「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督で映画が公開されると言うことで、この本を手にしました。
本のカバーにも、その映画の主人公の可愛い少女の写真があります。
小説の構成もレイプ殺人にあった14歳の少女スージーが、天国に行きそこから見る形で物語が進行します。
そんなこともあって、これはファンタジーだろうと思って読み始めたのですが、内容はこの事件に始まる「家族崩壊」がテーマになっていました。
その中心は母親であるアビゲイルで、彼女は何年も家出をしてしまいます。
この裏には、女性の「性」の問題があり、子供が出来て目指す希望を捨て家庭に入り、「いい母親」を演じ続けてきたストレスが、一気に爆発してしまった形です。
とは言うものの、この小説のタイトルは「ラブリー・ボーン」で「絆」と言う意味で使われていて、この不幸な事故が、家族の「絆」を再構築すると言った話になっています。
構成的にも、内容的にも、なかなか面白い本で、次回作の「母親殺し」がテーマの作品も是非読みたいと思います。
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ラブリー・ボーン ハードカバー – 2009/6/20
ピーター・ジャクソン監督、2010年春公開映画原作。レイプされ殺された14歳の少女スージーが、天国から事件後の家族や友人たちの生活を見守り、犯人の半生も追っていくというせつなくもファンタジックな物語。スージーが殺されたことで、「死」に直面し、それぞれのかたちの悲しみを受け止めきれずに静かに崩れてゆく家族の姿と、彼らがふたたび悲しみを克服しひとつになるまでの再生を描いた感動の物語。
- 本の長さ485ページ
- 言語日本語
- 出版社ヴィレッジブックス
- 発売日2009/6/20
- 寸法19.05 x 13.46 x 3.56 cm
- ISBN-104863321619
- ISBN-13978-4863321618
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登録情報
- 出版社 : ヴィレッジブックス (2009/6/20)
- 発売日 : 2009/6/20
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 485ページ
- ISBN-10 : 4863321619
- ISBN-13 : 978-4863321618
- 寸法 : 19.05 x 13.46 x 3.56 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,477,264位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 376,896位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を思い出させる表紙がgood。文庫本サイズでこれだけ深い内容の本があるのは読書好きには嬉しいところだろう。翻訳をもう少し現代風に改訂すればもっと親しみやすい本となるのは間違えなし。
2018年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ベストセラーコードという本で紹介されたので読んでみました。着眼点やさり気ない描写はいいと思いますが、いかんせん冗長。カズオイシグロ氏のレベルを落としたみたいな感じです。ムダな文章を省けばあと200ページ削れたはず。必要ない文章がことのほか多いと感じました。
2011年8月19日に日本でレビュー済み
最後の100ページぐらい、読んでいる最中に、鳥肌が立ちっぱなしでした。
終盤は、読み進めたいけれど、読み終わってしまうのがもったいない、という、不思議な感覚に襲われました。
子供が殺人事件に遭い、その残された家族に焦点を当てた、ドキュメンタリー風の作品です。いきなり、少女の肘だけが発見されるため、生存の可能性もゼロ。
それをストレートに物語にすると、とても重苦しい話になりそうなのですが、死んだ少女の天国からの視点で書かれているため、不思議な、ほんわかした感じで物語が進みます。
作者の発想が秀逸です。
終盤は、読み進めたいけれど、読み終わってしまうのがもったいない、という、不思議な感覚に襲われました。
子供が殺人事件に遭い、その残された家族に焦点を当てた、ドキュメンタリー風の作品です。いきなり、少女の肘だけが発見されるため、生存の可能性もゼロ。
それをストレートに物語にすると、とても重苦しい話になりそうなのですが、死んだ少女の天国からの視点で書かれているため、不思議な、ほんわかした感じで物語が進みます。
作者の発想が秀逸です。
2010年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画の宣伝の「奇跡のラストに号泣必至」と言うのに、涙脆い私は人前では映画を観ることは無理と思い
でも奇跡のラストを知りたいと原作を読むことにしました。
しかし、訳のせいか持って回った言いまわしで読みにくい上に、鬱々となるような内容に読み進めるのが
苦痛に。
でも奇跡のラストを信じて読み進めたのですが、「え、これが奇跡?」と言うような終わり方。
なぜこれが号泣必至なのか分かりませんでした。映画はラストが違うのかしら?
でも奇跡のラストを知りたいと原作を読むことにしました。
しかし、訳のせいか持って回った言いまわしで読みにくい上に、鬱々となるような内容に読み進めるのが
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でも奇跡のラストを信じて読み進めたのですが、「え、これが奇跡?」と言うような終わり方。
なぜこれが号泣必至なのか分かりませんでした。映画はラストが違うのかしら?
2017年7月13日に日本でレビュー済み
エンドロール後こそが苦しみの本番なだけに、時空を超えた視点は必要。親父が犯人の裏返しであることがこの訳だと分かり易い。
2010年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を見る前に読んでみたくて買いました。
たんたんとした一人称の文章で、
犯罪被害者の家族の心理状態をひたすら見ている感じの内容。
終わりがあっけなくて、尻すぼみな感じがしました。
たんたんとした一人称の文章で、
犯罪被害者の家族の心理状態をひたすら見ている感じの内容。
終わりがあっけなくて、尻すぼみな感じがしました。
2009年12月9日に日本でレビュー済み
ポップでかわいらしい表紙の「ラブリー・ボーン」。と思って読んでいくと、冒頭で主人公の少女スージーはレイプされたうえに殺害されてしまいます。とはいえ、この小説は残酷なホラーやサスペンスではなく、暖かくて切ないファンタジーです。
天国から大切なひとたちを見ることはできても、かれらに決して触れることができないスージー。そんな彼女が切なくてもどかしくて、ちょっぴり涙してしまいました。
会いたくても会えない、触れることができないということは現実でもよくある話なわけで…。読み終わると、離れて暮らす家族や恋人に会いに行き、思いっきり抱きしめたくなりました。
ピーター・ジャクソン監督で映画化されるらしく、映画版で主人公の少女を演じるのが「つぐない」のシアーシャ・ローナン。こちらも楽しみ♪
天国から大切なひとたちを見ることはできても、かれらに決して触れることができないスージー。そんな彼女が切なくてもどかしくて、ちょっぴり涙してしまいました。
会いたくても会えない、触れることができないということは現実でもよくある話なわけで…。読み終わると、離れて暮らす家族や恋人に会いに行き、思いっきり抱きしめたくなりました。
ピーター・ジャクソン監督で映画化されるらしく、映画版で主人公の少女を演じるのが「つぐない」のシアーシャ・ローナン。こちらも楽しみ♪