好みの作品です、ドキュンときました。
自分の中のオトメ心をくすぐる作品です。こんな書き方をしている自分が恥ずかしい（笑）
今回は以前の巻でくっついた二人が、大学の研修でオーストラリアに行く話です。
大人数で行くので、その学科メンバーで起こる出来事や、向こうでの出来事等を主軸に話は進みます。
ストーリー中、モテてしっかり者の敦也＆大人しく口下手な七生・・・とキャラの個性を上手く表現されていたと思います。
そして目をひくストーリーではないのに、ずっとヤキモキしながら読む側をひっぱってくれたと感じました。
それが何故かと考えてみると、セリフが良い事と感情表現が的確だからかな、という事です。
特にセンスあるセリフとかじゃあないのだけど、その時々の状況に合わせた使い方や、盛り上げ方が上手い。
恋人に対する不安、ヤキモチ、七生が自分の不甲斐なさをウザがる気持ち・・・等々の感情表現の描き方も良かった。
それぞれを上手く色んな出来事と絡めて構成されています。誰にでもある気持ちなので、共感できる。
他に良かった点といえば、学生同士の楽しそうな会話やオーストラリアの大自然でしょうか。
読んでいて楽しかったし、ワクワク出来ました。
良くなかった点というか誇張しすぎに感じたのは、カンガルーの存在でしょうか。
人によっては楽しく感じるはずのカンガルーの存在。
今回、大事な役割も果たすのですが、その役割が少しありえなさすぎな気がして。
そんな風に思う私に夢が無いのかもしれませんが（笑）
前回のダチョウより、今回のカンガルーは幅をきかせているので、それがひっかかる所です。
それと・・・私だけが感じる事かもしれませんが、イラストのタッチが前回と若干違う。
線が太くなってる。前回の繊細さが好きだったので少し残念。
今回、☆は４つにさせてもらってますが、実際の気持ちとしては☆４，５です。
イラストの評価は入れてません。ストーリーのみです。
萌え萌え出来たし、ドキドキ出来たので良かったと思います。
敦也にもヤキモキさせられたなぁ。
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