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COLD FEVER (新装版) (ビーボーイノベルズ) 単行本 – 2009/3/19
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社リブレ
- 発売日2009/3/19
- ISBN-104862635504
- ISBN-13978-4862635501
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登録情報
- 出版社 : リブレ (2009/3/19)
- 発売日 : 2009/3/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 302ページ
- ISBN-10 : 4862635504
- ISBN-13 : 978-4862635501
- Amazon 売れ筋ランキング: - 355,051位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,298位ボーイズラブノベルス (本)
- - 98,303位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゴールドシリーズは、幼少の頃からの生い立ちから最終まで、ストーリーが読めず、気づけば夢中になって読んでしまいました。さすが木原作品ですね。
2018年2月17日に日本でレビュー済み
紙版は未購入ですが、電子版で新装版を購入しました。新装版には二人のその後を描いたあ「LAST FEVER 四季」が掲載されてあります。
この後、COLDシリーズはCOLD Heartシリーズに移行していくんですが、このCOLD HEART in Tokyoにも藤島と透がちょいちょい出てくるので、COLD HEART本編の内容云々はさておき、この二人の後日談として楽しめると思います。
また、この木原先生は同人誌でもこのCOLDシリーズ(主にCOLD HEART)の続編をバンバン書かれてありまして、それはまだ単行本化されてないです。その中にもこの藤島と透の二人がちょいちょい出て来ちゃうんですよね。
でも、プレミアついて高価だし、ほんとにちょい出なのでそれ目的にお金出すのはキッツイかと思います。
このCOLD HEART続編の同人誌は結構な回数書かれてあるのでいつか必ず単行本化されると思うんですよね。それを待っても良いのではないかと思ったりしてます。
何冊も発行されてる同人誌を追いかけて買うのは効率も悪いし、正直言うと同人誌慣れしていない者にとってはもうどれをどっから買えばいいのかカオスです。
なので、先生を信じて待つしかない。
このCOLDシリーズ3作目のFEVERなんですが、木原先生曰く、FEVERを書きたいが為のSLEEPとLIGHTだったとの事。
たしかに仰る通り、このFEVERは前2作の雰囲気から一変。読者に息もつかせないほどストーリーが一気に展開していきます。主人公二人の状況も激変し、過激な描写も多く目眩く激しい内容になり怒涛の様にクライマックスを迎えます。
しかし、流石と言わんばかりの木原音瀬の筆力。素晴らしいほどに主人公達の心理描写が丁寧に綿密に書き込まれてあります。
これぞ木原作品の真骨頂だと心底思いました。
あれほどのストーリー展開にも関わらず主人公達の言動にぴったりと辻褄を合わせてくる。
心理描写は天下一品で読者に痛いほど伝わってくる。
本当に素晴らしい作品でした。
この作者、やはり只者ではないと心底思わずにはいられないです。
この後、COLDシリーズはCOLD Heartシリーズに移行していくんですが、このCOLD HEART in Tokyoにも藤島と透がちょいちょい出てくるので、COLD HEART本編の内容云々はさておき、この二人の後日談として楽しめると思います。
また、この木原先生は同人誌でもこのCOLDシリーズ(主にCOLD HEART)の続編をバンバン書かれてありまして、それはまだ単行本化されてないです。その中にもこの藤島と透の二人がちょいちょい出て来ちゃうんですよね。
でも、プレミアついて高価だし、ほんとにちょい出なのでそれ目的にお金出すのはキッツイかと思います。
このCOLD HEART続編の同人誌は結構な回数書かれてあるのでいつか必ず単行本化されると思うんですよね。それを待っても良いのではないかと思ったりしてます。
何冊も発行されてる同人誌を追いかけて買うのは効率も悪いし、正直言うと同人誌慣れしていない者にとってはもうどれをどっから買えばいいのかカオスです。
なので、先生を信じて待つしかない。
