発売当時に買ってずいぶん経ちますが久しぶりに読み返して、
記憶していた以上に素晴らしかったのでレビューを書こうと思います。
評価がわかれるようですが、私自身はbassoさんの作品の中で最も好きです。
ガッドという掴みどころのないキャラクターの一貫性、
ガッドに惹かれ、代わる代わるほんの一瞬だけガッドの人生に関わり、
一夜一夜の熱情はあれどほんのり寂しさ残して去っていく人々、変わらぬガッド。
彫師という職業の特殊性と、彼の人間観もマッチしていてとても魅力的です。
そしてbassoさん十八番のイタリアの空気感はそのまま。
きっと同じ空の下に、他の作品(クマとインテリやアマトアマーロ)の
キャラクターもいるんだろうなと感じさせてくれます。
1冊で終わってしまうというレビューがありましたが、
だからこそ1本の映画を観終わったような読後感が残る1冊だと思います。
上の階の住人の話と、大家さんの話が特に好きです。
飄々とした受け、欧州映画の雰囲気が好きな方にお勧めです。
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Gad Sfortunato (EDGE COMIX) コミック – 2009/6/26
basso
(著)
ダブルポイント 詳細
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「求めているうちは 指先にもかすらない」
タトゥー・アーティスト、ガッドの奔放な生活と、
巡り巡る人の輪を描いたシリーズ作品集。
収録作品「prologo」「macch ia nera」「il mio lavoro」「balcone」「esitanza」「Sfortunato」「ingranaggio」「epilogo」
タトゥー・アーティスト、ガッドの奔放な生活と、
巡り巡る人の輪を描いたシリーズ作品集。
収録作品「prologo」「macch ia nera」「il mio lavoro」「balcone」「esitanza」「Sfortunato」「ingranaggio」「epilogo」
- 本の長さ172ページ
- 言語日本語
- 出版社茜新社
- 発売日2009/6/26
- ISBN-104863490801
- ISBN-13978-4863490802
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登録情報
- 出版社 : 茜新社 (2009/6/26)
- 発売日 : 2009/6/26
- 言語 : 日本語
- コミック : 172ページ
- ISBN-10 : 4863490801
- ISBN-13 : 978-4863490802
- Amazon 売れ筋ランキング: - 3,555位ボーイズラブコミックス
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好みの問題なのかもしれませんが、私の場合は彼女の作品なら何を買っても外れた事がありません。どんなに切なく希望の無い話しても、可愛いくて微笑んでしまう話でも何かしら心に残る、読んで良かったと思える作品ばかりです。
ただ、この本は絵柄もストーリーもちょっと好き嫌いがハッキリ別れてしまいそうです。報われない、どうしようもなさを見せられるがのが苦手な方はお勧め出来ません。
ただ、この本は絵柄もストーリーもちょっと好き嫌いがハッキリ別れてしまいそうです。報われない、どうしようもなさを見せられるがのが苦手な方はお勧め出来ません。
2009年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
入るのに時間が掛かりましたが、
じわじわとよくなってきます。
カメはアンカー、カメは頚木、カメは愛。
じわじわとよくなってきます。
カメはアンカー、カメは頚木、カメは愛。
2012年7月9日に日本でレビュー済み
好き嫌いがはっきりする話のようですが私は大好きです。
じっくりと何度も読み返してくとこの本が醸し出す雰囲気が染み入ってくるように感じます。セリフなどが控えめで表情やしぐさや余白で読ますようにしているところや、なんとも言えないやるせない感じ...色気ですね、大人の。
モノクロのカバーイラスト表題のSだけ中間色のグレーになってます。読めば書いてありますが、 スフォルトナートのS を除くと違う意味になるそうです、読み方を変えれば捉え方も変わるよと、言われてるように感じました。
じっくりと何度も読み返してくとこの本が醸し出す雰囲気が染み入ってくるように感じます。セリフなどが控えめで表情やしぐさや余白で読ますようにしているところや、なんとも言えないやるせない感じ...色気ですね、大人の。
モノクロのカバーイラスト表題のSだけ中間色のグレーになってます。読めば書いてありますが、 スフォルトナートのS を除くと違う意味になるそうです、読み方を変えれば捉え方も変わるよと、言われてるように感じました。
