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ディープエコノミー 生命を育む経済へ [DIPシリーズ] ハードカバー – 2008/4/22
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重要なのは「たった一つの冴えたやり方」を見つけることではないし、
おそらくこの問題にはそういう回答はない。しかし「冴えないけど今のやり方
よりましな何百ものやり方」を、それぞれがそれぞれのやり方で実現することは
可能であり、本書にはそうした「数々のやり方」がいくつも紹介されている。
誰のための経済なのか。―考え続けるに値する課題ではないか。
―小飼弾氏(ブロガー「404 Blog Not Found」)
「誰のための経済なのか」
―私たちは以前より裕福になったけれど、以前より幸福にはなっていない
人々は、その答えを求めて自ら動きはじめた。世界各地に芽生えた確かな力を、
気鋭の環境ジャーナリストがいきいきと描いた話題作。
■なぜ、「自分は幸福だ」と言えないのか。
ある調べによると、アメリカにおいて「自分はとても幸福だ」と答えられる人の
割合が年々低下している。また他の国々でも、豊かになるにつれて、これとよく
似た傾向が出始めている。経済成長によって物は手に入れたが、幸福は減ってし
まった―。
ひと昔前、多くの環境保護論者が「ディープエコロジー」を主張した。これは、
生態系における一生物としての人間の役割を、深く問うように促したものだ。
今、私たちは「経済」についても同様の問いに迫られている。「誰のための、
何のための経済なのか」と。
この答えを求めて自ら動き始めた人々がいる。インド、中国、南米、ヨーロッパ・・・
あらゆる地域で住民たちが変化を生み出し、地域経済を活性化させているのだ。
「この国を築いてきたのは誰かというと、ちっぽけな人間たちなんです」
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社英治出版
- 発売日2008/4/22
- ISBN-104862760295
- ISBN-13978-4862760296
商品の説明
レビュー
高度文明社会と環境汚染、グローバル経済と地域経済、富裕と貧困、民主化と抑圧、平和と紛争、善と悪、私とあなた、誰かと誰か……
この地球上のすべての物事は、互いに複雑に絡み合い、支え合い、影響し合う、「相互依存 (Interdependence)」の上に成り立っています。
近代以来の工業社会がさまざまな問題に直面している今日、私たち自身が「何に依存しているか (What we depend on?)」、
「何に影響を及ぼしているか (What we impact on?)」を自らに問いかけ、考え、行動することが、求められています。
こうした考えのもと英治出版は、資源・エネルギー、貧困、経済開発、自然環境、国際紛争など、
グローバルな視点と取り組みが要される諸問題について、良書の発行を通じて広く問題提起と情報提供を行い、明日への「対話」を促します。
著者について
『情報喪失の時代』、『人間の終焉 テクノロジーは、もう十分だ!』がある。
ニューヨーカー誌の元記者で、多数の出版物の中でもハーパー
ズ誌、アトランティック・マンスリー誌、ニューヨーク・レビュー・オブ・ブック
ス誌に定期的に執筆している。ミドルベリー大学の研究員。妻でライターのスー・
ハーペン、娘と共にバーモント在住。
登録情報
- 出版社 : 英治出版 (2008/4/22)
- 発売日 : 2008/4/22
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 336ページ
- ISBN-10 : 4862760295
- ISBN-13 : 978-4862760296
- Amazon 売れ筋ランキング: - 919,216位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 149位経済事情(一般)関連書籍
- - 53,848位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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自分達を幸福にすることなく(行動経済学より)、地球の生態系を破壊寸前まで追い込んでいる(生態経済学より)。
すなわち、量の追求=質の追求とはならなくなってきているのに、相変わらず量を追い求めている。
これは著者が、人類が一つの種として犯した数ある過ちの中で、かなり上位に位置すると考えているものです。
また、その大失敗の原因は、昔は通用したことを、今後もそうだと思い込んでしまったからだとしています。
そのうえで、これらの大失敗を解決するためには、もっと掘り下げて問うような新しい経済学が必要だと訴えています。
まず、最も身近な食糧について解説しています。
(世界の資産と消費者支出の50%は食料体系に費やされています)
現代農業は大量の食糧を安価に生産しており、これは人類による偉業であると認めています。
(巨大な汚水池、哀れな動物、労働者の酷使、テロへの脆弱性などの問題があるものの、改善可能としています)
一方で、現代農業は、水と石油を大量に使う持続不能な資源に頼った、食のバブル経済を作り上げてきたとし、
我々の食生活を変えなければ取り組むことができない難しい問題であるとしています。
そのうえで、代替案として、小規模農家・有機栽培・地元販売を事例を踏まえて提示しています。
理由としては、大規模農家よりも生産性が高い、石油の使用を減らせる、味がよい、などを挙げています。
次に、個人主義について解説しています。
過去500年の物語は度重なる解放の物語であり、総じて利益をもたらしたと認めています。
一方で、現在ではこれらが行き過ぎており、人々は孤独に見舞われているとしています。