このCOLDシリーズ3作目のFEVERなんですが、木原先生曰く、FEVERを書きたいが為のSLEEPとLIGHTだったとの事。
たしかに仰る通り、このFEVERは前2作の雰囲気から一変。読者に息もつかせないほどストーリーが一気に展開していきます。主人公二人の状況も激変し、過激な描写も多く目眩く激しい内容になり怒涛の様にクライマックスを迎えます。
しかし、流石と言わんばかりの木原音瀬の筆力。素晴らしいほどに主人公達の心理描写が丁寧に綿密に書き込まれてあります。
これぞ木原作品の真骨頂だと心底思いました。
あれほどのストーリー展開にも関わらず主人公達の言動にぴったりと辻褄を合わせてくる。
心理描写は天下一品で読者に痛いほど伝わってくる。
本当に素晴らしい作品でした。
この作者、やはり只者ではないと心底思わずにはいられないです。
2011年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
と思ってしまった。
BLという虚構の中でしかできない、でも何かひどく切実で、だからこそ痛ましい、言葉では巧く形容できないものをみせてもらいました。
読んだというより、二人が見えた気がしました。
BLという虚構の中でしかできない、でも何かひどく切実で、だからこそ痛ましい、言葉では巧く形容できないものをみせてもらいました。
読んだというより、二人が見えた気がしました。
2010年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
木原作品はよく痛いと言われますが。その通りなんですが。そんな状況下で変遷していくキャラのクォリティが凄い。読者をただの痛がり屋さんにしてくれないのが木原作品。今回のCOLDシリーズも。シリーズ最後を飾るFEVERは木原作品の真骨頂。前二巻も読み応えがありますし、その積み上げがこの結果なんでしょうが。好意を持ちながらも幼いころ別れてしまった藤島と透。藤島は幼い頃、異常な環境下に置かれ自分というものを持ち得ない人間となる。そんな藤島が唯一独占欲をもった相手、それが透。しかし彼を過酷な現実から救えず逃避。心を残しつつも透とは疎遠に。後悔の念を抱いたまま、藤島も成長。透が交通事故を起こしたと聞き、全財産を投げ打って今度は透を救う。一方透は事故のため記憶喪失に。人格が変貌。以前の暗さはみじんもなく、非のうちどころの無い陽気で聡明な青年に。藤島から過去の裏切りを打ち明けられるも、何もかも受容し、藤島を愛する。
そして今作品で、透の記憶喪失が直ります。元に戻った透は、藤島がよく知る過去をひきずるねじくれた青年に。ってこっちが本物なんですが。以前の透にも惹かれていたはずの藤島。けれど記憶喪失時の透に愛されていた記憶が藤島の感情を裏切る。透のなかに記憶喪失時の透の面影をつい求めてしまう。透は透でそれを敏感に感じ、本物の自分が愛されていない矛盾にいらだつ。藤島にきつく当り、暴力まで振る様に。何もかも自分とは間逆で色んな愛を一心に受けていた過去の自分に、激しく嫉妬する透。そんなこんなでこの後、藤島と透の感情に決着が付くまで、紆余曲折斜め下上色々な感情が行き来します。
痛さ満載かもですが、紆余曲折真っ只中の主人公達の感情動線にこそ読み応えがあるので気になりません。そこが今回も秀逸!
人間ってこうだよね。こんな風に独善的だし、独占欲があるし、せこいし、細かいし、それで人生あちゃこちゃなっているにもかかわらず。気がついているのに修正できない。どうしてそんなチンケなプライドに拘る?!だからややこしくなるのよ、という人生の縮図が木原作品にはあるので。読んでいて素直にリアルに感じてしまう。
ともすれば味わうことの無い異常な状況下も、実は現実でも有りなのかなと。洗脳されてますね私。はい。スピンオフの「同窓会」のその後での透は、読んでいて「檻の中」を思わせ幸せにもなれます。
毒されがいのある作品でした。痛がり屋さんにもそうでない人にも、ぜひお勧めです。
そして今作品で、透の記憶喪失が直ります。元に戻った透は、藤島がよく知る過去をひきずるねじくれた青年に。ってこっちが本物なんですが。以前の透にも惹かれていたはずの藤島。けれど記憶喪失時の透に愛されていた記憶が藤島の感情を裏切る。透のなかに記憶喪失時の透の面影をつい求めてしまう。透は透でそれを敏感に感じ、本物の自分が愛されていない矛盾にいらだつ。藤島にきつく当り、暴力まで振る様に。何もかも自分とは間逆で色んな愛を一心に受けていた過去の自分に、激しく嫉妬する透。そんなこんなでこの後、藤島と透の感情に決着が付くまで、紆余曲折斜め下上色々な感情が行き来します。
痛さ満載かもですが、紆余曲折真っ只中の主人公達の感情動線にこそ読み応えがあるので気になりません。そこが今回も秀逸!
