無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
「情況への発言」全集成 3 1984~1997 (Modern Classics新書 28) 新書 – 2008/5/1
吉本 隆明
(著)
- 本の長さ446ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2008/5/1
- ISBN-104862482546
- ISBN-13978-4862482549
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2008/5/1)
- 発売日 : 2008/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 446ページ
- ISBN-10 : 4862482546
- ISBN-13 : 978-4862482549
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,057,493位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,396位東洋哲学入門
- - 1,469位日本の思想(一般)関連書籍
- - 67,983位新書
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
3グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年6月22日に日本でレビュー済み
言いたいことを言いまくる「情況への発言」だが、元は、マイナーな自費出版雑誌「試行」の巻頭の恒例企画。マイナーな頃は、マイナーゆえの凄みがあったが、この巻は、メジャーになってしまった著者の発言(依然として自費出版「試行」に連載されていた)で、嫌でもやがて本になることは、予想されていると思う。実際何度本になったことか。それでも、まだ装丁を変えて本になるところが凄い。罵言雑言の嵐であることには、変わりがないが、そこはセンスと言うか、マスコミや読者を良く知っている職人で、「読ませて」しまう。今でも、呆れながらもページをめくると引き込まれ、当時の時代や言論が浮かび上がる。著者のバイアスの掛かったイメージだが、不思議と作り物臭くなく、大体においてそうだったよな、と思えるところが、妙に客観的で、生真面目なところがある。独特の文体がやっぱり凄い。が、それより驚いたのは、巻末、今年になっての著者の言葉が載っているのだが、往時を振り返って、尚、衒いも無く、同じ主張を凄い勢いで繰り返している。普通だったら、何となく恥ずかしくなるとか、少し照れるとかありそうなものだが、そんなのはない。凄い信念と言えばそれまでだが、まあ、ここまで書いて後年照れるぐらいなら書かないほうが良いわけで、改めて、徹底したスタンスには感心した。「こんなものを読む読者や出版界が〜」とか、言って「距離」を取ってみせる同業者が居れば、クライアントにけちをつける暇があったら、何遍出版されても読めるぐらいのものを書けといいたくなる。
2008年6月10日に日本でレビュー済み
主な批判対象
黒田喜夫・大岡昇平・埴谷雄高・柄谷行人・蓮實重彦・浅田彰
・大江健三郎・井上ひさし・糸圭(スガ)秀実・渡部直己・宮崎義一・小山俊一
・宇沢弘文・佐和隆光・池田清彦・金井美恵子・田中康夫・村山富市
これらの方々が、愉快痛快に批判されています。
他に、
ビートたけし(フライデー事件擁護)・三浦つとむ追悼
などが取り上げられています。
情況への発言の原理となっている共同幻想「論」は、
単なる共同幻想、対幻想、個人幻想の3幻想領域論ではないと思っています。
「論」としてのかなめは、
「共同幻想は、対幻想、個人幻想と逆立する」です。
平たくいえば、「私は公に優先する」でしょう。
この原理は、著者が敗戦で獲得した成果であり、一貫しています。
また、著者による「新書版のためのあとがき」と
松岡祥男による「解説 不抜の思想」も必読です。
黒田喜夫・大岡昇平・埴谷雄高・柄谷行人・蓮實重彦・浅田彰
・大江健三郎・井上ひさし・糸圭(スガ)秀実・渡部直己・宮崎義一・小山俊一
・宇沢弘文・佐和隆光・池田清彦・金井美恵子・田中康夫・村山富市
これらの方々が、愉快痛快に批判されています。
他に、
ビートたけし(フライデー事件擁護)・三浦つとむ追悼
などが取り上げられています。
情況への発言の原理となっている共同幻想「論」は、
単なる共同幻想、対幻想、個人幻想の3幻想領域論ではないと思っています。
「論」としてのかなめは、
「共同幻想は、対幻想、個人幻想と逆立する」です。
平たくいえば、「私は公に優先する」でしょう。
この原理は、著者が敗戦で獲得した成果であり、一貫しています。
また、著者による「新書版のためのあとがき」と
松岡祥男による「解説 不抜の思想」も必読です。