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義に生きたもう一人の武将 石田三成 単行本 – 2009/6/10
三池純正
(著)
家康を震撼させた忠義の武将。家康によって封印された真の姿を、四百年の時を経たいま、解明する。
壮大にして緻密、知られざる対家康戦略とは--。
石田三成は豊臣秀吉の家臣で、関ヶ原合戦で西軍の実質上の大将としてのぞみ、敗北・処刑された日本史
におけるキーパーソンである。
石田三成は生真面目な性格、あくまで豊臣家に忠義を貫いた姿勢、領民に施した善政、巧みな政務処理能力、
家臣を奮闘させた信義などからファンは多いが、一方で「戦下手の能吏」「君側の奸臣」といったイメージがあり、死後四百年たった現在でも評価がわかれる。
石田三成は西軍の大将として、東軍の大将徳川家康と関ヶ原で戦った。
勝利した徳川家康は幕府を開き、豊臣家を滅ぼして徳川三百年の時代を築く。敗北した石田三成は江戸時
代にはマイナスイメージをもって語られるようになり、それが幕府崩壊後も現在までひきつがれる。
石田三成は関ヶ原の戦いに敗れた後、徳川家康によって居城であった佐和山城(現在の滋賀県彦根市)をは
じめ、居宅(現在の長浜市)も全て破壊尽くされて跡形もない。
明治になってから、京都の大徳寺に埋葬されていた骨から、その顔が復元され、漸く三成の見直し作業が
始められた。 本書では勝者による歴史の書き換えを正して、抹殺された三成の真実を明らかにするととも
に、関ヶ原での計算された戦略と、周到緻密に構築された包囲網をもって徳川家康を破滅寸前に追い込み
ながらも、くしくも敗北した原因を分析する。
壮大にして緻密、知られざる対家康戦略とは--。
石田三成は豊臣秀吉の家臣で、関ヶ原合戦で西軍の実質上の大将としてのぞみ、敗北・処刑された日本史
におけるキーパーソンである。
石田三成は生真面目な性格、あくまで豊臣家に忠義を貫いた姿勢、領民に施した善政、巧みな政務処理能力、
家臣を奮闘させた信義などからファンは多いが、一方で「戦下手の能吏」「君側の奸臣」といったイメージがあり、死後四百年たった現在でも評価がわかれる。
石田三成は西軍の大将として、東軍の大将徳川家康と関ヶ原で戦った。
勝利した徳川家康は幕府を開き、豊臣家を滅ぼして徳川三百年の時代を築く。敗北した石田三成は江戸時
代にはマイナスイメージをもって語られるようになり、それが幕府崩壊後も現在までひきつがれる。
石田三成は関ヶ原の戦いに敗れた後、徳川家康によって居城であった佐和山城(現在の滋賀県彦根市)をは
じめ、居宅(現在の長浜市)も全て破壊尽くされて跡形もない。
明治になってから、京都の大徳寺に埋葬されていた骨から、その顔が復元され、漸く三成の見直し作業が
始められた。 本書では勝者による歴史の書き換えを正して、抹殺された三成の真実を明らかにするととも
に、関ヶ原での計算された戦略と、周到緻密に構築された包囲網をもって徳川家康を破滅寸前に追い込み
ながらも、くしくも敗北した原因を分析する。
- 本の長さ283ページ
- 言語日本語
- 出版社宮帯出版社(MYOBJ)
- 発売日2009/6/10
- 寸法13.1 x 1.7 x 18.8 cm
- ISBN-104863660545
- ISBN-13978-4863660540
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商品の説明
出版社からのコメント
直江兼続の盟友石田三成。家康によって封印された真の姿を、四百年の時を経たいま、解明する。
壮大にして緻密、知られざる対家康戦略とは--。
関ヶ原合戦「最後の戦況図」は必見。
壮大にして緻密、知られざる対家康戦略とは--。
関ヶ原合戦「最後の戦況図」は必見。
レビュー
直江兼続の盟友石田三成。家康によって封印された真の姿を、四百年の時を経たいま、解明する。
壮大にして緻密、知られざる対家康戦略とは --。
関ヶ原合戦「最後の戦況図」は必見。
壮大にして緻密、知られざる対家康戦略とは --。
関ヶ原合戦「最後の戦況図」は必見。
著者について
三池純正
1951年福岡県に生まれる。歴史研究家。日本作家クラブ会員。工学院大学工学部卒業。戦国期の歴史の
現場を精力的に踏査。現場からの視点で歴史の定説を見直す作業をすすめている。主な著書に『真説・川中
