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船に乗れ!(2) 独奏 単行本 – 2009/7/2

4.2 5つ星のうち4.2 34個の評価

第1部刊行時、話題沸騰!
さまざまな人のドラマがリアルでなければ、ここまで引き込まれないだろう。

ようするに、ピート・ハミルがそうであったように、藤谷治の筆力に感服ということである。
――北上次郎(『本の雑誌』2009年2月号より)



高校の陸上部を舞台にして読み味爽やかな佐藤多佳子の本屋大賞受賞作『一瞬の風になれ』が

全3巻計100万部を突破して、音楽大学を舞台にした二ノ宮知子のマンガ『のだめカンタービレ』が

現21巻計2800万部を売り上げてるんなら、双方の持ち味を併せ持った藤谷治の『船に乗れ!』の

I部だって10万部は売れてもいいんじゃない?

――豊崎由美(『中日新聞』2008年10月29日朝刊より)








「カリスマ書店員15人が厳選! 最高に面白い本大賞!」文芸部門第9位
(『一個人』2009年3月号)




続巻待望の青春音楽小説、「光と影」のさらに色濃い第2楽章へ!





読者には早く読んで欲しい。きっと自分も知っている自己嫌悪ややりきれなさに、ため息をつくと思う。
――西加奈子(『アスタ』2009年8月号より)

『読売新聞』(11月8日朝刊)、『本の雑誌』(12月号)、『王様のブランチ』(TBS系11月14日放送)などで紹介された、2009年大本命の〈泣ける〉本!


高校の音楽科に通う主人公・津島サトルと個性豊かな仲間たち。彼らが過ごす音楽漬けの日々に、青春時代のきらめきと切なさを色濃く映し出した、本格青春小説三部作。爽快な第一楽章。

青春の「爽やかさ」と人生の「苦み」をともに描ききった、新たな「青春小説のスタンダード」として話題沸騰です。


お腹の奥のほうからじわりとこみあげてくる「苦しさ」はあった。けれど、そこには、それを圧倒する「青春」と呼ばれる時代のきらめきと、甘やかな刹那があった。
――西加奈子氏(『アスタ』2009年8月号より)

いまもっとも良質な青春小説といっていい。
――北上次郎氏(『本の雑誌』2009年8月号より)

クラシックの知識がなくても、まったく苦にならない。美しいものは切なくて、ひたむきな思いほど、哀しいのだと気づかされる。
――大崎梢氏(『朝日新聞』2009年9月6日朝刊より)

2010年本屋大賞ノミネート作――
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商品の説明

著者について

1963年東京都生まれ。洗足学園高校音楽科、日本大学芸術学部映画学科卒業。2003年に『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。08年、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)が三島由紀夫賞候補になるなど、注目を集めている。著書『遠い響き』(毎日新聞社)、『二都』(中央公論新社)、『洗面器の音楽』(集英社)、『またたび峠』『恋するたなだ君』『おがたQ、という女』(以上、小学館文庫)、『下北沢 さまよう僕たちの街』(ピュアフル文庫/リトルモア)ほか。共著に、本作のスピンオフ短編が収録された『青春音楽小説アンソロジー Heart Beat』(ジャイブ)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ジャイブ (2009/7/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/7/2
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 297ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4861766818
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4861766817
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 34個の評価

著者について

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藤谷 治
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年4月6日に日本でレビュー済み
 よくある話だといえば、それで終わってしまうのだが、それにしても'Tから'Uにつなぐ内容としてはかなり衝撃的であった。まさか?!と疑うくらい、どん底に突き落とされてしまった。
 'Vがどうなるか、とても楽しみである。藤谷氏はすばらしいエンターテイナーである。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年1月14日に日本でレビュー済み
音楽高校を舞台に、チェリストを志す少年の青春を描く大河ロマン第2巻!

正直、彼が恋する女の子の魅力が自分にはイマイチだったので(彼女の
お友達の女子のほうが、賢いしバランス取れてて好きなんですよね。まあ
ヒロインの危うさがいいのは頭ではわかりますがもちろん)、今回の
後半の展開の唐突さ、恋の急展開には「ええ?」って感じでした。

倫理の先生との関係性とか授業シーンが好きだったので、主人公のあの
行動はちょっと許し難い!

