バーバラさんは、王道好きな私にとって満足させてくれる作家さんです。
中でも、軍服、軍国好きとなれば、こりゃ読まずにはいられない、と
夢中で読んでしまったわけなんですけど・・・
確かに冤罪で独房に入れられ、尋問室でエロエロ拷問、
キライじゃないですよ、うっそー軍国にいや〜ん拷問。
受けの陸軍大尉の花房さんが、陸軍至宝といわれるくらいで
高潔、美貌、知性、花のような伯爵子息ですし
攻めの牧野中尉は執拗なくらいに受けを守るといいながら
やっちゃってるし・・・
まあね、愛があれば、いいよね的に許されて(読者も)
二人の純愛に、心地よくならないわけじゃない。
駄菓、子菓子!
とって、つけたような、ラストにしらけてしまった。
オチのようなラストが、ひいてしまった・・・
これが残念としかいいようがない。
最後はいらなかったんじゃないかと思います。
牧野中尉が囚われて、
仲間から救い出されるのを暗示し、花房の言葉通り再会することを
予言するような、そんな終わり方でよかったんじゃないかと思います。
というのも
舞台が敗戦直後の日本に移り、
二人の立場が、戦勝国アメリカの陸軍大尉と敗戦国日本の旧日本軍人だし、
それはそれで一つの萌えとして成立するかもですが、
この二人の場合
ありえないんじゃないかと。
「日本が好き」という牧野がアメリカに還って軍に入るかな?
(権力つけるには、手っ取り早いため?)
花房にしても、こういうタイプって、戦争末期激戦区のガタルカナルにやられて
戦死しそうですけどね・・・
焼け野原の日本で、どう見ても敵対する姿で抱き合うかな?
占領軍下でしょ?ありえんでしょ。配慮が足らな過ぎる。
と首をかしげてしまいました。
とはいえ、今は亡き朝南かつみ様の麗しいイラストには堪能させられ
呆けてしまうには十分の一冊でございました。
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軍服の劣情に堕ちて (ARLES NOVELS) 単行本 – 2007/2/1
私に屈服したら、もっと気持ちよくしてあげますよ。
華族出身で陸軍きっての美貌の持ち主・花房俊香大尉はスパイ容疑で囚われの身となる。『青い薔薇(ブルーローズ)』というコードネームが花房だと上官の栗原中佐が証言。独房で部下から淫らな拷問を受け、そこにかつての忠実な部下・インテリでどこか影のある牧野中尉がやってくる。花房は助けがきたと喜ぶが、牧野は口を割らせにきたと手錠で拘束し、花房の身体に淫らな拷問を与え陵辱する。花房は屈辱と快感の渦に巻き込まれそうになっていくが…!?
華族出身で陸軍きっての美貌の持ち主・花房俊香大尉はスパイ容疑で囚われの身となる。『青い薔薇(ブルーローズ)』というコードネームが花房だと上官の栗原中佐が証言。独房で部下から淫らな拷問を受け、そこにかつての忠実な部下・インテリでどこか影のある牧野中尉がやってくる。花房は助けがきたと喜ぶが、牧野は口を割らせにきたと手錠で拘束し、花房の身体に淫らな拷問を与え陵辱する。花房は屈辱と快感の渦に巻き込まれそうになっていくが…!?