島合戦』『真説・智謀の一族真田三代』『敗者から見た関ヶ原』(洋泉社新書y)『別冊宝島 織田信長・野望
編』(共著・宝島社)がある。
1951年福岡県に生まれる。歴史研究家。日本作家クラブ会員。工学院大学工学部卒業。戦国期の歴史の
現場を精力的に踏査。現場からの視点で歴史の定説を見直す作業をすすめている。主な著書に『真説・川中
島合戦』『真説・智謀の一族真田三代』『敗者から見た関ヶ原』(洋泉社新書y)『別冊宝島 織田信長・野望
編』(共著・宝島社)がある。
登録情報
- 出版社 : 宮帯出版社(MYOBJ); 四六版 (2009/6/10)
- 発売日 : 2009/6/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 283ページ
- ISBN-10 : 4863660545
- ISBN-13 : 978-4863660540
- 寸法 : 13.1 x 1.7 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 492,835位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 390位戦国・安土桃山時代
- - 86,697位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2020年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ためになる本です。
2019年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう少し掘り下げて欲しかった。
2012年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
敗者の記録はほとんど残らない歴史というものの中で、
この本に言及されているように家康や徳川幕府により歪曲されてきた部分は多いんだろうなぁとか思います。
ただ、三成さんがなんでそこまで秀吉にひたすら付き従っていたのか、
そこらへんの言及はあまりなかったのですが、
資料も多いとは言えないでしょうから、
そういった中でここまで紡ぎあげたのは素晴らしいなぁと思います。
関ヶ原前夜の光景はとても生々しく、特に際立った描写です。
この本に言及されているように家康や徳川幕府により歪曲されてきた部分は多いんだろうなぁとか思います。
ただ、三成さんがなんでそこまで秀吉にひたすら付き従っていたのか、
そこらへんの言及はあまりなかったのですが、
資料も多いとは言えないでしょうから、
そういった中でここまで紡ぎあげたのは素晴らしいなぁと思います。
関ヶ原前夜の光景はとても生々しく、特に際立った描写です。
2013年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史とは勝者が創るものである.敗者の生涯は否定され続け,自ずと消滅してゆくよう方向付けられる.いつの時代のどこの国であっても,それは変わりない.
関ヶ原の戦いで徳川家康に破れた石田三成は,歴史上の“悪者”とされ,その生涯に成してきた足跡は悉く無きものにされた.江戸幕府が250年以上の長きにわたったため,三成が悪者とされた期間は長く,足跡は完膚なきまで消去されてきた.本作品は,そんな石田三成の足跡を,関ヶ原の戦いを中心に三成の立場から見直して書かれたものである.
物事には必ず二面性がある.歴史を少しでもあるがままに認識しようとするなら,敗者側からの視点で考えることも必要だろう.
通俗的に言われている三成像や関ヶ原の経緯とは別の見方を楽しめる一冊だった.
関ヶ原の戦いで徳川家康に破れた石田三成は,歴史上の“悪者”とされ,その生涯に成してきた足跡は悉く無きものにされた.江戸幕府が250年以上の長きにわたったため,三成が悪者とされた期間は長く,足跡は完膚なきまで消去されてきた.本作品は,そんな石田三成の足跡を,関ヶ原の戦いを中心に三成の立場から見直して書かれたものである.
物事には必ず二面性がある.歴史を少しでもあるがままに認識しようとするなら,敗者側からの視点で考えることも必要だろう.
通俗的に言われている三成像や関ヶ原の経緯とは別の見方を楽しめる一冊だった.
