アラーキーの変遷を俯瞰する上ではうってつけの写真集。
世俗的エロティシズムや、確信犯的センチメンタリズムの
印象が強い写真家だが(むろんそういった作品も魅力的ではあるが)
初期作品における実験精神にこそ、人間を徹底して"素材”として解釈する、
その本質がもっともよく現れている。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
東京人生SINCE1962 単行本 – 2006/10/13
荒木 経惟
(著)
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社バジリコ
- 発売日2006/10/13
- ISBN-104862380336
- ISBN-13978-4862380333
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : バジリコ (2006/10/13)
- 発売日 : 2006/10/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4862380336
- ISBN-13 : 978-4862380333
- Amazon 売れ筋ランキング: - 265,880位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
18グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年11月17日に日本でレビュー済み
荒木さんの写真集は沢山出ているけれど、これは彼の「骨」ですね。
これがあるから、人妻ヌードも撮っていられる気がします。
本当は、写真集よりも写真展を直に見るのが本当は一番お薦めです。
これがあるから、人妻ヌードも撮っていられる気がします。
本当は、写真集よりも写真展を直に見るのが本当は一番お薦めです。
2017年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすが天才アラーキーさん。 素晴らしすぎました。なんど見ても。写真に愛を感じます。
2015年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お買い得度が非常に高い写真集です。
アラーキーの歴史をたどるような写真集で
とても中身が濃い。
印刷の質も高く、ホントにこの値段でいいの?という感じ
また、写真に入ってるコメントが意外と効いている。
アラーキーってエロ写真しか撮ってないんでしょ?
っていう人にはぜひ手にとって欲しい一冊。
アラーキーの歴史をたどるような写真集で
とても中身が濃い。
印刷の質も高く、ホントにこの値段でいいの?という感じ
また、写真に入ってるコメントが意外と効いている。
アラーキーってエロ写真しか撮ってないんでしょ?
っていう人にはぜひ手にとって欲しい一冊。
2010年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真を見る目を育ててくれる一冊。
どうしてコレなのか、何を撮影者が感じて撮ったか、等・・・
一見「いい加減」に見える写真の数々が
アラーキー自身のピュアな「人間」を暴露している。
装丁がいくつかの見開きページで写真自体を食い過ぎで見づらい。
どうしてコレなのか、何を撮影者が感じて撮ったか、等・・・
一見「いい加減」に見える写真の数々が
アラーキー自身のピュアな「人間」を暴露している。
装丁がいくつかの見開きページで写真自体を食い過ぎで見づらい。
2006年11月26日に日本でレビュー済み
こうやってアラーキーを通史的に見ていくと、きっとマスイメージのアラーキーって80年代以降なんだろうなぁって思う。いわゆる「写真時代」周辺。あるいは陽子さんとチロ。まぁ俺の年齢もあるけど、正直、電通勤務時代の太陽賞受賞「さっちん」の60年代なんて、今のアラーキーからは想像出来なくて。そういう意味で、今回の写真集の特に60年代、70年代あたりのお蔵出し作品は俺にとっては「裏アラーキー」というか「アラーキー前史」というか、すごく新鮮だった。あらゆる実験、試行錯誤の跡が見えるよね。“天才アラーキー”って表キャラとは違った部分がそこには覗いていて。コーネル・キャパに言われたという「正直すぎる写真家」って荒木経惟評は正鵠を射ている。写真がほんとに好きなんだってパッションと、ピュアな部分と。一見、スキャンダルで偽悪的なんだけど、アラーキーの写真って一面的じゃなくて両義的なんだよな。生と死。日常と非日常。邪悪と無垢。偽装と真実...矛盾を抱えてる人間、あるいは都市そのものをフレームに切り取っている(もちろん「見せたいものを見せる、見せたくないものは切る」ってフレーミングはあるにせよ)。写真もいいけど添えられたアフォリズムもいい。「写真は過去を進行形にする」「都市の遺骨を捜し歩いて、カメラという骨壷に入れる」「偶然出会うことが重要だね。探すのではなく、向こうからくる。子どもも、女も。向こうからやってくるね」...この1500円、お得過ぎます。
2014年9月15日に日本でレビュー済み
全ての写真がモノクロで添えられた文章もいい。
見ていて気分が高揚し居ても立っても居られなくなりました。
見ていて気分が高揚し居ても立っても居られなくなりました。
2009年3月22日に日本でレビュー済み
アバンギャルドで実験精神に充ちた60年代のアラーキー。
私小説ならぬ「私写真」に移行する70年代のアラーキー。
都市の中の人間のをトリミングする80年代のアラーキー。
「死」と「生」を切実に自らに問う90年代のアラーキー。
そして生きる人を底抜けに謳歌する21世紀のアラーキー。
アラーキーの写真をトレースすることは、とりもなおさず東京を舞台とした生と死のドラマを
トレースすることだ。いわく「写真は呼吸。東京は子宮」なのだ。写真の中の人は、何てみんな
いい表情をしているのだろう!生活や時代が変われど、そうそう人間は変わるもんじゃない。
そんな「ホンモノの一瞬」をパーフェクトにシャッターに収め続ける荒木経惟はやはり天才だ。
近年の垢抜けた「幸福写真」は賛否があるが、人の幸せを撮ることがどれだけ難しいことか。
「撮る」こと以前に、どんなところにも「幸せ」な一瞬を見つける眼差しは、荒木経惟だからこそ
獲得できたものだということがよくわかる。「死がどんどん近づいているから、生に向かう」
アラーキー自身がチョイスしたベストショットが時系列に配置された320ページ、1500円。Great!
私小説ならぬ「私写真」に移行する70年代のアラーキー。
都市の中の人間のをトリミングする80年代のアラーキー。
「死」と「生」を切実に自らに問う90年代のアラーキー。
そして生きる人を底抜けに謳歌する21世紀のアラーキー。
アラーキーの写真をトレースすることは、とりもなおさず東京を舞台とした生と死のドラマを
トレースすることだ。いわく「写真は呼吸。東京は子宮」なのだ。写真の中の人は、何てみんな
いい表情をしているのだろう!生活や時代が変われど、そうそう人間は変わるもんじゃない。
そんな「ホンモノの一瞬」をパーフェクトにシャッターに収め続ける荒木経惟はやはり天才だ。
近年の垢抜けた「幸福写真」は賛否があるが、人の幸せを撮ることがどれだけ難しいことか。
「撮る」こと以前に、どんなところにも「幸せ」な一瞬を見つける眼差しは、荒木経惟だからこそ
獲得できたものだということがよくわかる。「死がどんどん近づいているから、生に向かう」
アラーキー自身がチョイスしたベストショットが時系列に配置された320ページ、1500円。Great!