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チャベス: ラテンアメリカは世界を変える! 単行本 – 2006/6/1
- 本の長さ215ページ
- 言語日本語
- 出版社作品社
- 発売日2006/6/1
- ISBN-104861820804
- ISBN-13978-4861820809
登録情報
- 出版社 : 作品社 (2006/6/1)
- 発売日 : 2006/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 215ページ
- ISBN-10 : 4861820804
- ISBN-13 : 978-4861820809
- Amazon 売れ筋ランキング: - 865,783位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24位中南米・カナダ・オセアニアのエリアスタディ
- - 767位政治史・比較政治
- - 5,491位政治入門
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月28日に日本でレビュー済み
タイトルをみただけでも鳥肌がたってきます。実際すんでみればわかる、物の値上がり、今日は砂糖が、明日は豆が、肉が、どの店を探してもない。こんな状態が国民にためになっているとは思えない。兇悪犯罪の増加、以前から子供は外の一人歩きができない。さらわれるからだ。確かに以前は裕福層によって国は支配されてきた。独裁者がでたこともある。彼も独裁者の一人である、とみたい。上層部が代わっただけでロシア革命のように、特権階級は存在している。国民は働かない。働かなくてもお金をくれるからである。意見を言うなら実情をもっと調べてからにして欲しい。
2007年3月15日に日本でレビュー済み
反米大統領といわれるチャベス氏のインタビュー集です。
反グローバリズムを体現する数少ない政権でありその証言は貴重とはいえましょう。
多くの国が資本主義化した中、革命思想を受け継ぐ数少ない人物といえます。
もちろん問題も多く、価格統制のために食料品店から食料が消えるという事態も起こっているようです。
そのパフォーマンスには見所がありますが、闇市場が増える国内をどう統治していくのか不安と期待をもって見守りたいと思います。
反グローバリズムを体現する数少ない政権でありその証言は貴重とはいえましょう。
多くの国が資本主義化した中、革命思想を受け継ぐ数少ない人物といえます。
もちろん問題も多く、価格統制のために食料品店から食料が消えるという事態も起こっているようです。
そのパフォーマンスには見所がありますが、闇市場が増える国内をどう統治していくのか不安と期待をもって見守りたいと思います。
2006年8月31日に日本でレビュー済み
「ブッシュが最も倒したい男」という言葉を聞いて、あなたが最初に思い浮かべる人物は誰だろうか?もし、即座にウーゴ・チャベスの名を挙げられたとすれば、あなたには本書はおそらく必要ないだろう。もし、あなたの答えがマイケル・ムーアだったとすれば、本書は『アホでマヌケなアメリカ白人』の100倍ほど堅苦しい本だが、一読をお勧めしたい。もし、あなたが条件反射的にオサマ・ビン・ラディンやサッダーム・フセイン、その他テロリストと呼ばれる有名人を思い浮かべてしまったとしたら、ウーゴ・チャベスとは誰かということを知るためだけにでも、本書を手に取ってみることは悪くないと思う。
ウーゴ・チャベスとは誰か?「ブッシュが最も倒したい男」という本書の宣伝文は、彼をメディアの死角に追いやってきた日本では過大評価のように見えるかもしれないが、本書を読み終えてみると、実に簡潔にして的を射た表現だと思う。南米の産油国ベネズエラの大統領であるチャベスは、選挙によって民衆に選ばれた革命家であり、新自由主義的グローバリゼーションに対抗する「もう一つの世界」を象徴する存在でもあるからだ。米国は、OPECやラテンアメリカ諸国の団結、スラム住民への所有権の授与、土地改革、識字教育、先住民の権利保障といった改革を推進するチャベスを政権の座から引きずり降ろそうと必死になっているが、民衆の圧倒的支持を得た彼を「倒」すことはできずにいる。
本書は、キューバ革命の英雄であるチェ・ゲバラの娘アレイダによる、チャベスへのインタビューという形式を取った贅沢な作品でもある。決して読みやすい種類の本ではないが、世界を変える人物の対話を記録した、読まれるべき一冊。
ウーゴ・チャベスとは誰か?「ブッシュが最も倒したい男」という本書の宣伝文は、彼をメディアの死角に追いやってきた日本では過大評価のように見えるかもしれないが、本書を読み終えてみると、実に簡潔にして的を射た表現だと思う。南米の産油国ベネズエラの大統領であるチャベスは、選挙によって民衆に選ばれた革命家であり、新自由主義的グローバリゼーションに対抗する「もう一つの世界」を象徴する存在でもあるからだ。米国は、OPECやラテンアメリカ諸国の団結、スラム住民への所有権の授与、土地改革、識字教育、先住民の権利保障といった改革を推進するチャベスを政権の座から引きずり降ろそうと必死になっているが、民衆の圧倒的支持を得た彼を「倒」すことはできずにいる。
本書は、キューバ革命の英雄であるチェ・ゲバラの娘アレイダによる、チャベスへのインタビューという形式を取った贅沢な作品でもある。決して読みやすい種類の本ではないが、世界を変える人物の対話を記録した、読まれるべき一冊。
2006年12月2日に日本でレビュー済み
なあみんな。坂本竜馬とか新撰組とか好きだろ?
