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新しい和声──理論と聴感覚の統合 単行本(ソフトカバー) – 2015/4/17
林達也
(著)
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和声教育の新時代を拓く国際水準の教本が誕生!
東京藝術大学音楽学部(全専攻科)および
同大学附属音楽高等学校にて教科書として採用。
初歩の学習から作曲の専門的な課程までを1冊に!
西欧の伝統的な数字付き低音に立ち戻り、
美しい音響を聴き取るための聴覚的訓練と
歴史的な理論の統合をめざした、和声教本の決定版。
◎本書の特徴
◆従来の和声教本で習得しなければならなかった日本独自の複雑な記号体系を排し、
世界標準として広く使用されている伝統的な数字付き低音を採用。
◆繰り返し演奏・聴取に耐えるすぐれた課題を多数収載。
美しい音響を聴き取るための聴覚的訓練と歴史的な和声理論の統合をめざした。
◆初歩の学習から作曲の専門的なレベルまでに必要なすべての課程を1冊に収載。
◆巻末に課題の実施範例集を併載。
※作曲家・東京藝術大学音楽学部作曲科教授の小鍛冶邦隆氏による「解説」を
アルテスパブリッシングのウェブサイトでお読みいただけます。
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◆巻末に課題の実施範例集を併載。
※作曲家・東京藝術大学音楽学部作曲科教授の小鍛冶邦隆氏による「解説」を
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- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社アルテスパブリッシング
- 発売日2015/4/17
- ISBN-104865591206
- ISBN-13978-4865591200
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商品の説明
著者について
作曲家、ピアニスト。東京藝術大学音楽学部ソルフェージュ科准教授を経て、現在同大学音楽学部作曲科准教授。
東京藝術大学音楽学部作曲科在学中に日仏現代音楽コンクールで第1位。その他、朝日作曲賞、神戸フルート作品国際コンクールなど多くのコンクールに入賞、入選。故アンリエット・ピュイグ=ロジェ女史の薫陶を受け、フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院において、エクリチュール(和声、対位法、フーガ)、作曲、ピアノ伴奏、歌曲伴奏、クラヴサン、通奏低音、管弦楽法のクラスに学ぶ。同音楽院を1等賞で卒業、パリ エコール・ノルマル音楽院ピアノ科最高課程を首席で卒業。マルメゾン市立音楽院でプリ・ヴィルトゥオーゾ賞。
フランス各地でリサイタルや室内楽活動をおこない、帰国後もリサイタル、器楽、声楽の伴奏および現代音楽の演奏などをおこなう。
CDにヴァイオリニスト戸田弥生との共演による『子供の夢』(オクタヴィア)、著書に『バッハ様式によるコラール技法』(共著、音楽之友社)、『あなたがピアノを続けるべき11の理由』(共著、ヤマハミュージックメディア)などがある。
日本ソルフェージュ研究協議会前理事、翼の会(NHK邦楽技能者育成会49期卒業生有志による)音楽監督、浜松国際ピアノアカデミー(音楽監督:中村紘子)コンクール ピアノ伴奏者。
東京藝術大学音楽学部作曲科在学中に日仏現代音楽コンクールで第1位。その他、朝日作曲賞、神戸フルート作品国際コンクールなど多くのコンクールに入賞、入選。故アンリエット・ピュイグ=ロジェ女史の薫陶を受け、フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院において、エクリチュール(和声、対位法、フーガ)、作曲、ピアノ伴奏、歌曲伴奏、クラヴサン、通奏低音、管弦楽法のクラスに学ぶ。同音楽院を1等賞で卒業、パリ エコール・ノルマル音楽院ピアノ科最高課程を首席で卒業。マルメゾン市立音楽院でプリ・ヴィルトゥオーゾ賞。
フランス各地でリサイタルや室内楽活動をおこない、帰国後もリサイタル、器楽、声楽の伴奏および現代音楽の演奏などをおこなう。
CDにヴァイオリニスト戸田弥生との共演による『子供の夢』(オクタヴィア)、著書に『バッハ様式によるコラール技法』(共著、音楽之友社)、『あなたがピアノを続けるべき11の理由』(共著、ヤマハミュージックメディア)などがある。