2014年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一巻で終わりのものだから仕方ないけど、期待したほどでは・・・。
物足りない感じでした。
物足りない感じでした。
2011年2月2日に日本でレビュー済み
basso氏の単行本第三弾。前向きに生きる事も、死ぬ事も出来ないガッドの物語。
ふわふわと漂うように生きる刺青師ガッドに魅せられて集まってくる人々と、泳ぐように彼等と交わっては離れてゆく主人公ガッド。彼は一生願っても叶わぬ恋を抱えていた。
前の二作と比べると、このお話はかなり虚無感が強いです。前の作品では、殆どの登場人物が想い人と結ばれていたのに対し、ガッドの初恋(?)はきっと永遠に実りません。
表題の「ガッド・スフォルトゥナート」(不運なガッド)が全てを物語っています。
その味わいは今までで一番ビター。失恋した夜に飲む酒のよう。
一話目の最後のシーンが静かで、悲しくて、淋しくて、胸にぐっときました。
それでもいつか、本当の名前通り、ガッドが幸せになりますように。そう祈りたくなる作品でした。
ふわふわと漂うように生きる刺青師ガッドに魅せられて集まってくる人々と、泳ぐように彼等と交わっては離れてゆく主人公ガッド。彼は一生願っても叶わぬ恋を抱えていた。
前の二作と比べると、このお話はかなり虚無感が強いです。前の作品では、殆どの登場人物が想い人と結ばれていたのに対し、ガッドの初恋(?)はきっと永遠に実りません。
表題の「ガッド・スフォルトゥナート」(不運なガッド)が全てを物語っています。
その味わいは今までで一番ビター。失恋した夜に飲む酒のよう。
一話目の最後のシーンが静かで、悲しくて、淋しくて、胸にぐっときました。
それでもいつか、本当の名前通り、ガッドが幸せになりますように。そう祈りたくなる作品でした。
2009年7月14日に日本でレビュー済み
他のbassoさんの作品に比べてレビュー数が少ないですが、やはりすばらしい作品です。
今作は他の作品より更に静けさ、寂しさが印象に残りました。しかし暗いという訳でなくいい意味で静寂が続く感じ。
手に入れたいのに近いのに届かない存在の刺青師・ガッドと彼に魅了されつつ眺めている周りの人々との繋がり、巡り合わせの日常物語が淡々と続きます。 細くて崩れ出しそうな彼はとても綺麗です。
きっと彼の何処か満たされることのない飢えはこの先消えることは無いし、何ともいえない寂しさも埋まることはない。 だけど確かな築いてきた繋がりと日常は変わる事はない、そんな印象でした。
どうしても寂しくてしょうがない時に思い出す作品です。
今作は他の作品より更に静けさ、寂しさが印象に残りました。しかし暗いという訳でなくいい意味で静寂が続く感じ。
手に入れたいのに近いのに届かない存在の刺青師・ガッドと彼に魅了されつつ眺めている周りの人々との繋がり、巡り合わせの日常物語が淡々と続きます。 細くて崩れ出しそうな彼はとても綺麗です。
きっと彼の何処か満たされることのない飢えはこの先消えることは無いし、何ともいえない寂しさも埋まることはない。 だけど確かな築いてきた繋がりと日常は変わる事はない、そんな印象でした。
どうしても寂しくてしょうがない時に思い出す作品です。
2009年10月2日に日本でレビュー済み
読み終わり、なんとも言えない空虚感、寂寞を感じさせる作品。
報われない想い、手の中をすり抜けていくのに、掴むことを躊躇ったまま過ぎてしまった愛、そうしたものがしこりのように胸に残り、いつまでも切なさを呼び起こすのですが、それはけして押しつけがましいものではありません。しんみりするだろう、切なくなるだろうという意図的なお涙ちょうだいな感じがなく、感じ取れる人だけ感じ取ってくれればいいというような作者さんの姿勢がうかがえる大人の物語です。
恋に、人生に、熱くなれたらどんなに楽だろう。
何かに熱くなるには弱すぎる登場人物たち、そして自分。
しかしそこにあるのはやりきれなさばかりではなく、そうした弱さをかばい合い、寄り添い合って生きるのが人間だという朗らかな諦念です。それが作品を優しく深みのあるものにしていると思いました。
大人のBL読みにお勧め!
報われない想い、手の中をすり抜けていくのに、掴むことを躊躇ったまま過ぎてしまった愛、そうしたものがしこりのように胸に残り、いつまでも切なさを呼び起こすのですが、それはけして押しつけがましいものではありません。しんみりするだろう、切なくなるだろうという意図的なお涙ちょうだいな感じがなく、感じ取れる人だけ感じ取ってくれればいいというような作者さんの姿勢がうかがえる大人の物語です。
恋に、人生に、熱くなれたらどんなに楽だろう。
何かに熱くなるには弱すぎる登場人物たち、そして自分。
しかしそこにあるのはやりきれなさばかりではなく、そうした弱さをかばい合い、寄り添い合って生きるのが人間だという朗らかな諦念です。それが作品を優しく深みのあるものにしていると思いました。
大人のBL読みにお勧め!