随分前に買った作品ですが、久々に読み返したので書き込みに来ました。
人間には人に見られたくない汚い一面というのはあると思います。誰にでも、とは言いませんが。
そういった、人の持つ仄暗い一面を描かせたらピカイチな方ですよね、国枝先生は。
この作品も、そういった、本当ならば人には見せたくない一面を巧く描いた作品集だと思います。
あ、最後のコスモは例外ね。笑
番人は、主観ですが語り手の殺されちゃった人は、結構歪んだ形で加納から愛されていたと思います。その歪んだ愛の矛先が霞に向かっていたのでは…と。キスシーンと、そんな表情で見るな、というセリフのコマが鬱々と美しかったです。
そして問題のコスモ。ちょっと本気でじっくり見るのが躊躇われるほどの不細工を思い切り描く先生…さすがですww
シリアスをあっさりぶった切っていくスタンスに戸惑いながら、このギャグパートに救われた気も…。なんなら飛ばして下さいと作品前に国枝先生が書かれてますが、読み飛ばすのは損なので、読んでみてください。
他のBLでは体験できない世界が待っているはずです。
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番人 (ビーボーイコミックス) コミック – 2007/10/10
国枝 彩香
(著)
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社リブレ
- 発売日2007/10/10
- ISBN-104862632742
- ISBN-13978-4862632746
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登録情報
- 出版社 : リブレ (2007/10/10)
- 発売日 : 2007/10/10
- 言語 : 日本語
- コミック : 208ページ
- ISBN-10 : 4862632742
- ISBN-13 : 978-4862632746
- Amazon 売れ筋ランキング: - 14,211位ボーイズラブコミックス
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵やストーリーが1970年代〜80年代的な耽美作品っぽい感じです。
「番人」の「大金持ちが山奥の別荘に隠した秘密の家族」なんて、
耽美作品の王道といえる設定でしょう。
「Show me heaven」は、相手を女性に変えると
普通の男性漫画でもわりとよくある展開です。
「空の裏側」も、レディースコミックにあるような展開っぽい。
「めぐり逢い・・・COSMO」は、、、なんじゃこりゃあ!
なんというか、フランス料理フルコースの後にタコ焼き出されたような・・・
逆にこういうのが描けるというのも、才能の現れかもしれません。
話はよくあるものですが、人物の描き方も台詞回しも
展開の「間」の取り方も上手いので、堪能できる作品です。
「番人」の「大金持ちが山奥の別荘に隠した秘密の家族」なんて、
耽美作品の王道といえる設定でしょう。
「Show me heaven」は、相手を女性に変えると
普通の男性漫画でもわりとよくある展開です。
「空の裏側」も、レディースコミックにあるような展開っぽい。
「めぐり逢い・・・COSMO」は、、、なんじゃこりゃあ!
なんというか、フランス料理フルコースの後にタコ焼き出されたような・・・
逆にこういうのが描けるというのも、才能の現れかもしれません。
話はよくあるものですが、人物の描き方も台詞回しも
展開の「間」の取り方も上手いので、堪能できる作品です。
2007年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューを読んで購入したのですが・・・。
もう、めぐりあい・・・COSMO の印象が強烈すぎて・・・(笑)
この作品だけでも、読む価値はあるかと!サイコーです!
全体的にはシリアス目です。性描写よりも心理描写に力をいれている感じです。
恋愛ものという感じではなく、愛と憎しみは背中合わせ、みたいな感じです。
なかなか重い内容のものが多いので、人を選ぶ本かもしれません。
もう、めぐりあい・・・COSMO の印象が強烈すぎて・・・(笑)
この作品だけでも、読む価値はあるかと!サイコーです!
