今更ながらに本を手に取りました。
拙いレビューにもならない感想です。
筆者独自の着眼点と高い問題解決力で読み込むことで特に言語能力が上ると見込まれます。
レヴィナスが多く引用されており大学生に持って来いの1冊に仕上がっています。
概ね説得されることが多く納得せざるを得ない。日本辺境論や構造主義の分析の手腕が特に逸脱です。
読書していて良かったという気にさせてくれます。
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こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書) 単行本(ソフトカバー) – 2008/7/12
内田 樹
(著)
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日本社会の諸問題に対し、「人類学的叡智」でお答えましょう
「少子化問題」は存在しません!
「根本的な変革」はしてはいけない!
「格差社会論」に基づく社会改良政策は、ますます「金で苦労する人」を増やすだけ!
日本は「辺境」で「属国」、それで何か問題でも?
日本がこれから目指すべきは、「フェミニンな共産主義」です!
……
そんなバカな! と感じた方は、ぜひ本書をお読みください。
あまりの暴論ぶりに思わず説得されるはずです。
日常的な現象の裏に潜む本質的「構造」を問題にする、“寝ながら学んだ”構造主義者・ウチダ先生による、目からウロコの日本社会論。これが日本の生きる道?
「少子化問題」は存在しません!
「根本的な変革」はしてはいけない!
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日本は「辺境」で「属国」、それで何か問題でも?
日本がこれから目指すべきは、「フェミニンな共産主義」です!
……
そんなバカな! と感じた方は、ぜひ本書をお読みください。
あまりの暴論ぶりに思わず説得されるはずです。
日常的な現象の裏に潜む本質的「構造」を問題にする、“寝ながら学んだ”構造主義者・ウチダ先生による、目からウロコの日本社会論。これが日本の生きる道?
- 本の長さ297ページ
- 言語日本語
- 出版社バジリコ
- 発売日2008/7/12
- ISBN-104862380964
- ISBN-13978-4862380968
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商品の説明
著者について
神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。
『街場の中国論』(ミシマ社)『私家版・ユダヤ文化論』『ひとりでは生きられないのも芸のうち』(共に文藝春秋)『村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)『身体を通して時代を読む』『身体知』『東京ファイティング・キッズ・リターン』(共にバジリコ)など多数。
『街場の中国論』(ミシマ社)『私家版・ユダヤ文化論』『ひとりでは生きられないのも芸のうち』(共に文藝春秋)『村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)『身体を通して時代を読む』『身体知』『東京ファイティング・キッズ・リターン』(共にバジリコ)など多数。
登録情報
- 出版社 : バジリコ (2008/7/12)
- 発売日 : 2008/7/12
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 297ページ
- ISBN-10 : 4862380964
- ISBN-13 : 978-4862380968
- Amazon 売れ筋ランキング: - 735,409位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950(昭和25)年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想。ブログ「内田樹の研究室」を拠点に武道(合気道六段)、ユダヤ、教育、アメリカ、中国、メディアなど幅広いテーマを縦横無尽に論じて多くの読者を得ている。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞受賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第三回新書大賞を受賞。二〇一〇年七月より大阪市特別顧問に就任。近著に『沈む日本を愛せますか?』(高橋源一郎との共著、ロッキング・オン)、『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)、『武道的思考』(筑摩選書)、『街場のマンガ論』(小学館)、『おせっかい教育論』(鷲田清一他との共著、140B)、『街場のメディア論』(光文社新書)、『若者よ、マルクスを読もう』(石川康宏との共著、かもがわ出版)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすく理解ができますが、現実的に何か不快感が残りました。元から日本という国はこんな感じであろうなのか?良かったと思えるのでしょうか?著者に対し疑問を感じました。
2015年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぼくは内田氏の考え方が好きだ。これまでに内田氏の著作を何冊か読んできた。その度に,はっとさせられる体験を何度もしてきた。そしてこの本でも同様の体験をしている。
