前作を上回るスケールと、前作を上回る悪鬼羅刹のごときストーリー展開!
本作は、破滅あるいは変化の物語である。
ウェルズの「宇宙戦争」を下敷きにして、かの作品と同じく、緻密に、冷静に、倫敦は刻々と破壊されてゆく。
無論破壊は、都市にとどまらない。それはわが怪人同盟の面々も同じこと。永続する関係などない。様々な心がすれ違い、ある者は死に、また、別れてゆく。
クロスオーバー度(と悪趣味度)もパワーアップ。
序盤からして「だって火星じゃん」という理由で、例の蛸型宇宙人はもとより、ジョン・カーターの火星シリーズも、ムアコックの火星シリーズも、C.S.ルイス(ナルニア物語の著者)の「マラカンドラ」も、その他もろもろまとめて引き受ける。
バカの仕業である(誉め言葉)。
巻末の旅行記(怪人同盟の面々が、各地の秘境を渡り歩く。ありとあらゆるフィクションの「架空の土地」が描かれてゆく)は、とにかく圧巻。てか、さすがに一度に読もうとすると死ぬので、解説と合わせてゆっくり読むことをお薦め。
英語版になるが、以下も副読本としてお薦め。
A Blazing World: The Unofficial Companion To The League Of Extraordinary Gentlemen
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リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン 続 (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ) コミック – 2004/11/1
- 言語日本語
- 出版社ジャイブ
- 発売日2004/11/1
- ISBN-104861760224
- ISBN-13978-4861760228
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登録情報
- 出版社 : ジャイブ (2004/11/1)
- 発売日 : 2004/11/1
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 4861760224
- ISBN-13 : 978-4861760228
- Amazon 売れ筋ランキング: - 346,133位コミック
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年3月4日に日本でレビュー済み
今回の敵は『宇宙戦争』の火星人ということで期待したのだが、やや外れ。
細かい設定や意外な登場キャラ等の遊び心には感心するが
あまりの遊びすぎ、のびのび具合に乗れなかった。
やりたい事はよくわかるんだが。
細かい設定や意外な登場キャラ等の遊び心には感心するが
あまりの遊びすぎ、のびのび具合に乗れなかった。
やりたい事はよくわかるんだが。
2006年3月11日に日本でレビュー済み
今回は映画にもなった「宇宙戦争」がベースになっています。モロー博士が作ったどこかで見たことがあるような獣人が登場したり、ハイドがあのSF映画の台詞を言ったりと今回も遊び心満載です。オマケも豊富で特に作者が読者に仕返しをする詩はウケました。話はここで一段落つくのですが、三作目のウワサもあるようなので楽しみです。
どうも映画の二作目は作られなさそうですね。
どうも映画の二作目は作られなさそうですね。
2005年6月4日に日本でレビュー済み
前作の魅力は見事なストーリー展開と尋常ではない懲りようにあったが、
本作はキャラクターの掘り下げとシリアスさ、前作以上の血生臭さがウリ
である。特にハイドの○○○殺害の描写はKevin O'Neillのあの画風でも、
かなり衝撃的である。
ただしオマケ小説については読む気にもならんので☆ひとつマイナスです。
本作はキャラクターの掘り下げとシリアスさ、前作以上の血生臭さがウリ
である。特にハイドの○○○殺害の描写はKevin O'Neillのあの画風でも、
かなり衝撃的である。
ただしオマケ小説については読む気にもならんので☆ひとつマイナスです。