なんでやつらに痺れるかって、そりゃ奴らが自分の仕事に命を張ってたからだろ。
小泉?阿部?石原? ははっ。
チャベスはなー。CIAと国内金持ち階級首謀のクーデターの時になー。死ぬ時は男らしく死のうと思ったんだよ。無学で貧乏な民衆のためにな。
そんな馬鹿なやつを助けるために、民衆はぞろぞろと官邸前に集まったのさ。
それまではベネズエラの石油を売った金はさ、米国石油メジャーの貯金通帳に貯まるだけだったけど、チャベス政権は石油を売った金を貧乏人の医療や教育に回したのさ。
分かりやすいだろ?
ベネズエラの貧乏人もさ。恩に答えて、昼は働いて夜は勉強してるってさ。識字率もたいそう上がったらしい。
アメリカもロシアも中国も大国は腐りきってるけどさー。世界にはこんな政治家もちゃんといるんだぜ。
日本もなー。愛国心とか北朝鮮の脅威とか言ってるけど、大丈夫か?みんな信じられるか?いつだって敵国の脅威と他民族の陰謀は、政治の失敗と戦争の「口実」に過ぎないんだぜ?
なあみんな。がんばろうぜ。勉強もしようや。
なんでやつらに痺れるかって、そりゃ奴らが自分の仕事に命を張ってたからだろ。
小泉?阿部?石原? ははっ。
チャベスはなー。CIAと国内金持ち階級首謀のクーデターの時になー。死ぬ時は男らしく死のうと思ったんだよ。無学で貧乏な民衆のためにな。
そんな馬鹿なやつを助けるために、民衆はぞろぞろと官邸前に集まったのさ。
それまではベネズエラの石油を売った金はさ、米国石油メジャーの貯金通帳に貯まるだけだったけど、チャベス政権は石油を売った金を貧乏人の医療や教育に回したのさ。
分かりやすいだろ?
ベネズエラの貧乏人もさ。恩に答えて、昼は働いて夜は勉強してるってさ。識字率もたいそう上がったらしい。
アメリカもロシアも中国も大国は腐りきってるけどさー。世界にはこんな政治家もちゃんといるんだぜ。
日本もなー。愛国心とか北朝鮮の脅威とか言ってるけど、大丈夫か?みんな信じられるか?いつだって敵国の脅威と他民族の陰謀は、政治の失敗と戦争の「口実」に過ぎないんだぜ?
