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最弱球団 高橋ユニオンズ青春記 単行本(ソフトカバー) – 2011/9/21
本書は同球団を扱った初めての本格ノンフィクション。雑誌『野球小僧』の連載を大幅に加筆修正し一冊の本に仕上げました。著者は、存命のOB達を何度も丹念に取材するとともに、これまで世に出ることのなかった内部資料を発掘・整理し、球団の数奇な運命と、あまりにも短いプロ野球人生を歩んだ選手たちの群像を浮き彫りしました。
<目次>
【序章】 穏やかな秋の昼下がりに―2010(平成22)年
【第一章】奇跡の一年目 1954(昭和29)年
永田雅一、一世一代の大風呂敷/ポンコツと呑兵衛の寄せ集め/スローガンは「気品と闘志」/記念すべき、初陣のマウンド/球場に通いつめるオーナー/南洋から来た「リャンピンさん」の奮闘/「1イニング7四球」記録/救世主・ドゥールの違法契約/青木惇、18歳の挑戦
【第二章】波乱の二年目 1955(昭和30)年
トンボ・ユニオンズの誕生/新加入選手、退団選手/頻発する窃盗事件/泥沼の開幕12連敗/シーズン中に市会議員に当選/二軍選手たちの青春/スタルヒン300勝へのカウントダウン/怒涛の一挙6点奪取!/訪れた歓喜の瞬間/オーナー自ら開催した祝賀会/実売入場券、わずか29枚/赤字、罰金、私財の投入……
【第三章】泥沼の三年目 1956(昭和31)年
六大学の花形スター・佐々木信也が入団/スタルヒンに見初められた高校生投手/絶好調の伊藤四郎/「仲良し集団」では勝てない/飯尾為男、悪夢の13連敗/二年連続「罰金500万円」の危機/ノルマは、残り7試合で5勝/そして、ラストゲームが始まった……/それは、人情なのか、八百長なのか?
【第四章】夢幻の四年目 1957(昭和32)年
スタルヒン、死す/幻のルーキー・西本道則/解散報道とキャバレー・アジア/七球団か、六球団か?/解散、そして別れ……/高橋龍太郎の涙と浜崎真二の義憤
【第五章】それぞれの、その後
突然の解散から半世紀が過ぎて……/ミスター『プロ野球ニュース』佐々木信也/「19歳ルーキー」の青春―西本道則/「ワースト記録」とともに生きる―田村満/豪快スカウト―伊藤四郎
【終章】突然の訃報 ―2011(平成23)年
またひとつ失われたユニオンズの足跡/高橋龍太郎の野球殿堂入り
高橋ユニオンズ全所属選手/高橋ユニオンズ全試合結果/参考文献
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社白夜書房
- 発売日2011/9/21
- ISBN-104861917875
- ISBN-13978-4861917875
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登録情報
- 出版社 : 白夜書房 (2011/9/21)
- 発売日 : 2011/9/21
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 253ページ
- ISBN-10 : 4861917875
- ISBN-13 : 978-4861917875
- Amazon 売れ筋ランキング: - 477,146位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,254位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
![長谷川 晶一](https://m.media-amazon.com/images/S/amzn-author-media-prod/udk5ijrd3kn9d8ua6kbqr7qd21._SY600_.jpg)
☆プロフィール
1970年5月13日生まれ。早稲田大学商学部卒業。
出版社勤務を経て、2003年にノンフィクションライターに。
公式ブログ:http://blog.hasesho.com/
facebook:facebook.com/hasesho
☆著書
『文庫版・最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』(彩図社・15・09・15発売)
『マドンナジャパン 絆でつかんだ四連覇』(亜紀書房・15・07・20発売)
『極貧球団 波瀾の福岡ライオンズ』(日刊スポーツ出版社・15・06・20発売)
『2009年6月13日からの三沢光晴』(主婦の友社・15・06・10発売)
