１話目も２話目もどちらも「嘘」が恋に絡んできます。
だからでしょうか？なんだか２つともスッキリしない話になってしまいました。
１話目は、勘違いと知りつつも、一目惚れした令をやや強引に手に入れてしまう男の話。
自分の依頼した人ではないと知りつつも令に近づき、体を奪っておきながら、令に内緒で即効、彼の身上調査をしたりしています。
やたらと大人の色気はあるし、やる事は強引なくせに、大事な時に令の気持ちを疑うのが、男らしくなくてスッキリしなかったです。
２話目は、兄の友人宮木野が「兄に頼まれているから」という嘘をつきながら、友人の弟の世話をずっとしています。
ただ、ずっとその子が好きだったという割には、女性遍歴が多すぎるのもスッキリしないし、その子に素直に思いを告げればいいだけなのに、「借金の代わりにもらいうけた」とか、誤解されるような物言いをするところがスッキリしなかったです。
作者は「ヘタレじゃない攻を書いた」とおっしゃっていましたが、私に言わせれば完全に２人ともヘタレだと思います。
大人だから仕方がないのかもしれませんが、やっぱり嘘などつかずに、ストレートに思いをぶつけてもらえたら、もっと感動したのになぁ・・・。
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