また、孤独は心理学的にも(満足感の低下)、医学的にも(疾病発症率の増大)、悪い状況を生み出すとしています。
そのうえで、代替案として、経済・社会・個人が上手くバランスする地域社会の形成を提示しています。
そこで、地域社会に必要なものとして、事例付きで以下のような要件を挙げていいます。
・ローカルラジオ(自分の周辺に関する事柄を知ることができる)
・分散型エネルギー(送電ロスによる化石燃料の浪費を抑えることができる)
・公共交通機関(徒歩・自転車を除く交通機関よりも安上がりである。化石燃料の浪費を抑えることができる)
・コ・ハウジング・コミュニティ(人と人との触れ合いを生み出すことができる)
・森林計画(大量生産の効率から地元仕入の効率へ、物資の費用から労働力の費用へシフトすることができる)
・地域通貨(地元での消費を促すことで地域の経済基盤をつくることができる)
・直接民主主義(参加者が自分が良い市民である、世の中と結びついていると感じることができる
また、世界の様々な場所で、各々が独自の伝統と資源と希望を考え合わせると何ができるかを考えることで、
量だけを追い求めない地域社会が作られていることを、幾つもの事例で紹介しています。
そしてこれらの例は量の追求を前提としたグローバル経済や経済開発に過度に依存しなくても、
地域社会が自立できることも示している、としています。
著者の基本的な主張は納得できますが、
著者のいわんとする「質」の定義が曖昧であるからか、文章の構成の仕方が上手くないからか、
各々の事例が如何なる「質」を代弁しているのかを読み取るのに少し労力を要します。
またこれらの事例は環境関連本を何冊か読まれている方にとっては既出のものが多いでしょう。
あと、「おわりに」で地球温暖化の危機について強調していますが、
強調するのであれば、本文中でもっと事例や解説を加えて欲しいと思います。
著者のいわんとする「質」の一つが環境保全であるとすれば、なおさらです。
最後に、著者が冒頭で「もっと掘り下げて問うような新しい経済学が必要だ」と述べている割には、
それほど掘り下げられているとは思えません。
地域社会ありきの主張とも受け取れるところもありますし、事例も地域社会のものばかりです。
またグローバル企業(ウォルマートなど)が地域を滅ぼすという主張が何箇所も出てきています。
既存の経済の歪みを指摘することや、それとは異なる経済の実例を提示することはできていますが、
それらをもって「掘り下げて問う」とはいえないと思います。
2011/9/30読了
内容がすんなり頭に入ってこない。
そのわかりづらい翻訳を、通ずるようにするのが担当編集者の責務のはずだが、
本書ではその施しがなされていないのでは、と感じざるを得ず、
実際、内容を理解するために、同じ箇所を何度も再読させられた。
読者が未熟、といわれればそのとおりかもしれぬが、
正直読後感は、翻訳への強いストレスで一杯になってしまった。
出版社は、ここにある一読者のこの小さな意見を、真摯に受けとめてほしい。
ただ、取り上げられている題材にはとても共感でき、周りにも推薦したいと思ったので、
それを相殺して、評価は星★★。
その新たな生態学的経済発展の兆しをアメリカ国内の動きで具体的に,体験的に紹介しているのが本書の特長である.ファーマーズマーケット,地域通貨,分散型エネルギーや地域ラジオ局などに話は及ぶ.アメリカでも地域レベルではここまで進んでいるのには驚いた.随所に新たな地域経済構築のうえでの問題解決のアイデアがちりばめられていて,とても参考になる.
アメリカの事例ではあるが,行政に頼らずに市民が率先して自ら動くことの重要性を感じた.
この本を読んで,グローバル経済と地域経済のこれからのあり方を深く考えてみてはどうだろうか.残された時間はあまり多くはない.
私達は既に地球で生産されるエネルギー・資源の容量を越えた生活をしており、地球温暖化や生態系の破壊といった環境問題はますます顕在化してきている。それに拍車をかけるように、中国やインドといった国が大量のエネルギーを消費しながら経済発展をし続けているし、世界人口も当分増加傾向にある。グローバリゼーションが進み、一部の層は大きな富を手に入れる一方で、その利益の多くが発展途上国から流れている。一方で、経済的に裕福になっている人々でも、人と人とのつながりは弱まりや忙しさから、生活満足度が低下しているという側面もある。
本書は、これらのような問題を改善するベストプラクティスとも呼べる様々なケースを提示している。それらに共通する、最も重要なキーワードは「地域社会」だ。環境にあまり負荷を与えず、コミュニティの人と人とのつながりをつくり、住民が直接民主主義に参加し、自分たちに関わることの意思決定に参加できる。その結果、非効率でGNPは下がるものの、環境・資源の問題を改善し、生活満足度の向上にもつながる。
持続可能な地球・社会といった観点から見るならば、GNPの拡大をひたすら追及する規模の経済には限界があると考えられる。何かを変えないと不可逆的なところまでいってしまう恐れがある。もしそれを改善できるとすれば、「地域社会」という切り口には、社会システムを変え、これまでの効率重視の生活を変え、それらが積み重なることでよりよい世界を変える可能性があるのかもしれない。その道のりは長いものの、本書は一連の問題を改善していくための有望な切り口、思想、事例を多くの人に提示してくれるものだと思う。
効率は幸福度だけではなく、農村や家族と言った共同体解体をも引き起こす。コーン農家はウォルマートでコーンフレークを買い、アフリカの自作農はコーヒー栽培にシフトすることで貧困層に転落する。誰もが経済効率のためにつながりと安定を失い、先進国では超個人主義が台頭する。現代アメリカ、そしてアメリカ型の価値観を持つ先進諸国の人間は、経済効率という宗教を妄信してしまっているわけだ。
そこで効率以外のことに目を向け、共同体の再生を通じた豊かな社会を作りましょうという筆者の主張は、日本にも通じるところが大きいはずだ。