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ブラバン 単行本 – 2006/9/20
津原 泰水
(著)
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- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社バジリコ
- 発売日2006/9/20
- ISBN-104862380271
- ISBN-13978-4862380272
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登録情報
- 出版社 : バジリコ (2006/9/20)
- 発売日 : 2006/9/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 352ページ
- ISBN-10 : 4862380271
- ISBN-13 : 978-4862380272
- Amazon 売れ筋ランキング: - 473,839位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,076位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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津原泰水(津原やすみ)
TSUHARA Yasumi
■1964年、広島市生まれ。広島県立広島観音高等学校、青山学院大学国際政治経済学部卒。
■1989年、津原やすみ名義で少女小説作家としてデビュー。
■1997年より現名義にて幅広いジャンルを網羅する執筆活動をおこなう。
■2006年発表の自伝的青春小説『ブラバン』がベストセラーとなる。
■2012年、短篇集『11』が第2回Twitter文学賞国内部門1位となる。
■2014年、短篇「五色の舟」がS-Fマガジン “オールタイム・ベストSF” 国内短編部門1位に選出される。同年、マンガ化されていた同作(漫画:近藤ようこ)が第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年1月16日に日本でレビュー済み
『ブラバン』です。表紙イラストから想像がつく通り、ブラスバンドが題材です。
高校吹奏楽部を扱った青春小説、というよりは、本文にも明記してありますけど、そこから25年後に再結成を目指すエピソードがあくまでもメインです。高校時代描写はあくまでも回想です。
面白いか面白くないかの二者択一でいえば、面白かったです。
ただし、欠点というか問題点も多く、手放しでは賞賛できません。現実に賛否両論になっているようですが、当然だと思います。
以下、良い点と悪い点を箇条書きで。
良い点。
・音楽に関する蘊蓄が詳しい。へぇー、と思う。
・随所に良いエピがある。ベースを買うシーン、ローマ法王、定時制に移った同級生、松山の先輩の純情、優しい先輩がビゼーを評するシーン、など。
・緻密に計算された構成、張り巡らされた伏線は、確かにすごい。
・起こる出来事がまるでドラマみたいに(そりゃもちろんフィクションの小説ですが)劇的ですごいので、起伏に富んでいるのは確か。
・登場人物が個性豊か。
・高校時代の青春エピと、それから四半世紀経って四十路となってのブラバン再結成エピの双方があるため、共感のストライクゾーンが広め。
次に、読む人によっては作品世界に入り込む妨害になりかねない問題点。
・登場人物が多すぎる。巻頭に主要人物表がありますが、確認しながら読んでも覚えきれない。
・しかもその登場人物が、四十路の現在シーンと高校時代現役シーンとの二つの顔を持っており、しかも担当楽器もあるので、覚える要素が三倍。
・本作は、四十路の現代シーンと高校時代シーンと、蘊蓄とがそれぞれ三分の一ずつあります。それらがめまぐるしく入れ替わるので、慌ただしいです。
・会話シーンで台詞が六個くらい連続すると、どれが誰の台詞だか分からなくなってしまいます。広島の方言のため、一部を除いてキャラの台詞に個性が無いですし。
・蘊蓄も、音楽に関連するものはともかくとして、音楽に関係無いようなものも多い。そして、読者によって興味深い蘊蓄もある反面、興味を抱けないであろう蘊蓄も多い。
結末はなんとも渋いといいますか、かなりの後味の悪さですが、……それでもその後については語られていないので、読者の想像力に委ねられたと言うことでしょう。
面白さから問題点を差し引いた自分的な評価も、あるいは読む人によって賛否が分かれることを考慮しても、いずれにせよ★は3です。
高校吹奏楽部を扱った青春小説、というよりは、本文にも明記してありますけど、そこから25年後に再結成を目指すエピソードがあくまでもメインです。高校時代描写はあくまでも回想です。
