みつおとミツオ。
同じ名前を持つ元同級生。
すごく近くて、すごく遠い。
愛でも恋でも友情でもない離れられない2人の物語。
数年に渡り、愛読し続けている中村明日美子作品。
この人の描く曲線の美しさといったらありません。
今回も楽しみに待ちわびていた新刊ですが・・・。
う わ あ 。 い い 。 こ れ は い い よ 。
痛くて、切なくて、心を抉られるよう。
だけど、どこかすごく優しい・・・けど・・・やっぱり、痛い。
最近は少女漫画っぽいものや可愛らしくおしゃれなイラストも多く
こういう作風も暫く見られなかったけれど、ここに来て本領発揮。
本来はやっぱりこっち系なんだろうと改めて思いました。
ドキドキなHシーンも思わず読み入ってしまうまるで文学作品のような奥深さ。
救い難いほどに、ドMなミツオですが
これだけ極められれば幸せだと思います。本人は、ね。
Sのみつおよりも、どこか確実に狂気ですけれど。
みつおが寒いからあっためろと云って、脚を舐めさせる所に愛を感じました。
素直に舐めるんだもんなー。ちょっとカワイイね。このシーン。
(↑・・・よ、読んだら良さが分かるって!絶対!)
最後のミツオの表情もたまらなく魅力的。
ここだけで、うるっと来ました。
せめて、幸せになって欲しい。本当。報われないから。
初めて明日美子作品を手に取る方や、「同級生」から入った方には
ちょっとショッキングで驚かれる内容かも知れませんが、
他の作品も読まれているファンの方には文句無くお薦めです。良作★
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ダブルミンツ (EDGE COMIX) コミック – 2009/7/24
中村明日美子
(著)
出会った瞬間、壱河光夫は市川光央の“目"に殺された。同じ名前を持つ、二人の男たちの愛憎の向かう先は――?
『ダブルミンツ』のその後を描いた、描き下ろし『雨』を加え、話題の作品がついに単行本化!その他、短編『温室の果実』も同時収録。
収録作品「:ダブルミンツsecret1」「ダブルミンツsecret2」「ダブルミンツsecret3」「ダブルミンツsecret4」「ダブルミンツsecret final」「温室の果実」「雨」(描き下ろし)
『ダブルミンツ』のその後を描いた、描き下ろし『雨』を加え、話題の作品がついに単行本化!その他、短編『温室の果実』も同時収録。
収録作品「:ダブルミンツsecret1」「ダブルミンツsecret2」「ダブルミンツsecret3」「ダブルミンツsecret4」「ダブルミンツsecret final」「温室の果実」「雨」(描き下ろし)
- 本の長さ209ページ
- 言語日本語
- 出版社茜新社
- 発売日2009/7/24
- ISBN-104863490887
- ISBN-13978-4863490888
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登録情報
- 出版社 : 茜新社 (2009/7/24)
- 発売日 : 2009/7/24
- 言語 : 日本語
- コミック : 209ページ
- ISBN-10 : 4863490887
- ISBN-13 : 978-4863490888
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,307位ボーイズラブコミックス
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごく好きな作品だったので、紙の本も持っていましたが電子版も購入しました。
タイトル通り、収録作品が違っていて、電子版には「温室の果実」「雨」とあとがきが収録されていません。
温室〜はシリーズ外なので残念とはいえ諦めもつきますし、あとがきは紙版購入した人用と考えて納得できるのですが、
「雨」その後の二人がうかがえるので未収録なのは残念すぎます。
これから電子版の購入を考えている方は要注意です。
そして出版社の方へ、完全版を電子で出して下さい。お願いします。
本編自体はとてもとてもいいです。
執着と狂気と愛情がどれも譲ることなく並列に存在した関係です。
タイトル通り、収録作品が違っていて、電子版には「温室の果実」「雨」とあとがきが収録されていません。
温室〜はシリーズ外なので残念とはいえ諦めもつきますし、あとがきは紙版購入した人用と考えて納得できるのですが、
