読んでからもう5年以上も経ってしまいました。この本を読むまで、目が不自由な方がこんなに苦労されて、そして工夫して日々を過ごされているということを知りませんでした。マンガに出てくる目が見えないキャラクターは特殊能力を持っていたりして、それを鵜呑みにしたわけではないですが、とにかく接点のない世界と考えていました。
この本を読んで半年も経たないうちに、白状を持った方に遭遇し、勇気を出してお手伝いを申し出ました。それから声をかけたのは5,6人。特に困っていなかった人もいたけれど、悪くは言われなかった。手伝いは不要だけど感謝されて、ちょっと世間話をしてくれた人もいた。それから本当に道に迷っていた人、お店で商品がどこにあるかわからず困っていた人もいて、簡単に案内しただけで非常に感謝されました。
落ち込んだときにふと、感謝されたときのことを思い出します。
この本に出合わなければ、本当に一生、こんな経験はしなかったと思います。
だってけっこう勇気がいりますから!でも、これからも勇気を出し続けようと思います。
今は入手がしにくくなってしまったようですが、この本のバトンがたくさんの人につながることを祈っています。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
見えない私の生活術 単行本(ソフトカバー) – 2016/1/26
新納 季温子
(著)
見えない私からあなたへ 視覚障害のある人が何を感じ、どう生活しているか…
暮らしのエピソードと、率直な質問にありのままを答える対話が
「見えない世界」をちょっと身近にする。
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社クリエイツかもがわ
- 発売日2016/1/26
- 寸法21 x 14.8 x 1.1 cm
- ISBN-10486342177X
- ISBN-13978-4863421776
登録情報
- 出版社 : クリエイツかもがわ (2016/1/26)
- 発売日 : 2016/1/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 160ページ
- ISBN-10 : 486342177X
- ISBN-13 : 978-4863421776
- 寸法 : 21 x 14.8 x 1.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 929,436位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年2月15日に日本でレビュー済み
目の不自由な人たちにとって、私たちが見ている世界がどのように見えているのか。そのことを筆者が今までの日常生活での経験談を交えて伝えてくれる1冊です。
目の不自由な人たちとどう接すればいいのかが読み進めるうちに自然と分かるようになる、「見えない」世界がグッと近く感じる、まさにそんな感じの本でした。
目の不自由な方だけに限らず、身体の不自由な方一般に対しての理解も少し深まるいいきっかけになったと思います。
文量もそこまで多くなく、筆者夫婦が対話形式で話を進める部分もあってサクサク読めるので、気軽に読めるのがよかったです。
目の不自由な人たちとどう接すればいいのかが読み進めるうちに自然と分かるようになる、「見えない」世界がグッと近く感じる、まさにそんな感じの本でした。
目の不自由な方だけに限らず、身体の不自由な方一般に対しての理解も少し深まるいいきっかけになったと思います。
文量もそこまで多くなく、筆者夫婦が対話形式で話を進める部分もあってサクサク読めるので、気軽に読めるのがよかったです。
2016年2月16日に日本でレビュー済み
全く目が見えないことに対して、本人も周囲の家族も絶望せず、他の誰もがしていることを、できる限りやろう、やらせよう、という前向き思考にまず拍手。障害がある人は不幸、という決めつけは間違いだと、彼女の生き方に教えられる。
障害は、健常者の誰もが持つ短所のようなもので、自身の努力や工夫、周りの人の手助けで、何とか乗り越えられる部分がたくさんあるらしい、ということも、この本は教えてくれる。健常者なのに、自分の短所すら乗り越えられないで、いじけてばかりいては情けないなあと思った。
障害は、健常者の誰もが持つ短所のようなもので、自身の努力や工夫、周りの人の手助けで、何とか乗り越えられる部分がたくさんあるらしい、ということも、この本は教えてくれる。健常者なのに、自分の短所すら乗り越えられないで、いじけてばかりいては情けないなあと思った。