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“きよのさん”と歩く江戸六百里 単行本 – 2006/11/21
金森 敦子
(著)
- 本の長さ346ページ
- 言語日本語
- 出版社バジリコ
- 発売日2006/11/21
- ISBN-104862380247
- ISBN-13978-4862380241
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登録情報
- 出版社 : バジリコ (2006/11/21)
- 発売日 : 2006/11/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 346ページ
- ISBN-10 : 4862380247
- ISBN-13 : 978-4862380241
- Amazon 売れ筋ランキング: - 561,273位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ほんとにきれいな製品でした。大変満足しています。保存状態が良かっただと思います。管理が良い会社と感じました。
2008年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
羽州・鶴岡の商家の内儀・三井清野(31歳)は文化14年(1817年)3月下旬、日光、江戸、京都、大坂を巡る108日間、2,340kmの旅に出ます。のちに化政文化と称されるこの時代は、文化の担い手が上方から江戸や各地方へ、さらにの一般町人にも広がっていった江戸文化の成熟期にあたります。
江戸の藩邸では、江戸観光に藩士が案内役としてつくなど、商家の内儀に武士が観光案内をするというのは驚きで、実際の身分制度は学校で習う歴史知識とはニュアンスが違うようです。また江戸や京都で反物や着物など実にたくさんの買い物をしますが、家から為替で送金してもらったり、品物は飛脚便で山形まで送るなど、当時の金融、物流の具体例が新鮮で、近現代というのは江戸時代から連続していることを実感します。
日記を通じて伝わってくる”きよのさん”は、おおらかで物怖じせず好奇心旺盛な女性で、旅費やその善し悪し、各地の飯盛女のファッションの批評、出女に厳しかった関所の通り方、あるいは関所抜けの裏技が記されるなどが著者・金森さんの補足説明によっていきいきと伝わってきます。
江戸の藩邸では、江戸観光に藩士が案内役としてつくなど、商家の内儀に武士が観光案内をするというのは驚きで、実際の身分制度は学校で習う歴史知識とはニュアンスが違うようです。また江戸や京都で反物や着物など実にたくさんの買い物をしますが、家から為替で送金してもらったり、品物は飛脚便で山形まで送るなど、当時の金融、物流の具体例が新鮮で、近現代というのは江戸時代から連続していることを実感します。
日記を通じて伝わってくる”きよのさん”は、おおらかで物怖じせず好奇心旺盛な女性で、旅費やその善し悪し、各地の飯盛女のファッションの批評、出女に厳しかった関所の通り方、あるいは関所抜けの裏技が記されるなどが著者・金森さんの補足説明によっていきいきと伝わってきます。
2007年3月13日に日本でレビュー済み
小谷野敦ほどでは無いが、ここ数年の江戸をお気楽に見る風潮には、
今更ながら違和感を感じる。元の日記といってもメモのようなもの
なので、無理にふくらませて厚い本に仕上げたという感じは否めない。
(結構な値段ですから・・)
もっと、日記の記述の変化に踏み込んで考察すれば“きよのさん”
がどのような思想の持ち主だったのかが見えてきたのではと、残念
に思う。というか、題名と帯を見ただけでは、そういう書籍に
思えたので、期待が大きかったのかもしれません。
金森敦子さんの得意な関所の話題が多く、仏教関係のウンチクが
行く先々で記述されるのだが、読み進むうちに聞き飽きてくる。
最後まで“きよのさん”の人物像は浮かびあがらなかった。
というか、金遣いが荒く、食べることばかり考えている特権階級の
女性といった感じ。最終的には、江戸時代の女性が生き生きと暮ら
していたと、最近の江戸物の書籍のようにまとめている。が、不幸