「雨」その後の二人がうかがえるので未収録なのは残念すぎます。
これから電子版の購入を考えている方は要注意です。
そして出版社の方へ、完全版を電子で出して下さい。お願いします。
本編自体はとてもとてもいいです。
執着と狂気と愛情がどれも譲ることなく並列に存在した関係です。
2024年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の方も書いていますが、電子版は短編2話とあとがきが収録されていないです。残念ですが紙の本はちょっと事情で家庭内に置いておけないので、電子版のみ所有となります。
話は胸が痛む内容です。ハッピーエンドなのかな…
話は胸が痛む内容です。ハッピーエンドなのかな…
2012年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半に載っていた「温室の果実」はそんなに・・というか普通のBLという感じがしました。(あまりにも現実になさそうな感じが、そんなに好きではない私にとっては、微妙でした。)
しかし、ダブルミンツは、良かったです。
倒錯的で、破壊的で、暴力的な愛の話です。
どちらが支配者なのか、どちらが加害者なのか・・
狂った純粋さを感じました。
端的に言うとエログロ系ですが、私は好きです。
是非お勧めしたい一冊です。
しかし、ダブルミンツは、良かったです。
倒錯的で、破壊的で、暴力的な愛の話です。
どちらが支配者なのか、どちらが加害者なのか・・
狂った純粋さを感じました。
端的に言うとエログロ系ですが、私は好きです。
是非お勧めしたい一冊です。
2010年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異常とも言える、二人の関係。
最初は、どう展開していくのかと思いました。
1回読んだだけでは、分かりにくい箇所もありました。
何回か読んでいるうちに、
物語の趣旨、歪んだ愛、複雑な愛が見えてきました。
二人の深い深い愛が見られると思います。
表現的にグロテスクな部分もありますが、
最後は、しっとりと…
『同級生』とは全く違い、驚かされました。グロテスクな要素が全面に出ています。
ほんわかモノを求めている方にはキツイかもしれません。
しかし、歪んだ愛に見えてくる切なさや美しさもあります。
ドキドキしながら読めます。
本の状態は、大変よかったです。
最初は、どう展開していくのかと思いました。
1回読んだだけでは、分かりにくい箇所もありました。
何回か読んでいるうちに、
物語の趣旨、歪んだ愛、複雑な愛が見えてきました。
二人の深い深い愛が見られると思います。
表現的にグロテスクな部分もありますが、
最後は、しっとりと…
『同級生』とは全く違い、驚かされました。グロテスクな要素が全面に出ています。
ほんわかモノを求めている方にはキツイかもしれません。
しかし、歪んだ愛に見えてくる切なさや美しさもあります。
ドキドキしながら読めます。
本の状態は、大変よかったです。
2010年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生時代に「いじめ」でのみ結びついていたミツオとみつお。
何年も会っていなかったのに、ある日突然「人を殺してしまった」と
ミツオがみつおに呼びつけられる所から物語は始まります。
一見すると、「いじめられていた側」であるミツオが異常な執着を
「いじめていた側」のみつおに向けているだけに思えるのですが
読み込んでいくと、みつお自身にもミツオに対する執着が見え隠れして
読んでいる自分が深みにはまっていく感覚を味わえます。
どこまでいっても従属的な関係であるはずの二人がどうなってしまうのか、
最後までハラハラし通しでした。
きついお話なのに、意外にも読後感は悪くなかったです。
何年も会っていなかったのに、ある日突然「人を殺してしまった」と
ミツオがみつおに呼びつけられる所から物語は始まります。
一見すると、「いじめられていた側」であるミツオが異常な執着を
「いじめていた側」のみつおに向けているだけに思えるのですが
読み込んでいくと、みつお自身にもミツオに対する執着が見え隠れして
読んでいる自分が深みにはまっていく感覚を味わえます。
どこまでいっても従属的な関係であるはずの二人がどうなってしまうのか、
最後までハラハラし通しでした。
