽいなぁと思った。
どこまでも行けて車掌が思わず居住まいを正してしまう切符を所持するジョバンニ。
テガタの中では一番最上級の『一番星』を所持するタビ。
ジョバンニと一緒で旅を同伴するが現実世界では既に溺死しているカンパネルラ。
時間が繰り返す閉鎖空間を進めてしまうと岩が崩れて死んでしまう航一。
物語のベースとなっているのは、まず間違いなく『銀河鉄道の夜』だと思った。
最も力を行使できる『一番星』のテガタを持っていながら、
その力がどんなもので、またその行使の仕方もわからず、本当に大切なところで
初めて機能するというのは、FF7の『エアリス』のマテリアである『ホーリー』を
思い出しちゃったよ。要するに久々にツボに嵌ってしまったっていうこと。
でもこの種のマンガなんかを読むといつも思う事なんだが、
身近にこんな純粋で愚鈍で思わず手をつなぎたくなる奴はいないよ。
もっと醜悪でズル賢くていたずらに騒がしくてヘドが出るような奴ばかりだ。
また顔もマンガだから大抵は美人やハンサムに描かれているが、
現実はもっとブスで醜悪そのものだ。もしタビの心情がマンガ通りであっても、
顔がブサイクだったら、きっとこのマンガ中のタビに対して抱くような
感想は絶対に抱かないだろう。率先してイジメに加わってしまうかもとか
そんなこと思いました。チャンチャン♪
表紙一杯に描かれているタビ(主人公)のセーラ服姿でロリコン風味を
かぎつけた自分のスケベ心からであるが、大抵はそういう趣味の漫画でも
チラッと読んで見て仲間内でギャーギャ騒ぐ系の内容ならばそのままスルーする。
ところがこの作品はそういった趣旨のものではない。
自分としては『ヨコハマ買出し紀行』や『もっけ』を読んだ時と同じくらい
久々に作中の世界観にドップリ飲み込まれたよい作品だった。
最初読んで作品に抱いた印象は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』っぽいなぁと思った。
どこまでも行けて車掌が思わず居住まいを正してしまう切符を所持するジョバンニ。
テガタの中では一番最上級の『一番星』を所持するタビ。
ジョバンニと一緒で旅を同伴するが現実世界では既に溺死しているカンパネルラ。
時間が繰り返す閉鎖空間を進めてしまうと岩が崩れて死んでしまう航一。
物語のベースとなっているのは、まず間違いなく『銀河鉄道の夜』だと思った。
最も力を行使できる『一番星』のテガタを持っていながら、
その力がどんなもので、またその行使の仕方もわからず、本当に大切なところで
初めて機能するというのは、FF7の『エアリス』のマテリアである『ホーリー』を
思い出しちゃったよ。要するに久々にツボに嵌ってしまったっていうこと。
でもこの種のマンガなんかを読むといつも思う事なんだが、
身近にこんな純粋で愚鈍で思わず手をつなぎたくなる奴はいないよ。
もっと醜悪でズル賢くていたずらに騒がしくてヘドが出るような奴ばかりだ。
また顔もマンガだから大抵は美人やハンサムに描かれているが、
現実はもっとブスで醜悪そのものだ。もしタビの心情がマンガ通りであっても、
顔がブサイクだったら、きっとこのマンガ中のタビに対して抱くような
感想は絶対に抱かないだろう。率先してイジメに加わってしまうかもとか
そんなこと思いました。チャンチャン♪
2008年10月20日に日本でレビュー済み
謎が謎を呼ぶ第4巻になってます。
手に汗握る展開!
それはハラハラドキドキ、ではなくて、
ドキン…ドキン…みたいな。
今巻はニシムラさんと道づれ(途中)。
カノコが見つけたもの、それから導かれるある疑念…
思わずゾクリとしてしまいますね〜。
一方、タビは嫌いだった自分をまた一つ乗り越えることができます。
そしてある人物に連れられ、航ちゃんへの道を行く…
それぞれの思惑が明るみに見え始め、急展開の第4巻。
さらなる謎と、人の願いの業の深さが垣間見える気がします。
心に染みるセリフの数々も素敵ですが、このゾクッとする興奮のような感覚を味わいたくて、読んでると言っても過言ではないかも?
たなかのか さん、大好きだー!!
手に汗握る展開!