日本ソルフェージュ研究協議会前理事、翼の会(NHK邦楽技能者育成会49期卒業生有志による)音楽監督、浜松国際ピアノアカデミー(音楽監督:中村紘子)コンクール ピアノ伴奏者。
登録情報
- 出版社 : アルテスパブリッシング; B5版 (2015/4/17)
- 発売日 : 2015/4/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 400ページ
- ISBN-10 : 4865591206
- ISBN-13 : 978-4865591200
- Amazon 売れ筋ランキング: - 156,205位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 464位音楽学・音楽教育学
- - 1,560位クラシック楽譜・スコア・音楽書
- - 2,931位その他楽譜・スコア・音楽書
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月12日に日本でレビュー済み
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学生の時とは違うテキストとして購入。例題を弾くだけでも綺麗で勉強をしていくのにワクワクできます。
2023年2月8日に日本でレビュー済み
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旧芸大和声を昔やったので、そこから考えると凄く圧縮された内容です。日本独自のディグリーのシステムをやめて国際標準の数字表記になっています(コードに近い表記法)
個人的にはこれならコードネームでもいいのではとも思います→現場ではコードを使うことも多いので
ザッと解答集を弾いてみるだけでも著者のハーモニーの考え方・エッセンスがつかめます。
個人的にはこれならコードネームでもいいのではとも思います→現場ではコードを使うことも多いので
ザッと解答集を弾いてみるだけでも著者のハーモニーの考え方・エッセンスがつかめます。
2021年2月27日に日本でレビュー済み
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新しい言葉が何の前触れもなく出てくるところは独学用としては全く使えないと思います。しかし、全体を把握している先生が授業や個人レッスンで使うならありでしょう。(でも、しっかり授業を聞いていないとすぐに落ちこぼれそう)
内容はそこまでに学んだかどうかは気にせず、最初から本気で書かれている感じで、先生の補足なしでは理解するのは不可能だと思います。論理的な一貫性や学習の階梯をほとんど気にせずに勢いだけで書かれているところは、実際の音楽に即していると言えるかも。逆にいえばとても現実的なのです。
芸大和声でⅡ巻くらいまで「素直に」学習し(てしまっ)た人が、解き放たれるために読むのは面白いと思います。それならむしろピストンなりデポルトなりのほうが実例があって面白いかもしれないですけど。
なお、和音の可能な接続をまとめると、ピストンの和声法と全く同じものができあがります。
内容はそこまでに学んだかどうかは気にせず、最初から本気で書かれている感じで、先生の補足なしでは理解するのは不可能だと思います。論理的な一貫性や学習の階梯をほとんど気にせずに勢いだけで書かれているところは、実際の音楽に即していると言えるかも。逆にいえばとても現実的なのです。
芸大和声でⅡ巻くらいまで「素直に」学習し(てしまっ)た人が、解き放たれるために読むのは面白いと思います。それならむしろピストンなりデポルトなりのほうが実例があって面白いかもしれないですけど。
なお、和音の可能な接続をまとめると、ピストンの和声法と全く同じものができあがります。
2023年9月22日に日本でレビュー済み
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授業で必要と言われ購入しましたので
評価というよりも、音大の授業で買うように指示された物なので、素晴らしいのだと思います
評価というよりも、音大の授業で買うように指示された物なので、素晴らしいのだと思います
2022年8月7日に日本でレビュー済み
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今後の芸大が心配になるレベル。
他大には赤本から黄色ネズミ色を進めてもらいたい。
クラシック音楽を学ぶのに、新しい和声などナンセンス。
他大には赤本から黄色ネズミ色を進めてもらいたい。
クラシック音楽を学ぶのに、新しい和声などナンセンス。
2015年12月26日に日本でレビュー済み