2012年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もともと石田三成に興味があり、評価が高かったため購入しました。
満足しています。
満足しています。
2015年5月12日に日本でレビュー済み
NHKの黒田官兵衛はあまりに石田三成を卑しめるドラマが故に石田三成に私的に光が当たった。戦国時代草履取りから這い上がった秀吉が黒田官兵衛を遠ざけたのはただ単に黒田官兵衛は相当出しゃばりか余りの露骨さ故秀吉から嫌われたのであろうと推測させられる。力があればきっと遠ざけたりはしないと思うのが40年のサラリーマン生活故か。
そういう意味では官兵衛は馬鹿者と言う事が言える。
手の平を返して徳川に寝返った黒田。
一方石田三成は調べれば調べるほど天下の秀吉が手元に置いて絶大なる信頼を寄せるのがよく分かる。
そういう意味では官兵衛は馬鹿者と言う事が言える。
手の平を返して徳川に寝返った黒田。
一方石田三成は調べれば調べるほど天下の秀吉が手元に置いて絶大なる信頼を寄せるのがよく分かる。
2009年6月17日に日本でレビュー済み
「勝者は敗者の歴史を塗りかえる」とは、司馬遼太郎先生がよく指摘した言葉の一つである。
本書の序章の「石田三成の顔」や第1章「抹殺された石田三成」、第2章の「素顔の石田三成」を読むと、そのへんがよく理解できる。
のっけに唯一、江戸初期から残っている三成の肖像画の謎に関して言及している。裃のデザインが江戸末期のものという石田多加幸さんの証言をはじめ、発掘した骨の骨格、復顔した三成の顔との違いまで明らかにしている。第2章では石田屋敷や戦国当時の名城とうたわれた佐和山城がいかに消滅したが、現場検証に裏打ちされた深い考察力で解説してある。
第3章「三成と家康」、第4章「関が原前夜」、第5章「関が原合戦」のでは、徳川家康の権謀・野心を見抜いた三成像がよく描かれている。また、先に上梓している名著『敗者からの関が原』と同様に、丹念なフィールド・ワークから、東西両軍がいかに合戦を展開したかを、合戦の経緯を再現しながら、見事に解明している。
終章の「三成への誇りを守り通した石田村」は、実に感動的なエピソードで綴っている。石田村(現・石田町)の老公・木下茂昭さんの『私ども、石田町に生まれた者たちにとって、石田三成は誇りです。今でも、この町では三成のことを“三成さん”と親しく呼んでおります・・・』というコメントは、私の心にズッシリと響いた。かつて、城山三郎が石田三成が自らの領地で善政を敷いていた話を聴いたことがあるが、三池氏が本書で訴えている、謎の塚(三成の墓!?)を守り抜いた村人の逸話を読むと、私の胸につかえていたモヤモヤが晴れる思いがした。
三池氏が指摘しているように、あれだけ大規模な兵力が動員した関が原の合戦が、わずか一日で終わってしまったかという謎が、頭の悪い私でもよく理解できた。日和見主義から傍観していた武将が数多くいた中で、三成や島左近らが率いる石田軍と、盟友の大谷吉継や小西行長らがあれほど奮戦した理由は、豊臣恩顧もあったかもしれないが、それ以上に三成が生涯貫いた“正義”がホンモノであった証拠と、私も確信している。三成は行動基準は、いかなる人に対しても実に公平である。
惜しむらくは、三成には領民を思う慈愛があった一方、エリートの優等生によくありがちな理屈で物事を割り切ってしまう傾向も内在していた。ある種の天才にありがちな、例えていうと、頭脳明晰の怜悧さが彼の人徳を理解できない勢力を作ってしまったのかもしれない。また、秀吉の晩年の朝鮮出兵をはじめとした悪政も、マイナスに動いたのかもしれない。いずれにしても、戦国期の武将は上杉謙信や直江兼続らの少数を除けば、結局は損得感情で動いていたのだろう。三池氏の数々の著作を読むと、テレビドラマにあるような正義は、そのほとんどが幻想であったことに気づかされた。
三成ほど“義”に殉じマジメであった男に、もし、秀吉的な巧み人使いのドロ臭さがあったら、歴史は変わっていたのかもしれない。本書は三成が知勇兼備の名将であり、また、家康によって長く隠蔽されていたが、三成が領民をこよなく愛し、また、領民からも畏敬されていた事実を、三池氏の労作業のおかげで再認識させて頂いた。
最後に貴重な写真や図を多用した編集者の労に感謝すると同時に、今の若い歴史ファンの皆様に、是非とも一読して頂きたいと、強く訴えておきたい!
