若い頃に、紅茶にマドレーヌに惹かれて読もう思いましたが、マドレーヌ話の前で挫折しました。半世紀近く過ぎてコミックで読めることになるとは!フランス事情には詳しくありませんので、絵柄で観られるのはとても理解しやすく、只今第一巻はお気に入りで、繰り返しページをめくって楽しんでいます。
ウエ様、ありがとう。

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失われた時を求めて フランスコミック版 第1巻 コンブレー ハードカバー – 2007/11/20
「長いこと、私は早寝だった。そして真夜中に目覚めると、自分がどこにいるか知れず、初めは自分が誰かも分からなかった……」
「難解すぎて読まれない名作」(産經新聞)
20世紀最高最大の長編小説『失われた時を求めて』が、美しいアート・コミックとなって復活。
若き日に読もうとして挫折したあなたも、これから読んでみようと思う若いあなたも、このコミック版で豊饒な文学の世界を味わってください。
「難解すぎて読まれない名作」(産經新聞)
20世紀最高最大の長編小説『失われた時を求めて』が、美しいアート・コミックとなって復活。
若き日に読もうとして挫折したあなたも、これから読んでみようと思う若いあなたも、このコミック版で豊饒な文学の世界を味わってください。
- 本の長さ80ページ
- 言語日本語
- 出版社白夜書房
- 発売日2007/11/20
- ISBN-104861913217
- ISBN-13978-4861913211
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商品の説明
著者について
【著者/マルセル・プルースト】
1871年、普仏戦争とパリ・コミューンの直後、首都の混乱を避けてパリ郊外に生まれた。 父はパリ在住の高名な医師で、裕福な家庭であり、教養豊かなユダヤ系の母に愛されて育った。
9歳のときに喘息の発作を起こし、以後、病弱なため、学業は不安定だったが、社交界の様々なサロンに出入りする。読書をこよなく愛し、少年の頃から文学者を志し、文学雑誌への寄稿も行い、24歳で『楽しみと日々』という文集をアナトール・フランスの序文を付して発表する。しかし、1908年ころからパリのオスマン通りの部屋に閉じこもり、『失われた時を求めて』の執筆に没頭する。1919年に刊行されたこの小説の第2篇『花咲く乙女たちのかげに』でゴンクール賞を受賞。だが、全巻の刊行を見ぬうち、病状が悪化し、1922年に肺炎で死去。享年51。
【翻案・画/ステファヌ・ウエ】
1957年、フランス・ブルターニュ地方の軍港都市ブレスト生まれ。現在はパリに暮らし、二人の子供がいる。7年間インド洋で船員として働いたのち、パリで演劇のアート・ディレクターとなる。
35歳のときはじめて『失われた時を求めて』を読み、すぐにこの大長編のマンガ化に着手した。
【翻訳・解説/中条 省平】
学習院大学フランス語圏文化学科教授。1954年生まれ。専攻は19世紀のフランス小説で、おもな研究書に『最後のロマン主義者 バルベー・ドールヴィイの小説宇宙』(中央公論社)、翻訳書にジュール・バルベー=ドールヴィイ『悪魔のような女たち』(ちくま文庫)、ジョルジュ・バタイユ『マダム・エドワルダ/目玉の話』(光文社古典新訳文庫)、ジャン・コクトー『恐るべき子供たち』(同・中条志穂との共訳)などがある。
1871年、普仏戦争とパリ・コミューンの直後、首都の混乱を避けてパリ郊外に生まれた。 父はパリ在住の高名な医師で、裕福な家庭であり、教養豊かなユダヤ系の母に愛されて育った。
9歳のときに喘息の発作を起こし、以後、病弱なため、学業は不安定だったが、社交界の様々なサロンに出入りする。読書をこよなく愛し、少年の頃から文学者を志し、文学雑誌への寄稿も行い、24歳で『楽しみと日々』という文集をアナトール・フランスの序文を付して発表する。しかし、1908年ころからパリのオスマン通りの部屋に閉じこもり、『失われた時を求めて』の執筆に没頭する。1919年に刊行されたこの小説の第2篇『花咲く乙女たちのかげに』でゴンクール賞を受賞。だが、全巻の刊行を見ぬうち、病状が悪化し、1922年に肺炎で死去。享年51。
【翻案・画/ステファヌ・ウエ】
1957年、フランス・ブルターニュ地方の軍港都市ブレスト生まれ。現在はパリに暮らし、二人の子供がいる。7年間インド洋で船員として働いたのち、パリで演劇のアート・ディレクターとなる。
35歳のときはじめて『失われた時を求めて』を読み、すぐにこの大長編のマンガ化に着手した。
【翻訳・解説/中条 省平】
学習院大学フランス語圏文化学科教授。1954年生まれ。専攻は19世紀のフランス小説で、おもな研究書に『最後のロマン主義者 バルベー・ドールヴィイの小説宇宙』(中央公論社)、翻訳書にジュール・バルベー=ドールヴィイ『悪魔のような女たち』(ちくま文庫)、ジョルジュ・バタイユ『マダム・エドワルダ/目玉の話』(光文社古典新訳文庫)、ジャン・コクトー『恐るべき子供たち』(同・中条志穂との共訳)などがある。
登録情報
- 出版社 : 白夜書房 (2007/11/20)
- 発売日 : 2007/11/20
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 80ページ
- ISBN-10 : 4861913217
- ISBN-13 : 978-4861913211
- Amazon 売れ筋ランキング: - 863,195位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,235位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 350,664位コミック
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月16日に日本でレビュー済み
あの大部の原作がこんなに薄っぺらくなっていいのかしら。
もちろんいいのである。
(もっとすごいものもある。ウゴウゴルーガの「朝の文学」コーナーで、わずか数十秒(記憶が確かなら15秒 x 5回)にまとめられいた!いやあ、あれは神業であった)
20世紀の三大文学の一つとかいわれているけど、今日一体どれだけの人々が通読しているのだろうか。
なにせ組み合う相手はプルーストその人がひたすら舌平目を食べながら全人生をかけて残した唯一の作である(習作はあるけれど)。
長い長いセンテンス、なかなか知識が及ばない100年前のフランスの上流社会や風俗描写。
花魁や夜鷹を知っていても、ココット(仏製の楕円のお皿のことじゃないです)の意味などに思いもよらないようではなかなか歯ごたえがありすぎて、なかなか最後のページまで至ることは少ないのでは?