自分の中にひっかかってきたことを3点書こうと思う(あとはあんまり思い出せていないので…)。本書の内容を自分なりに書いているだけのものになると思うので了承していただきたい。
1点目は村上春樹氏の著作を例にして出される「ディセンシー」という言葉だ。内田さん(親しみを込めて)の主張する「ディセンシー」という感覚が今の辺境意識を失った日本で生きていく正しい力であることは,自分自身の生活を通して実感している。他人との関わりという目に見えにくいものをあえて意識する感覚を忘れてはいけないし,これからもディセンシーであることは必要だろう。
2点目は,原理主義と機能主義について。僕の中での原理主義という感覚がうまく言語化できていなかった。しかし,本書では機能主義と原理主義を対比させる形で主張をしている。あの書き方をされると原理主義が滑稽なものと感じてしまう。しかし,より上手に生きていくために機能主義のほうが楽だよと,内田さんは言っているのだろう。
3点目は「愛国心」という言葉である。ぼくは,この「愛国心」かねてから胡散臭い字面だと思っていた。そして窮屈だと。内田さんは,この言葉の危険性を述べている。そこには,心の有り様を定義してしまうことの危険性がある。多様性は認めないのだ。これがいかに危険なことかはテレビのニュースを見ているだけでわかるだろう。自分の価値観以外は許せない人間がましてや国のトップに立ってしまったら…ぞっとするような自体がまっていることをぼくたちは頭に入れておかなければならない。
自分の中にひっかかってきたことを3点書こうと思う(あとはあんまり思い出せていないので…)。本書の内容を自分なりに書いているだけのものになると思うので了承していただきたい。
1点目は村上春樹氏の著作を例にして出される「ディセンシー」という言葉だ。内田さん(親しみを込めて)の主張する「ディセンシー」という感覚が今の辺境意識を失った日本で生きていく正しい力であることは,自分自身の生活を通して実感している。他人との関わりという目に見えにくいものをあえて意識する感覚を忘れてはいけないし,これからもディセンシーであることは必要だろう。
2点目は,原理主義と機能主義について。僕の中での原理主義という感覚がうまく言語化できていなかった。しかし,本書では機能主義と原理主義を対比させる形で主張をしている。あの書き方をされると原理主義が滑稽なものと感じてしまう。しかし,より上手に生きていくために機能主義のほうが楽だよと,内田さんは言っているのだろう。
3点目は「愛国心」という言葉である。ぼくは,この「愛国心」かねてから胡散臭い字面だと思っていた。そして窮屈だと。内田さんは,この言葉の危険性を述べている。そこには,心の有り様を定義してしまうことの危険性がある。多様性は認めないのだ。これがいかに危険なことかはテレビのニュースを見ているだけでわかるだろう。自分の価値観以外は許せない人間がましてや国のトップに立ってしまったら…ぞっとするような自体がまっていることをぼくたちは頭に入れておかなければならない。
2012年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近、思い出したことがある。現実って本当は捉え所がなく存在しているもので、
それぞれの人間が自分の価値観や言葉で解釈して、捉え所があるように思い込んでいる、
ということだ。自分自身も固定した形など本来なく、捉え所がない。何年かぶりに
そう思い出してみると、恐ろしいやら嬉しいやら、訳の分からない心理状態に陥って、
気が狂いそうな不安に襲われた。その矢先にこの本を読んで、ちょっと安心した。
多分この本の著者も、私と同じことを忘れずに生きている。価値観とは自分の心が
思い込んで生み出している妄想でしかなく、その自分の心自体も、固定したものでは
ありえないし、ある必要もない。現実の自分にせよ、日本にせよ、幸福とも不幸とも、
どう評価しようとも自分の自由なのだ。そう思えない人には、浮き世離れのした詭弁に
しか思えないかも知れないが、私はこの著者の流動性を支持する。
自分が自由であることを忘れかかる度、読み返したいような本である。
それぞれの人間が自分の価値観や言葉で解釈して、捉え所があるように思い込んでいる、
ということだ。自分自身も固定した形など本来なく、捉え所がない。何年かぶりに
そう思い出してみると、恐ろしいやら嬉しいやら、訳の分からない心理状態に陥って、
気が狂いそうな不安に襲われた。その矢先にこの本を読んで、ちょっと安心した。
多分この本の著者も、私と同じことを忘れずに生きている。価値観とは自分の心が
思い込んで生み出している妄想でしかなく、その自分の心自体も、固定したものでは
ありえないし、ある必要もない。現実の自分にせよ、日本にせよ、幸福とも不幸とも、
どう評価しようとも自分の自由なのだ。そう思えない人には、浮き世離れのした詭弁に
しか思えないかも知れないが、私はこの著者の流動性を支持する。
自分が自由であることを忘れかかる度、読み返したいような本である。
2008年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『「格差社会」なるものの不幸のかなりは「金の全能性」に対する人々の過大な信憑がもたらしていると思う。であるなら、「あらゆる不幸は全能の金によって解決できる」という信憑を強化することは、文字通り「火に油を注ぐ」ことにしかならないだろう。』・・・・、『むしろ「被害者」の全能性を言い募ったせいで、人々は、自分がこのまままずっと「被害者」のままであり続けられるような社会を希求するようになる。』・・・・、内田先生、鋭すぎます!