東京芸術大学、器楽科の卒業生で、演奏家・指導者としてやっているものです。
器楽科の中では和声3巻終了+シャラン等器楽科にしては比較的和声の勉強はしてきた方ですので書かせていただきます。
結論としては、器楽科の生徒が芸大の中で和声の勉強をするにはこの新しい和声の教科書の方が適していて、実際の演奏や指導に役に立つものが得られると感じました。
もちろんこれで勉強して作曲科以外の学生がどう主科に生かせるかは時間もかかり未知数ですし、私もまだこの教科書については出版社主催の説明会に顔を出し、ざっと内容を把握し独学で進めた程度ですが、実際学ぶ生徒にとっては著者の掲げる三つの柱【理論ー実用ー分析】の学習の方が有用と断言します。
自分自身学生時代あれだけ島岡和声をやりましたが、実際の演奏に生きているかというと少々疑問を感じます。
実際当時の和声の授業を思い返しても、器楽科の生徒の反応はよろしくありません。ほとんどの学生は和声の授業は嫌いとの声があります。反則を覚え机上で作っていく作業に、学生時代から一流の演奏家として頭角を現しているような優秀な生徒でも、これが一体何になるの?と。和声好きという私は変人扱いでした。
例題を弾きさらに移調して弾かねばならないこの教科書は鍵盤が苦手な生徒にとってはかなりの苦行になりますが、演奏家として自分の演奏や指導に役立つ聴感覚と和声感を弾くことで体感できることはそのような生徒でも重要だと直感するはずです。
私もこの教科書で学生時代勉強したかったです。
もちろん島岡和声も素晴らしいと思います。
作曲家を目指すみなさんは島岡和声もシャランもこの新しい和声も勉強したら良いのではないでしょうか。
島岡和声、特に赤本は耳が悪くても教えられるとのこと。確かに。指導される方は本当に大変だと思います。クラス授業で行う難しさや、指導する側の演奏技術や聴感覚の問題もあると思います。
しかし、演奏技術の習得に置き換えると、クラス授業グループレッスンだけで技術の習得を目指すのは限界があります。独学でも限界があるでしょう。上手くなるには個人レッスンが基本です。和声のような作曲技法も同じなのではないでしょうか。独学で技術を得ようだなんて演奏の世界では相当の才能がない限りありえません。
説明会で腑に落ちた言葉があります。
ベートーベンもブラームスもワーグナーも、大作曲家は数字式低音で勉強してきた。と。
偉大な作曲家が辿ってきてた道を歩むのはより一層作品を理解するのにも良いのではないでしょうか。
私は日々の生活と仕事に追われて中々和声の勉強し直しまで手が回らないというのが実情ではありますが、これから勉強する学生のみなさんはじっくり勉強してよい演奏家を目指して欲しいと思う次第です。
器楽科の中では和声3巻終了+シャラン等器楽科にしては比較的和声の勉強はしてきた方ですので書かせていただきます。
結論としては、器楽科の生徒が芸大の中で和声の勉強をするにはこの新しい和声の教科書の方が適していて、実際の演奏や指導に役に立つものが得られると感じました。
もちろんこれで勉強して作曲科以外の学生がどう主科に生かせるかは時間もかかり未知数ですし、私もまだこの教科書については出版社主催の説明会に顔を出し、ざっと内容を把握し独学で進めた程度ですが、実際学ぶ生徒にとっては著者の掲げる三つの柱【理論ー実用ー分析】の学習の方が有用と断言します。
自分自身学生時代あれだけ島岡和声をやりましたが、実際の演奏に生きているかというと少々疑問を感じます。
実際当時の和声の授業を思い返しても、器楽科の生徒の反応はよろしくありません。ほとんどの学生は和声の授業は嫌いとの声があります。反則を覚え机上で作っていく作業に、学生時代から一流の演奏家として頭角を現しているような優秀な生徒でも、これが一体何になるの?と。和声好きという私は変人扱いでした。
例題を弾きさらに移調して弾かねばならないこの教科書は鍵盤が苦手な生徒にとってはかなりの苦行になりますが、演奏家として自分の演奏や指導に役立つ聴感覚と和声感を弾くことで体感できることはそのような生徒でも重要だと直感するはずです。
私もこの教科書で学生時代勉強したかったです。
もちろん島岡和声も素晴らしいと思います。
作曲家を目指すみなさんは島岡和声もシャランもこの新しい和声も勉強したら良いのではないでしょうか。
島岡和声、特に赤本は耳が悪くても教えられるとのこと。確かに。指導される方は本当に大変だと思います。クラス授業で行う難しさや、指導する側の演奏技術や聴感覚の問題もあると思います。
しかし、演奏技術の習得に置き換えると、クラス授業グループレッスンだけで技術の習得を目指すのは限界があります。独学でも限界があるでしょう。上手くなるには個人レッスンが基本です。和声のような作曲技法も同じなのではないでしょうか。独学で技術を得ようだなんて演奏の世界では相当の才能がない限りありえません。
