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あの空の下で (翼の王国books) 単行本 – 2008/10/9
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1編ごとに異なる主人公の些細な日常を、胸が詰まるほどリアルに表現した12の短編小説と、世界の旅エッセイ6編を収録。
- 本の長さ207ページ
- 言語日本語
- 出版社木楽舎
- 発売日2008/10/9
- ISBN-104863240082
- ISBN-13978-4863240087
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出版社より
芥川賞をはじめ、文學界新人賞・山本周五郎賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞など主だった文学賞を受賞した吉田修一。人間と人間の関係の曖昧さを平易な言葉でドラマティックに描き出す彼が、「読み切り連載小説」という新しいスタイルで物語を紡ぎはじめた。
初の読み切り連載小説のシリーズタイトルは『あの空の下で』。全日空機内誌『翼の王国』で2007年4月から連載スタートした。一篇ごとに主人公が変わり、物語が進んでいく。
主人公は、いわゆる"普通の人"ばかり。そういう人たちの日常のワンシーンを写し取っているのに、吉田修一の手にかかった途端、独特な光彩を放ちはじめる。ありきたりの時間や空間が、かけがえのないものであるかのような趣になるのだ。
身近すぎて見過ごしてしまうような些細なことへの愛しさ、苦しさ。それに伴う心のゆらぎ。馴染みのある感情が織り込まれた物語は、自分が経験しているかのような錯覚を呼び起こす。淡々と描かれるシーンに涙を誘われ、研ぎ澄まされた言葉に切なさが込み上げる。物語を読み進めるうちに主人公と自分の姿が二重写しになり、心が掻き乱されていく。フィクションであるはずなのに、目の前の現実よりもさらに強いリアリティを伴って心に迫ってくるのである。
今回刊行された書籍『あの空の下で』は、『翼の王国』2008年9月号まで掲載された読み切り連載小説12篇とエッセイ6篇を収録。ここに収められた作品には、使い古された恋愛小説の決め台詞のような陳腐な言葉はない。安易なハッピーエンドもない。しかし、読み終わった後もずっと、脳裏に焼き付いて離れなくなるリアルな言葉がある。読み返す度に心を揺さぶられる物語の数々に、ぜひ触れていただきたい。
【目次】
1 願い事
2 自転車泥棒
エッセイ
旅たびたび バンコク
3 モダンタイムス
4 男と女
エッセイ
旅たびたび ルアンパバン
5 小さな恋のメロディ
6 踊る大紐育(ニューヨーク)
エッセイ
旅たびたび オスロ
7 東京画
8 恋する惑星
エッセイ
旅たびたび 台北
9 恋恋風塵(れんれんふうじん)
10 好奇心
エッセイ
旅たびたび ホーチミン
11 ベスト・フレンズ・ウェディング
12 流されて
エッセイ
旅たびたび スイス
商品の説明
出版社からのコメント
著者について
1997年『最後の息子』で文學界新人賞。
2002年『パレード』で山本周五郎賞。
同年『パーク・ライフ』で芥川賞。
2007年『悪人』で大佛次郎賞、毎日出版文化賞。
登録情報
- 出版社 : 木楽舎 (2008/10/9)
- 発売日 : 2008/10/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 207ページ
- ISBN-10 : 4863240082
- ISBN-13 : 978-4863240087
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,090,350位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25,005位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1968年9月14日、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒。
1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞。同作が第117回芥川賞候補となる。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を立て続けに受賞し、文壇の話題をさらう。2007年『悪人』で大佛次郎賞と毎日出版文化賞を受賞した。
他に『東京湾景』『長崎乱楽坂』『静かな爆弾』『元職員』『横道世之介』など著書多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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快作「悪人」でまさに悪意の含まれた人間ドラマ、
愛憎劇を描いて見せた作者の作品とは思えない、軽いタッチの小品集。
企業PR誌という性質上、クセのある、陰影の深い作品になりえないことは十分承知だが、
ありていに言えば、「小遣い稼ぎ」的な仕事と言えなくもない。
そうは言っても名手の手にかかれば、
旅と飛行機に絡んだエピソードは、十数ページの作品としては、
十分に読めるものに仕上がっている。
しかし、この作品を読んで泣けるというのはどうでしょうか?
ちょっと理解しがたい。
その成り立ちを知らずに読み始めたので、1番最初の超短編があっという間に終わってしまい、思わず「えっ」と声が出てしまいました。裏を返せば、これから長編が始まっても全くおかしくない程引き込まれる書き出しで、それぞれの話の先を読んでみたいと思わされました。面白かったです。
どれも終わり方が秀逸で吉田修一は、本当に余白の画き方に長けた人だと思う。
人生ほんの一部を切り取り、あとは読む者の想像に任せるといった感じの。
しかし、どれも心の中に良い余韻を残し、心温まるストーリーばかりである。
自身も旅に出たくなる、そういう意味で「翼の王国」にふさわしいと思う。
吉田修一好きでなければ、特に目を通す必要ないと思います。
機内誌用のものだから、ひとつひとつもごく短い。
でも機内で読むと、なぜだか心の琴線にふれるものがあります。
地上にて読むときは、Another Skyをお供にどうぞ。