面白いか面白くないかの二者択一でいえば、面白かったです。
ただし、欠点というか問題点も多く、手放しでは賞賛できません。現実に賛否両論になっているようですが、当然だと思います。
以下、良い点と悪い点を箇条書きで。
良い点。
・音楽に関する蘊蓄が詳しい。へぇー、と思う。
・随所に良いエピがある。ベースを買うシーン、ローマ法王、定時制に移った同級生、松山の先輩の純情、優しい先輩がビゼーを評するシーン、など。
・緻密に計算された構成、張り巡らされた伏線は、確かにすごい。
・起こる出来事がまるでドラマみたいに(そりゃもちろんフィクションの小説ですが)劇的ですごいので、起伏に富んでいるのは確か。
・登場人物が個性豊か。
・高校時代の青春エピと、それから四半世紀経って四十路となってのブラバン再結成エピの双方があるため、共感のストライクゾーンが広め。
次に、読む人によっては作品世界に入り込む妨害になりかねない問題点。
・登場人物が多すぎる。巻頭に主要人物表がありますが、確認しながら読んでも覚えきれない。
・しかもその登場人物が、四十路の現在シーンと高校時代現役シーンとの二つの顔を持っており、しかも担当楽器もあるので、覚える要素が三倍。
・本作は、四十路の現代シーンと高校時代シーンと、蘊蓄とがそれぞれ三分の一ずつあります。それらがめまぐるしく入れ替わるので、慌ただしいです。
・会話シーンで台詞が六個くらい連続すると、どれが誰の台詞だか分からなくなってしまいます。広島の方言のため、一部を除いてキャラの台詞に個性が無いですし。
・蘊蓄も、音楽に関連するものはともかくとして、音楽に関係無いようなものも多い。そして、読者によって興味深い蘊蓄もある反面、興味を抱けないであろう蘊蓄も多い。
結末はなんとも渋いといいますか、かなりの後味の悪さですが、……それでもその後については語られていないので、読者の想像力に委ねられたと言うことでしょう。
面白さから問題点を差し引いた自分的な評価も、あるいは読む人によって賛否が分かれることを考慮しても、いずれにせよ★は3です。
2019年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
25年を経て、ある高校の吹奏楽部のメンバーが、音信不通だったメンバーと再会する物語。高校時代と現在の時間軸を巧みに使い、緻密に作られている。
青春の甘酸っぱさやほろ苦さはノスタルジックな気持ちを誘うと同時に、25年経た後の登場人物も、どこかリアルに燻っており心地よい。
楽曲や楽器はもちろん、ガンボスープなどにも詳細に拘るのも、この小説の魅力。
「1969年以来ここには酒は置いていないんだ」って聞いてピンと来る人にはたまらない。
これがわかる若い人が何人いるか?って思ってしまった。
今吹奏楽をやっている10代の子は、読んでもピンと来ないかもしれない。
聖子ちゃんカットを知っている、中年以降の人たちが、楽しめる小説。
是非、最後までいろんな味をお楽しみあれ。
青春の甘酸っぱさやほろ苦さはノスタルジックな気持ちを誘うと同時に、25年経た後の登場人物も、どこかリアルに燻っており心地よい。
楽曲や楽器はもちろん、ガンボスープなどにも詳細に拘るのも、この小説の魅力。
「1969年以来ここには酒は置いていないんだ」って聞いてピンと来る人にはたまらない。
これがわかる若い人が何人いるか?って思ってしまった。
今吹奏楽をやっている10代の子は、読んでもピンと来ないかもしれない。
聖子ちゃんカットを知っている、中年以降の人たちが、楽しめる小説。
是非、最後までいろんな味をお楽しみあれ。
2019年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1980年に高校入学、吹奏楽部と軽音楽部に所属した主人公が、二十数年後に結婚式バンドを結成するために旧吸部を探し回る。筆者は3学年上だが田舎者だったので、懐旧の感じに共感を持った。無口なオーボエの先輩がいつの間にか巨乳アイドルになってTVの中できゃあきゃあ笑っている、という辺りが今よりもイモっぽいけどいざとなったら馬鹿力を発揮してしまう当時の若者っぽい。その象徴が改造○○○コンバスなんだけど、それよりも唐突に吹く曲を差し替えて指揮者を激怒させちゃうエピソードの方が重要なんだというところも当時っぽいような気がする。残念ながら書かれている楽曲の90%以上がどんなのかが分からない。全部分かる読者は星を5つ付けるだろう。
2017年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アラフォーの主人公が同級生の結婚をきっかけに、高校時代のブラバンのメンバーを集めて演奏できないかと人探しを始めるが……。似たような物語はたくさんあるが、もともとは本作が元祖ではないだろうか。私たちが実際に思い出を振り返るときのように、現在から過去へ芋づる式に記憶が蘇っていくさまが、巧みな文章で綴られている。そして過去も現在も新たに再生していく。決して、どちらもキラキラ輝いてばかりではないが、生きるかぎり思い出すべき記憶があるのは、きっと幸せなことなのだ。