なんて、感情移入度がとても高い2巻目でした。

色々な出会いで生まれた「合奏」や「協奏」を経て、彼が「独り」で
自分に向かい合うシビアさは、甘いだけの青春小説と違うぞ、
という感じで、この物語を印象深く力強くしています。
この巻がある意味いちばんハイライトというか、読み応えがあるように
自分は思いました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月6日に日本でレビュー済み
第I部において展開された恋の喜びの物語とともに、冒頭から仄めかされてきた悲劇の予感は、この第II部で実現していきます。
この小説は、すでに大人になっている語り手の過去の回想というかたちで語られます。読者はその語り手が何者であり、この話の結末の後でどのような存在になっているかは十分に知らされませんが、にも関わらず、その語り手は常に舞台の上にいて、物語はあくまでその視点から語られていることが常に意識されています。そしてその物語を語ることには何らかの意図があり、その物語の結末を語り手が知っていることを大前提にして、話は語り手が今の語り手となっていく現在の時点に向かって、物語は進みます。
大人になった語り手による青春の頃の回想という意味では共通した枠構造を持つ『ノルウェイの森』と、つい比較したくなりますが、現在の時点での語り手が常に前にいること、彼がこの物語を語っているのはなぜかということが、物語への興味をつなぐ重要なミステリーになっているということ、その違いがこの小説の基本的な雰囲気を形作っているように思います。『ノルウェイの森』においては、回想という枠構造は、ノスタルジーの効果を意図的にあげられていました。時間だけが与えてくれるはずの癒しを、物語の中に先取りするようなものだと言ってもいいかもしれない。回想は、現在の自分と当時の自分とを切り離し客観化することで、「そのようにしか起こりえなかったこと」として肯定と許しを与えています。
それに対して、この小説においては、回想することは今とその当時をむしろ結びつける機能を担わされています。回想において当時の自分が客観化されるのは同じですが、現在の自分は当時の自分の行動の結果としてあらわれ、その行動の責任が問われています。その意味でとても倫理的で厳しい小説です。
第I部で提示された謎はとりあえず第II部で解決しているように見えます。その意味ではエピローグになってしまいそうな第III部がどのような展開になるのか、心配でありかつ楽しみです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(1)から読んで面白かったので購入しました。弦楽器や音楽をかじった事のある方なら読んでみてほしい。
2010年5月22日に日本でレビュー済み
 順風満帆に見えた津島の人生が、大波にさらわれる。ラストのいいようのない喪失感と自暴自棄。こんなふうに物語が進むなんて思わなかった。青春を美化しないでありのまま描いた感じ。でも、ドラマチックだわ。だから物語として面白いんだけど。薄っぺらい人も、未熟な人も、誠実な人も出てきてとってもナチュラル。序破急で言うと、音楽に恋愛のビートが加わった「破」の巻。そうすると第三巻は更に加速か?!
 それと言っちゃいけないことなんだけど、伊藤慧、あんた絶対ゲイだろ。津島に惚れてるだろ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年7月12日に日本でレビュー済み
1巻目「合奏と協奏」も2008年ベスト10級の傑作だったけど、2巻目は間違いなくそれ以上。早くも、2009年ベスト3入り確実、と断言してしまおう! 自信の五つ星。
1巻目は、個性的(嫌味?)な性格の主人公が音楽高校に入学してからの1年間を、音楽を軸にしながら、恋と友情をまじえて描いた成長物語といった趣き。登場人物がみな生き生きとしていて、ピカイチの青春小説でした。
2巻目も、導入はかなり青春キラキラな展開(笑)
ところが! 中盤以降はかなり怒涛の展開! まさにエンターテイメント。「続きはどうなるんだろう」とはらはらどきどきしながらページをめくっていき、一気に最後まで読んでしまいました。こんなに切ない物語だったとは……。
とにもかくにも、早く続きが読みたいっ! そして、読んだ人とあれこれ語りたくなる小説です。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年7月13日に日本でレビュー済み
文章から響き渡る音色と物語がとろけあって比類なきストーリーが生み出される「名作青春小説」の第二弾。今回も導入の『魔笛』の「講釈」と「見方」はほんとに面白いつかみだ。
さて、クラシック音楽に賭ける音楽科の学生という新しい体験(自分的に)と、出会いと恋と試練という普遍的テーマで最高に面白かった前作。ちょっと鼻持ちならない主人公のちょっとした挫折からはじまり、ホームコンサートでの団円に至るストーリーはすごく引き込まれたうえにここちよかった。しかし、前作が青春のスイートな部分とすれば、今回はベリービター、等価のコントラスト。本書を読んだ人は、中途で本を置くこともできないままに主人公とともに音楽に対して悩み、そして恋にやきもきし、とてつもない傷を負うことだろう。これ以上は言えない、読んでほしいとしか言えない。レビューでは書けないことが多いし、本書を読んだ人と語りたいことも多い。ひとつだけ。これは青春に限らない、自分という人間を最も傷つける存在とは何であろうか。それは「自分自身」にほかならない。。。金窪先生の授業は本書のキモです。彼の存在はキンパチやヤンクミの比ではない。心して受講してください。
いやぁ。。。次はどうなってしまうんだろう!
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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