この本のやり方を参考にして９月16日中山最終レース、馬連￥62790を１頭軸流し相手６点で的中させることができた。
まぁ３着もこの本のやり方で的中しており、三連複にしていたなら15点で22万的中であったのだが、欲張りすぎてもいけない。
オッズの歪みを衝いて高額配当を的中させる、と言うのは今日では割と知られた攻略法でもあるが、この本はその手順がかなり丁寧かつ明快に記してあり、しかもかなりの確率でそれらの穴馬が好走する。
と、他の方も絶賛しておられるので、ちょっと違った角度の書評を書くことにする。
まず、外れるときは外れる。
かなりの労力を割いて導いた馬券がかすりもしない、その上人気どころの平穏決着に終わることも多々ある。
華々しい的中例の紹介が作中にズラズラ並んでいるので、百発百中なんじゃないかと勘違いしてしまう人もいるんじゃないかと思うが、そんなことはない。
この世に100%的中する馬券予想なんぞない。
（でもその辺のことも控えめにちょこっと書いてあるし、割と潔い言い分ではある。
それとこれはまぁこの本に限らないのだが、こういうオッズ予想系の書籍に書いてある「朝一番のオッズ」と言うものは
読者の状況や認識によってそれぞれ異なるものであり、中世の魔導書の秘薬調合の材料は書いてあっても分量は
書いていないのとよく似ている気がする。まぁそれくらい怪しいものとも言える）
それと、馬券で一番大事な「軸馬の選定」は結局自分の競馬力次第であって、相手の穴馬だけ的中させてもどうしようもないということである。
上記の中山最終Rの場合も軸馬（これも人気薄だった）は独自の経験と勘で選んだ訳で、この本のやり方では浮かび上がらせることは出来ていなかった辺り、この本だけを頼っていてもなかなか望み通りの結果を出すのは難しいと思う。
（漏れを防ぐためのやり方も作中に記してあることはあるのだが、点数が増える上に券種も限られるので好き嫌いが別れることと思う。買い目を増やすのは馬券を当てる基本中の基本だが、ちなみにそのやり方では上記の馬券は的中していない）
最後に、他の方も書いておられるが、専門のソフト等がないとかなり手間がかかる。
これを書いてる時期は中山阪神２場開催なのでまだ良いのだが、３場開催の時期などは相当な労力が必要になってくるだろう。
まあそのために簡単なレースの分類法などもあったりするのだが、これまた結構手間がかかるものであったりするので、使いこなせるかどうか、そもそも使おうと思うかどうか、その辺は人によって別れると思う。
が、自分的には大変役に立っているので、この本で得た知識もこれからも参考にしようと思っている。
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