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人口減少×デザインーー地域と日本の大問題を、データとデザイン思考で考える。 単行本(ソフトカバー) – 2015/6/2
お金がない? 出会いがない? 地方と都市はどう変わる? 人口減少の「事実」と「対策」。
結婚・仕事・住まい・経済など様々な面で私たちに大きく関わる、21世紀の日本を襲う最大の問題「人口減少」。知ってそうで知らないその本質をデザインの力で解き明かし、地域でできるアクションを事例を交えながら提案する。わかりやすいカラー図版を多数掲載。行政・政策関係者や地域活性化に取り組む人はもちろん、日本社会の大問題をきちんと理解しておきたいすべての人に読んでほしい一冊。
21世紀の日本を襲う最大の社会変化であり、だれもが無関係ではいられない「人口減少」。本書は、以下を目的として作られました。
(1)人口減少問題の「本質」を理解する
人口減少は、私たちのライフスタイルから都市計画や経済まで、様々なことに関連する複雑な問題です。本書はデータとデザインの力でその本質を明らかにします。(1~3章)
(2)地域でできる「アクション」を知る
人口減少に対し、身近な地域レベルで何ができるでしょうか。デザイン思考を使ってそれぞれの地域の状況に合った問題解決の指針を示します。(4~5章)
第1章 人口減少への16の疑問とキーデータ・・・日本の人口減少について、疑問に答えるかたちで解説。データを視覚的にわかりやすく表現しており、問題の全体像と原因をすっきりと理解できます。
第2章 人口減少のメカニズム・・・人口は今後どのように推移するのか。どんな要因がどれほど人口減少に影響しているのか。3大要因を挙げて人口減少のメカニズムを明らかにします。
第3章 人口減少要因で見る地方自治体5タイプ・・・地域によって人口減少の状況はさまざま。この章では1,720の自治体を要因別に5つに分類し、それぞれの特徴・要因に合った対策を考えます。
第4章 提言:人口減少問題へのアプローチ・・・日本が、地域が、企業が、個人が、人口減少にどう立ち向かっていくべきか。地域レベルですぐに取り組めるアクションを提言します。事例も多数紹介。対策の効果の試算も行います。
第5章 人口減少問題解決の7ステップ・・・複雑な社会課題の解決に力を発揮する「ソーシャルデザイン」の考え方で人口減少問題の解決に挑むプロセスを紹介します。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社英治出版
- 発売日2015/6/2
- 寸法22.4 x 16.4 x 13 cm
- ISBN-104862762115
- ISBN-13978-4862762115
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出版社より


お金がない? 出会いがない? 地方と都市はどう変わる? 人口減少の「事実」と「対策」。
結婚・仕事・住まい・経済など様々な面で私たちに大きく関わる、21世紀の日本を襲う最大の問題「人口減少」。知ってそうで知らないその本質をデザインの力で解き明かし、地域でできるアクションを事例を交えながら提案する。わかりやすいカラー図版を多数掲載。行政・政策関係者や地域活性化に取り組む人はもちろん、日本社会の大問題をきちんと理解しておきたいすべての人に読んでほしい一冊。
[著者]筧 裕介 かけい ゆうすけ 1975年生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+design設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。著書に『ソーシャルデザイン実践ガイド』『地域を変えるデザイン』(いずれも英治出版)、『震災のためにデザインは何が可能か』(NTT出版)など。グッドデザイン・フロンティアデザイン賞(2010)、日本計画行政学会・学会奨励賞(2011)、竹尾デザイン賞(2011)、Biennale Internationale Design Saint-Etienne(2013、仏)、Shenzhen Design Award(2014、中国)他、国内外の受賞多数。
商品の説明
著者について
筧 裕介
1975年生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+design設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。著書に『ソーシャルデザイン実践ガイド』『地域を変えるデザイン』(いずれも英治出版)、『震災のためにデザインは何が可能か』(NTT出版)など。グッドデザイン・フロンティアデザイン賞(2010)、日本計画行政学会・学会奨励賞(2011)、竹尾デザイン賞(2011)、Biennale Internationale Design Saint-Etienne(2013、仏)、Shenzhen Design Award(2014、中国)他、国内外の受賞多数。