なあみんな。がんばろうぜ。勉強もしようや。
2008年1月31日に日本でレビュー済み
このご時世にあって、世界の多くの国が資本主義、民主主義へと移行していく中で、未だに独裁を貫き、社会主義体制を強いている珍しい国。
ベネズエラというと、石油の利権を求める米国に絶えず翻弄され、貧困層と富裕層との経済格差による不平等感情により国内の治安が保たれていない、というようなイメージがあった。
またチャベス自身に関しても、その奇抜な発言や態度で徹底した反米政策を打ち出し、頑固にも共産主義を貫く頑固な強権的な独裁者というイメージがあったが、内容を読む限り、キューバのカストロが『私たちの議長(代表者として)』といっているのに対して、チャベスは『形式上は大統領だが、実際は国民と共にある』といっているように、少なくとも内に向けては貧困層を中心とした親和政策を取っており、頑固で恐れ多い堅物というイメージはない。
インタビュー自体は比較的容易な表現でまとめられているので読みやすいが、もう少しチャベスの人物像について突っ込んだ内容にして欲しかった。
その点で星4つとしたが、内容自体は楽しく読ませていただいた。
地球の裏側にあるベネズエラという国の片鱗に触れる一冊である。
ベネズエラというと、石油の利権を求める米国に絶えず翻弄され、貧困層と富裕層との経済格差による不平等感情により国内の治安が保たれていない、というようなイメージがあった。
またチャベス自身に関しても、その奇抜な発言や態度で徹底した反米政策を打ち出し、頑固にも共産主義を貫く頑固な強権的な独裁者というイメージがあったが、内容を読む限り、キューバのカストロが『私たちの議長(代表者として)』といっているのに対して、チャベスは『形式上は大統領だが、実際は国民と共にある』といっているように、少なくとも内に向けては貧困層を中心とした親和政策を取っており、頑固で恐れ多い堅物というイメージはない。
インタビュー自体は比較的容易な表現でまとめられているので読みやすいが、もう少しチャベスの人物像について突っ込んだ内容にして欲しかった。
その点で星4つとしたが、内容自体は楽しく読ませていただいた。
地球の裏側にあるベネズエラという国の片鱗に触れる一冊である。
2007年3月4日に日本でレビュー済み
本書は、チェ・ゲバラの娘、アレイダ・ゲバラによるインタビューを収録したものである。チャベスの思想形成過程、軍人時代の体験、カストロとの協力関係など非常に興味深い事実が多々含まれている。
メディアではしばしば、チャベス政権下のベネズエラを筆頭とする中南米諸国の政治的潮流を描写するにあたり、「中南米の反米左翼政権の台頭」という表現が用いられる。このような表現では、あたかもそれらが「ならず者国家」であるかのような印象を抱いてしまいがちである。しかしながら本書を通して見えてくるものは、新自由主義を奉じる米国や石油企業のもたらす不平等の構造に対する普通の人々の異議申し立てという事実である。チャベス政権はそのような土壌の上に必然的に成立したのだということがわかる。メディアのバイアスからいかに解き放たれ、事実を汲み取っていくか、その重要性を痛感させられる。
今、グローバル化の再検討の必要性が叫ばれているが、ベネズエラの現在はまさにそのような問いに対して極めて重要な素材を提供しているかのように思われる。「誰のための」グローバル化を進めるのか、本書の問いかけは重い。
メディアではしばしば、チャベス政権下のベネズエラを筆頭とする中南米諸国の政治的潮流を描写するにあたり、「中南米の反米左翼政権の台頭」という表現が用いられる。このような表現では、あたかもそれらが「ならず者国家」であるかのような印象を抱いてしまいがちである。しかしながら本書を通して見えてくるものは、新自由主義を奉じる米国や石油企業のもたらす不平等の構造に対する普通の人々の異議申し立てという事実である。チャベス政権はそのような土壌の上に必然的に成立したのだということがわかる。メディアのバイアスからいかに解き放たれ、事実を汲み取っていくか、その重要性を痛感させられる。
今、グローバル化の再検討の必要性が叫ばれているが、ベネズエラの現在はまさにそのような問いに対して極めて重要な素材を提供しているかのように思われる。「誰のための」グローバル化を進めるのか、本書の問いかけは重い。
2006年9月16日に日本でレビュー済み
アメリカ合衆国からすれば「独裁者」らしいベネズエラ大統領ウーゴ・チャぺスのインタビュー集。たとえば市民的自由について、ベネズエラの実態がどのようなものなのか、そうしたことへの検討の積み重ねを通じて、ベネズエラの現在、そしてチャぺス像が浮かび上がってくるのだが、そこへの突込みは弱い。僕はいかなる国であろうと、他国の現状を賛美するのは(たとえば一時「はやった」コスタリカのように)戒めるべきとおもう。だがそれでも、「豊かな社会」に生きるものとして、本書で触れられているようにベネズエラの実態が、いかに貧困で悲惨で、民衆は長い長い搾取にさらされ、そのことがチャぺスの圧倒的な勝利をもたらしているということ、アメリカは「自由」を後生大事にするが(本当にしていうかどうかは別)搾取や貧困には全く関心がないことは、はっきりと理解すべきだとおもった。