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バットマン:イヤーワン/イヤーツー 単行本(ソフトカバー) – 2009/12/19
バットマン誕生秘話! 暗黒の騎士、バットマンはこうして誕生した!
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社ヴィレッジブックス
- 発売日2009/12/19
- 寸法18 x 1.8 x 25.9 cm
- ISBN-104863322097
- ISBN-13978-4863322097
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出版社より
かつてないリアリティと緻密な心理描写によって生まれ変わったバットマン誕生譚
1939年4月『ディテクティブコミックス』#27でデビューを飾ったバットマンの、最初の誕生譚(オリジン)が描かれたのは、初登場から半年後の39年10月『ディテクティブコミックス』#33の中での事だった。オリジンに触れたのはわずか2ページだが、両親の死を契機とした犯罪への復讐という動機は、影を背負うダークヒーローというイメージを決定づけるものだった。
それから46年後の1985年、創立50周年を迎えたDCコミックスは、約半世紀もの連載期間の中で、様々に付与されたキャラクター設定を整理し、コミックの世界観自体を現代的なものとすべく、ヒーローのオリジンを見直すことを決定した。これはバットマンだけではなく、スーパーマン、ワンダーウーマンも併せたビッグ3を同時に刷新するというものだった。バットマンのライターには当時『ダークナイト・リターンズ』で絶大な人気を集めたフランク・ミラーを起用。マーベルコミックスの『デアデビル:ボーンアゲイン』(86年)でミラーと組んだばかりの新鋭、デビッド・マツケリーが作画を担当し、86年11月刊行の個人誌『バットマン』#404から4部作として、「イヤーワン」の副題がつけられ、発表される事となった。それが本作である。
この時、スーパーマン、ワンダーウーマンのオリジンが、当初のものから設定を大幅に改変されたのに対し、バットマンのオリジンは『ディテクティブコミックス』#33で描かれた2ページの骨子となんら変わらぬものだった。だがミラーの手によって、かつてないリアリティとより緻密な心理描写を与えられ、マツケリーのシンプルで力強いハードボイルドな筆致で描かれたそれは、コミック史にその名を刻む傑作として蘇ったのである。
現在に至るまで、あらゆる後続作品に影響を与え、2022年公開の映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の監督マット・リーヴスからも色濃い影響を語られる『イヤーワン』は、バットマンというキャラクターにとって、決して外すことのできないマスターピースのひとつと言えるだろう。
やがて彼は世界最強のクライムファイターとして知られる事になる…… その道は決して平坦ではない
12年もの長い外遊から帰国した25歳のブルース・ウェイン。
名家の跡取り息子で屈指の大富豪、派手なロマンスの噂でも名高い彼の動向は、ゴッサム中の注目を集めていた。
マスコミの取材を笑顔でかわし、沈黙を貫くブルースには、胸に秘した計画があった。
ゴッサムの犯罪を一掃する。
それは18年前、裏路地で両親が強盗に殺された日に立てた誓い。以来、訓練を重ね、計画を練り、その時を待っていたのだ。
だがこのままでは何かが足りない――決定的な何かが。
一方同じ頃、汚職と収賄、暴力によって腐敗しきったゴッサム市警に一人の男が赴任してきた。
ジェームズ・ゴードン警部補。
持ち前の正義感ゆえ孤独な闘いを強いられる彼もまた、犯罪の撲滅を願い、ゴッサムの街を奔走し続けていた。
同じ目的を持つ二人の男の道は、やがて交錯する。だがそれは意外な形での交わりだった――
罪に溺れるその街を、彼は浄化しようと願っている。独りでこなせる仕事ではない
『バットマン:イヤーワン』には、二つの続編が存在している。
そのうちの一つが併録作品『イヤーツー』で、こちらは『イヤーワン』連載終了直後の87年3月から『ディテクティブコミックス』で連載されたもの。