登録情報
- 出版社 : 英治出版 (2015/6/2)
- 発売日 : 2015/6/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 4862762115
- ISBN-13 : 978-4862762115
- 寸法 : 22.4 x 16.4 x 13 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 301,207位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 687位その他の地域の世界経済関連書籍
- - 1,415位経済学 (本)
- - 2,038位コミュニティ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

issue+design 代表/デザイナー/慶應義塾大学大学院特任教授。
1975年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2008年issue+design 設立。以降、社会課題解決、地域活性化のためのデザイン領域の各種プロジェクトに取り組む。
著書に『持続可能な地域のつくり方』『ソーシャルデザイン実践ガイド』『みんなでつくる総合計画』『震災のためにデザインは何が可能か』他。
代表プロジェクトに震災ボランティア支援の「できますゼッケン」、育児支援の「親子健康手帳」、300人の地域住民と一緒に描く未来ビジョン「高知県佐川町・みんなでつくる総合計画」、認知症の方が暮らしやすい社会を実現する「認知症未来共創ハブ」、持続可能な地域づくりシミュレーションゲーム「SDGsde地方創生」など。
グッドデザイン賞BEST100、日本計画行政学会・学会奨励賞、竹尾デザイン賞、カンヌライオンズ(仏)、D&AD(英)Shenzhen Design Award 2014 (中)他受賞多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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特に、様々なデータ、表、グラフを用いているが、すべて視覚的にわかりやすく、ぱっと見ただけで情報が頭に入ってくる。
まさに、書籍自体でも「デザイン」が意識されている。
しかし、どのように計算をしたか、どのデータを使用したかまで、細かく載っているため、自分で計算することもできるし、応用することもできる。
書籍に記載されていたが、著者が代表を務めるissue+designのホームページに特別ページがあり、そちらも合わせて見てみたが、各自治体の人口減少問題について、書籍同様、視覚的にわかりやすく知ることができるようになっていた。
また、この書籍は、ただ人口減少問題を明らかにし、警鐘をならす啓発本とは一線を画する。
人口減少問題への対策として、どのようなことができるかが、ただの制度面ではなく、具体的に提示されている。
それも、人口減少=悪=対策すべき、というだけで終わらず、最終的には、社会の、地域の人々の、女性の、男性の、子どもの、皆の幸せとは何なのか、そこまで話が及んでいるところが興味深い。
人口減少が問題だ、対策をしろ、こうしろああしろという書籍はよく見るが、このように未来の可能性を描き出す書籍はあまり見ない。
暗い未来というより、むしろ明るい未来への可能性を感じられるような、刺激ある書籍である。
初心者から、人口減少問題に触れたことのある人まで、誰にとっても読みやすく、役立つ書籍だと思う。
是非、周囲の人にも勧めたいと思う一冊であった。
(分野)少子高齢化、人口減少、統計学
(頁数)前書&目次8頁 + 本文201頁 + 後書&参考文献5頁
(出版日)2015/6/2
本書は、人口減少を統計学的な視点から見直し、前半100頁近くを使って人口動態や合計特殊出生率、女性比率、女性既婚率を主要因とし、他にも若者転入者数などの数々のデータをもとに、各地方自治体の将来像を分析しています。
【内容】
本書では、地方自治体の将来像を「若者さよなら型」「いない産まない型」「産む控え型」「スローペース型」「独身女性たくさん型」というユニークな5種類に分類しています。各分類において代表的な市町村を挙げて、そうした市町村が全体のどれくらいを占めるのか分析しています。
ただ、この分類の中で最もましな部類である「スローペース型」でも合計特殊出生率は1.7人程度、全自治体の約17%しかありません。一方で、一番悲惨な分類である合計特殊出生率は1.4人弱、若い女性も少なければ全体に占める女性の比率も少ない「いない産まない型」は全自治体の24%を占めており、日本の少子高齢化の深刻さが伝わってきます。
後半では、本書のもう一つのテーマである「デザイン」という視点から、前半で分析した人口減少の原因をフローチャートにまとめ、それぞれの要因を抑える5つの提言を述べています。