きついお話なのに、意外にも読後感は悪くなかったです。
2011年11月4日に日本でレビュー済み
この話については、合う合わないの問題なんだろうと思いました。
他の方も仰ってますが、この内容を、単なるこれ見よがしの悲劇に終らせず一冊ですっきりまとめたのはすごいです
が
話そのものは、悪くもないが良くもなく。話の展開がおかしいなんてことはないのですが、どうにも論理的じゃないというか必然性に欠ける。情感は豊かですが、なんともいえない後味です。
フランス映画みたい(話じゃなくて、煮え切らない後味が)
絵は相変わらず流麗で美しい
注意点は、暴力表現。 暴力的な背景や世界観は嫌いじゃないのですが、痛い(痛覚を刺激する)描写が多いのには狼狽えました。痛いのだめなんです……
暴力的なもの、痛みを感じる描写が苦手な方はやめた方がいいです。一部じゃなく全体を通してありますから辛い。
あと、殺人の共犯者に……みたいなことがあらすじにあると思いますが、きっかけではあれ、話の主筋ではありませんでした。私はちょっと肩透かし食らったので一応。
この作品だけについての話ではありませんが ストイックが好きな私でも、いい加減
BL=暗い=暴力
の短絡的方程式には飽き飽きです。
BLも形式化してきてしまっているのでしょうか。なんだかなぁ
他の方も仰ってますが、この内容を、単なるこれ見よがしの悲劇に終らせず一冊ですっきりまとめたのはすごいです
が
話そのものは、悪くもないが良くもなく。話の展開がおかしいなんてことはないのですが、どうにも論理的じゃないというか必然性に欠ける。情感は豊かですが、なんともいえない後味です。
フランス映画みたい(話じゃなくて、煮え切らない後味が)
絵は相変わらず流麗で美しい
注意点は、暴力表現。 暴力的な背景や世界観は嫌いじゃないのですが、痛い(痛覚を刺激する)描写が多いのには狼狽えました。痛いのだめなんです……
暴力的なもの、痛みを感じる描写が苦手な方はやめた方がいいです。一部じゃなく全体を通してありますから辛い。
あと、殺人の共犯者に……みたいなことがあらすじにあると思いますが、きっかけではあれ、話の主筋ではありませんでした。私はちょっと肩透かし食らったので一応。
この作品だけについての話ではありませんが ストイックが好きな私でも、いい加減
BL=暗い=暴力
の短絡的方程式には飽き飽きです。
BLも形式化してきてしまっているのでしょうか。なんだかなぁ
2012年7月10日に日本でレビュー済み
作品のクオリティの高さに
思わず笑ってしまいました。
なんだこれ。
BL漫画、前代未聞の域では?
内容は、怖いです。
けれど、面白い。
読み出したら夢中でした。
中村明日美子先生は
世界観が無限というか。
はじめて手にしたのは
同級生シリーズだったので。
作品のギャップに言葉がないです。
良い意味で。
怖いです。と書きましたが、
わたしからして
最後はハッピーエンドかと。
書き下ろし。?
あの短さに、あれだけの深さを
つめ込められる作家さんは
かなり稀かと思います。
書き下ろしあってこそ
さらに、ハッピーエンド。
好みがあるとは思いますが。
わたしは有りでした。
しかも、大有り。大当り?笑
絶句です絶句。
驚愕という言葉を生まれて初めて
使用しました。笑
思わず笑ってしまいました。
なんだこれ。
BL漫画、前代未聞の域では?
内容は、怖いです。
けれど、面白い。
読み出したら夢中でした。
中村明日美子先生は
世界観が無限というか。
はじめて手にしたのは
同級生シリーズだったので。
作品のギャップに言葉がないです。
良い意味で。
怖いです。と書きましたが、
わたしからして
最後はハッピーエンドかと。
書き下ろし。?
あの短さに、あれだけの深さを
つめ込められる作家さんは
かなり稀かと思います。
書き下ろしあってこそ
さらに、ハッピーエンド。
好みがあるとは思いますが。
わたしは有りでした。
しかも、大有り。大当り?笑
絶句です絶句。
驚愕という言葉を生まれて初めて
使用しました。笑
他の国からのトップレビュー
litta
5つ星のうち5.0
Five Stars
2015年7月15日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
art is amazing i dont speak Japanese but but i buy her books just for her amazing art!