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社ユニ報創
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104862960057
- ISBN-13978-4862960054
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登録情報
- 出版社 : ユニ報創 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4862960057
- ISBN-13 : 978-4862960054
- Amazon 売れ筋ランキング: - 702,082位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 185,064位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争時代、軍人、軍服、拷問、せつない純愛、下剋上もの。
いろいろと萌えどころがたっぷりで・・・本当にとても良かったです。
特に、ラスト(のイラスト付き)の2人のシーン。。。
このラストがあってこそのこの話でしたね。
前半にあった2人の確執のギスギス感も、後半からのせつなく甘い恋物語にかき消されてしまいました。
その作者の手腕は、まさに「お見事」としか言い様がありません。
そして、故朝南先生の軍服姿の2人の艶っぽさ。
2人とも、なんて綺麗で淫らでカッコいいんでしょう。
もう、この話を限りなく盛りたててくれていましたね。
こちらも「お見事」です。
第2次世界大戦前を舞台に繰りなす軍部での出来事。
シビアで過酷でストイックな中で起きる、軍人によるミラクル的なエロ拷問の数々は、好きな人には堪らないでしょうね。
ありがたく、しっかり堪能させていただきました。
そしてこれは、私にとって保存確定の一冊になりました。
いろいろと萌えどころがたっぷりで・・・本当にとても良かったです。
特に、ラスト(のイラスト付き)の2人のシーン。。。
このラストがあってこそのこの話でしたね。
前半にあった2人の確執のギスギス感も、後半からのせつなく甘い恋物語にかき消されてしまいました。
その作者の手腕は、まさに「お見事」としか言い様がありません。
そして、故朝南先生の軍服姿の2人の艶っぽさ。
2人とも、なんて綺麗で淫らでカッコいいんでしょう。
もう、この話を限りなく盛りたててくれていましたね。
こちらも「お見事」です。
第2次世界大戦前を舞台に繰りなす軍部での出来事。
シビアで過酷でストイックな中で起きる、軍人によるミラクル的なエロ拷問の数々は、好きな人には堪らないでしょうね。
ありがたく、しっかり堪能させていただきました。
そしてこれは、私にとって保存確定の一冊になりました。
2010年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラスト、涙した唯一の作品。時代考証的にも満足できる軍人ものの逸品だと思います。軍人ものは大体読破しましたが、何度も読み返してるのはこれだけです。目下一番のお気に入りです。
2009年4月17日に日本でレビュー済み
軍人同士のしかも下克上--。
もう本当に最後に攻様の愛に気がつく受け様ですが、
スパイとわかって投獄された攻め様が脱獄
その後、日本と、アメリカの戦争が激化し5年---
攻め様が終戦後の日本の混乱の中
やっと受け様を探し出します。
お話はそこで終わってしまうんです〜
その後の二人の幸せになる部分描いて欲しいです。
とても好きな1冊ですがそこだけが
物足りません。
どこかでショートでもよいので「二人のその後」お願いします。
もう本当に最後に攻様の愛に気がつく受け様ですが、
スパイとわかって投獄された攻め様が脱獄
その後、日本と、アメリカの戦争が激化し5年---
攻め様が終戦後の日本の混乱の中
やっと受け様を探し出します。
お話はそこで終わってしまうんです〜
その後の二人の幸せになる部分描いて欲しいです。
とても好きな1冊ですがそこだけが
物足りません。
どこかでショートでもよいので「二人のその後」お願いします。
2007年3月31日に日本でレビュー済み
表紙と率直すぎるタイトルから、絡み中心の
悪く言えばそればっかりのBLかと思いきや(すみません)
意外と純愛で、切なくて良かったです。キュンキュンしました。
やはり主要人物が皆軍人で、最初から最後まで軍服着用なのがポイント高い高い。
欲を言えば最後にもう少し愛のある描写というか、シーンが欲しかったですが、
軍服に萌えている方なら個人差はあれ楽しめるのではないかと。
私は非常に萌えました。軍服は本当に萌えます。
悪く言えばそればっかりのBLかと思いきや(すみません)
意外と純愛で、切なくて良かったです。キュンキュンしました。
やはり主要人物が皆軍人で、最初から最後まで軍服着用なのがポイント高い高い。
欲を言えば最後にもう少し愛のある描写というか、シーンが欲しかったですが、
軍服に萌えている方なら個人差はあれ楽しめるのではないかと。
私は非常に萌えました。軍服は本当に萌えます。
2008年7月11日に日本でレビュー済み
切なくて、切なくて
でも不器用な牧野
受の花房も不器用
日本の軍人って、こんなにも不器用に生きなきゃいけなかったんだろうなー
っと思っちゃいました。
2人のこの後が知りたいなぁーって思いました。
でも不器用な牧野
受の花房も不器用
日本の軍人って、こんなにも不器用に生きなきゃいけなかったんだろうなー
っと思っちゃいました。
2人のこの後が知りたいなぁーって思いました。
2008年5月3日に日本でレビュー済み
BLかなり何冊も読んでますが印象に残る作品は意外と少ないもの。心に残った数少ないものの一つ。ストーリー重視の純愛もの。