社会福祉の分野の本になっていますが、
必ずしも福祉の分野に関わっていなくても、
まちづくりやNPOとか、公務員で働いているとか、
何かしらの形で「良い社会になってほしいと願って仕事をしているけれど、
組織や制度のしがらみの中で、仕事がイヤになりかけている」人にはおススメかな〜と思います。
「福祉職に就いていること」と「社会福祉の向上に貢献していること」は、
違っていて、
「福祉職場で、その職に期待される役割を演じる」のではなく、
「社会に必要とされるものに自ら気付き、そのために自分が変わっていく」
必要性を再認識させてもらいました。
目次や見出しを見ると、ちょっと難しそうな印象ですが、
最初はダイエットや花粉症の話から始まるので、割にすっと読み始められます。
けれど、ユングや内田樹さんなどの文章
(私は難しそうと思って原著を読んだことがありませんが)
もたくさん引用されていて、勉強になりました。
ちょうど仕事がイヤになりかけていたタイミングで読んで、
よかったなと思ったので、そういう方におススメです^^

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枠組み外しの旅―― 「個性化」が変える福祉社会 (叢書 魂の脱植民地化 2) 単行本(ソフトカバー) – 2012/10/27
竹端 寛
(著)
諦めをこえて、どうすれば社会を変えられるか
● 諦めていたダイエットや花粉症治療を、発想を変える枠組み外しによって克服した体験を語る。
● 福祉の支援現場の支配構造を、支援する人とされる人との[対話的プロセス]でのりこえる。
● 重度障害者を施設に収容するという固い通念は、いかに打ち破られたか。
● 枠組みを外して「個性化」し、他者と[かかわり合う」。渦が拡がって、社会が変わる。
● 諦めていたダイエットや花粉症治療を、発想を変える枠組み外しによって克服した体験を語る。
● 福祉の支援現場の支配構造を、支援する人とされる人との[対話的プロセス]でのりこえる。
● 重度障害者を施設に収容するという固い通念は、いかに打ち破られたか。
● 枠組みを外して「個性化」し、他者と[かかわり合う」。渦が拡がって、社会が変わる。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社青灯社
- 発売日2012/10/27
- 寸法13 x 1.3 x 19 cm
- ISBN-104862280625
- ISBN-13978-4862280626
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商品の説明
著者について
竹端 寛(たけばた・ひろし)
1975年、京都市生まれ。大阪大学人間科学部卒業。同大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。
現在、山梨学院大学法学部政治行政学科准教授。専門は、福祉社会学、障害者福祉政策など。
著書に『障害者総合福祉サービス法の展望』(共編著、ミネルヴァ書房)、『福祉先進国における脱施設化と地域生活支援』(共著、現代書館)など。
1975年、京都市生まれ。大阪大学人間科学部卒業。同大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。
現在、山梨学院大学法学部政治行政学科准教授。専門は、福祉社会学、障害者福祉政策など。
著書に『障害者総合福祉サービス法の展望』(共編著、ミネルヴァ書房)、『福祉先進国における脱施設化と地域生活支援』(共著、現代書館)など。
登録情報
- 出版社 : 青灯社 (2012/10/27)
- 発売日 : 2012/10/27
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 232ページ
- ISBN-10 : 4862280625
- ISBN-13 : 978-4862280626
- 寸法 : 13 x 1.3 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 448,131位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,229位社会福祉関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年10月9日に日本でレビュー済み
「私はいかに変わりうるのか」を様々な学術的知見を参照しながら学術的に問う本であり、同時に「社会はどう変わるのか」を問う本でもある。自己変革に関する記述が社会変革についての記述へと滑りこみ、社会変革に関する記述が自己変革に関する記述へと滑りこむ。そうした自己と社会の入れ子構造(再帰性)を著者は執拗に確認していく。この執拗さの背景にあるのは、「社会なんてどうせ変わらない」「人間なんてそう変わるものではない」という著者自身の内部に潜む、また私たちの社会に蔓延するシニシズムを打破したいとの強い気持ち、である。決して難解な本ではない。上述の問いを抱える人にとっては著者の姿勢を含め、学ぶことの多い本だと思う。