アキバ通り魔事件について,多数の論者が見解を述べている。
現在活躍している若者論,社会論の論者の論点のエッセンスを知るきっかけとしては非常に良い。
意図的されたものかはわからないが,本書の他の論者を批判している論者も数名おり,各論者の相対的な立場が伺えるのがおもしろい。
しかしながら,1人あたりの紙数が3,4頁であるため,物足りなさは否めない。
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アキバ通り魔事件をどう読むか!? (洋泉社MOOK) ムック – 2008/7/29
洋泉社ムック編集部
(著)
ダブルポイント 詳細
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Introduction アキバ通り魔事件とは何だったのか!?
資料1 加藤智大25年の半生・・・栄光の幼少期と苦難の青春期(小林拓矢)
資料2 「アキバBlog」で読む、凶行前夜の秋葉原で起こっていたこと(geek)
【アキバ通り魔事件を読む】
加藤容疑者を嘲笑う資格が私たちにあるのか!?(赤木智弘)
あまりに普通の若者のグロテスクな置き土産(雨宮処凛)
新自由主義時代を象徴する自己チュー殺人(吉田司)
ひ弱な国のひ弱なK(勢古浩爾)
教条化する「家庭」、徹底した敗者意識、実在感に満ちた「アキバ」(小浜逸郎)
マルトリートメント(不適切な養育)が自尊感情の低い子どもを生む(佐久間真弓)
破滅を目前にした子にシカトされる親とは何なの!?(佐藤幹夫)
なぜ彼はあれほど顔にこだわったのか(三浦展)
〝思い込み″にさいなまれた若者の悲痛な叫び(斎藤環)
秋葉原事件と「ゲーム的」現実感覚(東浩紀)
美しくなんかなくて/優しくもできなくて/それでも呼吸が続くことは許されるだろうか
加藤さんの書き込みが文学的すぎる件(神認定)(鈴木ユーリ)
【特別対談】事件を起こしたこと意外、ほとんど僕と一緒なんです
“電波男”本田透דマーダーウォッチャー”柳下毅一郎
突きつけられた「大きな現実」、あるいはポスト・モダン思想の死(吉岡忍)
それでも言う、加藤の出現をもって格差社会批判をするのは正しい振る舞いか!?(蔵研也)
社会的包摂の崩壊が「孤独な勘違い」を生む!!(宮台真司)
犯罪学的に見れば、この事件は一級に凶悪とは言えない(河合幹雄)
ホラーハウス社会の憂鬱(芹沢一也)
物語の暴走を招くメディア/メディアの暴走をうながす物語(荻上チキ)
相互監視・密告社会化するネット社会(小池壮彦)
一連の報道にはなぜ「トヨタ」という言葉が聞かれなかったのか!?(小林拓矢)
なぜ秋葉原が犯行の舞台に選ばれたのか(森川嘉一郎)
犯罪テキスト批評の「様々なる意匠」(浅羽通明)
直接的にか、間接的にか、あるいは何かを迂回して、「かれ」と出会う(平川克美)
記号的な殺人と喪の儀礼について(内田樹)
資料1 加藤智大25年の半生・・・栄光の幼少期と苦難の青春期(小林拓矢)
資料2 「アキバBlog」で読む、凶行前夜の秋葉原で起こっていたこと(geek)
【アキバ通り魔事件を読む】
加藤容疑者を嘲笑う資格が私たちにあるのか!?(赤木智弘)
あまりに普通の若者のグロテスクな置き土産(雨宮処凛)
新自由主義時代を象徴する自己チュー殺人(吉田司)
ひ弱な国のひ弱なK(勢古浩爾)
教条化する「家庭」、徹底した敗者意識、実在感に満ちた「アキバ」(小浜逸郎)
マルトリートメント(不適切な養育)が自尊感情の低い子どもを生む(佐久間真弓)
破滅を目前にした子にシカトされる親とは何なの!?(佐藤幹夫)
なぜ彼はあれほど顔にこだわったのか(三浦展)
〝思い込み″にさいなまれた若者の悲痛な叫び(斎藤環)
秋葉原事件と「ゲーム的」現実感覚(東浩紀)
美しくなんかなくて/優しくもできなくて/それでも呼吸が続くことは許されるだろうか
加藤さんの書き込みが文学的すぎる件(神認定)(鈴木ユーリ)
【特別対談】事件を起こしたこと意外、ほとんど僕と一緒なんです
“電波男”本田透דマーダーウォッチャー”柳下毅一郎
突きつけられた「大きな現実」、あるいはポスト・モダン思想の死(吉岡忍)
それでも言う、加藤の出現をもって格差社会批判をするのは正しい振る舞いか!?(蔵研也)
社会的包摂の崩壊が「孤独な勘違い」を生む!!(宮台真司)
犯罪学的に見れば、この事件は一級に凶悪とは言えない(河合幹雄)
ホラーハウス社会の憂鬱(芹沢一也)
物語の暴走を招くメディア/メディアの暴走をうながす物語(荻上チキ)
相互監視・密告社会化するネット社会(小池壮彦)