説明会で腑に落ちた言葉があります。
ベートーベンもブラームスもワーグナーも、大作曲家は数字式低音で勉強してきた。と。
偉大な作曲家が辿ってきてた道を歩むのはより一層作品を理解するのにも良いのではないでしょうか。
私は日々の生活と仕事に追われて中々和声の勉強し直しまで手が回らないというのが実情ではありますが、これから勉強する学生のみなさんはじっくり勉強してよい演奏家を目指して欲しいと思う次第です。
2015年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私自身アマゾンレビューなどでこういった評価はまずしないのですが、芸大和声が数十年ぶりに教科書を刷新したという事なので、若い世代の子供達と教育者、また作曲の勉学に励んでる人達に向けてこの本を読んだ感想を私的意見ですがなるべくわかりやすくまとめて見ました。参考にして頂ければと思います。
まず内容を簡潔にまとめると以下のような順になります。(何ページぐらい記述されているかも書いておきました)
①和声の歴史と倍音の説明(3P程度)
②和音の機能と構成音、音階(旋法)や、終止形、声部間の音域、声部進行の規則など(20P程度)
③3和音による連結とその規則(40P程度)
④転調と配置変換(20P程度)
⑤4,5和音による連結と規則(60P程度)
⑥和音外音(転位音)や変化音(45P程度)
⑦保続音(3P)、フーガ(6P)、アルテルネ(4P)、コラール(2P)、ピアノの伴奏(6P)、弦楽四重奏(2P程度)
⑧①~⑦に課せられた課題の模範例(150P程度)
大まかに分けると以上の8つ程の内容である。さてここから分別した①~⑧の良い点と悪い点を私なりに評価し以下に記述してみました。
①和声の歴史や倍音の説明(3P程度)
★良い点;和声の歴史を簡略化した説明で1P程しかないが綺麗にまとめられている。内容は16世紀から近代までの和声の歴史をつづっている。
☆悪い点;倍音の記述は2P程で音楽と倍音においての歴史の記述はまだ良いが、科学的な分野においての倍音の説明がほとんどなく深い内容のものはほぼない。
②和音の機能と構成音、音階(旋法)や、終止形、声部間の音域、声部進行の規則(20P程度)
★良い点;声部間の音域にわずかながら変化がある。また声部進行にも過去の芸大和声にはない記述が追加されてる。
☆悪い点;理論的に破綻してる箇所がありその根拠と説明がなにもない。特に和音の機能ではV→Ⅱの進行などがありこれを初学者が読んだ場合困惑する恐れがある。Ⅶの和音もそうだがこの和音の機能や説明を明確にせず曖昧な表現でうやむやにしてるところが多々見られる。また各分野の規則で大事な要素がいくつかあるのにそれらを抜いてしまっている。
③3和音による連結とその規則(40P程度)
★良い点;譜例の下に数字付き低音が全て記されておりわかりやすい。
☆悪い点;Ⅰ、Ⅱ、Ⅳ、Ⅵの和音は根音、第3音、第5音の重複が可能と書いてあるが、どの音を重複するのが最も良いのか、また重複しても許容される場面などの説明が詳細に書かれていないため学習者が今後和音の重複で誤った解釈を持ってしまう恐れがある。(重複の許容事項は書かれているがその内容事体が論理性もなく、逆に響きが重苦しくなる事の方が多くなってしまう)
④転調と配置変換(20P程度)
★良い点;転調についてのおおまかな内容(近親調や遠隔調など)はわかりやすくまとめられているため初学者でも理解しやすい。
☆悪い点;しかし属7や、ドッペルドミナントから転調するといった内容は既に多くのポップスの書籍でも書かれている内容であり、大事なのは転調する時に使われる和音の音階や、転調に使われる和音外音(転位音)はどのようなものが付加出来るか。また付加することで転調先がどう変わるか。といった内容だと思われるが、そういう記述は一切書かれていない。また転調後の後続和音についての規則が一部書かれておらず、作曲を学習するものにとって大変薄い内容だと思われる。さらに移旋や異旋について最初に述べてるのに転旋においての詳しい記述は一切ない。
⑤4,5和音による連結とその規則(60P程度)
★良い点;過去の芸大和声に使われていない新たな規則が一部追加されている。
☆悪い点;3和音までは数字付き低音もわかりやすかったが、4,5和音になると逆にわかりにくい上、読みにくい。上記で何度も言っているが必要な規則をここでも抜いてしまっている点が見られる。また新たな規則が追加されているが必要のない規則もある。
⑥和音外音(転位音)や変化音(45P程度)