2019年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章、物語、登場人物、構成全てにストレスが際限なくかかる小説です。
会話文が方言で読みにくい上に登場人物みんな同じ口調だから誰が喋っているかわかりづらい。
高校時代の部活動の思い出話と中年になった現在の話が交互に語られますが書き方が下手すぎる。
無駄に暗い上に面白くもない話が延々と続きます。
この部分必要なの?って感じるシーンも沢山ある。
所々に挟まれる蘊蓄も鬱陶しいことこの上無い。
一番の問題点は登場人物が多すぎることです。
個性的ではあるが掘り下げが足らないので対して魅力もない薄っぺらいキャラばかりになっています。
当然主人公も情けなくしょうもないキャラクターです。
作者に群像劇を扱う力がありませんね。
後述するとか後になって判るとかが多いけどこれ伏線のつもりなのかな。
全然気にならないことばかりですけど。
作者が自分に酔っている事がひしひしと感じられる自己満小説です。
暗い話でも、時系列が複雑でも、登場人物が多くても面白い小説は沢山ありますがこれは違います。
駄作です。
会話文が方言で読みにくい上に登場人物みんな同じ口調だから誰が喋っているかわかりづらい。
高校時代の部活動の思い出話と中年になった現在の話が交互に語られますが書き方が下手すぎる。
無駄に暗い上に面白くもない話が延々と続きます。
この部分必要なの?って感じるシーンも沢山ある。
所々に挟まれる蘊蓄も鬱陶しいことこの上無い。
一番の問題点は登場人物が多すぎることです。
個性的ではあるが掘り下げが足らないので対して魅力もない薄っぺらいキャラばかりになっています。
当然主人公も情けなくしょうもないキャラクターです。
作者に群像劇を扱う力がありませんね。
後述するとか後になって判るとかが多いけどこれ伏線のつもりなのかな。
全然気にならないことばかりですけど。
作者が自分に酔っている事がひしひしと感じられる自己満小説です。
暗い話でも、時系列が複雑でも、登場人物が多くても面白い小説は沢山ありますがこれは違います。
駄作です。
2019年7月3日に日本でレビュー済み
高校時代のブラスバンド仲間が25年を経て再結成、という鉄板の盛りあがり型エンタテインメントの素材。事実かなりのベストセラーとなった模様で、高校時代と現在のカットバックでワクワクと興奮させられる楽しい読物を期待していた人も多いのではないか。
その期待は冒頭であっさり裏切られる。現実の重みがのしかかる、というより、登場人物たちの現在はリアリティを超越して暗い。主人公からして屈託の塊みたいな暗鬱な酒場親父なんだが、それですらまだしも相対的に能動的な感じで話を転がす役割を担うことになる。中では最も明るく幸福に見える人物にも性格破綻があって終盤の暗転を招いたり、とにかく性格設定といい物語展開といい、一筋縄で行かない。捻りに捻ってある。冒頭で亡くなる人物のように読者の想像へ大きく委ねたキャラクターも多い。
じゃあ暗いだけの文学かというと、そうではなくて、やはり心底には一種の、でも圧巻の煌めきが溢れている。外枠から期待されるようなストレートな興奮ではなく、屈曲し、泥にまみれ、苦痛にあえぎながらも溢れ出ずにはいられないエネルギー、人間の営為へ賛歌のようなものを味わい尽くして欲しい。文章は読みやすいエンタテインメント仕様ではないが、ユーモアを適度に讃えつつ緻密で華麗、特に後半、唸らされるほどに素晴らしいフレーズが続出する。暗転からのラストの展開、最後の1行もいい。
その期待は冒頭であっさり裏切られる。現実の重みがのしかかる、というより、登場人物たちの現在はリアリティを超越して暗い。主人公からして屈託の塊みたいな暗鬱な酒場親父なんだが、それですらまだしも相対的に能動的な感じで話を転がす役割を担うことになる。中では最も明るく幸福に見える人物にも性格破綻があって終盤の暗転を招いたり、とにかく性格設定といい物語展開といい、一筋縄で行かない。捻りに捻ってある。冒頭で亡くなる人物のように読者の想像へ大きく委ねたキャラクターも多い。
じゃあ暗いだけの文学かというと、そうではなくて、やはり心底には一種の、でも圧巻の煌めきが溢れている。外枠から期待されるようなストレートな興奮ではなく、屈曲し、泥にまみれ、苦痛にあえぎながらも溢れ出ずにはいられないエネルギー、人間の営為へ賛歌のようなものを味わい尽くして欲しい。文章は読みやすいエンタテインメント仕様ではないが、ユーモアを適度に讃えつつ緻密で華麗、特に後半、唸らされるほどに素晴らしいフレーズが続出する。暗転からのラストの展開、最後の1行もいい。