この本を読む前と世界が違って見えました!
この本を読む前と世界が違って見えました!
2010年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
構造主義が少しわかるかと思ったけど、
そういう目的のための本では無いようです。
レヴィ=ストロースの引用はかなりありましたが。
著者のブログでの発信を元に編集した本だそうです。
格差社会、少子化、教育問題、愛国心などの
問題?を独特なタッチで斬っていくのだけど、
著者がいうところの原理主義ではなく機能主義的
なスタンスからのものの見方で、おそらくは
とことんまで分析しつくしているものではないんだけど
あ、そうかもなと心にすとんと落ちる感じがする。
長年気になっていたことが、
ものによっては関連図書を読み漁っていた事例が、
本著を読んで「そんなこともういいや、ラーメンでも食おう」
という気分になってしまうのだ。
その意味では若干危険な気もするけど、
ものよってはかなり本質をついた見解があります。
そういう目的のための本では無いようです。
レヴィ=ストロースの引用はかなりありましたが。
著者のブログでの発信を元に編集した本だそうです。
格差社会、少子化、教育問題、愛国心などの
問題?を独特なタッチで斬っていくのだけど、
著者がいうところの原理主義ではなく機能主義的
なスタンスからのものの見方で、おそらくは
とことんまで分析しつくしているものではないんだけど
あ、そうかもなと心にすとんと落ちる感じがする。
長年気になっていたことが、
ものによっては関連図書を読み漁っていた事例が、
本著を読んで「そんなこともういいや、ラーメンでも食おう」
という気分になってしまうのだ。
その意味では若干危険な気もするけど、
ものよってはかなり本質をついた見解があります。
2011年4月29日に日本でレビュー済み
外国に学んだことも住んだこともない著者に、「日本」の話はする資格は一切ない。この大原則を首都の編集者が無視する暴挙。このとんでもない反国際社会性、好意的に見ればアマチュア性が、おそらく内田先生の言う「日本」の不在を逆説的に証明していると思います。パリやニューヨークで、「こんなフランスでよかった」、「こんなアメリカでよかった」なんてエッセイが、単一言語話者によって出版されることなど、あり得ると思われますか。世界から非難されますよ。出版社も壊滅の危機ですよ。
2008年8月31日に日本でレビュー済み
大ヒットした映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で
描かれた昭和30年代(1950年代)・・・・
脱臭され美化された虚像であるとの批判が
実際の30年代を知る人々からなされているようですが、
内田氏の言う
「生活は貧しいし、国際社会でも相手にされない
三等国だけれど、全員が飢えるとき以外には
ひとりも飢えないような暖かい社会。」という
一面は、豊かに描かれていたのではないでしょうか。
「格差社会」の是正を金で解決しようとする愚かさを
説いているあたりには、これからの時代を生き延びていく
ための指針を見たような気がしました。
浅羽通明『昭和三十年代主義』と共鳴しています。
描かれた昭和30年代(1950年代)・・・・
脱臭され美化された虚像であるとの批判が
実際の30年代を知る人々からなされているようですが、
内田氏の言う
「生活は貧しいし、国際社会でも相手にされない
三等国だけれど、全員が飢えるとき以外には
ひとりも飢えないような暖かい社会。」という
一面は、豊かに描かれていたのではないでしょうか。
「格差社会」の是正を金で解決しようとする愚かさを
説いているあたりには、これからの時代を生き延びていく
ための指針を見たような気がしました。
浅羽通明『昭和三十年代主義』と共鳴しています。