それはハラハラドキドキ、ではなくて、
ドキン…ドキン…みたいな。
今巻はニシムラさんと道づれ(途中)。
カノコが見つけたもの、それから導かれるある疑念…
思わずゾクリとしてしまいますね〜。
一方、タビは嫌いだった自分をまた一つ乗り越えることができます。
そしてある人物に連れられ、航ちゃんへの道を行く…
それぞれの思惑が明るみに見え始め、急展開の第4巻。
さらなる謎と、人の願いの業の深さが垣間見える気がします。
心に染みるセリフの数々も素敵ですが、このゾクッとする興奮のような感覚を味わいたくて、読んでると言っても過言ではないかも?
たなかのか さん、大好きだー!!
2008年11月2日に日本でレビュー済み
謎は少しずつ解き明かされ、物語は終局に向けて主人公ともども疾走している感があります。タビとクロネ君の間に生まれた物語も中盤で結着がつき、ニシムラさんの過去と今を描く「ニシムラ編」が開幕します。
12年前。
自分の存在は劇で言うならば、一切のスポットライトのあたらない「その他大勢」であると信じていたニシムラ少年は、特別な才能も情熱も持ち合わせない自分がいない世界は何てキレイなんだろうと嘆息しつつ、虚しさと寂しさに満ちた日々を送っていた。
自分はこの世界にちゃんと存在しているのだろうか――。
自らの居場所を見つけられない彼にある日、急激に訪れた転機は、そういった疑惑を吹き飛ばし、自分が「この世界にはっきりと存在しており、そして、誰かに必要とされている」ことを信じさせてくれた。
その日から彼は、自分に居場所をくれた少女のことを守り続ける「おまわりさん」となったのだった。
けれど歳月は経ち、守ってあげたい少女への想いにいつしか「恋」という名がついたとき、彼女の傍らには自分以外の青年の姿が既にあり、ニシムラさんは再び「自分のいない世界」の美しさを認め、さんざんに嫉み、そして、絶望に苦しむのだった……。
願い事が何でも叶う星の輝きを前にしたとき、彼はこの街が明日へ進まず、同じ一日を繰り返し続けることを願う。
――すべては、世界から忘れ去られかけた自分という存在を確かなものにしてくれた彼女の、その横顔をずっと見たいがために。
誰も誰しも、生きている上で自分が「必要ない人間」「退場を命じられている脇役」ではないかと思うときがある。自分の居場所を捜し求めて、いまだ見つけ出せずにもがく人々にとって、ニシムラさんは他人とは思えないはず。「これは自分だ」と叫びたくなるかもしれません。
彼と、彼のような人が、いつか必ずや幸せとともに「自分のいていい場所」を見つけられることを願わざるを得ません。私たちの手は何よりもまず、そこにいる誰かの手をつかむためにあるのだと信じたいから。
12年前。
自分の存在は劇で言うならば、一切のスポットライトのあたらない「その他大勢」であると信じていたニシムラ少年は、特別な才能も情熱も持ち合わせない自分がいない世界は何てキレイなんだろうと嘆息しつつ、虚しさと寂しさに満ちた日々を送っていた。
自分はこの世界にちゃんと存在しているのだろうか――。
自らの居場所を見つけられない彼にある日、急激に訪れた転機は、そういった疑惑を吹き飛ばし、自分が「この世界にはっきりと存在しており、そして、誰かに必要とされている」ことを信じさせてくれた。
その日から彼は、自分に居場所をくれた少女のことを守り続ける「おまわりさん」となったのだった。
けれど歳月は経ち、守ってあげたい少女への想いにいつしか「恋」という名がついたとき、彼女の傍らには自分以外の青年の姿が既にあり、ニシムラさんは再び「自分のいない世界」の美しさを認め、さんざんに嫉み、そして、絶望に苦しむのだった……。
願い事が何でも叶う星の輝きを前にしたとき、彼はこの街が明日へ進まず、同じ一日を繰り返し続けることを願う。
――すべては、世界から忘れ去られかけた自分という存在を確かなものにしてくれた彼女の、その横顔をずっと見たいがために。
誰も誰しも、生きている上で自分が「必要ない人間」「退場を命じられている脇役」ではないかと思うときがある。自分の居場所を捜し求めて、いまだ見つけ出せずにもがく人々にとって、ニシムラさんは他人とは思えないはず。「これは自分だ」と叫びたくなるかもしれません。
彼と、彼のような人が、いつか必ずや幸せとともに「自分のいていい場所」を見つけられることを願わざるを得ません。私たちの手は何よりもまず、そこにいる誰かの手をつかむためにあるのだと信じたいから。