大塚明は不器用な人だ。
いやいや、エフェクター製作に関してではない。
生き方が不器用な人だと思う。
様々な業界に迎合して媚び諂っていれば
多分もっと有名になっていただろうし
セレブの様な生活をしていたかも知れない。
だが、氏はそんな物を求めているとは到底思えない。
ダメな物はハッキリ「ダメ」と言い切る。
だから時に人とぶつかり合い傷を負う。
しかし氏は曲げない。「信念の人」なのだ。
そして誰よりも「優しい人」だ。
製作にチャレンジしようという者を
見守る優しさに溢れている。
その姿勢は20年前の文章からも読み取れた。
そしてそれは本書でも変わりない。
20年も経てば製作記事に影響を受けてエフェクター
ビルダーになったり、楽器メーカーに就職した様な人も
多いだろう。
添えられた文章に影響を受けて物書きになった
人もきっといる筈だ。
私も一面識も無いにも関わらず多大な影響を受けてしまった一人だ。
「考え方」や「物の見かた」「生き方」という点で。
まったく困ったものだ。
本書は20年前からの大塚スタイルを崩す事なく
文章も楽しめる。
本が売れない時代だから予算の都合もあったろう、
表紙は地味な2色刷りで、とっつき難い
専門書の様だが、中身は堅苦しい物ではない。
少しはチャラついたポップな表紙にすればいいのに、
まったく不器用な人だ。
(ソフトカバーは要らなかったかも!)
「理論なんて後回し、まず作ってみよう!」というのが
本書のスタイル。エフェクター製作の経験が浅い人でも
気軽に挑戦して欲しい。
ひょっとすると君の人生が変わってしまうかも知れないが。(笑)
願わくば....少し文字数が多いので息抜きで
「ハーイ!フリーク!」「ハーイ!フレンド!」と
珍品堂と懐古軒の会話とイラストも欲しかったが仕方ない。
久しぶりに秋葉原へでも行ってみようか。
20年前には存在していなかった息子を連れて。
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サウンド・クリエーターのためのエフェクタ製作講座 単行本(ソフトカバー) – 2011/11/2
大塚 明
(著)
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2011/11/2
- ISBN-10486248834X
- ISBN-13978-4862488343
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登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2011/11/2)
- 発売日 : 2011/11/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 199ページ
- ISBN-10 : 486248834X
- ISBN-13 : 978-4862488343
- Amazon 売れ筋ランキング: - 582,498位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 249位オーディオ・ビジュアル (本)
- - 11,810位電気・通信 (本)
- - 52,800位エンターテイメント (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館で借り、始めて読んだ時は回路説明を読んでもちんぷんかんぷんで返却。 1年ほど他複数本を買い併読、ネット様に頼りつつ、作ったり、ブレッドボードやシュミレーターで実験し、いざ買ってみた。 説明を見ずとも回路図が語ってくるようになってた。。。なんとも不思議、嬉しい(^o^) 一方で、学んでこなかった回路(フェイザーやトレモロ等)はパーツさえあれば簡単に作れはするが仕組みは殆どわからない!学ぼう…(-_-;) ド素人にはムズすぎ、初心者なら少しは分かり、先に進む取っ掛かりになるような本だと感じてます。 ありがたや。
2016年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エフェクター自作本の中でもかなり回路の勉強方向に振れた本。私は実は初めて買ったエフェクター自作本が同じ著者が90年代に出した前著「ハンドメイドプロジェクトver.2」で初めて自作エフェクターを作りました。なので,かなり私的な思い入れが入ってしまいますが,虚心坦懐に見てもいい本だと思います。正直私はそれほど電気回路の勉強に興味はなく,欲しいエフェクターを手に入れたいがために自作する派なのですが,この本に関してはかなり読ませる文章で,かつ読むと「そういう意味だったのか」と思わず回路への理解が深まってしまう内容になっています。特に電源に関する第3章は圧巻です。
ただ,著者の性格を反映しているのかかなり偏屈な部分もあり,たとえばトゥルーバイパスの方式が今は普通の3回路式フットスイッチを使う方式ではなくミレニアムバイパスだったり,電源ジャックがセンタープラスだったり,にもかかわらず頑なに逆流防止のダイオードを入れていなかったりしますが,それらも説明はしてあるのでちゃんと読んで理解すれば問題ありません。ただし,この本,エフェクターケースのデザインだけは本当に最悪です(笑)。