人間ってこうだよね。こんな風に独善的だし、独占欲があるし、せこいし、細かいし、それで人生あちゃこちゃなっているにもかかわらず。気がついているのに修正できない。どうしてそんなチンケなプライドに拘る?!だからややこしくなるのよ、という人生の縮図が木原作品にはあるので。読んでいて素直にリアルに感じてしまう。
ともすれば味わうことの無い異常な状況下も、実は現実でも有りなのかなと。洗脳されてますね私。はい。スピンオフの「同窓会」のその後での透は、読んでいて「檻の中」を思わせ幸せにもなれます。
毒されがいのある作品でした。痛がり屋さんにもそうでない人にも、ぜひお勧めです。
2009年5月6日に日本でレビュー済み
3巻の冒頭でどーんと暗転し、そこから鬱々したり、痛かったりします。
藤島さんも透ももっと気持ちを口に出して言えばいいのに、と思います。
でも過去を思うとそうもいかないのかなぁ。もどかしいです。
2巻で甘々だった分、
3巻の終わり方ですっきりしない・物足りない方もいるかもしれませんが
新装版になって加えられた同窓会シリーズとのコラボの書き下ろしが
救いになってます。
私は書き下ろしを読んでこれでよかったなーと思いました。
なので、新装版で読むことをおすすめしたいです☆
あと、1巻から出ていてすごくさりげなく脇役だった、と思っていた楠田が
ものっそい好きになります。
すごくいいやつです。
楠田、ありがとう。
藤島さんも透ももっと気持ちを口に出して言えばいいのに、と思います。
でも過去を思うとそうもいかないのかなぁ。もどかしいです。
2巻で甘々だった分、
3巻の終わり方ですっきりしない・物足りない方もいるかもしれませんが
新装版になって加えられた同窓会シリーズとのコラボの書き下ろしが
救いになってます。
私は書き下ろしを読んでこれでよかったなーと思いました。
なので、新装版で読むことをおすすめしたいです☆
あと、1巻から出ていてすごくさりげなく脇役だった、と思っていた楠田が
ものっそい好きになります。
すごくいいやつです。
楠田、ありがとう。
2016年12月28日に日本でレビュー済み
傑作!文芸作品にも劣らないと思った。人間の業を描いている。
藤島の恋心が犯す甘美で残酷な罪。藤島への憎しみと愛にのたうち回る透。透に暴力で憎しみをぶつけられても、藤島は決して逃げない。謝らない。「裏切り」を後悔していないし、透の怒りを罰として受け止める。そして荒れ狂いながらも、愛を求める孤独な透を愛していく。
「記憶を失ってた透」と「記憶を取り戻した透」は天使と悪魔のようだと思う。
「記憶を失ってた透」は誘惑者。藤島が子供の透を裏切らなければ、そう育ってたであろう「夢の男」。藤島は彼の手を取ってしまう。罪だとわかっていても。
「記憶を取り戻した透」は裁きの天使であり、藤島を憎しみながらも結局愛してしまう透は、赦しの天使に思えた。
軽い読後感を求める方にはオススメしないです。
藤島の恋心が犯す甘美で残酷な罪。藤島への憎しみと愛にのたうち回る透。透に暴力で憎しみをぶつけられても、藤島は決して逃げない。謝らない。「裏切り」を後悔していないし、透の怒りを罰として受け止める。そして荒れ狂いながらも、愛を求める孤独な透を愛していく。
「記憶を失ってた透」と「記憶を取り戻した透」は天使と悪魔のようだと思う。
「記憶を失ってた透」は誘惑者。藤島が子供の透を裏切らなければ、そう育ってたであろう「夢の男」。藤島は彼の手を取ってしまう。罪だとわかっていても。