『プロ野球、伝説の表と裏』(主婦の友社・14・12・05発売)
『プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた!』(集英社・14・05・26発売)
『夏を赦す』(廣済堂出版・13・09・21発売)
『マドンナジャパン 光のつかみ方 世界最強野球女子』(亜紀書房・12.12.25発売)
『私がアイドルだった頃』(草思社・12.08.24発売)
『不滅 元巨人軍マネージャー回顧録』(主婦の友社)
『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』(白夜書房)
『イチローのバットがなくなる日』(主婦の友新書)
『ダンス・ラブ☆グランプリ』(主婦の友社)
『ワールド・ベースボール・ガール』(主婦の友社)
『巨人の魂 ジャイアンツOBからの提言』(東京ニュース通信社)
『真っ直ぐ、前を――第二回女子野球ワールドカップ 日本代表の十日間』(河出書房新社)
☆構成&執筆書籍
『横綱 朝青龍』(ゴマブックス)
『真実 アントニオ猪木』(ゴマブックス)
『藤波辰爾自伝 未完のレジェンド』(草思社)
『幸福論 須藤元気』(ネコ・パブリッシング)......など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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もちろん、在籍した選手も大半のメンバーのお名前は初めて知る方ばかり。チーム成績も個人成績も目立つものはありません。
なのに、高橋オーナーや各選手が生き生き描かれ、大変面白い内容でした。
語っていたことで、知ってはいた。
佐々木信也は戦後まもなくの甲子園大会で進学校・湘南高校が優勝したときの
レギュラー。その後慶応大学に進むが、
何の因果か、冗談のような「高橋ユニオンズ」に入団する。
この球団は企業がオーナーではなく、高橋隆太郎氏がオーナー。
さすがに2年目は無理で、トンボ鉛筆にスポンサーになってもらい
「トンボユニオンズ」という、いかにも弱々しい名前の球団になる。
しかしトンボ鉛筆も球団経営に興味はなく、1年で再び高橋ユニオンズに。
この3年で、球団は消滅した。ずっと最下位。
それでも選手たちは一生懸命だった。だから「青春記」なのである。
ほほえましくも、どこか悲しい3年間。でもみんな一生懸命野球をしている……。
3年間のデータも載っており、資料としても一級品。
何より著者の、ユニオンズへの愛が感じられる。
当時の選手たちでご存命の方は80歳を超えている。
プロ野球ニュースの佐々木信也も気がつけば80歳過ぎだ。
プロ野球ニュースの頃の佐々木信也はソフトで若かった。今も年齢にかかわらず若いだろう。
他のメンバーも若い。だから青春記なのである。ノンフィクションとしても素晴らしい。
読後、とても爽やかな気持ちになった。
時代の流れに沿うようにに誕生する球団。そして消滅・合併をしてきた球団が過去にいくつもありました。
その中で最も悲劇的であったと過言ではない高橋ユニオンズ。高橋ユニオンズはこれまでのプロ野球史で唯一の個人オーナーが所有した球団です。
本書は高橋ユニオンズが存在した3年間に在籍した選手達の話を中心に、高橋ユニオンズの誕生から「消滅」までの流れが書されています。
3年間しか存在しませんでしたし、全て最下位に終わりました。しかし存在させて高橋オーナーの球団に対する愛情、そして苦悩がとても伝わってきます。
読み終えたら結構こみ上げてくるものがあります。野球好きには是非オススメの一冊です。
野球は名誉と興行の落差が激しい世界だが、この頃は興行の暗黒面が強く残っていたのだろう。本作は当時の選手にインタビューするなどあのころを振り返る工夫が盛り込まれているが、実際のどろどろしたオーナー同士の足の引っ張り合いはあまり描かれていない。その分、永田氏の暴走が印象付けられるがこれも作品にする都合上、そういう設定にしたのかもしれない。もともとラッパと言われるほど吹く人だから悪役にはちょうど良い。
青春記という題も選手は19歳の新人から40歳近いスタルヒンまで幅が広い。なかなかその言葉でくくるには無理がある。かつて高橋球団というチームがあり、野球界は今も昔もどろどろしたオーナーたちの思惑に左右される世界だということを知るにはちょうど良いかもしれない。
単なる物好きの爺さんが作った球団ではないことが理解できた。丹念に記録を調べて本誌を刊行したことは良かった。お勧めの一冊かな!時代背景も語られている事がなお良かった!