一連の報道にはなぜ「トヨタ」という言葉が聞かれなかったのか!?(小林拓矢)
なぜ秋葉原が犯行の舞台に選ばれたのか(森川嘉一郎)
犯罪テキスト批評の「様々なる意匠」(浅羽通明)
直接的にか、間接的にか、あるいは何かを迂回して、「かれ」と出会う(平川克美)
記号的な殺人と喪の儀礼について(内田樹)
- 本の長さ128ページ
- 出版社洋泉社
- 発売日2008/7/29
- ISBN-104862483151
- ISBN-13978-4862483157
登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2008/7/29)
- 発売日 : 2008/7/29
- ムック : 128ページ
- ISBN-10 : 4862483151
- ISBN-13 : 978-4862483157
- Amazon 売れ筋ランキング: - 874,291位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 108,575位社会・政治 (本)
- - 130,127位ノンフィクション (本)
- - 164,057位雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月4日に日本でレビュー済み
一見すると(量的に)薄っぺらい如何にも話題に乗じて緊急出版してみました、といった体のムック本であり、「きっと内容も薄っぺらい」のだろうという邪推を自然と呼び寄せるものがある。あまりに早過ぎる出版時期も、本書における考察がどこまで正確な分析に基づいた深いものとなっているのか懐疑を呼び寄せる。私自身、本書を見かけた時は一連の秋葉通り魔事件関連書の中でも最も陳腐で貧相で薄っぺらい直ぐに読めてしまう物なのだろうと思い本書を手に取った。貶しているようだが、それくらいの本なら短時間でパパッと片付ける事ができて良いだろうとも思ったのだ。
しかし実際に開いてみれば、本書は確かに量こそ少ないものの、中身は信じ難いほど濃厚であり、何より「豪華」である。表紙を見るだけでも本当は分かるのだが、表紙をよく見ていなかった私は目次を見て驚いた。そこにはまず(広くとれば加藤氏と同じ?)ロスジェネ世代の論客の代表格である赤木氏と雨宮氏が真っ先に名前・顔を並べているだけではなく、未だに日本の代表的思想家・評論家として絶大な影響力を持つ哲学者の東浩紀、かつて東氏以上の影響力を誇った日本最大級の知識人の重鎮である社会学者の宮台真司、極めてスマートな知性を発揮する期待の若手である荻上チキ、ラカンなどを援用しながらかなり的確で示唆的な引き篭もり論や若者論などを展開する精神科医の斉藤環、浜井氏と不合理な事実誤認に基づく厳罰化傾向などを告発しホラーハウス社会や犯罪不安社会といった概念を用いて昨今の社会の犯罪観や犯罪者処遇を鋭く批判する芹沢一也、格差社会論や下流社会論や非モテ論や貧困論で有名な三浦展、電車男であまりにも有名な本田透、著名な映画評論家にして殺人研究家(マーダーウォッチャー)でもある柳下毅一郎という、あまりにも豪華な顔ぶれが並んでおり、さらに小浜氏や勢古氏、浅羽氏、内田氏といった先までの顔ぶれとは少し方向性や読者層が異なるが、多大な影響力と人気を誇る論者も揃えており、それ以外にもまだまだ参加者がいるなど、正直これ以上ないほど豪華な論集となっている。複数の(大抵は立場や所属の近い)有名知識人が対談したり、共著を書いたり、シンポに参加したりといった事はそこまで珍しい事ではないが、本書ほど多様で豪華な論客が一冊の本に結集しているのは、かなり珍しい。なかなか見られるものではないだろう。どれだけ量的に薄くても絶対に軽く見る事はできないような破格のメンバーだ。一読の価値は絶対にあると言わざるを得ない。多少の不正確さや的外れには目を瞑るべきだと言っても良いような内容である。これだけ多様な論説が全て的を射ているという事はあまりありそうにない事なわけだが、だからといって多様な論説や解釈が無価値になるわけではない。必ず本書は事件を考える参考にはなるはずである。