な女性もとても多く、そんなはずは無いことはちょっと想像すれば
わかると思う。
地域によって、旅館でのもてなし方に上等・下等があったり、娼婦の
立場が違っているのは、実例に即している情報なので有り難かった。
今更ながら違和感を感じる。元の日記といってもメモのようなもの
なので、無理にふくらませて厚い本に仕上げたという感じは否めない。
(結構な値段ですから・・)
もっと、日記の記述の変化に踏み込んで考察すれば“きよのさん”
がどのような思想の持ち主だったのかが見えてきたのではと、残念
に思う。というか、題名と帯を見ただけでは、そういう書籍に
思えたので、期待が大きかったのかもしれません。
金森敦子さんの得意な関所の話題が多く、仏教関係のウンチクが
行く先々で記述されるのだが、読み進むうちに聞き飽きてくる。
最後まで“きよのさん”の人物像は浮かびあがらなかった。
というか、金遣いが荒く、食べることばかり考えている特権階級の
女性といった感じ。最終的には、江戸時代の女性が生き生きと暮ら
していたと、最近の江戸物の書籍のようにまとめている。が、不幸
な女性もとても多く、そんなはずは無いことはちょっと想像すれば
わかると思う。
地域によって、旅館でのもてなし方に上等・下等があったり、娼婦の
立場が違っているのは、実例に即している情報なので有り難かった。
2009年2月5日に日本でレビュー済み
私たちが普段、時代劇や歴史小説で見る
「封建社会の女」のイメージを覆す快作。
買い物が多いくらいは当たり前。
遊女のファッションチェックに厳しく
甘い菓子の買い食いのみならず昼から酒を飲み
旅慣れてくれば、舟で外洋に出て関所をすり抜ける。
豪胆、かつ、ぶっちゃけ日記が大変キュートである。
「封建社会の女」のイメージを覆す快作。
買い物が多いくらいは当たり前。
遊女のファッションチェックに厳しく
甘い菓子の買い食いのみならず昼から酒を飲み
旅慣れてくれば、舟で外洋に出て関所をすり抜ける。
豪胆、かつ、ぶっちゃけ日記が大変キュートである。
2007年2月26日に日本でレビュー済み
1817年、故郷羽州鶴岡(山形県)を出発してお伊勢参りの旅に出た三井清野。地元の豪商の娘であり夫も子どももある31歳の女の旅日記が本書。その旅の途中で経験したさまざまなことが女性ならではの視点でいきいきと描かれている。
清野は好奇心旺盛で怖い物知らずな性格と見え、ずいぶん大胆な旅をしたようである。裏金をつかませて関所を抜けたり、男性でも怖がったという外洋に出る船に乗って川を越えたり・・。そしてびっくりするほどよく食べ、よく飲んだ。神社仏閣を参拝しつつ、庶民の暮らしぶりや土地土地の風物にも目を向ける。女性だけにさすがに同性のファッションチェックは厳しい。髪型や服装がダサいとか、または垢抜けているとか。旅籠屋のサービスのよしあしまでしっかり評価している。行く先々で名物を食べ、おみやげも山ほど買って、今でいうところの宅配便で故郷に送る。
コネを利用して江戸藩邸を見学したり、京都では取引先の商家の案内で寺社に詣でたりと、銭金に糸目をつけずに使うこと使うこと。飲食代、宿泊代、山ほど買ったおみやげ代、いったいこの旅で清野はいくら使ったんだろう?と思ってしまう。大胆で闊達な清野と共に本州の半分を旅した気分になれる。
清野は好奇心旺盛で怖い物知らずな性格と見え、ずいぶん大胆な旅をしたようである。裏金をつかませて関所を抜けたり、男性でも怖がったという外洋に出る船に乗って川を越えたり・・。そしてびっくりするほどよく食べ、よく飲んだ。神社仏閣を参拝しつつ、庶民の暮らしぶりや土地土地の風物にも目を向ける。女性だけにさすがに同性のファッションチェックは厳しい。髪型や服装がダサいとか、または垢抜けているとか。旅籠屋のサービスのよしあしまでしっかり評価している。行く先々で名物を食べ、おみやげも山ほど買って、今でいうところの宅配便で故郷に送る。
コネを利用して江戸藩邸を見学したり、京都では取引先の商家の案内で寺社に詣でたりと、銭金に糸目をつけずに使うこと使うこと。飲食代、宿泊代、山ほど買ったおみやげ代、いったいこの旅で清野はいくら使ったんだろう?と思ってしまう。大胆で闊達な清野と共に本州の半分を旅した気分になれる。