この本にはとにかく制作記事の数が多く,回路の意味を解説するためだけにあるようなエフェクターや,何に使うのかわからないような意味不明のエフェクターもたくさん載っていますが,「これはぜひ手に入れて鳴らしてみたい」と思えるエフェクターもたくさん載っています。特にファズは異常に充実しており,ファズだけで9種類も載っています。国産オクターブファズの名器シンエイ・ハニーファズとエーストーン・ファズマスターFM-2が両方とも載っているのが目玉でしょうか。この2つは回路がそっくりなんですが,旧大塚本にも2機種とも載っていましたので,両方とも載せるというのが大塚氏のこだわりなんでしょう。私ははじめて使ったオクターブファズが昔の大塚氏の本を見て作ったハニーファズだったのですが,今ならそういうものだと解りますが,歪むどころか音程まで狂うし,弾いたはずの音がちゃんと出ないような異常なファズで,かといって比較対象になるオリジナルもありませんので,当時は完成したのか失敗したのか解りませんでした(笑)。それからエレハモ最初期のヴィンテージファズ「フォクシーレディ」,ファズフェイスでもトーンベンダーでもなくコレを選ぶというのが大塚氏っぽいです。大塚氏が最も好きな回路だと思われるオートワウ「ドクターQ」は,小サイズ版と2段重ね版の2種類も載っています。オリジナル機種ではMOSFETファズ「スーパーエッジ2」がいい音でした。またPA機材の作例も載っており,リアンプに使うリバースDIが載っています(しかし何故か普通のDIは載っていません(旧著には載っています))。私は作りませんけど最大の大物オプティカルフェイザーは,基本4段フェイザーですが,「段」の増やし方が書いてあり何段でも増やせるというシロモノらしいです。それから繰り返しですが電源の制作記事が本当に素晴らしく,これを「読む」だけでも買う価値があると思います
ただ,著者の性格を反映しているのかかなり偏屈な部分もあり,たとえばトゥルーバイパスの方式が今は普通の3回路式フットスイッチを使う方式ではなくミレニアムバイパスだったり,電源ジャックがセンタープラスだったり,にもかかわらず頑なに逆流防止のダイオードを入れていなかったりしますが,それらも説明はしてあるのでちゃんと読んで理解すれば問題ありません。ただし,この本,エフェクターケースのデザインだけは本当に最悪です(笑)。
この本にはとにかく制作記事の数が多く,回路の意味を解説するためだけにあるようなエフェクターや,何に使うのかわからないような意味不明のエフェクターもたくさん載っていますが,「これはぜひ手に入れて鳴らしてみたい」と思えるエフェクターもたくさん載っています。特にファズは異常に充実しており,ファズだけで9種類も載っています。国産オクターブファズの名器シンエイ・ハニーファズとエーストーン・ファズマスターFM-2が両方とも載っているのが目玉でしょうか。この2つは回路がそっくりなんですが,旧大塚本にも2機種とも載っていましたので,両方とも載せるというのが大塚氏のこだわりなんでしょう。私ははじめて使ったオクターブファズが昔の大塚氏の本を見て作ったハニーファズだったのですが,今ならそういうものだと解りますが,歪むどころか音程まで狂うし,弾いたはずの音がちゃんと出ないような異常なファズで,かといって比較対象になるオリジナルもありませんので,当時は完成したのか失敗したのか解りませんでした(笑)。それからエレハモ最初期のヴィンテージファズ「フォクシーレディ」,ファズフェイスでもトーンベンダーでもなくコレを選ぶというのが大塚氏っぽいです。大塚氏が最も好きな回路だと思われるオートワウ「ドクターQ」は,小サイズ版と2段重ね版の2種類も載っています。オリジナル機種ではMOSFETファズ「スーパーエッジ2」がいい音でした。またPA機材の作例も載っており,リアンプに使うリバースDIが載っています(しかし何故か普通のDIは載っていません(旧著には載っています))。私は作りませんけど最大の大物オプティカルフェイザーは,基本4段フェイザーですが,「段」の増やし方が書いてあり何段でも増やせるというシロモノらしいです。それから繰り返しですが電源の制作記事が本当に素晴らしく,これを「読む」だけでも買う価値があると思います
2014年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
we have to know big point is his column it has very valuable knowledge !
but it can not over take the his previous book..
but it can not over take the his previous book..
2016年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中身が濃いです。
基礎基本的な事から電気回路の深く知識的な事まで書いてあります。
これ1冊あれば勉強にもなりますし、応用力も付くと思います。
買ってよかったです。
絶版になって買い逃したら泣いて後悔するでしょう!
基礎基本的な事から電気回路の深く知識的な事まで書いてあります。
これ1冊あれば勉強にもなりますし、応用力も付くと思います。
買ってよかったです。
絶版になって買い逃したら泣いて後悔するでしょう!
2016年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
80年代に大塚明さんの記事で自作し、10年ほど前から又自作を再開した。
大塚明さんの記事があいかわらず一番わかりやすく、いろんなこだわりに苦笑しながらも、信頼できるのはこれしかないと確信する内容です。どれも面白いし、作ってみたくなる。
大塚明さんの記事があいかわらず一番わかりやすく、いろんなこだわりに苦笑しながらも、信頼できるのはこれしかないと確信する内容です。どれも面白いし、作ってみたくなる。
2018年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本で勉強してからネットなどに出ているものを作るっていうのが良さそうです。基本を学ぶには良い本だと思います。