★良い点;倚音や掛留音による2声部の進行において新しい規則がある。他はほとんど過去の芸大和声と同じ内容で言葉使いを初学者向けにしている。
☆悪い点;和音外音に必要と思われる規則がいくつか抜けている。また第7音と第9音(9、b9)のみの記述がほとんどで増2度、増4度、増5度、長6度(#9、#11、b13、13)に関しての和音外音の詳しい記述はほぼ全くない。また限定進行音による例外進行などの記述もほとんど見当たらない。
⑦保続音(3P)、フーガ(6P)、アルテルネ(4P)、コラール(2P)、ピアノの伴奏(6P)、弦楽四重奏(2P程度)
★良い点;保続音と他声部における2音間の規則、(わずかしかないが)
☆悪い点;保続音~弦楽四重奏の項目はこの書籍の中で最も薄い内容で占められている。各項目の内容は文章による説明がおよそ1,2P程度で(1Pもない項目もある)、あとは譜例と課題があるのみだ。また譜例も少ないため初学者はこの項目を読んでも理解は大変しにくいと思う。
⑧①~⑦に課せられた課題の模範例(150P程度)。譜例、範例ともに問題となる点をいくつか挙げておきます
☆課題の範例に外声部による平行(連続)8度がある。
☆範例や譜例のいくつかに第3音、第5音による重複がみられるが、その重複内容に合理性のないものが多数見られる。特に限定進行音による合理性のない重複も見られるため響き全体に重苦しさを感じる(著者や推薦者の主観で良いと思っていても、せめて重複しても許容される場面などの説明を詳細に書くなどしてそこに論理性を持たせないと説得力に欠けます)。
仮に近代や現代などからくる音響学の面で考察したとしても明らかに響きが濁るものが多数見られる。(和音外音を加えない構成音のみによる響きだったとしても)
③の項目で和音の重複について述べたがその内容を見て頂ければわかるが、和音を縦の配置で見た時の考察が随分甘いように思われる。
また著者自身によって記述された規則ですら範例では破られている箇所があるため、その内容にも説得力が欠ける(例外による許容事項なども記されていない規則で)。
以上の事から総合してまとめると新しい記述内容はあるが全体として内容の薄い和声学である。
多くの不備や合理性のない記述に加え、作曲する上で必要となる規則のいくつかを記述していないためそれが尚薄い内容にも繋がっている。新しい記述内容の一部分を取り出し自分の引き出しに入れるという意味では得られる項目もあるだろうがそれもごくわずかだと私は思う。(かなり甘い評価で★2としましたが、厳しく評価すると★1でも仕方のない内容だと思います)。私一個人としては近代に見られた和声の探求やそれに基づいた深い研究をして欲しかったがそういった内容のものはほとんど見られず残念に思う。
長い文章になってしまいましたがここまで読んで下さりありがとうございました。誤字など読みにくい部分もあったかと思いますが少しでも参考になれば幸いです。
まず内容を簡潔にまとめると以下のような順になります。(何ページぐらい記述されているかも書いておきました)
①和声の歴史と倍音の説明(3P程度)
②和音の機能と構成音、音階(旋法)や、終止形、声部間の音域、声部進行の規則など(20P程度)
③3和音による連結とその規則(40P程度)
④転調と配置変換(20P程度)
⑤4,5和音による連結と規則(60P程度)
⑥和音外音(転位音)や変化音(45P程度)
⑦保続音(3P)、フーガ(6P)、アルテルネ(4P)、コラール(2P)、ピアノの伴奏(6P)、弦楽四重奏(2P程度)
⑧①~⑦に課せられた課題の模範例(150P程度)
大まかに分けると以上の8つ程の内容である。さてここから分別した①~⑧の良い点と悪い点を私なりに評価し以下に記述してみました。
①和声の歴史や倍音の説明(3P程度)
★良い点;和声の歴史を簡略化した説明で1P程しかないが綺麗にまとめられている。内容は16世紀から近代までの和声の歴史をつづっている。
☆悪い点;倍音の記述は2P程で音楽と倍音においての歴史の記述はまだ良いが、科学的な分野においての倍音の説明がほとんどなく深い内容のものはほぼない。
②和音の機能と構成音、音階(旋法)や、終止形、声部間の音域、声部進行の規則(20P程度)
★良い点;声部間の音域にわずかながら変化がある。また声部進行にも過去の芸大和声にはない記述が追加されてる。
☆悪い点;理論的に破綻してる箇所がありその根拠と説明がなにもない。特に和音の機能ではV→Ⅱの進行などがありこれを初学者が読んだ場合困惑する恐れがある。Ⅶの和音もそうだがこの和音の機能や説明を明確にせず曖昧な表現でうやむやにしてるところが多々見られる。また各分野の規則で大事な要素がいくつかあるのにそれらを抜いてしまっている。