「記憶を取り戻した透」は裁きの天使であり、藤島を憎しみながらも結局愛してしまう透は、赦しの天使に思えた。
軽い読後感を求める方にはオススメしないです。
2010年8月27日に日本でレビュー済み
coldシリーズ最終巻
目覚めたら6年の月日が経っていた・・・。
ついに透の記憶が戻る、
知らない土地、知らない部屋、知らない人々・・・混乱と恐怖が襲う。
生を受けてから積み重ねられていく"記憶"が人格を形成するものなのですね・・
同じ人間とは思えないほど違う。明と暗。陽と陰。白と黒。
藤島との穏やかで幸せな6年間など微塵も覚えていないことが悲しかった・・・
藤島に対する嫌悪と憎悪が根深い透が、自分の恋人は藤島だったと知った時から
真っ黒でドロドロの底なし沼のような展開に。
透は未熟すぎる。不器用すぎる。暴力でしか伝えられない幼さにイラついた。
それでも透を否定せず痩せ細っていく藤島の姿に涙が出た。
この最終巻で黒川×谷口カプとリンクします。
歳も近く同業。互いの写真に惹かれ合う谷口と透が出会い、
二人展が切っ掛けで共同事務所を持つことに。
ここで黒川がいいスパイスになってます。
面倒ごとを一切しない透をバッサリ斬る姿に谷口への愛を感じた(笑)
目覚めたら6年の月日が経っていた・・・。
ついに透の記憶が戻る、
知らない土地、知らない部屋、知らない人々・・・混乱と恐怖が襲う。
生を受けてから積み重ねられていく"記憶"が人格を形成するものなのですね・・
同じ人間とは思えないほど違う。明と暗。陽と陰。白と黒。
藤島との穏やかで幸せな6年間など微塵も覚えていないことが悲しかった・・・
藤島に対する嫌悪と憎悪が根深い透が、自分の恋人は藤島だったと知った時から
真っ黒でドロドロの底なし沼のような展開に。
透は未熟すぎる。不器用すぎる。暴力でしか伝えられない幼さにイラついた。
それでも透を否定せず痩せ細っていく藤島の姿に涙が出た。
この最終巻で黒川×谷口カプとリンクします。
歳も近く同業。互いの写真に惹かれ合う谷口と透が出会い、
二人展が切っ掛けで共同事務所を持つことに。
ここで黒川がいいスパイスになってます。
面倒ごとを一切しない透をバッサリ斬る姿に谷口への愛を感じた(笑)
2014年8月23日に日本でレビュー済み
読んだのはもうずっと前ですが、今でも時々思い返したり読み返したりしています。
当時は、3巻一気に読んだので、どうしても記憶をなくした透が恋しくて、愛おしくて、彼がいなくなってしまったことが辛かったんですが、段々とカメラマンの透がパティシエの透と同じ人物だと思えるようになりました。
本の中の時間軸では、藤島もきっとそういう風に思うようになったんだろうなぁと。
読んでから、その後ずっと心に残って、読者も時間をかけて藤島と透の関係性を納得できるようになっていくような、とにかくなんてすごい話、すごい人間関係を書くんだろうと、読むたびに思う作品です。
当時は、3巻一気に読んだので、どうしても記憶をなくした透が恋しくて、愛おしくて、彼がいなくなってしまったことが辛かったんですが、段々とカメラマンの透がパティシエの透と同じ人物だと思えるようになりました。
本の中の時間軸では、藤島もきっとそういう風に思うようになったんだろうなぁと。
読んでから、その後ずっと心に残って、読者も時間をかけて藤島と透の関係性を納得できるようになっていくような、とにかくなんてすごい話、すごい人間関係を書くんだろうと、読むたびに思う作品です。