全体的にはシリアス目です。性描写よりも心理描写に力をいれている感じです。
恋愛ものという感じではなく、愛と憎しみは背中合わせ、みたいな感じです。
なかなか重い内容のものが多いので、人を選ぶ本かもしれません。
2007年10月16日に日本でレビュー済み
耽美、シリアス路線の短編集だわー、と思って読んでいたら、
最後の作品が強烈ギャグで全てのインパクトをかっさらっていきました。
きっとこの本は、本当の題名で呼ばれるよりも「伝説のブサイク攻が載ってる本」として全国津々浦々流通していくであろう・・・と遠い目になりましたよ。
画力があるからこそ、ブサイクをここまで克明に描けるのだなあと妙に感動しました。
反対に、表題作「番人」は耽美。ハッピーエンドの「Show me heaven」で気分が浮上しますが、「空の裏側」が近年まれに見る暗い話でまた落ち込みます。
そして「めぐり逢い・・・COSMO」にいたり、宇宙へ飛ばされる(笑)
国枝作品は、自分がなんとなく信じている「正しさ」「まっとうさ」を揺さぶるところがあるんですね。
主人公たちは、歪みを直すのでも罪におびえるのでもない。
理不尽を淡々と引き受けて生きていく、あるいは死んでいく人々。
でも決して投げやりではないんです。
ぎりぎりのところで「別にいいじゃん」と肯定する強さがあるということでしょうか。
全話の共通点をあえて探すなら(探さなくてもいいけど)、このしなやかな精神かもしれない・・・と、無理矢理自分を納得させてみました。
最後の作品が強烈ギャグで全てのインパクトをかっさらっていきました。
きっとこの本は、本当の題名で呼ばれるよりも「伝説のブサイク攻が載ってる本」として全国津々浦々流通していくであろう・・・と遠い目になりましたよ。
画力があるからこそ、ブサイクをここまで克明に描けるのだなあと妙に感動しました。
反対に、表題作「番人」は耽美。ハッピーエンドの「Show me heaven」で気分が浮上しますが、「空の裏側」が近年まれに見る暗い話でまた落ち込みます。
そして「めぐり逢い・・・COSMO」にいたり、宇宙へ飛ばされる(笑)
国枝作品は、自分がなんとなく信じている「正しさ」「まっとうさ」を揺さぶるところがあるんですね。
主人公たちは、歪みを直すのでも罪におびえるのでもない。
理不尽を淡々と引き受けて生きていく、あるいは死んでいく人々。
でも決して投げやりではないんです。
ぎりぎりのところで「別にいいじゃん」と肯定する強さがあるということでしょうか。
全話の共通点をあえて探すなら(探さなくてもいいけど)、このしなやかな精神かもしれない・・・と、無理矢理自分を納得させてみました。
2007年10月13日に日本でレビュー済み
国枝彩香さんというより坂井久仁江さんといったほうが
通りが言い方もいらっしゃるかと思いますが、同一作家さんです。
このごろでは国枝さんの名前で出されることも多いようですが。
この作品はちょっとシリアス系です。
とりわけ、「空の裏側」は結構おどろおどろしいです。
といっても幽霊とかカルトの類ではなく、人間のもつ
どろどろと汚い部分をえぐる作品です。
人が他人のことをいかに表面的にしか見ていないか、
そして心の奥底で禍々しく、獰猛な獣を飼っているか…。
ちょっと偏向的かもしれませんが、好きな人のきれいな面も
汚い面も双方見てみたいという、二律背反の深層心理が
上手く描かれています。
ここで、安心してはいけません。
恐ろしい(!!)一編が最後に隠されています。
意外なことに、この作者はシリアス系のみならず、
ギャグ的な作品も非常に得意としております。
これをギャグと表現してよいのかどうか、
私自身も悩むところですが、賛否両論意見は別れるところでしょう。
私的には、シリアス系のほうが好みです。
ギャグ系はときどき笑いを通り越して、腹立たしさが募ることがあります。
興味のある方、どうぞお試しあれ!食傷ぎみにならぬ程度にお楽しみを。
通りが言い方もいらっしゃるかと思いますが、同一作家さんです。
このごろでは国枝さんの名前で出されることも多いようですが。
この作品はちょっとシリアス系です。
とりわけ、「空の裏側」は結構おどろおどろしいです。
といっても幽霊とかカルトの類ではなく、人間のもつ
どろどろと汚い部分をえぐる作品です。
人が他人のことをいかに表面的にしか見ていないか、
そして心の奥底で禍々しく、獰猛な獣を飼っているか…。
ちょっと偏向的かもしれませんが、好きな人のきれいな面も
汚い面も双方見てみたいという、二律背反の深層心理が
上手く描かれています。
ここで、安心してはいけません。
恐ろしい(!!)一編が最後に隠されています。
意外なことに、この作者はシリアス系のみならず、
ギャグ的な作品も非常に得意としております。
これをギャグと表現してよいのかどうか、
私自身も悩むところですが、賛否両論意見は別れるところでしょう。
私的には、シリアス系のほうが好みです。
ギャグ系はときどき笑いを通り越して、腹立たしさが募ることがあります。
興味のある方、どうぞお試しあれ!食傷ぎみにならぬ程度にお楽しみを。
2009年7月20日に日本でレビュー済み
この先生の作品は全部ってぐらいオススメします〜
短編の話作りがうますぎ!ベテランだ!!
読みやすい!オチしっかり!読んで納得!ってな感じだ!
しかし番人がかなり気に入ったので是非★妖しげでいいですね!!!!
あまあまラブラブ〜が好きな方は先生の「耳たぶの理由」が
めちゃアホかわゆくてたまらんのでGOOOOOO!!!!!!!!!!
短編の話作りがうますぎ!ベテランだ!!
読みやすい!オチしっかり!読んで納得!ってな感じだ!
しかし番人がかなり気に入ったので是非★妖しげでいいですね!!!!
あまあまラブラブ〜が好きな方は先生の「耳たぶの理由」が
めちゃアホかわゆくてたまらんのでGOOOOOO!!!!!!!!!!
2007年10月31日に日本でレビュー済み
何より表紙のイラストが素晴らしいです。これまでの同作者の本の中でも,一番良いと思います。
表題作を含め,内容も読み応えは十分です。
とは言え,最後に飛び立つ宇宙(コスモ)があまりにも果てしなく広がっていて,小心者の私は一部正視できませんでした。・・・軟弱者です。
表題作を含め,内容も読み応えは十分です。
とは言え,最後に飛び立つ宇宙(コスモ)があまりにも果てしなく広がっていて,小心者の私は一部正視できませんでした。・・・軟弱者です。