本書の序章の「石田三成の顔」や第1章「抹殺された石田三成」、第2章の「素顔の石田三成」を読むと、そのへんがよく理解できる。
のっけに唯一、江戸初期から残っている三成の肖像画の謎に関して言及している。裃のデザインが江戸末期のものという石田多加幸さんの証言をはじめ、発掘した骨の骨格、復顔した三成の顔との違いまで明らかにしている。第2章では石田屋敷や戦国当時の名城とうたわれた佐和山城がいかに消滅したが、現場検証に裏打ちされた深い考察力で解説してある。
第3章「三成と家康」、第4章「関が原前夜」、第5章「関が原合戦」のでは、徳川家康の権謀・野心を見抜いた三成像がよく描かれている。また、先に上梓している名著『敗者からの関が原』と同様に、丹念なフィールド・ワークから、東西両軍がいかに合戦を展開したかを、合戦の経緯を再現しながら、見事に解明している。
終章の「三成への誇りを守り通した石田村」は、実に感動的なエピソードで綴っている。石田村(現・石田町)の老公・木下茂昭さんの『私ども、石田町に生まれた者たちにとって、石田三成は誇りです。今でも、この町では三成のことを“三成さん”と親しく呼んでおります・・・』というコメントは、私の心にズッシリと響いた。かつて、城山三郎が石田三成が自らの領地で善政を敷いていた話を聴いたことがあるが、三池氏が本書で訴えている、謎の塚(三成の墓!?)を守り抜いた村人の逸話を読むと、私の胸につかえていたモヤモヤが晴れる思いがした。
三池氏が指摘しているように、あれだけ大規模な兵力が動員した関が原の合戦が、わずか一日で終わってしまったかという謎が、頭の悪い私でもよく理解できた。日和見主義から傍観していた武将が数多くいた中で、三成や島左近らが率いる石田軍と、盟友の大谷吉継や小西行長らがあれほど奮戦した理由は、豊臣恩顧もあったかもしれないが、それ以上に三成が生涯貫いた“正義”がホンモノであった証拠と、私も確信している。三成は行動基準は、いかなる人に対しても実に公平である。
惜しむらくは、三成には領民を思う慈愛があった一方、エリートの優等生によくありがちな理屈で物事を割り切ってしまう傾向も内在していた。ある種の天才にありがちな、例えていうと、頭脳明晰の怜悧さが彼の人徳を理解できない勢力を作ってしまったのかもしれない。また、秀吉の晩年の朝鮮出兵をはじめとした悪政も、マイナスに動いたのかもしれない。いずれにしても、戦国期の武将は上杉謙信や直江兼続らの少数を除けば、結局は損得感情で動いていたのだろう。三池氏の数々の著作を読むと、テレビドラマにあるような正義は、そのほとんどが幻想であったことに気づかされた。
三成ほど“義”に殉じマジメであった男に、もし、秀吉的な巧み人使いのドロ臭さがあったら、歴史は変わっていたのかもしれない。本書は三成が知勇兼備の名将であり、また、家康によって長く隠蔽されていたが、三成が領民をこよなく愛し、また、領民からも畏敬されていた事実を、三池氏の労作業のおかげで再認識させて頂いた。
最後に貴重な写真や図を多用した編集者の労に感謝すると同時に、今の若い歴史ファンの皆様に、是非とも一読して頂きたいと、強く訴えておきたい!
2011年6月23日に日本でレビュー済み
はじめは、ちょっと読みにくいなぁと思っていたのですが、
どんどん引き込まれ、
終章の「三成への誇りを守り通した石田村」では、思わずジーン。。
とても感動しました。
石田三成に関しては、多くの本が出版されています。
どれも同じような“石田三成像”だったのに対し、
この本は実際の資料から、現場からと 違った視点で解説されています。
三成好きの私にとって、この本の存在は大変うれしく思います。
歴史好きの人にはぜひおすすめしたい一冊です。
どんどん引き込まれ、
終章の「三成への誇りを守り通した石田村」では、思わずジーン。。
とても感動しました。
石田三成に関しては、多くの本が出版されています。
どれも同じような“石田三成像”だったのに対し、
この本は実際の資料から、現場からと 違った視点で解説されています。
三成好きの私にとって、この本の存在は大変うれしく思います。
歴史好きの人にはぜひおすすめしたい一冊です。