戻れるかな?
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氷の海のガレオン,オルタ (ピュアフル文庫 き 1-1) 文庫 – 2006/11/1
木地 雅映子
(著)
斉木杉子、十一歳。自分の言葉を持つがゆえに学校に居場所のな
い少女は、「学校なんてなけりゃいい」と思った。そして、自宅の庭に生えるナ
ツメの古木に呼びかける。時々、心にねじをまくように。ハロウ----。(「氷の
海のガレオン」)
ヤングアダルト小説ファンの間で「何度も読み返したくなる一作」として語り継
がれてきた名作に、書き下ろしを加えて文庫化。[解説:藤田香織]
い少女は、「学校なんてなけりゃいい」と思った。そして、自宅の庭に生えるナ
ツメの古木に呼びかける。時々、心にねじをまくように。ハロウ----。(「氷の
海のガレオン」)
ヤングアダルト小説ファンの間で「何度も読み返したくなる一作」として語り継
がれてきた名作に、書き下ろしを加えて文庫化。[解説:藤田香織]
- 本の長さ217ページ
- 言語日本語
- 出版社ジャイブ
- 発売日2006/11/1
- ISBN-10486176355X
- ISBN-13978-4861763557
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登録情報
- 出版社 : ジャイブ (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 217ページ
- ISBN-10 : 486176355X
- ISBN-13 : 978-4861763557
- Amazon 売れ筋ランキング: - 187,110位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館のリサイクル品ですが、他のサイトの価格と比較して適当な価格と思います。
2022年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公杉子の描写もそうですが杉子の両親の描写もすごく良いです。「変わっている」ことの苦しみと、他人と分かり合えたときの喜び、周りの冷たさ、主人公にやたら粘着してくる女の子(こういう子本当にいるよねという描写力)、杉子の弱さ、母の弱さ…
冒頭のフレーズに惹きつけられて読んだのですが本当に良かった!
冒頭のフレーズに惹きつけられて読んだのですが本当に良かった!
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"自らを天才だと信じて疑わないひとりのむすめがありました。斉木杉子。十一歳。ーわたしのことです。"説明し過ぎない透明感のある本書は"ふつう"や"変なやつ"とはいったい何を指すのか?を問いかけてくる。
個人的には"のん"の愛読書と知って、彼女はどんな気持ちで読んでいたのかな?とか、転勤一家で幼少時から様々な学校で"ふつう"として、あるいは"天才"として見せたり、思ったりする事で自分を守っていた過去を思い出し、モヤモヤした。 "のん"ファンの誰か。あるいは幼少時の危うさを思い出したい誰かにオススメ。
個人的には"のん"の愛読書と知って、彼女はどんな気持ちで読んでいたのかな?とか、転勤一家で幼少時から様々な学校で"ふつう"として、あるいは"天才"として見せたり、思ったりする事で自分を守っていた過去を思い出し、モヤモヤした。 "のん"ファンの誰か。あるいは幼少時の危うさを思い出したい誰かにオススメ。
2007年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校とは無関係に,家で何時の間にか自分の個性を確立してしまい,知的エリートとして周囲から孤立してしまう現象は必ずしも稀ではないのだろう.この場合,個性は非寛容性が強いので,エリート同士の連盟などは考えられない.そして知的水準が高いので,小学校程度の教育を外から与えて貰う必要もない.それだけに,通学してクラスの連中と折り合いをつけるのは苦痛以外の何物でもない... このような事情の女の子の内面を容赦なく散文詩的なスタイルで画き出したのが 氷の海のガレオン である.私にも経験があるのである程度理解できるが,タイトルの意味が不明だし,なぜスズキなど奇妙な名の弟がいるのか一切説明がないので,この世界に入り込んで主体的に味わうことが不可能である.なぜここまで読者を無視できるのかは,作者の勝手かも知れないが納得が行かない.作者自身知的エリート過ぎる為だろうか.
2004年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校で疎外感を感じたことのある人に読んで欲しい。特に、疎外感を感じたけれど、ついつい周りの「友達」に合わせて何の疑問も感じていないように楽しげにふるまってしまった人。本当の友達ってなんだろう、と、私はこの本を読んで思いました。当たり前の話ですが、世の中にあたしほど変わってる人間ていないんじゃないだろうか、あたしってこんなんでこの先生きていけるんだろうか・・そんな事を思っているのは自分だけじゃないんだなと、落ち込んだ気分のときに読んでいて思いました。ちょっと気持ちが楽になりました。この本には三本お話が入っていて、どの話も共通点が非常に多いです。私はタイトルが好きで読んでみたら、話の内容もすごく好きでした。
2009年6月29日に日本でレビュー済み
読み終わった後も、何度もこの本のことを考えてしまった。
何が普通で、何が正しくて、そんなこと誰にも分からないと思うけど、
世の中と上手く折り合いをつけて生きていくことも、きっと必要で…。
常識や現実や世間、いろんなものにがんじがらめにされて、
それでも日々生きている人達。
自分の見えている世界、考えている言葉、
少しずつ周囲とずれているよう感じる人達。
きっと、この本が「救い」になった人が、たくさんいるはず。
「自分の言葉を持つこと」は、幸せなことなのか不幸なことなのか分からない。
でもきっと、自分の言葉を持つがゆえに周囲と違和感を感じても、孤独でも、
自分の言葉を失うことだけは耐えられないと思う。
最後の、ママから多恵子さんへの言葉が一番印象的。
自分もきっと、戦える魂を持って生まれてきたと思いたい。
この本は生き方を問いかける。
きっと正解なんてないけど、小さな戦いを毎日繰り返しながら、
自分の言葉を守って生きていきたいと願う。
何が普通で、何が正しくて、そんなこと誰にも分からないと思うけど、
世の中と上手く折り合いをつけて生きていくことも、きっと必要で…。
常識や現実や世間、いろんなものにがんじがらめにされて、
それでも日々生きている人達。
自分の見えている世界、考えている言葉、
少しずつ周囲とずれているよう感じる人達。
きっと、この本が「救い」になった人が、たくさんいるはず。
「自分の言葉を持つこと」は、幸せなことなのか不幸なことなのか分からない。
でもきっと、自分の言葉を持つがゆえに周囲と違和感を感じても、孤独でも、
自分の言葉を失うことだけは耐えられないと思う。
最後の、ママから多恵子さんへの言葉が一番印象的。
自分もきっと、戦える魂を持って生まれてきたと思いたい。
この本は生き方を問いかける。
きっと正解なんてないけど、小さな戦いを毎日繰り返しながら、
自分の言葉を守って生きていきたいと願う。
2006年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて市立図書館で読んでから十年になります。
背表紙に惹かれ手に取ったのですが、後にこの表紙を漫画家松本大洋が手がけていたことを知り、大変驚きました。
書き手が自分の過去に陶酔しただけになりがちな題材(孤独感、十代、)を、読者を不快にさせることなく最後まで気持ちよく書き上げています。
内容と装丁が一体となっているような素敵な一冊。十代の頃の話はちょっと…という方にもおすすめです。
背表紙に惹かれ手に取ったのですが、後にこの表紙を漫画家松本大洋が手がけていたことを知り、大変驚きました。
書き手が自分の過去に陶酔しただけになりがちな題材(孤独感、十代、)を、読者を不快にさせることなく最後まで気持ちよく書き上げています。
内容と装丁が一体となっているような素敵な一冊。十代の頃の話はちょっと…という方にもおすすめです。