この漫画は「「白の無言」の兄弟編です。登場人物も時代背景も同じです。
白の無言を読む前にこちらから読んだ方が、すんなり入りやすいと思います。この時代の背景や軍服など、細かいティティールがさりげなく演出してあったりして、芸が細かいです。
ただし、白の無言より10年後に描かれたせいか、絵柄が太い描線になり、お嘆美ではなくコメディータッチの作風お話しになります。
悲劇的な終わり方をする白の無言とはぜんぜんちがう雰囲気なので、これは作者も少し遊びたかったのでしょう。あくまでも同人誌っぽい作品になってしまったのが、ちょっと残念ですね。もうひとつ大戦末期の特攻隊のお話もあります。ゼロ戦や戦闘場面の描写は女性の作家でここまで細かく描ける方はいないでしょう。ただし内容は・・BLというよりは平均的な当時の特攻隊の若者群像です。BLなのに濡れ場はありません。これは一般誌の方へ掲載した方がよろしいですよね。半端な描き方はしない方が良いと思います。
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しのぶれど (キングシリーズ) コミック – 2009/3/28
大竹 直子
(著)
しのぶれど (キングシリーズ) [コミック] 大竹 直子 (著)
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社小池書院
- 発売日2009/3/28
- ISBN-104862254276
- ISBN-13978-4862254276
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登録情報
- 出版社 : 小池書院 (2009/3/28)
- 発売日 : 2009/3/28
- 言語 : 日本語
- コミック : 214ページ
- ISBN-10 : 4862254276
- ISBN-13 : 978-4862254276
- Amazon 売れ筋ランキング: - 429,024位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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2017年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「白の無言」は簡潔に完全に完成した作品と思っています。
今、10年後に描かれた(あとがきより)というこちらの作品を手にとって感じるのは
「良くも悪くも同人的」であるということです。
自分の過去の作品をセルフパロしたような作品ですが、
蛇足というか…むしろマイナスです。本当に必要だったのでしょうか。
絵にも違和感があります。
表紙の雰囲気がとても素敵なだけに残念です。
10年を経て、よく言えば骨太になった人物の線と、
まるで写真をそのままトレスしたかのような背景との、
コラージュしたような違和感。
「無言」本編ではここまで目に付かなかったのですが…
10年で作者に視力や体力の急激な衰えがあったのかもしれないと思うくらいです。
他の凡百のBLの水準からいえば、
手抜きとはいいたくありませんが、とりあえず気は抜けています。
明らかに衰えています。
処女単行本を何度もセルフ二次創作するより、
もっと前に進んで欲しい作家さんでした。
あとがきにも、短編で収めるには惜しいほどの資料を集めた、
との旨がありますが、
おそらく作者はキャラにも短編で収めるには惜しいものを感じていたのでしょう。
しかし、惜しまれて去るのも花。美学です。
少し古いノリの展開の同人誌を好まれる方にはいいかもしれませんが、
自分的には失敗です。
この蛇足同人本は、高価な、マイナスの買い物でした。
処分します。
今、10年後に描かれた(あとがきより)というこちらの作品を手にとって感じるのは
「良くも悪くも同人的」であるということです。
自分の過去の作品をセルフパロしたような作品ですが、
蛇足というか…むしろマイナスです。本当に必要だったのでしょうか。
絵にも違和感があります。
表紙の雰囲気がとても素敵なだけに残念です。
10年を経て、よく言えば骨太になった人物の線と、
まるで写真をそのままトレスしたかのような背景との、
コラージュしたような違和感。
「無言」本編ではここまで目に付かなかったのですが…
10年で作者に視力や体力の急激な衰えがあったのかもしれないと思うくらいです。
他の凡百のBLの水準からいえば、
手抜きとはいいたくありませんが、とりあえず気は抜けています。
明らかに衰えています。
処女単行本を何度もセルフ二次創作するより、
もっと前に進んで欲しい作家さんでした。
あとがきにも、短編で収めるには惜しいほどの資料を集めた、
との旨がありますが、
おそらく作者はキャラにも短編で収めるには惜しいものを感じていたのでしょう。
しかし、惜しまれて去るのも花。美学です。
少し古いノリの展開の同人誌を好まれる方にはいいかもしれませんが、
自分的には失敗です。
この蛇足同人本は、高価な、マイナスの買い物でした。
処分します。