ライターはマイク・W・バー、アーティストはアラン・デイビス(2話目以降はトッド・マクファーレン)という、当時のレギュラー作家陣の手による本作は、バーの前書きにあるように、『イヤーワン』とは異なる方向性で、当時のバットマンが作り上げてきた、犯罪と戦い続ける高潔な闇の騎士というロマンティックなイメージを凝縮した物語となっている。
もう一つの続編は、10年後の1996年に発表されたジェフ・ローブ作/ティム・セイル画『バットマン:ロング・ハロウィーン』だ。
こちらは『イヤーワン』のテイストを継承しつつ、『イヤーワン』では軽く触れられるのみだったキャラクター達を掘り下げている。
両作併せて、『イヤーワン』という作品と、バットマンシリーズの持つ奥行きの深さを感じてほしい。
商品の説明
出版社からのコメント
『バットマン:ダークナイト・リターンズ』『シン・シティ』『300』でおなじみのフランク・ミラーの代表作『イヤーワン』に加え、『イヤーツー』は、完結編の「フル・サークル」まで収録。
「バットマン:イヤーワン」
12年ぶりに故郷のゴッサムシティに戻った若き大富豪、ブルース・ウェインは、バットマンとなって犯罪との孤独な戦いを開始する。一方、ゴッサムに赴任してきたゴードン警部補もまた、汚職に塗れた市警内部で、正義を貫くべく孤軍奮闘する。同じ志に燃える二人の男の道は、やがて交わるかに思えたが…。
「バットマン:イヤーツー」
かつてゴッサムシティを恐怖に陥れた殺人鬼、リーパーが復活した。あらゆる犯罪を憎み、罪人を容赦なく処刑するリーパーに挑んだバットマンだが、あえなく一蹴される。己の弱さを思い知らされた彼は、禁断の武器に手を伸ばしてしまう…。一方、素顔のバットマンことブルース・ウェインは、運命の女性にめぐり逢うが、彼女には大きな秘密が隠されていた…。
収録:
BATMAN #404-407
DETECTIVE COMICS #575-578
BATMAN:FULL CIRCLE
登録情報
- 出版社 : ヴィレッジブックス (2009/12/19)
- 発売日 : 2009/12/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4863322097
- ISBN-13 : 978-4863322097
- 寸法 : 18 x 1.8 x 25.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 266,923位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 163,461位コミック
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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映画、ザ・バットマンにも近いテイストで一年目のバットマンの活躍が読めて楽しかったです。
確かに新品といってもいいくらいな本でした。
内容は思っていたほどスゲー…なんて思わなかったけどこれがアメコミなんだよね。
映画みて興味を持ちアメコミを買うようになりましたがこれは本当に素晴らしい!
名シーンは幾つもあるんですけど、一つのストーリーとして観るとまだマスクオブファンタズムの方がしっかりしているかな(まああちらは殆どイヤーツーがベースですけど)
イヤーツーはここでは評価が今一つですが、自分はこちらの方が好きです
殺人犯リーパーを倒すべく自分の両親を殺害した犯人ジョーチルとの共闘をする事になりますが、自身の人生を狂わせたその全ての元凶、トラウマそのものと向き合い苦難するブルースの姿にとにかく痺れます
イヤーワンをゴードンの物語とするなら、イヤーツーは前作以上に間違いなくブルースの物語と言えるでしょうね
まだバットマンファンになって日の浅い私ですが、このイヤーワンはいいです
イヤーワンというのは正確に言えば、ブルースがバットマンとして活動を始めた一年目であると同時に
ゴードンがゴッサムシティに配属された一年目でもあるわけです。
正義を担う二人の試行錯誤や葛藤を軸に描いた物語は非常に面白く、
同時にバットマンビギンズのモデルになっただけの理由はあるのだな、とも思いました。
この本はバットマンファンやアメコミに興味のある人には広く読んでもらいたいですねヽ('ー`)ノ