本書に弱点というか欠点があるとすれば、それはやはり本書が量的に薄い事だろう。これだけ薄い本に、これだけ多くの豪華メンバーを詰め込んだ結果、当然、それぞれの論稿はかなり短いものとなってしまっている。あまり深い考察は期待できない、とは言わざるを得ないかもしれない。しかし、である。しかし私はその手の権威だけはあっても中身はスカスカといったハリボテのような文章が嫌いであり普段は厳しく論評する事多々なのだが、本書の諸々の短文は、「短文」としてはかなり出来の良いよくまとまった物が多いという印象を受けている。確かに短文ばかりなのだが、思ったよりもスカスカ感がなく、軽薄で皮相だという印象を意外なほど受けないのだ。短い中でかなり的確に事件の本質、加藤氏の本質、そして背景にある社会問題の本質を突いている文章もある。そうではなくても、論者の基本的な発想が短い中でハッキリと出ている場合も多く、純粋な面白さがある。兎にも角にも驚くほど参考になる発見の多い本なのだ。それに短いと言っても本書の文章は1頁で三段とか四段にしてあってわりと文字を詰め込んである。恐らく一見した印象以上の「読み応え」を感じる事ができるだろう。
しかし実際に開いてみれば、本書は確かに量こそ少ないものの、中身は信じ難いほど濃厚であり、何より「豪華」である。表紙を見るだけでも本当は分かるのだが、表紙をよく見ていなかった私は目次を見て驚いた。そこにはまず(広くとれば加藤氏と同じ?)ロスジェネ世代の論客の代表格である赤木氏と雨宮氏が真っ先に名前・顔を並べているだけではなく、未だに日本の代表的思想家・評論家として絶大な影響力を持つ哲学者の東浩紀、かつて東氏以上の影響力を誇った日本最大級の知識人の重鎮である社会学者の宮台真司、極めてスマートな知性を発揮する期待の若手である荻上チキ、ラカンなどを援用しながらかなり的確で示唆的な引き篭もり論や若者論などを展開する精神科医の斉藤環、浜井氏と不合理な事実誤認に基づく厳罰化傾向などを告発しホラーハウス社会や犯罪不安社会といった概念を用いて昨今の社会の犯罪観や犯罪者処遇を鋭く批判する芹沢一也、格差社会論や下流社会論や非モテ論や貧困論で有名な三浦展、電車男であまりにも有名な本田透、著名な映画評論家にして殺人研究家(マーダーウォッチャー)でもある柳下毅一郎という、あまりにも豪華な顔ぶれが並んでおり、さらに小浜氏や勢古氏、浅羽氏、内田氏といった先までの顔ぶれとは少し方向性や読者層が異なるが、多大な影響力と人気を誇る論者も揃えており、それ以外にもまだまだ参加者がいるなど、正直これ以上ないほど豪華な論集となっている。複数の(大抵は立場や所属の近い)有名知識人が対談したり、共著を書いたり、シンポに参加したりといった事はそこまで珍しい事ではないが、本書ほど多様で豪華な論客が一冊の本に結集しているのは、かなり珍しい。なかなか見られるものではないだろう。どれだけ量的に薄くても絶対に軽く見る事はできないような破格のメンバーだ。一読の価値は絶対にあると言わざるを得ない。多少の不正確さや的外れには目を瞑るべきだと言っても良いような内容である。これだけ多様な論説が全て的を射ているという事はあまりありそうにない事なわけだが、だからといって多様な論説や解釈が無価値になるわけではない。必ず本書は事件を考える参考にはなるはずである。
本書に弱点というか欠点があるとすれば、それはやはり本書が量的に薄い事だろう。これだけ薄い本に、これだけ多くの豪華メンバーを詰め込んだ結果、当然、それぞれの論稿はかなり短いものとなってしまっている。あまり深い考察は期待できない、とは言わざるを得ないかもしれない。しかし、である。しかし私はその手の権威だけはあっても中身はスカスカといったハリボテのような文章が嫌いであり普段は厳しく論評する事多々なのだが、本書の諸々の短文は、「短文」としてはかなり出来の良いよくまとまった物が多いという印象を受けている。確かに短文ばかりなのだが、思ったよりもスカスカ感がなく、軽薄で皮相だという印象を意外なほど受けないのだ。短い中でかなり的確に事件の本質、加藤氏の本質、そして背景にある社会問題の本質を突いている文章もある。そうではなくても、論者の基本的な発想が短い中でハッキリと出ている場合も多く、純粋な面白さがある。兎にも角にも驚くほど参考になる発見の多い本なのだ。それに短いと言っても本書の文章は1頁で三段とか四段にしてあってわりと文字を詰め込んである。恐らく一見した印象以上の「読み応え」を感じる事ができるだろう。
2008年10月14日に日本でレビュー済み
各々の識者?達がここにコメントを寄せて書いてますが、頓珍漢な意見は「無い」と判断できますね。
本田透の名前が出ているのでどう考えているのか…。
共感は流石に自身はしてはいないが、共通する部分がいくつかあると、冷静に分析してますね。
宮台のは長い…。
本田透の名前が出ているのでどう考えているのか…。
共感は流石に自身はしてはいないが、共通する部分がいくつかあると、冷静に分析してますね。
宮台のは長い…。