③3和音による連結とその規則(40P程度)
★良い点;譜例の下に数字付き低音が全て記されておりわかりやすい。
☆悪い点;Ⅰ、Ⅱ、Ⅳ、Ⅵの和音は根音、第3音、第5音の重複が可能と書いてあるが、どの音を重複するのが最も良いのか、また重複しても許容される場面などの説明が詳細に書かれていないため学習者が今後和音の重複で誤った解釈を持ってしまう恐れがある。(重複の許容事項は書かれているがその内容事体が論理性もなく、逆に響きが重苦しくなる事の方が多くなってしまう)
④転調と配置変換(20P程度)
★良い点;転調についてのおおまかな内容(近親調や遠隔調など)はわかりやすくまとめられているため初学者でも理解しやすい。
☆悪い点;しかし属7や、ドッペルドミナントから転調するといった内容は既に多くのポップスの書籍でも書かれている内容であり、大事なのは転調する時に使われる和音の音階や、転調に使われる和音外音(転位音)はどのようなものが付加出来るか。また付加することで転調先がどう変わるか。といった内容だと思われるが、そういう記述は一切書かれていない。また転調後の後続和音についての規則が一部書かれておらず、作曲を学習するものにとって大変薄い内容だと思われる。さらに移旋や異旋について最初に述べてるのに転旋においての詳しい記述は一切ない。
⑤4,5和音による連結とその規則(60P程度)
★良い点;過去の芸大和声に使われていない新たな規則が一部追加されている。
☆悪い点;3和音までは数字付き低音もわかりやすかったが、4,5和音になると逆にわかりにくい上、読みにくい。上記で何度も言っているが必要な規則をここでも抜いてしまっている点が見られる。また新たな規則が追加されているが必要のない規則もある。
⑥和音外音(転位音)や変化音(45P程度)
★良い点;倚音や掛留音による2声部の進行において新しい規則がある。他はほとんど過去の芸大和声と同じ内容で言葉使いを初学者向けにしている。
☆悪い点;和音外音に必要と思われる規則がいくつか抜けている。また第7音と第9音(9、b9)のみの記述がほとんどで増2度、増4度、増5度、長6度(#9、#11、b13、13)に関しての和音外音の詳しい記述はほぼ全くない。また限定進行音による例外進行などの記述もほとんど見当たらない。
⑦保続音(3P)、フーガ(6P)、アルテルネ(4P)、コラール(2P)、ピアノの伴奏(6P)、弦楽四重奏(2P程度)
★良い点;保続音と他声部における2音間の規則、(わずかしかないが)
☆悪い点;保続音~弦楽四重奏の項目はこの書籍の中で最も薄い内容で占められている。各項目の内容は文章による説明がおよそ1,2P程度で(1Pもない項目もある)、あとは譜例と課題があるのみだ。また譜例も少ないため初学者はこの項目を読んでも理解は大変しにくいと思う。
⑧①~⑦に課せられた課題の模範例(150P程度)。譜例、範例ともに問題となる点をいくつか挙げておきます
☆課題の範例に外声部による平行(連続)8度がある。
☆範例や譜例のいくつかに第3音、第5音による重複がみられるが、その重複内容に合理性のないものが多数見られる。特に限定進行音による合理性のない重複も見られるため響き全体に重苦しさを感じる(著者や推薦者の主観で良いと思っていても、せめて重複しても許容される場面などの説明を詳細に書くなどしてそこに論理性を持たせないと説得力に欠けます)。
仮に近代や現代などからくる音響学の面で考察したとしても明らかに響きが濁るものが多数見られる。(和音外音を加えない構成音のみによる響きだったとしても)
③の項目で和音の重複について述べたがその内容を見て頂ければわかるが、和音を縦の配置で見た時の考察が随分甘いように思われる。
また著者自身によって記述された規則ですら範例では破られている箇所があるため、その内容にも説得力が欠ける(例外による許容事項なども記されていない規則で)。
以上の事から総合してまとめると新しい記述内容はあるが全体として内容の薄い和声学である。
多くの不備や合理性のない記述に加え、作曲する上で必要となる規則のいくつかを記述していないためそれが尚薄い内容にも繋がっている。新しい記述内容の一部分を取り出し自分の引き出しに入れるという意味では得られる項目もあるだろうがそれもごくわずかだと私は思う。(かなり甘い評価で★2としましたが、厳しく評価すると★1でも仕方のない内容だと思います)。私一個人としては近代に見られた和声の探求やそれに基づいた深い研究をして欲しかったがそういった内容のものはほとんど見られず残念に思う。
長い文章になってしまいましたがここまで読んで下さりありがとうございました。誤字など読みにくい部分もあったかと思いますが少しでも参考になれば幸いです。