灰色一色の表紙に「地上学への誘い」などという、難しそうな言葉が書いてあるので「さぞかし難しく、専門家でないと理解することができないような本ではないだろうか?」と身構えてしまいそうになりますが、読んでみると決してそんなことはなく、身近な風景や事象を様々な視点(ランドスケープ的見方?)で掘り下げていくというなかなか面白い本でございました。日々ぼーっと見ている様々なものが今日から違って見えてくるような感じです。
内容は大きく8つの話題に分かれています。個人的には、その辺の材料で何でも作ってしまう爺さん「FAB-G」と、ポケモンGOが生んだ公園利用者との軋轢の話が興味深かったですね。
2600円という決して安くはない本ですが、その辺の安い新書では読めないような濃ーい内容です。大学の貴重な講義を受けられたと思えば全然アリだと思います。
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思考としてのランドスケープ 地上学への誘い ―歩くこと、見つけること、育てること ((LIXIL出版)) 単行本(ソフトカバー) – 2018/7/17
石川初
(著)
地上は愉快でたくましい生存のスキルで満ちている!
自然と人、それぞれの仕組みと事情のままならなさを受け入れ両者を橋渡しする〈ランドスケープ的思考〉という新しい道具。その使い方と楽しみ方をここに伝えよう。
山間の農家で遭遇する巧みな工作(ファブリケーション)スキルをもつおじいさん「1 FAB-G」、GPSで記録した「軌跡ログ」を手に地図師となった私「4 地形と移動」、不寛容なベンチから見える都市と公園の関係「5 ベンチの攻撃」……。前方後円墳や平城京跡の観察から自宅の庭いじりまで、時間、スケール、事象を絶え間なく往還する〈地上学〉へ!
自然と人、それぞれの仕組みと事情のままならなさを受け入れ両者を橋渡しする〈ランドスケープ的思考〉という新しい道具。その使い方と楽しみ方をここに伝えよう。
山間の農家で遭遇する巧みな工作(ファブリケーション)スキルをもつおじいさん「1 FAB-G」、GPSで記録した「軌跡ログ」を手に地図師となった私「4 地形と移動」、不寛容なベンチから見える都市と公園の関係「5 ベンチの攻撃」……。前方後円墳や平城京跡の観察から自宅の庭いじりまで、時間、スケール、事象を絶え間なく往還する〈地上学〉へ!
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社LIXIL出版
- 発売日2018/7/17
- 寸法13.2 x 1.5 x 19 cm
- ISBN-104864800383
- ISBN-13978-4864800389
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商品の説明
著者について
石川/初 1964年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科/環境情報学部教授。登録ランドスケープ・アーキテクト(RLA)。鹿島建設建築設計本部、Hellmuth,Obata and Kassabaum Saint Louis Planning Group、Kajima Designランドスケープデザイン部、ランドスケープデザイン設計部を経て、2015年4月より現職。『今和次郎「日本の民家」再訪』にて、日本建築学会著作賞、日本生活学会今和次郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : LIXIL出版 (2018/7/17)
- 発売日 : 2018/7/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4864800383
- ISBN-13 : 978-4864800389
- 寸法 : 13.2 x 1.5 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,299位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 47位都市開発・都市問題 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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京都府宇治市生まれ。
東京農業大学農学部造園学科卒業。
登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。
慶應義塾大学環境情報学部教授。
日本生活学会、日本造園学会、日本地理学会、日本建築学会など。
東京大学空間情報科学研究センター客員研究員。