原作には抄訳版もあったけれど、このBD版にはかなうまい。
往時の風景・服飾の説明などBDならではの視覚からの情報に任せておけばいいからね。うまくイメージ出来ないとストーリーを追うだけになってしまうかもしれない。
肝心の絵の質も上等だし(老若男女みなタンタン顔だけど)。
原作で読書そのものをその長さの分だけゆっくり味わうか、BDとして(お仕着せだけど)めくるめく20世紀初頭のフランスの世界を楽しむか、どちらにしても良い体験となるのではないだろうか。
「まんがで読破」シリーズなどのマンガ化もあるけれど、とてもこのBDにはその質でかなわない。
どんなマンガもBDにかなわないのかって?
大丈夫。日本には「あさきゆめみし」があるのだから。
もちろんマドレーヌもでてきます。紅茶にひたすとはしらなかったけど。
もちろんいいのである。
(もっとすごいものもある。ウゴウゴルーガの「朝の文学」コーナーで、わずか数十秒(記憶が確かなら15秒 x 5回)にまとめられいた!いやあ、あれは神業であった)
20世紀の三大文学の一つとかいわれているけど、今日一体どれだけの人々が通読しているのだろうか。
なにせ組み合う相手はプルーストその人がひたすら舌平目を食べながら全人生をかけて残した唯一の作である(習作はあるけれど)。
長い長いセンテンス、なかなか知識が及ばない100年前のフランスの上流社会や風俗描写。
花魁や夜鷹を知っていても、ココット(仏製の楕円のお皿のことじゃないです)の意味などに思いもよらないようではなかなか歯ごたえがありすぎて、なかなか最後のページまで至ることは少ないのでは?
原作には抄訳版もあったけれど、このBD版にはかなうまい。
往時の風景・服飾の説明などBDならではの視覚からの情報に任せておけばいいからね。うまくイメージ出来ないとストーリーを追うだけになってしまうかもしれない。
肝心の絵の質も上等だし(老若男女みなタンタン顔だけど)。
原作で読書そのものをその長さの分だけゆっくり味わうか、BDとして(お仕着せだけど)めくるめく20世紀初頭のフランスの世界を楽しむか、どちらにしても良い体験となるのではないだろうか。
「まんがで読破」シリーズなどのマンガ化もあるけれど、とてもこのBDにはその質でかなわない。
どんなマンガもBDにかなわないのかって?
大丈夫。日本には「あさきゆめみし」があるのだから。
もちろんマドレーヌもでてきます。紅茶にひたすとはしらなかったけど。
2022年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
奥さんがプルーストにハマり小説を読み始めてるんだけどネット情報でコミック版があると知り検索して購入。彼女曰く小説をそのままト書き付きの映画シナリオにしたみたいに再現してると。絵も丁寧でイメージ通りと大絶賛。
2018年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
美しい絵と美しい話。ぼけっとわかったフリして耽溺して読むための本、
2011年5月10日に日本でレビュー済み
スワンの髪形を一目見て、ああ実際に本を読んでいない。
コミックの作者は仕方がないとして、編集者も誰もかも。
残念としか言いようがない。
コミックの作者は仕方がないとして、編集者も誰もかも。
残念としか言いようがない。
2008年1月19日に日本でレビュー済み
これなら最後まで読める、というか早く次を読みたいって感じである。コミックだからというわけではなく、解説を書いている訳者の中条氏によれば原作の雰囲気を巧く伝えているようである。私は、原作を全く読んでいないのでなんともいえないが、読んでみようと思う気持ちは少しばかりはある。もっとも、「寝返り」姿勢を考えて寝付かれないのはごめんだが・・・・
腰巻には「古典の冒涜か? 名作の新解釈か? 新しい読書体験への招待か?」なる言葉が並ぶが、決して古典の冒涜でもなければ、名作の新解釈でもないと思う。私にとっては未読の名作への招待であった。
今はこのコミック版の次の巻を早く読みたいが、女性、それも若い女性をもう少し可愛いく描いて欲しかったなあと思う。
腰巻には「古典の冒涜か? 名作の新解釈か? 新しい読書体験への招待か?」なる言葉が並ぶが、決して古典の冒涜でもなければ、名作の新解釈でもないと思う。私にとっては未読の名作への招待であった。
今はこのコミック版の次の巻を早く読みたいが、女性、それも若い女性をもう少し可愛いく描いて欲しかったなあと思う。
2008年6月24日に日本でレビュー済み
フランス語版はカナダから取り寄せて五年くらいまえから入手していましたが、今回の日本語版はなかなか納得の出来栄えです。本の構成そのものが見開き2頁に一つのテーマにまとまっている。あの原作をよくここまでまとめたと思う。気に入った方はフランス語版もお求めになるといいと思いますよ!欲を言えば、セリフの部分の文字が細く読みにくい感じがしました。