しかし、これらの提言は「女性中心の小さな経済をつくる」「非地位財型幸福をまちづくりのKPIに」という点はまだしも「ふるさと愛を最大化する」「緑を深めるローカルシステムを築く」「会社員女性をハッピーに」などかなり抽象的な内容の提案になっています(ただ、それを補うように幾つも具体例が掲載されています)。
【感想】
地域創生の一環として紹介される具体例はどれも興味深いものばかりですが、前半が非常に客観的な分析であるだけに、後半一気にデータが少なくなってしまうのが逆に説得力を落としているように感じました。また、結局どのあたりがデザイン思考だったのか今一把握できませんでした。
ただ、本書の各所で主張される女性の生活を大事にする社会の在り方は、将来の日本を考える上で重要な視点だと思います。
他の方もレビューしてる通り序盤のデータは面白かったです
後半の実際のミクロの出来事は個人的には退屈に感じられるものでした
しかしこの手の社会問題を考えたい時の入門書にはいいと思います
この本で足りない部分は著者も分かってると思いますが高齢者、お金、仕事の問題にあまり触れてません
むしろ割り切ってます
他の本などでカバーしましょう
・第2章は、意外に見落とされるかもしれませんが、データの「再現性」という点でとても大切な手法を教示してくれている章だと感じました。第3章で人口減少に関して抱える課題のタイプ別に自治体が分類されていますが、その布石としてどのように各自治体の人口に関して将来推計をたてるのか、また人口減少の課題を洗い出すのか手法を提示しています。私は定住支援関連の仕事をしているため、自分の自治体が抱える課題を誰でも手に入れることができる、また過去のデータとも検証可能なことが有り難いと感じました。独自に追加調査できるのであれば、第4章の提言で触れられる非地位財形型幸福を測り、より地域の課題を鮮明化することもできるので、そのための基礎調査としてぜひ行いたい作業です。「+-×÷」の簡易な方法で実行できるので、統計が専門では無くても一歩を踏み出す勇気をくれると思います。
・第4章では、提言ごとに具体例(Story)を挙げ、人口減少の課題解決に向けて例示をしています。自分自身が子を2人育てながら働く女性であるため、特に提言1「女性中心の小さな経済をつくる」、提言3「会社員女性をハッピーに」は自分の身に置き換えて考えさせられました。提言1では、私自身は経済の仕組みについては専門ではありませんが、「リサーチ」「デザイン」「IT」という必須3科目を実践することで、女性の特性を活用した地域産業の掘り起こし及び売り込みが可能になると実感させられました。提言3では、「保育と働き方のダイバーシティを高める」ことの重要性とニーズにあった勤務体制を後押しする方法が学べるので、企業・自治体問わず役に立つと思います。
・まちづくりのゴールとは何か・・・ということを常々考えていたため、著者が「非地位財形型幸福」をまちづくりのKPI(重要業績評価指標)に、と明確に打ち出してくれているため、この本を手にとって自分の活動の方向性も定まりました。幸福を「測る指標づくり」、幸福像を示す「ビジョンづくり」、幸福を増やす「計画づくり」という3つのアクションはどれも納得しましたが、特にビジョンづくりの部分で「どこにでも(どの自治体でも)当てはまるビジョンではいけない」という点が警句として効いてくると思います。自分のまちを良くしよう、未来に残そうと本気で考えるのであれば課題を洗い出す手間を惜しんではいけない、その自治体をどのようにブランド化するか方向性を検討するために時間を掛けなければならないと改めて考えさせられます。
・この本は、ぜひ自分のまちの将来像を検討する立場にある自治体職員の方々、働く女性、その女性を雇用する立場にある方々、そして何よりこれから子どもを産み育てる20代~30代の方々に手に取ってもらいたいと思います。
具体的なシーンを切り取りながら疑問・原因・提言などが、見やすいグラフに置き換えられ表現されている。
情報がリズム良くポン、ポンと頭に入ってくるので、読んでいて楽しかった。きっと人口減少の専門家というより
本当に知りたい人(問題意識をもっている人)が書いている本なだけに、かゆいところに手が届いており気持ちいい
スッキリとした読み心地だった。既に様々なところで公開されている情報が精査され、こうした一冊の本にまとめ
られる、ということがどれだけの価値を持つのかが分かった一冊でもある。それに加え独自の調査も行われており、
それが人口減少と絡められた、また新しい類の見方をした調査で面白かった。
特定の地域にフォーカスした分析や、ある事例を掘り下げての解析など
ただ全体を述べるだけでない、具体的なエピソードがあることでそれが自分ごとのように思えてくる不思議な本です。
情報が淡々と載っているだけのようで、実はそこに読者を優しく引き込む何かがあるように感じます。これ1冊もって
いることで人口減少に関わらず、日本の未来について考えるきっかけになるように思います。おすすめです
女性の経済は小さくて十分である、という女性蔑視の考え方が見られる。